短い刀を指し、特に古代に用いられた鉄製や青銅製などの小型の刀をいう。
子分とは、主に親分と呼ばれる者に従属し、その支配下にあって使える者を指す。また、他人の子を自分の子として引き受け、養育する関係にある者を指す場合もある。
子宮は哺乳類の雌性生殖器の一部を成し、受精卵が着床し胎児を発育させる器官である。筋肉質の袋状構造を持ち、妊娠期間中は胎児を保護し栄養を供給する役割を果たす。
子細とは、細部に至るまで詳しい事柄や、物事の詳しい事情を指す。また、何かを行う際に支障となるような事柄を意味することもある。表記としては「仔細」と書くこともある。
「子女」とは、息子と娘を指す総称であり、両親から見た子供全般を意味する。また、特に良家の娘を指して用いられることもある。
他人の息子を敬って言う語で、主に書簡や改まった場面で用いられる。例えば、相手の息子の卒業を祝う際に「御子息の御卒業おめでとうございます」などと表現する。
被子植物の雌蕊の基部にある膨らんだ部分を指し、胚珠を包んで保護する役割を担う。受精後に成長して果実となる。
子規はホトトギス科の鳥を指す語で、漢名に由来する。この鳥は杜鵑とも呼ばれ、特に俳人正岡子規は自らの病状を、口の中が赤いホトトギスに喩えてこの号を用いたことで知られる。
巾子とは、冠の頂上後方に設けられた突出部を指し、髷を収めて簪で固定することで冠の脱落を防ぐ役割を果たした。
才子とは、優れた知性と人徳を兼ね備え、卓越した才能を持つ人物を指す。また、転じて、機転が利き、物事に抜け目のない様をも表す。
中子とは、物の中心部を指す語である。刃物においては柄に収まる部分を意味し、また入れ子構造の容器では内側に収まる器を表す。瓜類の中心にある種の部分や、柑橘類の果肉のこともいう。
「夫子」とは、主に尊敬すべき年長者や賢者、師匠などを指す敬称である。中国においては男性への尊称として用いられ、特に孔子を指す場合にも使われる。また、話し手が直接相手の男性を指して「あなた」や「あの方」という意味で用いることもあり、例えば「夫子自身が実践すべきだ」といった表現で用いられる。
日数や時間の長さを表す語で、ある事柄に費やされた期間を指す。特に、何かを成し遂げるために要した時間の量を表現する際に用いられる。
水子とは、生まれて間もない乳児を指す古語で、特に出生後ほどない時期の子をいう。また、流産や堕胎によってこの世に生を受けられなかった胎児のことも意味し、後者の場合には「水子供養」のような表現で用いられる。表記としては「稚子」と書くこともあり、「みずご」と読む場合もある。
王子とは、王の息子を指す語である。また、かつての日本の皇族においては、親王宣下を受けていない男子の称号としても用いられた。
犬の子を指す語で、「えのころ」ともいう。漢字では「狗」の字を用いて表記することもある。
茶道において、茶碗や建水などの茶道具を載せるために用いられる、四本の柱で支えられた棚を指す。
布子とは、木綿を入れた防寒着のことで、冬期に用いられる。絹の綿入れである小袖に対し、こちらは木綿を材料とする点に特徴がある。
母親とその子供を指す語で、特に母子の関係や結びつきを表す際に用いられる。例えば「母子手帳」や「母子家庭」といった複合語で見られるように、家庭や福祉の文脈において、父親を欠く状況を含意することもある。対義語として「父子」が挙げられる。
白子(しらす)は、カタクチイワシやアユ、ウナギなどの魚類の稚魚を指す名称であり、主に食用として用いられる。なお、「しらこ」と読む場合は、魚の精巣を意味する別の語となる。
いしなごは、かつて女児の間で親しまれた遊びの一つである。手に持った石を空中に投げ上げ、その石が落ちてくるまでの間に、地面に置かれた別の石を素早く拾い上げ、さらに落ちてくる石を空中で掴み取るというもので、いしなどりや手石などとも呼ばれた。
因子とは、ある結果を成立させる基となる要素を指し、要因やファクターと同義で用いられる。また数学においては、一つの項を整数や整式の積の形で表した際の、それぞれの構成要素を意味する。
同じ母親から生まれ、年齢が一歳しか違わない兄弟姉妹を指す語。特に、続けて生まれた子供たちが学年を異にする場合に用いられることが多い。
伸子とは、布の洗い張りや染色を行う際に、布が縮んだりたるんだりしないように、布の両端に弓形にわたして張るための竹製の道具を指す。この作業自体を「伸子張り」と呼び、漢字では「籡」と表記することもある。
判子とは、個人や組織が文書などに押す印章のことで、印鑑や印判とも呼ばれる。その語源は「版行(はんこう)」が転じたものとされる。
金銭を貸し借りする際に、借り手が元金とは別に、貸し手に対して一定の割合で支払う金銭のことを指す。
有性生殖を行う動物の雌性生殖細胞を指し、精子と受精することによって新たな個体を形成する。
わらやシュロの繊維などを束ねて作った、食器や鍋などをこすり洗うための道具。
「沙子」は、非常に細かい石の粒を指す言葉で、砂や真砂とも呼ばれる。漢字では「沙」「砂」「砂子」と表記されることもある。
沈子とは、漁網を水中に沈めるために用いる重りのことで、石製の碇としても機能する。錘とも表記される。
「赤子」は「あかご」と同じく、生まれたばかりの幼い子供を指す。また、君主がその民を我が子に喩えていう語としても用いられ、国民を意味する。
里子とは、実の親が何らかの事情により養育を託し、他の家庭で育てられる子供を指す。また、そのような子供を預かって養育する里親制度における子供の立場を表す語でもある。
