上様は、天皇や将軍など高貴な方に対する尊称として用いられる。また、領収書などにおいて、宛名として相手の名前を直接記す代わりに「上様」と書く用法もある。後者の場合、「じょうさま」と読まれることもある。
会計年度など一年を二期に分けた場合の前半の期間を指す語で、「上半期」の略称である。後半の「下期」と対をなす概念として用いられる。
上座とは、身分や地位が高い人が座る席を指し、上席とも呼ばれる。また、舞台において観客から見て右側の区域を意味し、これに対して左側は下座と呼ばれる。
上背とは、人の身長、特に立った姿勢での頭頂から足底までの高さを指す。主に成人の背の高さを表す際に用いられ、例えば「上背がある」という表現は、その人物の背が高いことを示す。
「上手」は、川の流れが来る方向、すなわち川上を指す。また、座席の配列においては上座に近い方を意味する。さらに、舞台芸術の分野では、客席から見て右側の方向を表し、役者の出入りや配置を示す際に用いられる。これらの意味に対して「下手(しもて)」が対義語となる。読みについては「うわて」とも発音し、「じょうず」と読む場合は技能に優れているという別の意味になる。
邦楽における音の高低を指し、基本の音より上がることを「かる」、下がることを「めり」と称することに由来する。また「甲乙」と書くこともある。
「上手」は「うわて」と読み、川の上流や風上を指すほか、優れていることやそのような態度を表す。相撲では相手の腕の外側からまわしを取る技を意味する。なお「かみて」とも読まれ、「じょうず」と読む場合は別の意味となる。
映画などの映像作品を劇場などのスクリーンに映し出し、観客に公開することを指す。
「上前」は、着物を着る際に前で重ね合わせる部分のうち、外側に来る方を指す。また、転じて、取引の仲介などで手数料として受け取る金銭の一部を意味し、この場合は「上前をはねる」などの表現で用いられる。後者の用法は「上米(うわまい)」が転じたものとされる。
演劇や舞踊などの舞台芸術を、実際に舞台で演じて観客に披露することを指す。
上役とは、同一の組織内において、自分よりも上位の地位や職務に就いている者を指す語である。上司と同義であり、対義語は下役となる。
上顎とは、口腔の上部を構成する骨格部分を指し、下顎に対して位置する。解剖学においては頭蓋骨の一部をなし、歯列を支える役割を担う。口蓋骨や上顎骨などから形成され、「うわあご」とも呼ばれる。
上席とは、主賓や目上の人が座る席次が高い座席のことで、上座とも呼ばれる。また、組織や集団内における階級や順位が上位にあることを指し、地位が高い立場を表す際にも用いられる。
地方から都へ行くことを指す。特に現代では地方から東京へ行く場合に用いられ、江戸時代以前は京都へ行くことを意味した。
上書とは、君主や主君に対して意見や建議を記した文書を提出することを指し、またその文書自体を指す語である。
上弦とは、陰暦の七、八日頃に見られる月相を指す。新月から満月へと至る途中の時期にあたり、月が沈む際に弓の弦を上向きに張ったような半円形の姿を示すことからこの名がある。
漢字音の四声の一つで、音の高さが低く始まり、次第に最も高いところまで上昇する声調を指します。
上訴とは、上位の者や機関に対して訴え出ることを指す。特に法律用語としては、裁判の判決に不服がある当事者が、より上位の裁判所に対してその判決の再審理を求める手続きを意味し、控訴・上告・抗告の三種類に分類される。
位置や程度が高くなること。また、その状態を指す。物価や気温、地位などが高まる場合に用いられ、下降や低下の対義語として扱われる。
臣下が天皇に対して意見や事情を申し上げること。また、その文書を指す場合もある。
物事の状態や出来の程度が、これ以上望めないほど優れていることを指す。また、その様子を表す際にも用いられる。
上乗とは、出来栄えや品質が非常に優れている様子を指す。また、仏教においては最高の教えである大乗を意味する。
上皇とは、天皇が退位した後に用いられる尊称であり、太上天皇とも呼ばれる。皇位を後継者に譲った元の天皇を指す。
上代とは、遠い昔の時代を指すとともに、日本文学史における時代区分の一つとして、主に奈良時代に相当する時期を表す。この時代の文学作品や言語を研究する上で重要な概念である。
