基本情報
意味
うお、さかな、魚介、魚肉、養魚
読み方
音読み
訓読み
書き方
画数ごとの書き順
意味
1
水中に生息する脊椎動物で、通常はうろことひれを持ち、エラ呼吸を行うものの総称。うお。
2
特に食用とされる魚を指し、食材や料理の文脈で親しみを込めて「さかな」と呼ばれることが多い。
3
魚を捕る行為。漁業や釣りなど、自然環境から魚を獲得する活動を意味する。すなどる。
4
中国唐代の官吏が身分を示すために腰に下げた、魚の形をした装飾品。
熟語
キュウリウオ科に属する小型の淡水魚で、全長は約15センチメートル程度である。体色は背中が淡青色、腹部は銀白色を呈する。冬季に結氷した湖面で行われる穴釣りが風物詩として知られ、食用としても広く親しまれている。漢字表記には「若鷺」や「鰙」も用いられる。
火魚はホウボウ科の海魚で、沿岸の海底に生息する。頭骨が発達して硬く、体型はホウボウに似るがやや小さい。美味であり、冬の季語としても用いられる。「金頭」「鉄頭」「方頭魚」とも表記する。
糸魚はトゲウオ科に属する淡水魚で、温帯北部の河川に生息し、一部は海へ下る回遊を行う。体側には板状の鱗があり、背びれには三本の棘が特徴である。産卵期には雄が糸状の粘液を分泌し、水草を絡めて川底に巣を構える習性を持つ。
衣魚はシミ科に属する昆虫の総称で、屋内の暗所に生息する。体長は約一センチメートルで、銀白色の体をもち、衣類や紙類などを食害する性質がある。別名としてシミムシとも呼ばれ、漢字では「紙魚」や「蠹魚」と表記されることもある。
トビウオ科に属する海水魚で、温暖な海域に生息する。背面は銀青色、腹面は白色を呈し、発達した長大な胸びれを広げて海面を滑空する習性を持つ。食用とされ、アゴやホントビなどの別名がある。夏の季語としても用いられる。
ハゼ科の海魚で、各地の沿岸に生息する。春になると川を遡上し、小石に産卵する習性を持つ。体は淡黄色で半透明であり、死後は白くなる。シラウオとは別種であり、イサザとも呼ばれる。表記は「白魚」と書くこともある。
魚眼とは、魚の目を指す語である。また、広角レンズの一種である魚眼レンズの略称としても用いられる。このレンズは視野角が極めて広く、180度以上の範囲を写すことができ、天文観測や気象観測などに用いられる。名称の由来は、魚の目がほぼ180度の視野を持つことに因んでいる。
魚屋(ととや)は、高麗茶碗の一種を指す。赤土を素地とし、青茶色の釉薬を掛けたものを特徴とする。その名称の由来は、堺の商人「ととや」が所有していたため、あるいは千利休が魚屋の店先でこの茶碗を見出したためなど諸説伝わる。表記には「斗々屋」も用いられる。
魚子(ななこ)は彫金技法の一つで、金属の表面に魚の卵のように細かく均一な粒状の文様を浮き出させたものを指す。主に地紋として用いられ、同様の意で「斜子」や「七子」と表記されることもある。
魚虎(はりせんぼん)は、ハリセンボン科に属する海水魚で、温帯から熱帯の海域に分布する。体は卵形をしており、全身に長く鋭い棘が密生しているのが特徴である。外敵に襲われると、体を膨らませてこれらの棘を立てて身を守る。その姿からハリフグやイガフグ、スズメフグなどの別名でも呼ばれる。漢字表記は「魚虎」のほか、「針千本」と書くこともある。名の由来には、頭部が虎に似ているとする説や、鋭い棘で他の魚を害する恐ろしい魚であることに因む説などがある。
サバ科に属する海産魚で、紡錘形の体型と青黒い背中が特徴である。春から夏にかけて黒潮に乗って北上し、秋に南下する回遊性を持つ。鰹節の原料として知られ、刺身やたたきなど日本料理で広く用いられる。