刺子とは、綿布を重ね合わせて細かく縫い通す技法、またはそのようにして仕立てられた布地を指す。縫い目が密で丈夫なため保温性に優れ、消防活動用の半纏や柔道着などに用いられる。同義語に「さしっこ」がある。
刷毛(はけ)と同じく、毛や繊維を束ねて柄に取り付けた道具を指す。主に塗料や糊などを塗布したり、ほこりを払ったりする際に用いられる。
卓子とは、食事や書き物などに用いる、脚と天板からなる家具を指す。主に中国風の様式を持つものをいうが、現代日本語では「机」や「テーブル」と同義で用いられることもある。
巻子とは、紡いだ糸を環状に巻き取ったものを指し、おだまきとも呼ばれる。漢字では「綜麻」と表記することもある。
妻子とは、妻と子供を合わせた総称である。家族の構成員としての妻と子を指し、特に扶養の対象として言及されることが多い。古くは「めこ」や「つまこ」とも読まれた。
兄弟の中で最も年下の子を指す語で、末っ子や末子とも呼ばれる。
虎子は、主に幼児や病人が用いる携帯可能な簡易便器を指す。語源は古語の「放る(まる)」に由来し、排泄行為に関連する器具として発達した。現代では「おまる」とも呼ばれる。
金銭や貨幣を指す古い表現で、特に江戸時代などに用いられた。現代では「お金」に比べて古風な響きを持つが、金額を伴って「金子五百両」などの形で用いられることがある。
持子はコイ科の淡水魚で、湖沼や河川の細流に生息する。全長は約八センチメートルほどであり、モロコに似ているが口ひげを持たない点で区別される。体色は黄褐色で、腹面は銀白色を呈する。食用とされ、ハヤやクチボソとも呼ばれる。
勝負や取引において、双方の得点や損得が等しく、優劣や勝敗がつかない状態を指す。特に勝負事で同点となることを意味し、引き分けに終わる状況を表す。
シダ植物やコケ植物、菌類、藻類などの下等植物が無性生殖を行う際に形成する生殖細胞を指す。厚く丈夫な被膜に包まれており、環境が悪化しても長期間生存できる特性を持つ。例えば、椎茸の栽培ではこの細胞を起点として成長させる。
大人とはぐれて道に迷った子供を指す。特に人混みや見知らぬ場所で、保護者から離れてしまった幼い子供の状態を表す。
郎子は、古代において若い男性を親しみを込めて呼ぶ語である。対となる女性への呼称として郎女があり、両者は男女を対比する形で用いられた古い表現である。
厚紙を円形や方形に切り抜き、絵を描いた遊び道具。地面に打ちつけて遊び、相手の札を裏返すことを競う。なお、「メンツ」と読む場合は体面や面目を意味する。
原子とは、物質を構成する基本単位であり、化学変化によってもそれ以上分割できない最小の粒子を指す。中心に正の電荷を持つ原子核があり、その周囲を負の電荷を持つ電子が取り囲む構造をしている。元素の性質を保つ最小単位として、物理学や化学の基礎概念を成す。
唐子とは、中国風の装いをした子供を指す語である。また、江戸時代に幼児に結われた髪型の一種で、頭頂部や左右に髪を残し、その他の部分を剃り落としたものをいう。さらに、中国風の衣装をまとった子供の姿をかたどった人形、すなわち唐子人形の略称としても用いられる。
孫と子、あるいは子孫を指す語で、血縁関係において自分より後の世代を広く含む概念である。特に家系の繁栄が続くことを願う文脈で用いられ、子孫が代々栄えるという意味合いを持つ。
外から見て取れる物事の状態や様相を指す。また、人の身なりや容貌を表すこともある。さらに、物事の内情や事情、あるいは何かが起こりそうな兆候や気配を意味する場合もある。人の仕草や振る舞いを示す用法も見られる。「様子」と表記することもある。
親から見た自分の男の子を指す語。特に父親が自分の子をいう場合に用いられることが多く、「せがれ」と同義である。例えば、家業を継ぐ者として言及される対象となる。対義語は「娘」である。
細い角材を縦横に間隔を置いて方形に組み合わせた構造を指し、建具の一種として格子窓や格子戸などに用いられる。また、そのような縦横の組み合わせから生じる模様を指して格子縞を略す場合もある。
浮子は、釣り糸や漁網に取り付けて水面に浮かせる道具を指す。釣りにおいては、その動きによって魚が餌に食いついたことを知らせる役割を果たす。また、漁網では、その位置を示す目印として木片やプラスチック製の球などが用いられ、「あば」とも呼ばれる。表記としては「泛子」と書くこともある。
馬子とは、馬を用いて人や荷物を運送することを生業とする者のことを指す。馬引きや馬方、馬丁などとも呼ばれ、主に荷駄や人足の運搬に従事した。
物事の中心となる最も重要な部分。文章や計画などの核心をなす要素を指し、全体を理解する上で欠かせない要点を意味する。
親の特徴を受け継いでいない子を指す。また、容貌が鬼のように醜い子や、粗暴な性質を持つ子をいうこともある。さらに、生まれつき歯が生えている子を指す場合もある。
捻子とは、機械部品として用いられるもので、らせん状の溝を有し、主に物を締め付けたり固定したりする役割を果たす。また、時計などのぜんまいを巻く装置、あるいはぜんまいそのものを指すこともあり、「螺子」や「子」と表記されることもある。
斜子は、金属工芸における彫金技法の一つで、金属面に魚の卵のように細かな粒状の文様を刻むことを指す。また、織物の分野では、斜子織りと呼ばれる織り方の略称としても用いられる。表記としては「魚子」と書くこともある。