上告とは、主に裁判手続きにおいて、下級審の判決に不服がある場合に、より上位の裁判所に対してその判決の取消しや変更を求める不服申立てを指す。また、広義には、目上の者に対して意見や事情を申し上げる行為を意味することもある。
上場とは、証券取引所において株式などの有価証券を売買の対象として登録することを指す。また、演劇や芝居などを舞台で上演する意味でも用いられる。
最も優れた方策や手段を指し、ある状況において最適と判断される選択肢を意味する。下策の対義語として用いられ、しばしば複数の選択肢の中から最も有利な結果が期待できる方法を指して使われる。
学問や技芸、また物事の理解や処理の能力などが、より高い水準へと進歩することを指す。また、古くは下位の者の意見や事情が上位の者に伝達される意味でも用いられた。
上役や上位の機関に対して、意見や事情を文書で取りまとめて申し述べることを指す。
上長とは、年齢や地位において自分より上位に位置する人を指す。特に組織や集団内で、自分よりも高い立場にある人を意味し、目上の人や長上と同義である。
「上手」は、物事を行う技術や能力が優れている様子を指します。また、口先が巧みで相手を喜ばせるような言葉を巧みに使うことも意味します。読み方は「じょうず」であり、「うわて」や「かみて」と読む場合は別の意味になります。
議案や提案などを公式の会議の議題として取り上げ、審議にかけることを指す。特に立法機関や委員会などで、予算案や法律案などを審議の段階に進める際に用いられる表現である。
職場において自分より地位が高い人を指し、一般に組織内での指揮命令系統の上位に位置する者をいう。また、転じて上級の官庁を意味する場合もある。
上水とは、飲用や生活用水として利用するために、水道管などの設備を通じて供給される清浄な水を指す。下水に対応する概念である。
建築物の骨組みが完成し、最後の棟木を取り付ける工程を指す。建物の構造上重要な節目であり、通常はこれを祝う儀式が行われる。
上人とは、仏教において徳と知恵を備えた高僧を指す敬称であり、特に法眼に次ぐ僧位の一つとしても用いられる。また、広く僧侶に対する尊称としても使われる。「聖人」と表記する場合もある。
上覧とは、天子や君主などがご覧になることを指す。特に、天皇や国王などの高位の方が観覧することを意味し、相撲などの行事において用いられる「上覧相撲」のような表現で知られる。天覧とほぼ同義である。
上枝とは、樹木の上部に伸びる枝のことを指す。語源は「秀つ枝」にあり、勢いよく伸びて目立つ枝を意味する。下枝(しずえ)に対比される表現である。
君主に対して意見や建議を記した文書を差し出す行為、またその文書そのものを指す。転じて、官職を辞する旨を記した辞表を提出することをも意味する。
上品とは、気品や品格が感じられる様子を指し、洗練された振る舞いや物腰を形容する。また、品質が優れている上等な品物を意味することもある。対義語は下品であり、読みを「ジョウボン」とすると別の意味となる。
上布とは、薄く織られた上質な麻織物を指す。特に越後上布のように、夏の衣料として用いられる高級な麻布をいう。
天皇や主君に対して申し上げること。また、その言葉が天皇や主君の耳に届くことを指す。
上物とは、品質が特に優れている品物を指す。一般の品よりも格が高く、材質や仕上げにすぐれたものをいう。
「太上」とは、最も優れたものや最高のものを指す言葉であり、至上の意味を持つ。また、天子を意味する場合もある。
世の中や世間一般を指す語で、巷間に広がる話題や風潮、人々の生活の場を意味する。
北上とは、北方へ向かって移動することを指す。特に台風や気団などが北方向に進む場合に用いられ、南下の対義語としても扱われる。
先に述べた事柄や文章を指す語。話や文章の流れの中で、前に触れた内容を簡潔に示す際に用いる。
これ以上ないほど高い位置にあること。最も優れていること。
「呈上」とは、目上の人に対して物を差し上げることを意味する謙譲語である。贈り物をする際の丁寧な表現として用いられ、例えば「謹んで書状を呈上いたします」のように使われる。
