山径とは、山の中の細い道や小道を指す言葉である。山間部を縫うように続く、人里離れた自然の道筋を表し、登山や散策の際に通られることが多い。
山女はアケビ科のつる性落葉低木を指す語で、その漢名に由来する。一般に木通(あけび)として知られる植物である。
山鶏とはキジ科の鳥類の一種で、台湾に固有の種である。山地や森林地帯に生息し、その名の通り山岳地域を主な棲家としている。
山藤は、クロウメモドキ科に属するつる性の落葉低木である。山野に自生し、夏には緑白色の小さな花を多数咲かせ、後に赤い実を結ぶ。漢名に由来する名称であり、「蛇藤」や「熊柳」とも表記される。
山妻とは、自分の妻を謙遜して言う語で、山野に住む粗末な者にふさわしい配偶者であるという含みを持つ。愚妻や荊妻と同様に、へりくだった表現として用いられる。
山のあたりから降り始める雨を指し、あるいは山中で降りかかる雨そのものをいう。
山野に自生し、食用とされる植物の総称で、ワラビやゼンマイ、タラの芽などがこれに当たる。
山々が一つの塊をなして連なりそびえ立つ地形を指し、断層などによって周囲の山脈から区切られた一群の山岳をいう。
連なり合って高く険しい山々の総称を指す。特に山脈を成すような広範囲にわたる山地を表し、単独の山ではなく複数の山々が集まった地形を意味する。
山気とは、山中に特有の清涼で爽やかな空気のことを指す。特に、森林や渓谷など自然豊かな場所で感じられる、ひんやりと澄んだ大気を表す語である。
山と水を中心とした自然の風景を指す。また、そのような風景を描いた絵画である山水画の略称としても用いられる。さらに、築山と池泉を配した庭園の様式を表すこともある。
山と山の間の狭まった地形を指し、山々に挟まれた谷間や峡谷を意味する。山あいの地域を表す語として用いられ、列車や道路がその間を縫うように走る様子を描写する際にも使われる。また、「やまかい」とも読まれる。
物事が山のように高く積み重なっている様子を表す。特に、解決すべき問題や処理すべき業務などが大量にたまっている状態を指して用いられる。
山の中に建てられた別荘や、登山者などが利用する簡素な宿泊施設を指す。避暑や静養のため、あるいは登山の拠点として用いられる。
山中に根城を構え、通行人や近隣の集落を襲って金品を奪う盗賊の一群を指す。
ウシ科に属する哺乳類で、主に家畜として飼育される。ヒツジに似ているが首が長く、多くの個体は二本の角を持ち、雄はあごひげを生やすのが特徴である。乳や肉が利用され、漢字では「野羊」と表記することもある。
山門とは、寺院の門を指す語である。元来、寺院が山中に建立されることが多かったことに由来し、転じて寺院そのものを意味することもある。特に禅宗寺院では、本堂の正面に位置する格式高い門を指して三門とも表記し、比叡山延暦寺の別称として用いられる場合もある。
山の形状や姿を指す語で、山の輪郭や稜線、あるいは山全体の様相を表現する際に用いられる。
山で吹き荒れる強い風を指し、特に山から吹き下ろす激しい風を意味する。また、柔道における技の名称でもあり、相手を吊り上げるようにして足を払い投げる技を指す。
山のふもとの部分を指す語で、山の裾野や山すそとも呼ばれる。山体が平地に移行する一帯の地形を表し、山頂に対して下方の区域を意味する。
山車は、祭礼の際に飾りを施し、人々が引き回す車を指す。華やかな装飾が特徴で、地域によっては「だんじり」や「やま」とも呼ばれる。夏の祭りに多く用いられ、「花車」と表記されることもある。
山の中にある家、あるいは山間の地に建つ家を指す。また、山あいの集落や山里そのものを意味することもある。
山茶はツバキ科の常緑高木を指す語で、漢名「山茶」に由来する。一般に椿(つばき)と同義に用いられる。