斎子とは、神事に奉仕する未婚の少女を指す語で、特に大嘗祭や賀茂の斎院などにおいて神に仕える役目を担った。表記は「忌子」とも書き、「いみこ」と読む場合もある。
皮膚の表面に生じる黒褐色の小さな斑点を指す。特に顔などにできるものをいうことが多く、「泣き黒子」のように、涙が落ちるあたりにできるものを指す場合もある。
ななことは、彫金における装飾技法の一つで、金属の表面に魚の卵のように細かく連なった粒状の文様を浮き出させることを指す。主に地紋として用いられ、「斜子」や「七子」とも表記される。
猶子とは、本来は兄弟姉妹の子、すなわち甥や姪を指す語である。また、血縁上の子ではなく、他人の子や親族の子を自分の子として迎え入れた者、すなわち養子の意味でも用いられる。後者の用法は「猶(なお)子のごとし」、つまり「あたかも実子のようである」という考えに由来している。
珪砂や石灰、炭酸ソーダなどの原料を高温で溶解し、冷却して固化させた無機質の固体材料を指す。透明性が高く硬度もあるが、衝撃に対して脆い性質を持つ。建築資材、工芸品、各種容器など、その用途は多岐にわたる。「硝子」の表記は当て字である。
遊子とは、故郷を離れて旅をする人を指す。浮雲遊子のように、定住せず各地を巡る旅人の姿を表す。漢字では「游子」と書くこともある。
家や家業を継ぐべき子息を指し、特に家督相続者として位置づけられる男子を意味する。
なめこはモエギタケ科に属する食用きのこで、ブナなどの広葉樹の朽ち木や切り株に群生する。傘は茶褐色を呈し、表面が独特のぬめりを持つ粘液に覆われているのが特徴である。栽培も盛んに行われており、特に味噌汁の具として用いられる「なめこ汁」は冬の季語にもなっている。
猿子は、まず猿の別称として用いられる語である。また、アトリ科に属する小鳥の総称を指す場合もある。この鳥は北方に多く生息し、その大きさや姿形はスズメに似ている。雄の個体は通常、体の一部が赤色を帯びることが特徴である。
稚子(みずこ)は、生まれて間もない赤ん坊を指す語である。また、流産や堕胎によってこの世に生まれ得なかった胎児のことも意味し、その供養を「稚子供養」と称する。表記としては「水子」と書く場合もあり、「みずご」と読まれることもある。
継子とは、配偶者の連れ子で、自身との血縁関係がない子供を指す。実子に対置される概念であり、同じ漢字で「ままこ」とも読む。
嫡子とは、正妻から生まれた子を指し、特に家督を継承する立場にある者をいう。嫡出子の意味も持ち、庶子と対比される概念である。「てきし」とも読む。
種子植物において、胚珠が受精後に成熟して形成される器官を指し、新たな個体へと成長するための胚や養分を内包している。一般に「たね」と呼ばれるものである。
端子とは、電気回路や電気機器において、導線を接続するための接続点を指す。通常は金属製の部品で構成され、電流の出入り口として機能する。
雄性の生殖細胞を指し、卵子と結合することで新たな個体の発生を可能とする。一般に運動性を持ち、その形状は微小である。
鳴子は、田畑を荒らす鳥や獣を威嚇して追い払うために用いられる農具である。小さな板に複数の竹筒を吊るし、それらを縄に連ねて設置し、遠くから縄を引くことで板と竹筒が打ち合って音を発する仕組みとなっている。引き板とも呼ばれ、主に収穫期の秋などに使用される。
養子とは、養子縁組によって他家の子となり、その家の相続や家名を継ぐ者のことを指す。実子に対し、法律上の親子関係を結んだ子を意味する。
藍子はアイゴ科に属する海魚で、南日本の浅い海に生息する。全長は約30センチメートルに達し、成魚は黄褐色の体色を持つ。背びれや尾びれには毒を分泌する鋭いとげがあり、食用とされる。幼魚はバリコと呼ばれる。
乙子とは、同じ親から生まれた子供たちの中で最も後に生まれた子を指す語である。末っ子と同義であり、表記としては「弟子」と書く場合もある。
「おなご」は、主に女性を指す語である。若い女性や少女を表すほか、広く一般の女性を指す場合もある。また、かつては使用人として働く女性、特に女中を意味する用法もあり、「おなご衆」のような表現で用いられた。現代ではやや古風な響きを持つ語である。
冊子とは、本来は「さっし」と同じく紙を綴じた書物を指すが、特に仮名で書かれた物語や、中世から近世にかけて流行した絵を主とした物語を指すこともある。また、手習い用の帳面の意味でも用いられ、表記としては「草紙」「草子」「双紙」とも書く。
中国に由来する蒸し料理で、小麦粉で作った皮で肉や野菜、餡などを包み、蒸し上げた食品を指す。
羽子とは、羽子板で突いて遊ぶための遊具を指す。ムクロジの実の種に鳥の羽根を取り付けて作られ、正月の遊びである羽子突きに用いられる。表記は「羽根」とも書く。
鍛冶屋などが火を起こしたり強めたりする際に用いる送風器で、箱型の構造の中にあるピストンを手や足で動かして空気を送る装置を指す。「ふいごう」とも呼ばれ、「鞴」の字でも表記される。
赤子とは、生まれたばかりの幼い子供を指す語で、赤ちゃんや赤ん坊と同義である。皮膚が赤みを帯びていることに由来する呼称であり、特に新生児期の乳児を表現する際に用いられる。なお、「せきし」と読む場合もあるが、その場合は別の文脈で用いられることが多い。
附子はトリカブトの根を乾燥させた生薬で、烏頭とも呼ばれる。身体機能の回復や興奮・鎮痛に用いられるが、アルカロイドを含む猛毒があるため注意を要する。表記は「付子」とも書かれ、「ブス」と読まれることもある。
母胎内で通常とは逆に足を下に向けた姿勢をとっている状態を指し、またそのような姿勢で出生する児のことをいう。
