上背とは、人の身長、特に立った姿勢での頭頂から足底までの高さを指す。主に成人の背の高さを表す際に用いられ、例えば「上背がある」という表現は、その人物の背が高いことを示す。
背丈とは、人の背の高さ、すなわち身長を指す。また、衣服の丈の長さを表すこともある。
家屋の裏側に位置する出入り口を指し、裏口や裏門を意味する。また、家の後方にあって普段は目につきにくい場所、すなわち裏手の隠れた区域を表す場合もある。
男性が着用する洋装の一種で、上着とズボンが同じ生地で作られたものを指す。通常は折り襟の上着と共布のズボンから成り、時にチョッキを加えた三つぞろいの形式も含まれる。スーツと同義である。
背向とは、互いに背中を向け合う状態を指す。また、後ろの方角や位置を表す語として、背後や後方といった意味でも用いられる。
背反とは、命令や規範などに逆らうことを指す。また、二つの事柄が互いに相容れず、矛盾する状態を表す際にも用いられる。
「背面」は山の日の当たらない北側を指し、南側の「表」に対して陰となる部分を意味する。また、物の後ろ側や後方という広い意味でも用いられる。語源は「背(そ)つ面(おも)」が転じたものとされる。
背泳とは、仰向けの姿勢で行う泳法の一つである。両腕を交互に頭上から回して水をかき、両足は上下に揃えてバタ足をすることで推進力を得る。背面泳ぎやバックストロークとも呼ばれる。
背離とは、本来従うべきものや結びついているものから、それに逆らう形で離れていくことを指す。思想や立場、期待などが食い違い、隔たりが生じる状態を表す。
背教とは、かつて信奉していた宗教の教えに背き、信仰を放棄することを指す。特にキリスト教の文脈において、信徒が自らの信仰を捨てたり他宗派に改宗したりする行為を意味する。
背景とは、絵画や写真において主題の背後に広がる景色を指す。演劇や舞踊では、舞台の奥に設置された情景を表す。また、物事の背後にある事情や勢力、例えば事件の裏側や小説の時代設定など、目に見えない基盤や環境を意味する場合もある。
背戻とは、道理や規範に逆らうことを指す。物事の筋道や倫理に従わず、それから外れる行為や状態を表す語である。
信義に背き、信頼や約束を裏切る行為を指す。特に誠実さや忠誠が求められる関係において、期待に反する不正な行動を意味する。
紙背とは、文字通り紙の裏面を指すが、転じて文章の表面に現れない隠れた真意や深層の意味を表す。眼光紙背に徹すという表現は、文面の奥に潜む本質を見抜く洞察力を意味する。
猫のように背中が丸く曲がり、首が前方に突き出た姿勢を指す。また、そのような姿勢を常にとっている人を指して用いることもある。
腹背とは、文字通り腹と背中を指し、身体の前と後ろを表す。転じて、敵が前後から迫るような状況や、表面上は従うふりをしながら内心では反発する二心の状態を意味する。
規則や約束、命令などに逆らうことを指す。定められた規範から外れ、それに従わない行為を意味する。
妹背とは、互いに愛し合う男女、すなわち夫婦を指す語である。また、広くは兄と妹、あるいは稀に姉と弟という近しい血縁関係にある男女をも意味する。
背腸は、エビの背中に沿って走る黒い腸を指す。また、サケの腎臓を指すこともあり、これを塩漬けにした塩辛は「めふん」とも呼ばれる。読み方は「せわた」であり、「みなわた」と読む場合もある。
道理や規範に従わず、それに逆らうことを指す。物事の筋道や社会の常識から外れている状態を表す。
背馳とは、二つの事柄が互いに相反する方向に向かい、一致しない状態を指す。特に言動や考え方などが食い違う場合に用いられ、道理に背くことを意味する。語源は背を向けて走る様子に由来する。
鯔背とは、江戸時代に日本橋魚河岸の若者たちの髪形「鯔背銀杏」に由来し、粋で威勢がよく、さっぱりとした気風を表す。主に若者の姿や気質を形容する際に用いられる。
背負子は、荷物を背負う際に背中に当てる木製の長方形の枠を指す。背負い梯子とも呼ばれ、背負籠(しょいご)はこれに紐を取り付けて背負えるようにした籠を指す。
背筋力とは、背中を支える筋肉群が発揮する力のことで、姿勢の維持や物を持ち上げる動作などに関わる身体能力を指す。
背蒲団とは、冬の寒さを防ぐために背中に負う小さな蒲団を指す。
背美鯨はセミクジラ科に属する大型の哺乳類で、体長はおよそ十五から二十メートルに達します。全身が黒色を呈し、特徴として頭部が大きく、背びれを持たないことが挙げられます。セビクジラとも呼ばれます。
眼光紙背とは、読書において文字面を追うだけでなく、行間に込められた著者の真意や精神の深みまで鋭く見抜く力を指す。眼光が紙の裏側まで透き通るように、文章の奥底に潜む意味を洞察する様を表し、優れた読解力の鋭さをいう。
面従腹背とは、表面上は相手に従うふりをしながら、内心では反発し裏切ろうとする態度を指す。表向きは恭順の意を示すが、腹の内では背き逆らう心を抱いている様を表す四字熟語である。
「面向不背」は、どの角度から眺めても形が整い美しいことを表す四字熟語である。もとは三方に正面を向けた仏像を指す語で、「面向」は額の中央を意味し、転じてどの方向から見ても正面に見える整った姿をいう。「不背」は裏側がなく、後ろも同様に美しいことを示す。すなわち、前後左右いずれから見ても欠点がなく、均整のとれた完璧な美しさを形容する語である。
故郷を後にして遠く離れた土地へと移り住むことを意味する。井戸を中心に人々が集い暮らす古里に背を向け、新たな地を求めて旅立つ様を表す。
背水之陣は、水辺を背にして陣を敷き退路を断つことから、決死の覚悟で戦いに臨む、あるいは物事に取り組むことを意味する四字熟語である。中国前漢の韓信が川を背に陣を構え、趙の軍を破った故事に由来し、『史記』淮陰侯列伝に記されている。
信頼を裏切り、道義を捨て去ること。人として守るべき誠実さや義理をないがしろにする行為を指す。
紙背の意とは、文字の表面に現れた意味の背後にある真意や隠された意図を指す。文章や言葉の奥深くに込められた本心を読み取ることを意味し、表現の裏側にある著者の真の考えを洞察する姿勢を表す。
項背相望は、前を行く人の後頭部と背中が見えるほど、多くの人が次々と続く様子を表す。転じて、人や車馬が絶え間なく往来する繁盛ぶりや、多くの人材が次々と現れることを意味する。