山丹はユリ科の多年草で、西日本の山地に自生する。初夏に赤色の六弁花を上向きに咲かせる。漢名に由来する名称であり、「姫百合」とも表記される。
山勘とは、確かな根拠に基づかず勘や推測に頼って物事の判断を下すことを指す。また、山師のように人を欺く行為や、そのような人物を指す場合もある。
山が連なり続く様子、あるいはそのように連なった山々を指す。
ヤママユガ科に属する大型の蛾で、開張は約十五センチメートルに及ぶ。幼虫が作る緑色の繭からは良質の山繭糸が採取される。別名をテンサンともいい、成虫は主に夏に出現する。
ヤマモモ科に属する常緑の高木で、果実は球形で食用となる。別名を楊梅(やまもも)ともいう。
山吹はバラ科の落葉低木で、山地に自生し、春に鮮やかな黄色の五弁花を咲かせる。その花の色から転じて、山吹色と呼ばれる黄金色を指し、さらに黄金や金貨、大判・小判を意味することもある。表記としては「款冬」と書く場合もある。
山伏とは、山野に籠もって修行を行う修験者のことを指す。山に伏して修行に励む姿からこの名がついたとされる。
山に囲まれて奥深く入り込んだ地形を指し、山々のふところに抱かれるような場所を表す。
仰山とは、物事を誇張して表現する様子や、実際よりも大げさに言うことを指す。また、主に関西地方で用いられ、数量が非常に多いことや、たくさんあることを表す際にも使われる。
床山とは、歌舞伎役者や相撲力士など伝統芸能に携わる者の髪を結い整える専門職、またその職に就く者を指す。
数量が多いことを表し、物事が豊富にある様子を指す。また、十分に満たされてそれ以上を必要としない状態をも意味する。
治山とは、土砂崩れや洪水などの自然災害を防止するために、植林や土木工事などによって山の状態を整備・保全することを指す。特に治水と並んで国土保全の重要な施策として扱われる。
青々と樹木が生い茂る山を指す。また、転じて死者を葬る墓地のことも意味する。
故山とは、生まれ育った土地にある山のことであり、転じて故郷そのものを指すこともある。懐かしい思い出を呼び起こす原風景として、あるいは帰り着くべき安らぎの地としてのイメージを伴う語である。
剣山とは、生け花において花材を固定するための道具で、鉛などの重みのある台に多数の針を櫛状に植え付けたものを指す。花や枝を挿し、安定させて生ける際に用いられる。
中国山東省中央部に位置する名山を指す。また、高くそびえる巨大な山の比喩としても用いられ、その表記には「太山」や「岱山」も見られる。
黒山とは、大勢の人が群がり集まっている様子を、黒々と茂った山に喩えた表現である。人だかりが密集して一つの塊をなしているさまを指す。
開山とは、山野を切り開いて寺院を建立し、新たな仏教宗派を創始した僧侶を指す。転じて、ある分野や流派を最初に興した創始者、元祖という意味でも用いられる。なお、「日の下開山」は武芸の達人や相撲の横綱を称える別称である。読みを「カイザン」とすると、一般に山開きの行事を意味する。
遠くに望む山を指す語で、遠景として眺められる山々をいう。特に「遠山の眉」という表現では、美人の繊細で美しい眉を、遠く霞んだ山の輪郭に見立てた比喩として用いられる。
鉱物資源を採掘するために開発された山やその一帯を指し、金・銀・銅・鉄・石炭などの有用な鉱物を産出する場所をいう。採掘施設や関連設備が整備されていることが特徴である。
人里に近い山を指す語で、深山や奥山に対して用いられる。里から眺めることができるような、身近な山の情景を表す際に使われる。
神仏を祀り信仰の対象となる神聖な山を指し、霊験あらたかであるとされる山々を総称する語。
庭園において土や砂を盛り上げ、山の姿を模して造られた人工の山を指す。
山と山との間の地域を指し、山々に囲まれた地形や谷間を表す。山の合間に位置する集落や土地など、山に挟まれた場所を形容する際に用いられる。