身分の高い者や目上の者に対して、物事を申し述べること。
返上とは、受け取るべきものをあえて受け取らずに差し戻すこと、または手元にあるものを相手に戻すことを意味する。また、「返す」の謙譲語として、目上の人に対して物をお返しする意でも用いられる。例えば、権利や特典を放棄したり、不名誉な評価を払拭する場合などに使われる表現である。
「参上」は、自分が相手のもとへ行くことをへりくだって言う謙譲語である。主に敬意を払うべき相手を訪問する場面で用いられ、「伺う」「参る」と同様の意味を持つ。例えば、招きに応じて訪問する際に「ただいま参上いたしました」などと表現する。
火が勢いよく燃え上がること。特に、建造物などが激しく燃える様子を指す。
長上とは、年齢や地位において自分より上の者を指す語で、特に目上の人や上官を意味する。
屋上とは、建物の最上部を覆う屋根の上面を指す。また、特にビルなどの建築物において、屋根部分を平らに整えて利用できるようにした空間を意味し、庭園やビアガーデンなどに利用されることがある。
海の水面およびその上の空間を指す。陸上に対する概念として用いられ、海上輸送や海上警備など、海面を場とする活動や事象に関連して使われる。
陸地から遠く離れた広々とした海の上を指す。特に、公海上や外洋上を意味し、洋上会談や洋上風力発電など、海上で行われる活動や施設に関連して用いられる表現である。
金銭や数量などを計算の対象として加え、全体の数値に含めることを指す。特に会計や予算管理において、特定の項目を総額に組み入れる際に用いられる。
激しい怒りや悲しみなどの感情が高ぶり、頭に血が上って理性を失い、正常な判断ができなくなる状態を指す。
凍上とは、寒冷な気候において地中の水分が凍結し、その体積膨張によって地面が隆起する現象を指す。特に冬季に土壌中の毛管水が氷結し、地表が持ち上がる状態をいう。
啓上とは、手紙文において敬意を表しつつ用件を述べ始める際に用いる語で、主に書き出しの挨拶文として「謹んで申し上げます」という意味を込めて使われる。
進上とは、目上の人に対して物を贈り差し上げることを指す。進呈と同義で、敬意を込めて献上する行為を表す。
山や高くそびえるものの最も高い部分を指す。また、物事が到達しうる最高の状態や程度を表し、これ以上はない極みを意味する。
「減上」は、笛や尺八などの音楽において、基本の音より低くなる音を「減り(めり)」、高くなる音を「上り(かり)」と呼ぶことに由来し、音の高低の変化を指す語である。表記としては「乙甲」とも書かれる。
身分や地位が上の者に対して、敬意を込めて品物を差し上げること。特に、君主や神社・仏閣など、尊ぶべき対象へ捧げる行為を指す。
川や流れに逆らって上流へと向かうことを指す。特に魚類が産卵のために川を上る様子を表す際に用いられる。
手紙において、差出人が受取人に対して敬意を表し、謹んで申し上げる意を込めて、宛名の脇に書き添える語。
上衣(うわぎ)は、外側に着用する衣服全般を指す。また、上下が対になった衣服において、上半身に着る部分を特に指す場合もある。
極楽浄土へ往生する際の位の最上位を指す仏教用語で、上品上生から下品下生までの九段階のうち最も優れた位を意味する。
上翳とは、瞳の表面に白い膜が生じ、視力を損なう眼病を指す。外障眼とも表記される。
上梓とは、書物を出版することを指す。木版印刷において版木に梓の木が用いられたことに由来する語で、特に製版を終えて印刷に移る過程を表すが、広く出版行為そのものを意味する。
天皇に対して意見や事情を文書に記して奏上すること。また、その文書を指す。「疏」は閉ざされたものを押し分ける意から転じ、筋道を立てて述べることを意味し、上書ともいう。
上蔟とは、成長した蚕が繭を作る段階で、専用の道具である蔟(まぶし)に蚕を移す作業を指す。蔟はわらなどで作られ、蚕が糸を引きやすくするための構造となっている。
地方から京都の都へと赴くことを指す。かつての都である京都を「洛陽」に見立てたことに由来し、「洛」は京都を意味する。
まないたの上を指す語で、そこから転じて、議論や検討の対象となることを意味する。特に「俎上に載せる」という形で用いられ、物事を問題として取り上げ、審議や批判の対象とすることを表す。
