内孫とは、自分の家系を継ぐ息子夫婦の間に生まれた孫のことを指す。かつては同じ家に住むことが多かったことに由来し、嫁いだ娘の子供である外孫と対比される概念である。
内部にいる者が密かに外部の敵や反対勢力と通じ、味方に対して不利になるような情報を流したり協力したりすることを指す。
内股とは、両足のうち互いに向かい合う側の部分、すなわち大腿部の内側を指す。また、歩行の際に足先を内側に向ける歩き方のこともいう。この歩き方は「外股」と対照される。
内輪とは、家族や親しい仲間など、ごく限られた身内の関係を指す。また、そのような狭い範囲の内部や内々の事柄を意味し、外部には知らせない内密の状況を表すこともある。さらに、控えめな程度や少なめの数量を示す場合にも用いられる。
内科とは、主に内臓器官の疾患を対象とし、手術を伴わない薬物療法や生活指導などの手段によって診断と治療を行う医学の分野を指す。
内海とは、陸地に囲まれた海のことで、島や半島によって外海から隔てられた海域を指す。また、広い意味では湖を指す場合もある。「うちうみ」のほか、「ないかい」と読むこともある。
内訳とは、金銭の総額や物品の総量など、一つのまとまりを構成する内容を、その構成要素ごとに分けて示した明細のことである。例えば、経費の内訳書を作成する場合などに用いられる。
内閣とは、内閣総理大臣および国務大臣によって構成される国の最高行政機関を指し、行政権の行使を担う政府の中枢組織である。
眼球内部に生じる疾患の総称であり、白内障や緑内障、黒内障などがこれに含まれる。古くは「底翳」とも表記された。
組織や団体の内部において、その構成員に対して適用される独自の規則や取り決めを指す。外部には公開されない場合が多く、当該組織の運営や活動を円滑に進めるための基準として機能する。
内裏とは、天皇の住まいである御殿や御所、すなわち皇居を指す語である。そこから転じて、天皇そのものを指す場合もある。また、雛祭りに飾られる天皇と皇后の姿を模した一対の雛人形を「内裏雛」と呼ぶが、これを略して単に「内裏」と言うこともある。
内匠とは、かつて宮廷に仕えて建築や細工物の製作を担当した職人を指す。
内儀とは、他人の妻を敬っていう語で、特に町人階級の妻に対して用いられる。また、内々の事柄や内密のことを指す場合もある。
勤務先の事業所内で業務を行うことを指し、外部への出張や外回りの仕事を伴わない職務形態をいう。また、そのような勤務形態に従事する者を指す場合もある。対義語は「外勤」である。
正式な婚姻届を提出していないが、事実上夫婦として生活を共にする女性を指す。内縁関係にある妻のことで、法律上の配偶者である「本妻」に対して用いられる表現である。
内証とは、他人に知られないように物事を秘密にすること、すなわち内緒を意味する。また、仏教の用語としては、外部に現れることなく心の内面で仏法の真理を悟ることを指す。
内済とは、問題や争いを公にせず、当事者間の話し合いによって解決することである。
内情とは、外部からは見えにくい組織や集団の内部の状況や事情を指す。内輪の様子や内実を意味し、外部の事情を表す外情に対応する概念である。
内職とは、本業とは別に行う仕事を指し、特に主婦が家事の合間に請け負う賃仕事を意味する。また、転じて、授業や会議など本来取り組むべき場面で、密かに他の作業を行うことも表す。
内心とは、外部には表さない心の奥底にある考えや感情を指す。また、幾何学においては多角形の内部に接する円の中心を意味する。
内省とは、自己の内面に目を向け、自身の思考や行動、あるいは精神の状態を振り返り、考察することを指す。内観とほぼ同義に用いられることもある。
内示とは、正式な公表に先立って、関係者に対して内々に知らせることを指す。特に組織内での人事異動や重要な決定について、事前に非公式に伝える場合に用いられる。
内室とは、他人の妻を敬っていう語で、特に身分の高い人の夫人に対して用いられる。令夫人や令室と同義であり、「御内室」などの形で使用される。
内実とは、外見からは見えにくい物事の内部の実際の様子や実情を指す。また、表面上の状況とは異なる本当の状態や実質を意味することもある。
建物や組織の内部に設置された通信回線を指し、特に企業や官庁などで内部連絡に用いられる電話システムを意味する。外部回線(外線)に対応する概念であり、組織内の各部署間の通話に利用される。
内奏とは、天皇に対して内々に申し上げることを指す。ここでの「奏」は、天皇や君主に物事を申し述べる行為を意味する。
ある機器や装置の内部にあらかじめ組み込まれている状態を指す。例えば、カメラ本体にフラッシュ機能が組み込まれている場合、「フラッシュ内蔵のカメラ」などと表現する。