外山とは、人里に近い低い山を指し、山裾や山の端に位置するものをいう。深山に対して、より身近で穏やかな山容を有し、例えば「外山の霞」のように、里から眺める情景を表す際にも用いられる。
山窩(サンカ)とは、定住地を持たず山野や河原を転々としながら野営生活を送り、狩猟や竹細工などの生業に従事していた漂泊の民を指す。
山中に築かれた砦を指し、また山賊などが根城とする場所を意味する。
山鵲はカラス科の鳥類で、中国大陸に生息する。特徴として長い尾羽を持ち、体色は鮮やかで、顔から胸部にかけては黒く、翼と尾は青色を呈し、嘴と脚は赤色をしている。
ミカン科の落葉低木で、山地に自生する。葉は羽状複葉であり、枝にはとげがある。若葉は「木の芽」と呼ばれて食用とされ、その実は香辛料や薬用に用いられる。別名をハジカミといい、「蜀椒」と表記することもある。読み方は「サンショ」とも。
キク科に属する多年草で、山蘭は漢名に由来する。別名を鵯花(ひよどりばな)とも呼ばれる。
山蘭は、モクレン科の落葉高木であるコブシの別称である。早春に白い花を咲かせることから、春を告げる花として知られている。
山の峰と峰を結ぶ連なりを指し、山脈の背骨のように連続する高い部分を表す。地形においては尾根と同義で、山の稜線をなす部分をいう。
山蒜はユリ科の多年草で、野蒜とも呼ばれる。漢名に由来する名称であり、山野に自生する鱗茎を持つ植物である。
山賤とは、山間の地に住み、木こりや猟師など山での生業に従事する人々を指す。また、そのような人々が暮らす粗末な住まいを意味することもある。
山雀はシジュウカラ科の小鳥で、主に山林に生息する。背面は青灰色を帯び、喉元と目の上は黒く、頬は白いのが特徴である。人に馴れやすく芸を覚える性質から、かつては神社でおみくじを引く鳥として親しまれた。
山鼠はヤマネ科に属する日本固有の哺乳類で、本州以南の山林に生息する。体は褐色を呈し、背中に一本の黒い縦線が走る。外観はネズミに似ており、夜行性で冬季には冬眠する習性を持つ。「冬眠鼠」とも表記される。
アブラナ科の多年草で、日本を原産とする。清涼な渓流沿いに自生し、栽培もされる。根茎は太く、葉はハート形を呈する。全体に独特の辛味と清涼感のある香気を持ち、主に根茎をすりおろして香辛料とし、葉や花も食用とする。春に収穫期を迎える。
山彦とは、山や谷間で発した声や音が反響して返ってくる現象を指す。また、山に宿るとされる神霊の呼称としても用いられる。
山の尾根と谷が複雑に入り組んで、ひだのように見える地形を指す。特に朝日や夕日が当たると、その凹凸が際立って美しい景観を生み出す。
山の険しく切り立った場所を指し、特に急峻な崖や岩肌が露出した地形を表す。山道の難所や、人跡稀な険しい斜面を意味する古風な表現である。
山苞とは、山から持ち帰る土産のことで、山の幸や山里の名産などを指す。
山鉾とは、山形の台に鉾や長刀などの装飾を施した山車のことで、特に京都の祇園祭で巡行されるものが著名である。
岱山とは、大きくそびえ立つ高い山を指す。中国の名高い山である泰山を指すこともある。
柴山とは、主に雑木や低木が茂る山を指す。森林としての価値は低く、薪や炭の材料となる雑木が生育している山を意味する。
晋山とは、僧侶が特定の寺院において初めて住職の職に就くことを指す。特に禅宗において用いられる語で、寺院の管理と法務の責任を正式に引き受ける儀式を伴うことが多い。
土常山はユキノシタ科に属する落葉低木で、甘茶とも呼ばれる。漢名に由来する名称であり、その葉からは甘味のある飲み物が作られる。
山白竹はイネ科の多年草で、隈笹とも呼ばれる。漢名に由来するこの名称は、山地に自生する笹の一種を指す。
ツバキ科の常緑小高木で、暖かい地域の山地に自生する。晩秋から冬にかけて、白や紅色の花を咲かせる。花びらは一枚ずつ散るのが特徴である。種子からは油が採れる。漢名に由来する名称であり、「茶梅」と表記することもある。