ハタハタ科に属する海魚で、北日本の深海に生息する。口が大きく鱗を持たず、初冬の産卵期に沿岸へ押し寄せる習性があり、この時期に漁獲される。漁期に雷鳴が多いことに由来する「雷魚」の名を持つ。食用とされ、「燭魚」「鱩」「鰰」などの異表記もある。
墨魚は、頭足綱に属する軟体動物のうち、コウイカ目やツツイカ目などに分類される生物の総称である。体は細長く、十本の腕を持ち、多くは海中を遊泳して生活する。食用として広く利用される。烏賊とも書く。
旗魚はマカジキ科やメカジキ科に属する大型の海魚の総称で、熱帯から温帯の外洋に生息する。体形はマグロに似るが、特徴として上顎が剣のように長く突き出ている。食用とされ、「梶木」とも書く。
イサキ科の海魚で、本州中部以南の沿岸に分布する。体色は暗緑褐色を呈し、幼魚には黄褐色の縦線が三本見られる。釣りの対象として人気があり、夏が旬で美味とされる。漢名に由来する「鶏魚」の表記のほか、「伊佐木」とも書く。「いさぎ」と読まれることもある。
シイラ科に属する海産魚で、鬼頭魚とも呼ばれる。体は側扁し、紡錘形で、青みがかった銀白色の体色を持つ。暖海性の表層遊泳魚であり、日本近海を含む世界中の温帯から熱帯域に広く分布している。
魚の体表を覆ううろこのこと。また、魚類そのものを指すこともある。兵法においては、中央を前方に突出させ、両翼を斜め後方に配置する魚のうろこのような陣形を指し、鶴翼の陣と対をなすものとして用いられる。
魚籃とは、魚を入れるための竹製の籠を指す語で、魚籠(びく)と同義である。また、観音菩薩の変化身の一つである魚籃観音の略称としても用いられ、これは三十三観音のうちの一つに数えられる。
蒲魚とは、実際には知っていることを知らないふりをして、あたかも無知であるかのように振る舞うことを指す。また、そのような人を指すこともある。この語は、蒲鉾が魚から作られることを知りながら、わざと「蒲鉾は魚(とと)からできるのですか」と尋ねた故事に由来する。
ハタハタ科に属する海産魚で、日本海沿岸に分布する。晩秋から冬にかけて産卵のため沿岸に接岸し、雷鳴が轟く時期に漁獲されることから「雷魚」とも呼ばれる。身は柔らかく独特の風味があり、主に塩焼きや味噌漬け、しょっつる鍋の具材として用いられる。
アシロ科に属する海産魚で、南日本の浅い海に生息する。全長は約60センチメートルに達し、背びれと尾びれが連続しているためナマズに似た外観を持つ。体色は茶褐色でイタチの毛色を思わせ、口元には六対のひげを備える。食用とされ、ウミナマズの別名でも知られる。
イザリウオ科に属する海魚で、日本の中部以南の海域に生息する。体色は黄褐色で黒斑があり、胸びれと腹びれを用いて海底を這うように移動する。アンコウと同様に頭部に突起を持ち、これを動かして小魚をおびき寄せ捕食する習性がある。
タチウオ科に属する海魚で、暖かい海域に生息する。体は帯のように細長く銀白色をしており、鱗を持たない。潮流の緩やかな場所では立ち泳ぎをする習性があり、食用として美味とされる。その形状と色が刀(太刀)に似ていることからこの名がついた。別表記として「帯魚」とも書く。
ホウボウ科に属する海産魚の一種で、体色が鮮やかな赤色をしていることから「火魚」とも呼ばれる。頭部が大きく、胸びれの一部が遊離して指状となり、海底を歩くように移動する習性を持つ。
牛尾魚はコチ科に属する海魚で、暖かい海の砂底に生息する。体は上下に平たく、頭部と口が大きく、尾は細いのが特徴である。食用として利用され、夏の季語としても用いられる。漢名に由来する「牛尾魚」の表記のほか、「鯒」や「鮲」とも書く。
イカナゴ科に属する海魚で、浅い海に生息する。体は細長く銀白色を帯び、全長は約二十センチメートルに達する。春に漁獲される幼魚は「コウナゴ」とも呼ばれ、佃煮の材料として広く用いられる。「玉筋魚」の表記は漢名に由来する。