員子とは、中国から伝来した金銀を指す語で、特に銀を主とする貨幣を意味する。後に転じて、広く金銭一般や銭(ぜに)を表すようになった。表記は「銀子」と書かれることもある。
「娘子」は、主に娘や若い未婚の女性を指す語である。また、女性一般を広く指す通称としても用いられ、特に妻や母など既婚の婦人を呼ぶ場合にも使われる。例えば、女性だけで構成される集団を「娘子軍」と表現することがある。
ヘイジとは、酒を注ぐための細口の瓶を指し、徳利に似た形状をしている。漢字では「瓶子」と表記し、「ヘイシ」と読む場合もある。
「帽子(モウス)」とは、僧侶が頭にかぶる頭巾(ずきん)を指す語である。読みは呉音の「モウ」と唐音の「ス」とを合わせたものであり、「ボウシ」と読む場合は別の意味となる。
御子とは、天皇の子を指す語である。また、神の子、特にキリスト教におけるイエス・キリストを指す場合にも用いられる。
提子とは、銀や錫などの金属で作られた、取っ手と注ぎ口が付いた鍋形の酒器を指す。
勢子とは、狩猟において獲物となる鳥獣を追い立てたり、囲い込んだりする役割を担う者のことを指す。狩子(かりこ)とも呼ばれ、古くは「列卒」と表記されることもあった。
銀子は中国から渡来した金銀を指し、転じて金銭一般を意味する語である。表記は「員子」とも書かれる。また、「ギンス」と読む場合は銀の貨幣を指すこともある。
「諸子(もろこ)」は、コイ科のタモロコ属やイトモロコ属に分類される淡水魚の総称であり、特にホンモロコを指すことが多い。温暖な地域の湖沼に生息し、体長は約12センチメートルで、体色は青灰色を帯びている。食用として美味であり、照り焼きや寿司種などに用いられる。なお、「しょし」と読む場合は別の意味となる。
子癇は妊娠中毒症の一症状であり、主に分娩時に発症する。発作性の全身痙攣や意識消失を特徴とする重篤な状態を指す。
アカネ科の常緑低木を指す。漢名「卮子」に由来する名称であり、同義語として「梔子」の表記も用いられる。
吾子(あこ)は、自分の子供を指す語である。古くは「わこ」とも読み、親が自身の子を愛情を込めて呼ぶ表現として用いられる。
バラ科の落葉高木で、中国を原産地とする。春には淡紅色の花を咲かせ、夏には梅に似たオレンジ色の果実を結ぶ。果実は生食のほか、乾燥させたりジャムに加工されたりする。
汁物や飯などをすくい取ったり、器に盛り付けたりするための道具を指す。主に木製で、平たい形状をしており、しゃもじとも呼ばれる。
芥子はカラシナの種子を粉末にした香辛料で、黄色を帯びた辛味が特徴である。主に調味料として用いられ、同じ漢字で「ケシ」と読む場合は全く別の植物を指すため注意を要する。また「辛子」と表記されることもある。
芥子はケシ科の二年草で、東ヨーロッパを原産とする。初夏に白や紅、紫色などの美しい花を咲かせる。その種子は食用とされ、未熟な果実からは阿片(アヘン)が採集される。語源は種子がカラシナに似ていることからその名が転用され、後に誤読が定着したものであり、「罌粟」や「罌子粟」とも表記する。読みが「からし」の場合は別の植物を指す。
ナス科の一年生植物で、インドを原産地とする。葉は楕円形をしており、夏から秋にかけて紫色の花を咲かせる。果実は濃紫色で、丸形や長楕円形など形状に多様性があり、食用とされる。漢名に由来する夏の季語でもある。別表記として「なすび」とも読む。
柑子は、酸味が強く実の小さい柑橘類である柑子蜜柑(ミカン)の略称として用いられる。また、その果実の色合いに由来し、赤みを帯びた黄色、すなわちだいだい色を指す「柑子色」の略称としても使われる。
ミカン科の常緑低木で、中国が原産とされる。枝には鋭い長いとげがあり、葉は長卵形をしている。夏に白い小花を咲かせ、秋から冬にかけて淡黄色に熟す果実は表面が凹凸で、強い芳香と酸味が特徴である。主に果汁や皮を香味料として利用される。別名を「ユウ」ともいう。
胄子とは、家系を継ぐ子息を指し、特に天子や貴族の世継ぎとなる長男を意味する。家の後継者としての立場を表す語である。
衲子とは、衲衣を身にまとう僧侶を指し、特に禅宗の僧をいう。また、僧が自らを指して用いる自称でもある。
アケビ科のつる性常緑低木で、暖かい地方の山地に自生する。果実はアケビに似ているが、完熟しても裂開しない点が特徴であり、食用とされる。別名をトキワアケビといい、「野木瓜」の字を当てることもある。読み方は「うべ」とも。
倚子は、かつて貴人や高官のみが使用を許された腰掛けの一種である。中国から伝来したもので、四角い座面に四本の脚があり、ひじ掛けと鳥居形の背もたれを備えている。禅宗の僧侶がよく用いたことから、「子」が唐音の「ス」で読まれ、後に「椅子」と表記されるようになった。
帷子とは、裏地を付けない単衣の着物を指す。主に麻や絹で仕立てられた夏用の衣服であり、かつては几帳などに用いる薄い絹布をも意味した。語源は袷の片ひらに由来するとされる。
瞳の中心にある黒い部分を指し、瞳孔とも呼ばれる。人の目つきや表情を表す際に用いられることが多い。
這子は、幼児が這う姿を模して作られた人形を指し、かつては乳幼児の厄除けのお守りとして用いられた。また、転じて、自ら這って移動できるようになった段階の乳児そのものを指すこともある。
釵子とは、古代の宮廷において女性が正装する際に髪に挿した装身具を指す。金属製の細長いU字形をしており、かんざしの一種として用いられた。