キキョウ科の多年草で、沢桔梗(さわぎきょう)とも呼ばれる。漢名「山梗葉」からの誤用に由来する名称である。
山小菜はキキョウ科の多年草で、蛍袋(ほたるぶくろ)とも呼ばれる。漢名に由来するこの名称は、山野に自生し、袋状の花が蛍を包むように見えることにちなむ。
バラ科の落葉低木で、中国を原産とする。枝には鋭いとげがあり、春には梅に似た白い花を咲かせる。秋には球形の小さな果実を実らせ、これは生薬として利用される。
キク科の多年草で、山地に自生する。葉の裏面には綿毛が密生しており、この綿毛を火口(ほくち)として利用したことに名称の由来がある。秋にはアザミに似た紫色の頭状花を咲かせる。
バラ科の落葉低木で、中国を原産とする。春には梅に似た白色や淡紅色の花を咲かせ、後に丸く赤い実を結ぶ。この実は食用とされる。漢字表記としては「梅桃」や「英桃」と書くこともある。
四方山とは、四方八方の意から転じて、あちこちや様々な方面を指す語である。転じて、世間一般の話題や雑多な事柄を意味し、「四方山話」のように用いられる。
案山子は、田畑に立てて鳥や獣を脅し追い払うための、竹や藁などで作られた人形を指す。また、外見は整っているが中身が伴わず、実際には役に立たない人物の喩えとしても用いられる。「鹿驚」の表記もあり、「かがし」と読まれることもある。
泰山木はモクレン科の常緑高木で、北アメリカが原産地である。庭園樹として植栽され、大きな楕円形の葉をつける。初夏の頃に芳香を放つ純白の大輪の花を咲かせる。「大山木」や「洋玉蘭」とも表記する。
ヤマノイモ科のつる性多年草を指す。漢名「野山薬」に由来し、山野に自生する芋の一種である。
キク科の多年草で、中国を原産とする。葉は大きく羽状に深く裂け、秋には黄色い頭状花を咲かせる。観賞用や薬用として栽培され、「三七草」とも表記される。
深山颪とは、奥深い山間部から吹き降ろす、冷たく強い風を指す。山の地形によって生じる気圧差により発生し、特に冬季や季節の変わり目に顕著となることが多い。
深山樒はミカン科の常緑低木で、山地に自生します。春には白い小さな花を咲かせ、秋から冬にかけて球形の実が赤く熟します。その実は美しい外観をしていますが、有毒であることに注意が必要です。
須弥山は仏教の世界観において中心に聳え立つとされる高山で、海上に位置し、その頂上には帝釈天が、中腹には四天王が住むと伝えられる。
山慈姑はユリ科の多年草で、原野に自生する。葉はニラに似ており、春に白地に紫色の筋が入った六弁の花を一輪つける。地下の鱗茎は甘味があり食用とされる。漢名に由来し、「甘菜」とも書く。
アカネ科に属する常緑低木で、学名をGardenia jasminoidesという。初夏に芳香のある白い花を咲かせ、秋には黄色い果実をつける。この果実は乾燥させて生薬や黄色の染料として用いられる。別名を梔子(くちなし)ともいう。
山毛欅はブナ科に属する落葉高木で、温帯の山地に自生する。樹皮は灰色を呈し、葉は広い卵形をしている。果実は一般に「どんぐり」と呼ばれる。漢名からの誤用に由来する表記であり、「椈」と書くこともある。
山蘿蔔はマツムシソウ科の二年草で、高原の草地に自生する。羽状の葉を持ち、秋に紫色の頭状花を咲かせる。漢名に由来する名称であり、「松虫草」とも表記される。
山羊の顎下のひげに似て、人の顎の下に長く伸ばしたひげを指す。
ミズキ科の落葉小高木で、朝鮮半島や中国を原産とする。早春には葉に先立って黄色の小花を群がりつけ、秋には楕円形の赤い果実を結ぶ。果実は漢方において強壮剤として用いられ、また観賞用として庭木に栽培される。別名をハルコガネバナやアカサンゴともいう。
山楝蛇は、ヤマカガシ科に属する蛇の一種である。体色は赤褐色を基調とし、山林やその周辺の湿った環境に生息する。日本固有の種として知られ、別名を赤楝蛇ともいう。