陌上とは、あぜ道の辺りや田畑のことを指す。また、広く街路の上や道ばたを意味することもある。
身分や地位を越えて、出過ぎた振る舞いをすること。また、そのような行為を指す。
綿上は、鎧の肩に当たる部分を指し、背面から胸板にかけて鎧の胴を支える役割を担う。また、後頭部の髪のことも意味し、この場合は「肩上」と表記されることもある。
個人の身の上や境遇に関わる事柄を指す。特に、職業や生活上の都合など、その人自身に直接関係する事情を表す際に用いられる。
下克上とは、身分や地位が下の者が上の者を武力や謀略によって倒し、その地位や権力を奪い取ることを指す。特に、日本の南北朝時代末期から戦国時代にかけて広まった、実力によって身分秩序が覆される社会風潮を表す歴史用語として用いられる。
上地令とは、江戸時代に幕府が大名や旗本の知行地を没収したり、返上させたりするために発した法令を指す。
上調子とは、物事に落ち着きがなく軽はずみな様子を指す。例えば、上調子な議論とは、深い考えもなく軽々しく交わされる議論を意味する。また、「うわヂョウシ」と読む場合は、三味線の合奏において本調子よりも高い音に合わせた調子を表す。
上達部とは、平安時代の宮中において大臣・大中納言・参議および三位以上の位にある高官を総称した語である。「かんだちべ」とも読まれる。
上首尾とは、物事が順調に進み、期待通りの良い結果を得ることを指す。特に、交渉や計画などが円滑に運び、満足のいく結末を迎えた場合に用いられる。
上手物とは、品質や出来栄えが特に優れている品物を指す。主に工芸品や美術品など、手作りの作品に対して用いられ、その対義語は「下手物」である。
京上夫とは、荘園領主の命を受けて上洛し、都において雑多な労役に従事した人夫を指す。
殿上人とは、平安時代において宮中の清涼殿の殿上の間に昇ることを許された官人を指す。四位・五位の者のうち特に許された者と、六位の蔵人からなる。地下人に対する語であり、雲上人とも呼ばれた。
増上慢とは、仏教において未だ悟りを得ていないにもかかわらず、自分は悟ったと錯覚し、高ぶった心を抱くことを指す。転じて、一般に実力や能力が伴わないのに過信し、傲慢に振る舞う態度、またそのような人物を表す。
バラ科の落葉高木で、サクラの一種である。晩春の時期に白い小花を枝いっぱいに咲かせる。京都をはじめとする地域では、そのつぼみや未熟な青い実を塩漬けにし、香りとほのかな酸味を楽しむ食用として用いられる。
下位の者が武力や謀略をもって上位の者を倒し、その地位を奪い取ること。特に日本の戦国時代に、家臣が主君を倒すなど、身分秩序が逆転する社会現象を指す。
鵯上戸はナス科のつる性の多年草で、山野に自生する。初秋に白い小花を咲かせ、後に赤い実を結ぶ。全草に毒性がある。名の由来は、秋にヒヨドリがこの実を好んで食べる習性による。別表記として「白英」とも書く。
貴賤上下とは、身分の高い者と低い者との区別を指す四字熟語である。「貴賤」は身分の尊卑を、「上下」は階級や地位の高低を表し、両者を合わせて社会における身分秩序の全体を言い表す。
「下陵上替」は、下位の者が上位の者を圧倒し、上位の者が衰微する状況を表す四字熟語である。社会秩序が大きく乱れ、下克上の風潮が横行する世相を指し、『春秋左氏伝』に典拠を持つ。ここでの「陵」は圧倒する意、「替」は衰える意であり、「下しも陵しのぎ上かみ替すたる」と訓読される。
火上注油とは、燃えている火に油を注ぐように、既に悪い状況をさらに悪化させる行為や、争いを激化させることを意味する四字熟語である。
火上加油とは、もともと燃えている火に油を注ぐことを指し、転じて、既に悪い状況にある物事をさらに悪化させる行為や、争いを煽って激化させる様子を喩える表現である。
炭火をおこす際の方法を表す四字熟語で、季節に応じて火種を置く位置を変えることを指す。夏は炭の下に、冬は炭の上に火種を置くと、それぞれの気候に適して火がよくおこるという意味である。
下意上達とは、一般民衆の心情や考えが為政者や上位者に伝わり理解されることを意味する四字熟語である。特に、社会の底辺にいる人々の意見や実情が、組織や社会の上層部に届き、適切に把握される状況を指して用いられる。