厨子とは、観音開きの扉を持つ収納具を指す。主に仏像や経典を納める仏具として用いられるほか、調度品や書籍を収めるための戸棚としても使われる。
故郷を離れて他郷を旅する人、あるいはさすらう人を指す。旅人や放浪者を意味し、漂泊の身の寂しさや望郷の念を含意することが多い。「遊子」とも書く。
蛭子は日本の七福神の一柱であり、主に漁業や商業の守護神として信仰されている。その名は「恵比須」や「恵比寿」とも表記され、豊漁や商売繁盛をもたらす福徳の神として広く親しまれている。
「裙子」は、僧侶が着用する衣服の一種で、黒色のひだのある袴に似た形状をしている。内衣として用いられることもあり、「クンス」と読まれる場合もある。
ヤシ科に属する植物の総称で、主に熱帯地域に分布する。幹は直立し、羽状または扇状の大きな葉をつける。果実や種子からは食用や搾油に用いられる資源が得られ、特にココヤシがよく知られる。
獅子はライオンを指す語であり、またその姿を模した想像上の霊獣をも意味する。特に唐獅子と呼ばれる様式化された図像は、牡丹と組み合わせて吉祥文様とされる。さらに、獅子舞の略称として用いられることもある。
碍子とは、電柱や鉄塔などに電線を絶縁・支持するために取り付けられる、陶磁器や合成樹脂などで作られた絶縁体の器具を指します。
手術や医療処置において、組織や器具を把持するために用いる、はさみ状の構造を持つ医療器具。
綾子は生糸を用いて地紋を織り出した絹織物を指す。厚手で光沢があり、主に着物や帯の素材として用いられる。表記は「綾子」のほか「綸子」とも書く。読みの「リン」「ズ」はいずれも唐音に由来する。
綸子とは、精練した生糸を用いて模様を織り出した絹織物の一種であり、地合いが厚く光沢に富むのが特徴である。綾子とも表記される。
弦と注ぎ口を備えた鍋で、吊るして酒などを温めるのに用いられた。「さすなべ」とも読む。
小さな立方体の各面に一から六までの点を刻み、ゲームや賭博に用いる遊戯具。賽子とも表記する。
筒状の器具の先端にあり、液体や気体を細い孔から噴出させる部分を指す。
撫子はナデシコ科の多年草で、山野に自生する。葉は先のとがった広線形をしており、夏から秋にかけて、縁が細かく切れ込んだ淡紅色の花を咲かせる。秋の七草の一つとして知られ、「瞿麦」と表記されることもある。
蟇子はブユ科に属する昆虫の総称であり、蜹とも呼ばれる。体は小さく、主に水辺に生息し、人や動物の血を吸う習性を持つ。
「孺子」は幼い子供を指す語で、おさなごや子を意味する。また、相手を軽んじて用いることもあり、未熟な者や青二才を嘲るような文脈で使われる。表記としては「竪子」と書くこともある。
螺子とは、螺旋状の溝を持つ締結具の総称であり、雄ねじと雌ねじの組み合わせによって物を固定する役割を果たす。また、時計などのぜんまいを巻き上げる装置を指す場合もあり、この意味では「捻子」や「子」と表記されることもある。なお、「螺旋」を「らせん」と読む場合は、必ずしも同義とは限らない。
賽子は、小さな立方体の各面に一から六までの点を刻み、主に遊戯や賭博に用いる道具である。賽を振って出た目の数によって勝敗を決める。漢字では「骰子」とも書く。
繻子織の略称であり、縦糸を長く浮かせて織り出す光沢のある厚手の織物を指す。主に帯地として用いられ、サテンに相当する。
囃子とは、歌舞伎や能、あるいは祭礼などの芸能において、歌や舞の伴奏として用いられる笛や太鼓などの楽器、またそれによって奏でられる音楽の総称である。
窓や欄間などに一定の間隔で並べて取り付けられた細長い格子を指す。採光や通風を確保しつつ、空間を区切る役割を果たす建築部材である。「連子」とも表記する。
「つぶり」はカイツブリの別称であり、カイツブリ科に属する水鳥を指す。主に沼や河川に生息し、潜水に優れ、水中で小魚などを捕食する習性を持つ。
鑷子は、小さな物を挟み取るための金属製の道具を指し、一般にピンセットと呼ばれるものに相当する。「セッシ」と読まれることもある。
八拍子は能楽における音楽の基本単位であり、謡と囃子のリズム構造を規定する。一単位は八拍から成り、能の句や旋律、舞の型を構成する基盤となる地拍子として機能する。
上調子とは、言動に落ち着きがなく軽薄な様子を指す。例えば、上調子な議論とは、深い考えもなく軽々しく交わされる議論をいう。なお、三味線の合奏において、本調子より高く合わせた調子を意味する場合には、「うわヂョウシ」と読む。
オオバコ科に属する多年草で、道端や野原などに広く自生する。葉は根元から放射状に広がり、夏から秋にかけて花茎を伸ばして小さな花を穂状につける。古くから薬草としても知られ、車前草とも呼ばれる。
大風子はイイギリ科に属する落葉高木で、東南アジアを原産地とする。果実は直径約十センチメートルの球形を呈し、外皮は褐色を帯びている。内部には数十個の種子が含まれており、これから採取される油は大風子油として知られる。
多くの子供に恵まれ、そのことで幸福を感じている人を指す。子宝に恵まれた幸せな状態を表す語である。
自分の子供を非常に可愛がり、大切にすること。また、そのような態度を示す人を指す。特に、父親が子供に対して深い愛情を示す様子を表すことが多い。
子安貝はタカラガイ科の巻貝の一種で、卵形の美しい光沢を持つ貝殻が特徴である。古来より安産を祈る護り石として珍重されてきた。
子午線とは、天球上において北極と南極、そして観測地点の天頂を通る大円を指す。また、地球上においては北極点と南極点を結ぶ経線のことを意味する。この名称は、十二支の方角表記において「子」が北、「午」が南を表すことに由来している。