サンショウウオは、サンショウウオ科やアンビストマ科などに属する両生類の総称である。イモリに似た姿で、主に沼地や渓流に生息する。古くは薬用とされ、「鯢」の字でも表記される。別名をハタケドジョウやハジカミウオともいう。
クスノキ科の落葉低木で、山地に自生する。春に黄緑色の小花を密生させ、後に球形で黒色の実を結ぶ。枝や葉を折ると特有の芳香を放つ。名称は漢名「山胡椒」の誤用に由来する。
サンショウモ科に属する一年生の水生シダ植物で、水田や池沼の水面に浮遊して生育する。葉は小さく、羽状に並ぶ様子がサンショウの葉に似ていることからこの名がある。別名をムカデモといい、「槐葉蘋」とも表記される。
山翡翠はカワセミ科の鳥で、カワセミよりも体が大きい。渓流沿いを主な生息地とし、背面は黒と白のまだら模様を呈する。頭上には冠羽があり、黒くて大きなくちばしが特徴である。別名をカノコショウビンともいい、夏に見られる。
山芹菜(なべな)は、マツムシソウ科に属する二年草で、山地に自生する。茎や葉にはとげ状の毛が生えており、夏から秋にかけて紅紫色の球形の頭花を咲かせる。別表記として「続断」とも書く。
ブドウ科のつる性落葉低木で、主に山地に自生する。葉は五角形をしており、裏面には毛が生えている。秋に熟す黒色の球形の果実は食用となり、そのまま食べたり加工されたりする。
山石榴(のぼたん)はノボタン科の常緑低木で、暖地に自生し観賞用にも栽培される。全体に淡褐色の毛が密生し、夏に淡紫色の五弁花を咲かせる。果実は球形で熟すとザクロのように割れ、食用となる。漢名に由来し、「野牡丹」とも書く。
切山椒は、白米を粉にした生地に砂糖を加え、山椒の風味をきかせて蒸し、搗いた後に細長く切って作る餅菓子の一種である。主に正月の時期に食される。
板山葵とは、板付きの蒲鉾を薄く切り、すり下ろした山葵を添えた料理を指す。
センザンコウ科に属する哺乳類の総称で、アジアやアフリカに生息する。歯を持たず、細長い舌を用いてアリやシロアリを捕食する。体表は褐色の松かさ状の硬い鱗で覆われており、外敵に襲われると体を丸めて防御姿勢をとる習性がある。
中国四川省中部に位置する標高三〇九九メートルの山。天台山・五台山と並び中国仏教の三大霊山の一つとして知られ、優れた景観を有する。その山容が蛾の触角に似た眉の形をしていることから、「蛾眉山」とも表記される。
人里遠く離れた奥深い山や、ひっそりと静まり返った谷を指す四字熟語。俗世間の喧騒から隔絶された、ひっそりと静かな自然の境地を表す。
箕山之志は、世俗の栄達を避けて隠遁し、自らの節操を貫く心構えを指す。古代中国、堯の時代に許由と巣父が箕山に隠れた故事に由来し、高潔な隠者の志を表す四字熟語である。
顔常山舌とは、中国唐代の忠臣顔杲卿が不屈の精神を示した故事に由来する四字熟語で、敵に捕らえられても舌を切られるまで抗議を続けたという彼の断固たる態度を表します。後に文天祥の「正気歌」にも詠まれ、いかなる圧力にも屈しない強い意志と忠節の象徴として用いられます。
河山帯礪は、黄河が帯のように細くなり、泰山が砥石のように平らになることがあっても決して変わらないという意から、永久に変わらない堅固な誓いや、国家が永遠に安泰であることのたとえとして用いられる四字熟語である。
海と山を引き合いに出して、愛情がそれらのように永遠に変わらないことを固く誓うことを意味する。主に恋人同士が交わす不変の愛の誓いを指す。
「海千山千」は、海に千年、山に千年棲んだ蛇が竜になるという中国の故事に由来する四字熟語です。長い年月をかけて様々な経験を積み、非常に世慣れており、容易には騙されないしたたかさや、そのような人を指します。「海に千年、山に千年」の略であり、「海千河千」ともいいます。