基本情報
意味
十干の第二、順位の二番目、邦楽で一段低い音、幼い・愛らしい意の接頭語
読み方
音読み
訓読み
書き方
画数ごとの書き順
意味
1
十干の第二番目。きのと。五行では木に属し、方位では東を示す。
2
物事の順位の二番目を表す。第二位、またはそれに準ずるものを指す。例として「乙種」。
3
邦楽において、甲(かん)よりも一段低い音階を示す用語。
4
幼い、若い、または愛らしいという意味を表す接頭語として用いられる。例として「乙女」「乙姫」。
5
転じて、普通とは違った、気が利いている、おしゃれである、または巧妙であるという様子を表現する。例として「乙な味」「乙な人」。
熟語
「乙甲(めりかり)」とは、邦楽において音の高低や強弱の変化を指す語である。基本となる音から下がる動きを「めり」、上がる動きを「かり」と称し、これらを合わせて旋律の抑揚や張りを表現する。表記は「減上」と書くこともある。
「かるめる」は邦楽における音の高低を表す語で、基本の音より上がることを「かる」、下がることを「める」と称することに由来する。音の上がり下がりを示す「かりめり」や「めりかり」とも同義であり、表記としては「上下」と書く場合もある。なお、「コウオツ」と読む場合は異なる意味となる。
甲乙は、物事の順序や優劣を示す語であり、二者の間で優劣をつける際に用いられる。また、特定の個人を指さず、誰彼という意味で、区別なく扱う場合にも使われる。読みが「かるめる」の場合は別の意味となる。
乙姫とは、若い姫、特に姉である兄姫に対して妹にあたる姫を指す語である。また、浦島太郎の伝説で知られる竜宮城に住む美しい姫の名として広く用いられ、この場合は「弟姫」と表記されることもある。
越鳧楚乙は、同じ事物に対する見解が人によって異なることを意味する四字熟語である。これは『南史』「顧歓伝」に由来し、雁を鳧(野鴨)と見る者もいれば乙(燕)と見る者もいるという故事に基づいており、物事の解釈が観察者の立場や視点によって大きく変わり得ることを示している。