小女子(こうなご)は、イカナゴの別称であり、特に春に漁獲される細長い小魚を指す。また、佃煮などの加工品としても用いられる。
バラ科の落葉低木で、中国を原産とする。枝には鋭いとげがあり、春には梅に似た白い花を咲かせる。秋には球形の小さな果実を実らせ、これは生薬として利用される。
門扉の中央に据え付けられ、扉が左右に開くのを防ぐ石のことを指す。その形状が頭巾の一種である「巾子」に似ていることからこの名がついた。
師匠の家に住み込み、日常生活の雑事を手伝いながら、師の指導のもとで技芸や学問を修める弟子を指す。
半風子はシラミの異称である。この語は「虱」という漢字が「風」の字の半分の構成であることに由来する。
四君子とは、中国画や日本画における画題の一つで、蘭・菊・梅・竹の四種の植物を指す。これらは気高く清らかな風情をもち、徳の高い四人の君子に喩えられてこの名で呼ばれる。
牛乳や卵黄、砂糖、香料などを混ぜ合わせ、空気を含ませながら凍らせた冷菓。主に夏季に食される。
甘露子はシソ科の多年草で、その肥大した地下茎が食用とされる。漢名に由来する名称であり、草石蚕(ちょうろぎ)とも呼ばれる。
キク科の二年草で、水田の畦など湿った場所に自生する。春にタンポポに似た黄色い頭状花を咲かせ、若葉は食用となる。春の七草の一つ「ほとけのざ」は本種を指す。
白拍子とは、平安時代末期に起こった歌舞の一種であり、それを演じる女性をも指す。後に江戸時代には、遊女を指す別称としても用いられた。
石陰子(かせ)は、ウニの別称であり、その殻をも指す。海栗(うに)とも呼ばれる。
皇位継承者として皇太子を正式に定める儀式または行為を指す。立儲ともいう。
石竜子は、爬虫類トカゲ科に属する生物の総称であり、一般に蜥蜴と呼ばれるものと同義である。
羽子板は、羽根つき遊びに用いる柄の付いた長方形の板を指す。表面には押し絵や絵画などで装飾を施すことが多く、特に役者絵を題材にしたものや、新年の縁起物としても親しまれている。
串団子とは、数個の団子を串に刺し、焼くなどして調理した食べ物を指す。
ヨシキリの別称。夏鳥として渡来し、その鳴き声が「ギョウギョウシ」と聞こえることに由来する。表記は「仰仰子」とも書く。
君遷子はカキノキ科の落葉高木で、信越地方から東北地方にかけて栽培される。果実は小さく、ブドウの房のように連なって実る。未熟果からは柿渋を採り、また食用ともされる。別名をマメガキ、ブドウガキ、センナリガキともいい、秋の季語である。漢名に由来する名称で、「信濃柿」と表記することもある。
告天子はヒバリ科の小鳥を指す語で、雲雀(ひばり)の漢名に由来する。通常「ひばり」と読み、「コクテンシ」と読む場合もある。
村夫子とは、田舎にいて学識が狭く、世間知らずの学者をあざけって言う語である。「夫子」は先生を意味するが、これに「村」を冠することで、偏狭で教養が不十分な様を表す。「ソンフウシ」とも読む。
巻子本とは、紙に印刷または筆写したものを横長に継ぎ合わせ、軸を中心に巻き取る形式の書物を指す。巻物とも呼ばれ、綴じて製本する冊子本よりも古い形態の書物装丁である。
突拍子とは、常識や予想の範囲を大きく外れている様子を指す。通常は「突拍子もない」という形で用いられ、考えや行動、発言などが極めて奇抜で、普通ではあり得ないような状態を表す。
同じ師匠に師事し、共に学び修行する間柄を指す。互いに兄弟子・弟弟子といった序列はあるものの、同じ門下で教えを受ける仲間という関係を表す。
皇太子とは、天皇の位を継ぐべき皇子を指す称号であり、東宮とも呼ばれる。
背負子とは、荷物を背負う際に背中に当てる木製の長方形の枠を指す。背負梯子とも呼ばれ、背負籠はこれに紐を取り付けて背負えるようにした籠を指す。
荒仕子は、木材を大まかに削る際に用いる鉋(かんな)を指す。また、「荒し子」と表記する場合は、戦国時代以降の武家に仕えた雑役夫の意味も持つ。
ヒヤシンスはユリ科の多年草で、地中海沿岸を原産とする。鱗茎から広線形の葉を伸ばし、春になると香りのよいラッパ形の花を総状花序につける。花色は赤、青、紫、白など多様で、ニシキユリとも呼ばれる。
原子核の分裂や融合などの核反応によって放出される莫大なエネルギーを指し、発電や動力源として利用される。
香附子は、ハマスゲの塊茎を乾燥させた生薬であり、主に月経不順や月経痛などの婦人科疾患の治療に用いられる。
案山子は、田畑に立てて鳥や獣を脅し追い払うために、竹や藁などで人の形に作ったものを指す。また、外見は整っているが実際には役に立たない人物を喩える表現としても用いられる。「鹿驚」の表記も見られ、読みは「かがし」ともされる。
幼児が室内で用いる携帯用の便器を指す。主にトイレトレーニングの際に使用され、おかわとも呼ばれる。
ムクロジ科の落葉高木で、西日本の山地に自生する。夏に淡緑色の小花を円錐状につけ、球形の果実を結ぶ。その黒く硬い種子は羽根つきの玉に用いられ、果皮に含まれるサポニンは石鹸の代用とされた。漢名に由来する「無患子」の名を持つ。
眼球の内部で水晶体と網膜の間に充満する、無色透明でゼリー状の組織を指す。水分を多く含み、眼球の形状を保つとともに、光が網膜に達するまでの通り道となる。
ヤマノイモなどの葉の付け根部分に形成される球状の小塊で、養分を蓄えた珠芽(しゅが)である。食用とされ、秋に収穫される。肉芽(にくが)とも呼ばれる。「ぬかご」とも読む。
鼓子花はヒルガオ科のつる性多年草を指し、漢名に由来する名称である。一般に旋花(ひるがお)として知られる植物を表す。