内服とは、薬剤を口から体内に取り入れることを指す。特に、飲み薬として服用する方法を意味し、外用薬など外部に用いるものと区別する際に用いられる。
内臓とは、動物の体の内部、主に胸腔や腹腔に収められている諸器官の総称であり、消化・呼吸・循環・排泄などの生命維持に直接関わる機能を担っている。
外見からはさほど豊かには見えないものの、実際には財産や収入に恵まれ、生活が豊かであるさまをいう。
組織や集団の内部で起こる争いやもめごとを指す。特に政治団体や国家内部での対立や紛争を表し、内輪もめや内訌(ないこう)と同義である。
内覧とは、一般公開に先立ち、関係者や招待された限られた人々が事前に内部で見学したり確認したりすることを指す。新築物件の下見や展示会のプレビューなど、非公開の場で行われる事前閲覧を意味する。
内談とは、公の場ではなく内々に行われる話し合いのことで、関係者だけが知る内密の相談や密談を指す。
内分とは、物事を外部に知られないように処理することを指し、内密に済ませる場合などに用いられる。また数学では、一つの線分をその上の一点によって二つの部分に分けることを意味する。
内地とは、植民地や海外領土に対して本国を指す語であり、また国外に対して国内を意味する。北海道や沖縄から見た本州を指す用法もあり、さらに海岸から離れた内陸部を表す場合もある。
内通とは、味方の集団や組織に属しながら、ひそかに敵や外部の勢力と連絡を取り、情報を提供したり協力したりする行為を指す。また、転じて、ひそかに不倫などの男女関係を結ぶ密通の意味でも用いられる。
外部に漏らさず、限られた範囲内で秘密にしておくこと。また、そのさま。内緒や内分と同様に、公にしないことを指す。
正式な発表に先立ち、内々に決定がなされている状態、あるいはそのように決定することを指す。特に就職活動において、企業側が採用を内々に決定し、本人に通知する場合に用いられる。
内偵とは、表立たずにこっそりと様子を探ったり情報を収集したりすることを指す。特に、外部に気付かれないよう内部から状況を観察し、偵察を行う行為を意味する。
内命とは、公にはされず内々で下される命令のことを指し、特に秘密裏に行われる任務や指示を意味する。
内面とは、外からは見えない物の内部や内側の面を指す。また、人間の精神や心理の働き、心の奥底を表す際にも用いられ、外面に対置される概念である。「うちづら」と読む場合は別の意味となる。
「内内」とは、公にせずに内密に行うことや、非公式な様子を表す。また、心の中でひそかに思うさまも指し、例えば「内内心配した」のように用いられる。「うちうち」と読む場合もある。
身内とは、まず自分の身体全体を指す。また、血縁や婚姻によって結ばれた近しい家族、あるいは親族関係を意味する。さらに、特定の社会集団、特に博徒の世界において同じ頭領に仕える者同士の間柄を表すこともある。
参内とは、宮中に参上することを指す。特に、天皇や皇后の居所である皇居に公式に赴く行為をいう。
垣根で囲まれた内部の空間を指す。また、転じて、垣根で区切られた小さな集落、あるいはその中の一区画を意味する。
屋内とは建物の内部を指す語であり、屋外に対する概念である。主に建築物に囲まれた空間を表し、競技場やプールなど施設の種類を限定する際にも用いられる。
家の中や家庭内を指すほか、家族全体を表すこともある。また、他人に対して自分の妻を指す謙譲語として用いられる。
案内とは、人をある場所へ導いたり、説明を加えながら連れて行くことを指します。また、詳細な事情や情報を知らせること、あるいはその知らせそのものを意味し、書面では「案内状」などの形で用いられます。さらに、来訪者を取り次いだり、ある事柄について事情をよく承知している状態を表す場合にも使われます。
ある限られた範囲や領域の内部を指す。特に、特定の事柄が適用される区域や、活動や影響が及ぶ範囲の内側を表す。
御内は、手紙の宛名に添えて用いる語で、主に相手の妻や家族全般に向けて敬意を表す際に使われます。
幕内とは、相撲の番付において前頭以上の地位にある力士、またはその地位を指す。江戸時代、将軍上覧の相撲で特に優れた力士が幔幕の内側に控えることを許された故事に由来する。
新内とは、江戸時代に鶴賀新内が語って広まった浄瑠璃の一派である新内節の略称である。心中物など悲恋を題材とし、哀切な語り口が特徴で、流しと呼ばれる路上演奏の形式でも知られる。
神社や寺院などの宗教施設の敷地内を指す語で、建物や境内林などが含まれる区域を表します。
囲いや仕切りなどで区切られた区域の内部を指し、特に建物の敷地内や施設内などの限られた範囲の中を意味する。例えば駅構内とは、駅の施設が設置されている区域の内部を表す。
皇后・中宮・女御などに定められた女性が、正式な手続きを経て宮中に入り、内裏での生活を始めることを指す。
