土芥とは、土や塵などのごみを指す言葉であり、そこから転じて、価値のない取るに足らないものの喩えとしても用いられる。
犬芥はアブラナ科の多年草で、道端などに自生する。春から夏にかけて黄色い十字形の花を咲かせ、細長い線形の果実をつける。ノガラシとも呼ばれる。
キンポウゲ科の二年草で、湿地に自生する。葉は三つに深く裂け、春には黄色い五弁の花を咲かせる。葉や茎には毒成分を含む。
芥蔕とは、芥菜の実や果物のへたのようにごくわずかな物事を指し、転じて、心にわずかに残るしこりやもやもやした気持ちの喩えとして用いられる。
芥子(からし)は、アブラナ科の植物であるカラシナの種子を粉末にした香辛料を指す。黄色を帯びた粉末で、特有の辛味と香りを持ち、主に調味料として用いられる。漢字表記では「辛子」と書くこともある。なお、「芥子」を「けし」と読む場合は、ケシ科の植物を指し、別の意味となる。
芥子はケシ科の二年草で、東ヨーロッパを原産とする。初夏に白や紅、紫色などの美しい花を咲かせる。その種子は食用とされ、未熟な果実からは阿片(アヘン)が採集される。漢字表記「芥子」は本来カラシナを指すが、種子の形状が類似していることから転用され、後に誤読が定着したものである。別表記として「罌粟」や「罌子粟」も用いられる。読みを「からし」とすると、全く別の植物を指すことになる。
芥虫はゴミムシ科に属する甲虫の総称であり、塵芥虫とも呼ばれる。一般に腐植質や有機物の多い環境に生息し、その名の通りごみや朽ちた植物質などを餌とする習性を持つ。
シソ科の一年草で、中国を原産とする。その花は生薬として用いられ、主に解熱などの効能がある。
台所から出る野菜くずや魚介類の残りなど、調理や食事の際に生じる生ごみの総称。
土荊芥(ありたそう)はアカザ科の一年草で、メキシコ原産の帰化植物である。茎や葉に強い臭気があり、駆虫剤として用いられる。漢名「土荊芥」からの誤用とされ、「有田草」とも表記する。
大芥菜(たかな)はアブラナ科の二年草で、カラシナの一品種である。主に暖地で栽培され、楕円形で大きな葉を持つ。辛味があり、漬物として利用される。夏の表記では「高菜」と書かれることもある。
子芥子は、木製の玩具人形の一種で、ろくろ挽きした円筒形の胴体に丸い頭部を付け、女児の顔を描き、胴体部分を赤・青・黄などの色彩で彩ったものである。かつては東北地方の特産品として知られていた。
芥子菜はアブラナ科の二年草で、春に小さな黄色い花を咲かせる。葉には辛味があり、漬物として利用されるほか、種子から辛味調味料のからしを採ることもできる。
芥子粒とはケシの種子を指す。また、その極めて小さい形状から、ごく微小なものの喩えとしても用いられる。
塵芥虫はゴミムシ科に属する甲虫の総称で、体は長楕円形をしており、多くは光沢のある黒色をしています。その名の由来は、腐植土やごみの下などに生息することにあります。また、「歩行虫」や「芥虫」と表記されることもあります。
「夏侯拾芥」は、『漢書』夏候勝伝に由来する四字熟語で、学問に優れた人物を指す。夏候勝が経書に精通し、その博識ぶりを「芥を拾うがごとし」と称賛された故事に基づく。ここで「芥」は取るに足らない小さなものの喩えであり、学問の真髄を軽々と会得する様を表している。後世、優れた学者や容易に知識を修得する才能を賞賛する際に用いられる表現となった。