砂糖を加熱して細い穴から糸状に噴出させ、割り箸などに絡め取って作る、綿のように軽くふわふわとした菓子。綿あめとも呼ばれる。
親子丼は、鶏肉と卵を一緒に煮てとじたものを、どんぶり飯の上に載せた日本の料理である。名称は、材料である鶏(親)と卵(子)の関係に由来する。「おやこどん」と略して呼ばれることもある。
覆盆子はバラ科に属する落葉小低木または多年草の総称であり、一般に「いちご」と呼ばれる果実を指す。この語は漢名に由来し、日本語では「苺」と表記されることもある。
乙子月は陰暦十二月の異称で、末子を乙子と呼ぶことに由来する。一年の最後の月を、兄弟の末っ子にたとえた表現である。
明太子とは、スケトウダラの卵巣を塩漬けにした後、唐辛子などの香辛料で味付けした加工食品である。名称の由来は、朝鮮半島におけるスケトウダラの呼称「明太(メンタイ)」に、その卵を意味する「子」を加えたものである。
益子焼は栃木県芳賀郡益子町を産地とする陶器で、主に土瓶や茶碗、皿といった日常の雑器を中心に生産されてきた。素朴で温かみのある風合いが特徴であり、民芸運動の影響もあって工芸品として広く知られるようになった。
巫女としての役割を担う少女を指す語で、特に神事において神懸かりの役目を務める年少の女性をいう。
北海道で産まれ育った馬を指す言葉であり、転じて北海道出身の人を指す場合にも用いられる。
ミジンコ科に属する小型の甲殻類で、池や沼などの淡水に生息する。体は卵形で半透明であり、体長は約一から三ミリメートル程度である。主に魚類の餌として利用される。「水蚤」と表記することもある。
師匠が特に目をかけ、愛情を込めて指導している弟子を指す。将来への期待を込めて大切に育てる教え子という意味合いを持つ。
碁子麺は、小麦粉を練って平らに延ばし、かつては竹筒で碁石の形に打ち抜いて作られたことに由来する、平打ちのうどんの一種である。ひもかわとも呼ばれる。
表面を研磨して微細な凹凸を施し、光を拡散させることで不透明に加工したガラス。光を通しながらも向こう側の像をぼかす効果があり、主に採光と目隠しを両立させる建材として用いられる。
ろくろ挽きで作った円筒形の胴体に丸い頭部を付け、女児の顔を描き、胴体を赤・青・黄などの色彩で彩った木製の人形。かつては東北地方を代表する郷土玩具の一つであった。
サクラソウ科の多年草で、山野や道端に自生する。茎は地面を這うように伸び、夏には黄色い五弁の花を咲かせ、その後ナスの実に似た形の果実を結ぶ。
カタバミ科の常緑小高木で、インドネシアを原産地とする。果実は縦に稜があり、横断面が星形を呈する。強い酸味があり、食用とされる。
木製の部材を固定するために用いられる、胴部に螺旋状の溝が刻まれた釘。ねじ回しを用いて回転させながら打ち込み、木材同士を緊結させる。
木蓮子はイヌビワの別称で、クワ科に属する落葉低木を指す。その果実は食用とされる。
木欒子はムクロジ科に属する落葉高木で、モクゲンジの別称として知られる。果実は丸く、熟すと赤褐色を呈し、数珠の材料として用いられることがある。
タイサイの別称で、アブラナ科の二年草である。葉が杓子のような形をしていることからこの名があり、主に漬物などに用いられる。
芥子菜はアブラナ科の二年草で、春に小さな黄色い花を咲かせる。葉には辛味があり、漬物として利用されるほか、種子から辛味調味料のからしを採ることもできる。
芥子粒とはケシの種子を指す語であり、その極めて微小な形状から転じて、ごく小さなものの喩えとしても用いられる。例えば、遠方の渡り鳥が芥子粒ほどの大きさに見えるといった表現に示されるように、視界の中で非常に小さく見える事物を形容する際にも使われる。
つまようじは、食べ物を刺して口に運んだり、歯の間に詰まった食べかすを取り除くために用いる細い棒状の道具である。「爪楊枝」と表記することもある。
居囃子は能楽における略式演奏の一つで、一曲の主要な部分を抜粋し、座ったままの姿勢で囃子を演奏する形式を指す。舞囃子と同様に簡略化された上演形態であるが、舞を伴わずに音楽のみを鑑賞する点に特徴がある。
岩棠子はツツジ科の常緑小低木で、山地に自生する。茎は地面を這うように伸び、早春には淡紅色の鐘形の花を咲かせる。後に直径約一センチメートルの実を結び、その味は甘くナシに似ている。名称は漢名に由来する。
松囃子とは、かつて正月に行われた謡初めの行事を指す。人々が華やかな装いで歌や舞を演じ、新年を祝う風習であった。
金襖子はアオガエル科のカエルの一種で、渓流の岩場に生息する。体色は灰褐色に暗褐色の斑紋があり、指先には吸盤を備える。初夏には雄が美しい声で鳴くことで知られ、別名をカジカともいい、「河鹿蛙」と表記されることもある。
段梯子とは、踏み板の幅が広く階段状に取り付けられたはしごのことで、昇降の際に安定性が高く、主に作業用として用いられる。
海鼠子とは、ナマコの卵巣を塩漬けにして乾燥させた食品を指す。独特の風味と食感を持ち、特に酒の肴として珍重される。
胡頽子はグミ科に属する植物の総称であり、茱萸とも呼ばれる。主に落葉低木または高木で、春に香りのある花を咲かせ、秋には赤い果実を実らせる。果実は食用や薬用にされることがある。
唐獅子とは、本来は外国産の獅子、すなわちライオンを指す語である。日本の猪や鹿を指す「しし」と区別するために用いられた。さらに、その姿を図案化・装飾化した意匠のことも指し、寺院の彫刻や絵画、織物などの文様として広く用いられている。
