基本情報
意味
よる、よりかかる、たのむ、かたよる
読み方
音読み
訓読み
書き方
画数ごとの書き順
意味
1
物や人に身体を寄せかけること。
2
他者に頼ったり、依存したりすること。
3
考え方や意見が特定の方向に偏ること。
4
障害を持つこと。
5
珍しい、普通ではないという意味で用いられることがある。
熟語
倚子は、中国から伝来した腰掛けの一種で、貴人や高官など限られた身分の者のみが使用を許された。四角い座面に四本の脚があり、ひじ掛けと鳥居形の背もたれを備える。禅宗の僧侶がよく用いたことから、「子」が唐音の「ス」で読まれ、後に「椅子」と表記されるようになった。
偏倚とは、物事が一方に傾き、均衡を欠く状態を指す。また、統計学などにおいては偏差と同義で用いられ、基準からの隔たりや偏りを意味する。構成する「倚」の字には、寄りかかる、一方に偏るという意味が含まれている。
禍福倚伏とは、災いと幸せが互いに寄り添い隠れ合うようにして、絶えず入れ替わりながら現れることを表す四字熟語である。不幸の裏には幸福が潜み、幸福の裏には不幸が潜むというように、両者は表裏一体の関係にあり、常に移ろいゆくものであるという思想を示している。この考え方は古代中国の『老子』に由来する。
倚門之望は、門に寄りかかって待ち望むことを意味する四字熟語で、特に子の帰りを焦がれる親の深い愛情、とりわけ母親の切実な思いを表す。中国戦国時代の故事に由来し、王孫賈の母親が彼の帰りを門に寄りかかって待ち続けたという逸話に基づいている。
倚馬七紙は、優れた文才を表す四字熟語である。東晋の袁虎が桓温の命を受け、馬の前でたちどころに七枚の布告文を書き上げたという『世説新語』の故事に由来し、敏速で立派な文章を書く才能を意味する。