子種とは、子をもうけるもととなるものを指し、特に精子を意味する。また、家系を継ぐべき子供、すなわち子孫という意味でも用いられる。
物種とは、物事の根本をなす要素を指す。また、草花や野菜の種そのものを意味する場合もある。
特種とは、普通とは異なる特別な種類を指す。例えば「特種な生き物」のように用いられ、通常の範疇には収まらない特異な性質や分類を持つものを表す。読みは「トクシュ」であり、「トクだね」と読む場合は別の意味となるので注意を要する。
特種とは、新聞や雑誌などの報道において、特定の報道機関だけが入手することに成功した独自の重要な情報を指す。スクープと同義であり、複数のメディアが競って獲得を争う様子は「特種合戦」などと表現される。なお、「とくしゅ」と読む場合は異なる意味となる。
採種とは、植物の種子を採取し、保存や繁殖のために集める行為を指す。特に農業や園芸において、優良な品種の維持や次期作付けのために行われる作業である。
種本とは、創作や講義などの基盤として用いられる、他人の著作を指す言葉である。
草木や作物を植え付けて育てることを指す。栽培に同じ。
種子植物において、胚珠が受精後に成熟して形成される繁殖器官を指し、内部には新たな個体へと成長する胚が包蔵されている。一般に「たね」とも呼ばれる。
種別とは、物事をその性質や特徴に基づいて種類ごとに分けることを指し、またそのようにして分けられた区別そのものを意味する。
共通する性質や特徴によって区分された事物の集まりを指し、互いに類似したもの同士をまとめた部類や仲間を意味する。
雑種とは、異なる種類が入り混じった状態を指す。特に生物学においては、異なる種や品種の間に生まれた交配個体を意味する。
男女間の情事に関する話題や、そのような話の種となるような出来事を指す。特に、人々の興味を引くような恋愛や色事にまつわる話の材料を意味する。
多くの種類があること。さまざまな様子を表し、多種多様であるさまをいう。
種姓とは、家柄や血筋、また生まれ育った環境を指す。由緒や経歴の意味でも用いられ、生まれつきの性質を表す場合もある。表記は「素性」「素姓」「素生」とも書く。
芒種は二十四節気の一つで、夏の季を代表する節気である。太陽の黄経が75度に達する時を指し、新暦では6月6日頃に当たる。この時期は稲や麦など芒(のぎ)を持つ穀物の種を蒔く農作業の適期とされ、名の由来ともなっている。
播種とは、農作物の種子を田畑にまく作業を指す。特に農業において、適切な時期に種をまくことを意味し、作物の生育過程における重要な初期段階を表す。
大切な一人っ子を、一粒しか実らない貴重な種にたとえた表現。特に親が自分の唯一の子供を愛情を込めて指す場合に用いられる。
貴種流離とは、高貴な生まれの者が故郷を離れ、諸国を流浪する運命をたどることを指す。特に神話や伝説、文学作品において、神や貴人の子が試練を受けるために地上に降り、苦難の旅を経験するという物語の類型を表す。
多くの種類があり、それぞれに異なる様子や特徴があることを表す四字熟語。多様性に富み、一様でないさまを指す。
一種一瓶とは、各自が一品の肴と一瓶の酒を持ち寄って行う酒宴のことで、手軽な宴席の用意を指す四字熟語である。『吾妻鏡』に見られる語で、簡素ながらも共に飲食を楽しむ趣向を表している。
朝に種を蒔いて夕方には収穫することを意味し、通常は実現不可能な短い期間での成果を期待することを指す。転じて、方針が定まらずに目先の利益を追う慌ただしい様子や、計画性のない行動を喩える表現として用いられる。『漢書』郊祀志に由来する四字熟語である。
七種菜羹とは、七種類の野菜を入れた羹(あつもの)を指す語で、中国の古書『遵生八牋』に記される行事食である。人日の節句(旧暦正月七日)に、無病息災を願って七種の野菜を羹に仕立てて食べる風習に由来する。