唐辛子はナス科の一年草で、熱帯アメリカが原産地である。細長い果実は熟すと赤くなり、強い辛味を持つため、香辛料や薬用として広く用いられる。秋の季語としても知られ、「蕃椒」と表記されることもある。
縦糸と横糸を交差させて織り出される、格子状の幾何学模様を指す。また、そのような模様を持つ織物そのものをも意味する。
烏帽子は、古代日本の成人男子が元服の際に用いた冠の一種であり、後に神職の装束としても定着した。語源は「えぼうし」が縮まった形とされ、転じて「烏帽子を着せる」という慣用句では誇張して褒める意味を表す。
神楽などで用いられる打楽器の一種で、両手に一つずつ持ち、互いに打ち鳴らして拍子をとる。
連子鯛はキダイの別称で、タイ科に属する海水魚である。体形はマダイに似ているが、体色が黄赤色を帯びている点に特徴がある。
「梵論」と同じく、粗末な衣服やぼろぼろの着物を指す語で、特に僧侶などが身につける質素な衣をいう。転じて、身なりがみすぼらしい者や、取るに足らない者を軽んじていう表現としても用いられる。
経帷子とは、仏式の葬儀において死者に着せる白い衣服を指す。麻などの素材で作られ、縫い目は糸を完全に留めずに仮止めした状態とするのが特徴である。経衣や寿衣とも呼ばれる。
釵子股はラン科の多年草で、暖地の樹幹に着生する。多肉質の棒状の葉を持ち、夏に淡緑色の花を数個咲かせる。漢名に由来する名称であり、「棒蘭」とも表記される。
ヤシ科の常緑高木で、ペルシア湾沿岸地方を原産とする。大形の羽状複葉をつけ、円柱形の果実が多数実り食用となる。樹液からは砂糖や酒を製造し、その葉は勝利の象徴として祝賀に用いられるため、戦捷木とも呼ばれる。
湯帷子は、かつて入浴時に着用した単衣の着物を指す。後に浴後も水気を吸い取るために着られるようになり、夏の湯上がりに用いる簡易な衣類として定着した。ゆかたの古称であり、湯具や湯巻とも呼ばれる。
葬帷子は、葬儀において棺を覆うために用いられる衣装の一種である。
黍団子とは、黍の粉を用いて作られる団子の一種である。秋の収穫期に関連して作られることも多く、素朴な甘味と独特の食感が特徴とされる。
黍魚子はニシン科の小型の海魚で、本州中部以南の沿岸に生息する。体は細長く約10センチメートルほどで、背面が青緑色を帯び、体側には銀白色の縦帯が目立つ。食用とされ、「吉備奈仔」の表記も用いられる。
獅子吼とは、獅子が吠えるように力強く説法する釈迦の姿を表し、悪魔や外道をも畏怖させるほどの威力を備えた教えを指す。転じて、熱のこもった力強い演説や議論を喩える表現としても用いられる。
獅子舞とは、木製の獅子頭をかぶって演じられる伝統芸能で、豊作祈願や厄除けの意味を持つ。また、能楽においては、獅子の動きを模した激しいリズムの舞を指す。
箱梯子とは、階段の下部空間を有効活用し、戸棚や引き出しなどの収納部分を設けた構造の階段を指す。
燕子花はアヤメ科の多年草で、杜若(かきつばた)とも呼ばれる。漢名「燕子花」は誤用に由来する名称である。水辺に自生し、初夏に青紫色の美しい花を咲かせる。
いぬくぐはカヤツリグサ科の多年草で、日当たりの良い草地に自生する。夏から秋にかけて、黄緑色の小花が集まった花穂を傘状につける。別名をクグともいう。
藪柑子はヤブコウジ科の常緑小低木で、山林に自生する。葉は長楕円形で厚みがあり、夏に白い小花を咲かせ、後に赤く球形の実をつける。名の由来は藪に生え、その葉が柑子蜜柑に似ていることによる。別表記として「紫金牛」とも書く。
懸鉤子はバラ科に属する落葉性の低木を総称する語で、一般に木苺(きいちご)とも呼ばれる。漢名に由来する名称であり、果実が鉤のようにぶら下がって実る様子からこの名が付けられた。
シュスランはラン科の多年草で、山林に自生する。根茎は地を這い、葉は長楕円形で下部に互生し、その表面はビロードのような光沢を持つ。夏には淡褐色の小さな花を総状花序につける。別名ビロードランとも呼ばれる。
家が貧しいと、子供は親の苦労を目の当たりにして孝行心が育まれやすいという意味の四字熟語。貧困の原因は問わず、逆境がかえって家族への思いやりを深める様子を表す。
一本調子とは、変化に乏しく単調な調子や様子を指す。音楽や話し方などにおいて、同じパターンが繰り返され、退屈さや平板さを感じさせる状態を表す。
学問や技芸の奥義を、代々自分の子のうち一人だけに伝え、他には秘密にして受け継いでいくこと。家伝の秘法として門外不出とされる伝承のあり方を指す。
晏子高節とは、中国春秋時代の斉の宰相であった晏嬰の崇高な節操を称える四字熟語である。『晏子春秋』に見える故事に基づき、権力や富に屈せず、清廉で義を重んじる彼の高潔な人柄と、困難に直面しても信念を貫いた姿勢を表す。
晏子の御者という故事に由来する四字熟語で、主人や上位者の権威を借りて威張る小人物を指す。また、そのような行為そのものの喩えとしても用いられる。故事では、晏嬰の御者が妻の戒めにより己の過ちを恥じて改心し、後に出世したという教訓を含んでいる。
矮子看戯とは、背の低い者が人混みの中で芝居を見ようとしてもよく見えず、周囲の観客の反応に合わせて賛同したり批評したりする様子から転じて、自分自身で物事を判断する見識を持たず、他人の意見にただ従うことを意味する。『朱子語類』に由来する四字熟語である。
魯之男子とは、『詩経』の「小雅・巷伯」の毛伝に基づく故事に由来する四字熟語で、柳下恵が女性を抱いても乱れなかったという逸話から、誘惑に動じない節操の堅い人物を指す。