基本情報
意味
とばり、かたびら、たれまく、ひきまく
読み方
音読み
訓読み
書き方
画数ごとの書き順
意味
1
とばり。窓や扉の前に垂らして、室内の光や風を遮るための幕。また、空間を区切ったり、外からの視線を遮るために使われる布。
2
かたびら。衣服の一種で、特に裏地のないひとえの着物を指す。たれぎぬとも言い、身体の周りに垂らして身を覆うための衣服。
3
たれまく。四方からつるし下げて使用する幕や帷子。空間を囲むようにして設置され、プライバシーや装飾を目的とする。
4
ひきまく。まんまく。特定の場面で使用される垂れ幕。
熟語
帷幄とは、上から垂らしたり周囲を囲んだりする幕、あるいは幕を張り巡らした場所を指す。転じて、戦場において作戦を計画する本陣や司令部を意味し、幕営の中で策略を練る様子を「策を帷幄の中にめぐらす」と表現する。帷帳や帷幕と同義である。
「帷幕」は垂れ下げて空間を仕切る布のことを指し、とばりや幕、引き幕などの意味を持つ。また、転じて作戦計画を練る場所、すなわち軍陣の幕営を意味することもある。さらに、古くは婦人の居室を指す用法も見られる。「帷幄」「帷帳」などの熟語を形成し、場合によっては「いまく」と読まれることもある。
湯帷子は、かつて入浴時に身につけた単衣の着物を指す。後に浴後も水気を吸い取るために着用されるようになり、夏の湯上がりに涼をとる簡易な衣類として定着した。ゆかたの古称であり、湯具や湯巻とも呼ばれる。
帷幄上奏とは、軍事に関する機密事項を、通常の手続きを経ずに直接天子に上奏することを指す。帷幄は軍中の幕舎を意味し、転じて軍事作戦の計画を立てる場所を表す。ここから、軍機に関わる重要な事柄を、皇帝に直接取り次ぐことを意味する四字熟語となった。
帷蓋不棄は、『礼記』檀弓下篇に由来する四字熟語で、帷(とばり)や蓋(きぬがさ)のような粗末なものでも、役に立つ限り捨ててはならないという意味です。転じて、物を大切にし、無駄遣いを戒める教えを表します。