「内外」は「うちと」と読み、内側と外側を指す。また、伊勢神宮の内宮と外宮を略して「内外の宮」とも呼ばれる。さらに、仏教と儒教の両方を総称する場合にも用いられ、「内外の典」のように仏教の書物と儒教の書物を意味する。なお、「ないがい」と読む場合もある。
内法とは、容器や箱などの内側の寸法を指す言葉で、内側の壁から反対側の内側の壁までの距離を表します。これに対して、外側の壁から反対側の外側の壁までの寸法は外法と呼ばれます。
内宮とは、三重県伊勢市に鎮座する伊勢神宮のうち、天照大御神を主祭神として祀る皇大神宮の通称である。外宮に対する呼称として用いられ、神宮の中心をなす神社として広く知られている。
内緒とは、特定の関係者以外には知らせずに内々に事を進めること、すなわち秘密を指す。また、家庭内の財政状態や暮らし向きを意味する場合もある。
律令制において内侍司に所属し、天皇の身の回りの世話や宮中の儀式など、天皇の日常生活に奉仕した女官を指す。
城郭の内部に設けられた堀を指し、特に二重の堀が巡らされている場合には、その内側に位置するものをいう。外堀に対する語である。
内訌とは、組織や集団の内部で争いが生じることを指す。特に、仲間同士が対立し、もめ事を起こす状態を表し、「内紛」や「うちわもめ」とも言い換えられる。「訌」の字には、もめるという意味が含まれている。
埒内とは、物事の決められた範囲や限界の内側を指す。一定の枠組みや秩序の中に収まっている状態を表し、埒外の対義語として用いられる。
古代の都において、天皇の住まいである内裏を中心に、朝廷の諸官庁が配置された区域の総称を指す。平城京や平安京などの都城計画において、宮城に相当する中枢部を意味する。
師匠の家に住み込み、日常生活の雑事を手伝いながら、その芸道を身につける弟子を指す。
家の中では威勢がよく強がるが、外に出ると気弱でおとなしくなる性質、またそのような人を指す。家庭内と外部での態度の対照が特徴である。
内舎人は、律令制において中務省に属し、宮中の宿直や天皇の雑役、警護を担当した官職を指す。また、明治期の官制では主殿寮や東宮職における最下級の職員を指した。読みは「うちとねり」が転じたものとされる。
内蔵寮は、律令制における中務省に属する役所であり、宮中の宝物の管理や日用品の調達・供進などを主な職務としていた。
内匠寮は、奈良時代の神亀五年(七二八年)に設置された令外官で、中務省に属した。宮殿の装飾や調度品の製作・管理を主な職掌とし、「たくみりょう」あるいは「うちのたくみのつかさ」とも呼ばれる。
目の水晶体が白く濁る疾患を指し、視力の低下を引き起こし、進行すると失明に至ることもある。俗に「しろそこひ」とも呼ばれる。
眼圧が異常に上昇することにより視神経が障害を受け、視野狭窄や視力低下をきたす疾患。進行すると失明に至ることもあり、瞳孔が緑青色を帯びて見えることからこの名がある。
他人に聞かれたくない内容を、声を潜めてこっそりと話すこと。また、そのような話の内容を指す。
「御内儀」は、他人の妻を敬って言う語である。本来「内儀」は身分のある人の妻を指したが、これに接頭辞「御」を付けて敬意を加えた表現となっている。
ハタオリドリ科の小鳥で、スズメに似た外観を持つ。秋の季節に大群を成して稲田に飛来し、稲の実を食害する習性がある。
家内狼藉とは、家の中がひどく散らかって乱雑な状態を指す四字熟語である。「狼藉」は物が乱れ散らばっている様子を表し、家庭内の秩序が失われ、整理整頓がなされていない状況を言い表す。
「海内無双」とは、天下に並ぶものがないほど優れていることを意味する四字熟語である。「海内」は四海の内、すなわち天下や国内を指し、「無双」は二つとないことを表す。この語は『文選』の「答客難」に由来し、比類なき卓越性を形容する際に用いられる。
国内が乱れ、世の中が騒がしく落ち着かない状態を指す。
海内奇士とは、天下に並ぶ者のいないほど風変わりな行いや特異な才能を持つ人物を指す四字熟語である。『後漢書』「臧洪伝」に由来し、世にも稀な傑出した人材を称える表現として用いられる。
「海内冠冕」とは、天下に並ぶもののない第一人者を指す四字熟語である。冠冕は元来、冠の意から転じて首位や筆頭を意味し、海内すなわち天下において最も優れた人物を称える表現として用いられる。出典は『文選』所収の任昉「王文憲集序」に遡る。
国内が豊かで繁栄している様子を表す四字熟語。特に『史記』孝文帝紀に由来し、国家の内部が物資に恵まれ、人々の生活が安定して賑わっている状態を指す。
外見は巧みに取り繕い飾り立てているが、内心では深く嫉妬や憎しみを抱いている状態を指す。表面上は穏やかで如才ない振る舞いを見せながらも、内面では他人の成功や優位性をねたみ、不快に思っている様子を表す。