うぐいはコイ科の淡水魚で、川や湖に生息するが、一部は海へ下ることもある。体形は細長く、背面は暗緑褐色、腹面は銀白色を呈する。繁殖期には腹部に三本の赤い縦縞が現れる特徴があり、アカハラやハヤとも呼ばれる。表記は「鯎」や「鯏」を用いることもある。
ほうぼうはホウボウ科の海魚で、沿岸の砂底に生息する。体色は赤紫色を呈し、胸びれが変化した三本の指状の構造で海底を歩くように移動する。浮き袋を用いて音を出す習性があり、食用として美味とされる。冬が旬であり、「魴」の字を当てて表記することもある。
キュウリウオ科の海魚で、北海道南東部の沿岸に生息する。体は細長くワカサギに似ており、産卵期には川を遡上する。多くは干物として食用にされる。名称「シシャモ」はアイヌ語に由来し、その体形が柳の葉に似ていることから名付けられた。
サンマ科の回遊魚で、日本近海に生息する。体形は細長く刀状を呈し、背中は暗青色、腹部は銀白色をしている。秋の味覚として知られ、漢字表記の「秋刀魚」は、秋に獲れる刀のような魚という意味に由来する。
魚介類を競り売りする市場を指し、特に東京都中央区にある築地市場や豊洲市場などの中央卸売市場を指して用いられる。河岸とは水際の荷揚げ場を意味し、魚市場が河岸に立地していたことに由来する。
魚介類とは、魚類と貝類を中心とした水産物の総称であり、広義には海や川に生息する食用可能な水生生物全般を指す。特に海産物を総称する際にも用いられ、栄養価が高く健康食としても認識されている。
堅魚木(かつおぎ)は、神社や宮殿などの建築物において、棟木の上に直角に並べて設置される装飾用の木材を指す。その形状が円柱形で、鰹節に似ていることからこの名が付けられた。表記としては「鰹木」と書くこともある。
夜間に魚が光に集まる習性を利用した漁法において、海上や海中に設置して点灯する灯火のことを指す。いさり火とも呼ばれ、例えばイカ釣り漁船などで用いられ、暗闇に浮かび上がるその光は漁場を形成する目印となる。
雑魚寝とは、多くの人が一つの部屋や限られた空間に混じり合って寝ることを指す。特に、寝具を十分に準備できない状況や、宴会などの集まりの後などに、参加者が一緒に横になって休む様子を表す。
翻車魚はマンボウ科に属する大型の海魚で、温暖な海域に生息する。体長は約四メートルに達し、卵形で側扁した独特の体型をもち、尾びれが退化したように見える外観が特徴である。食用とされ、漢名に由来する名称を持つ。別名をウキギともいう。
真魚板は、食材を調理する際に包丁で切る作業を行うために用いる台板を指す。漢字表記では「俎」あるいは「俎板」とも書く。語源は「真魚(まな)」すなわち食用の魚を調理する板に由来する。
サンショウウオは、サンショウウオ科やアンビストマ科などに属する両生類の総称である。体形はイモリに似ており、主に沼地や渓流などの湿潤な環境に生息する。古くから薬用としても利用されてきた。別名としてハタケドジョウやハジカミウオがあり、「鯢」の字を用いて表記されることもある。
赤魚鯛はフサカサゴ科に属する深海魚で、その名の通り鮮やかな赤色の体色を持つ。外見が鯛に似ていることからこの名が付けられ、特に冬季に美味とされる。漢字表記では「阿候鯛」と書くこともある。
エソ科の海魚の総称で、通常は単にエソを指す。南日本の浅海に分布し、体は細長く鋭い歯を持つ。背面は黄褐色で、上等なかまぼこの原料として用いられる。夏の季語であり、「狗母魚」の表記は漢名に由来し、「鱛」とも書く。
金魚蝨はチョウ科に属する甲殻類で、体は円盤状をしており、体長は約四ミリメートルである。コイやフナなどの淡水魚の体表に寄生し、その体液を吸って生きる。表記としては「魚蝨」と書くこともある。
エイ目に属する軟骨魚類の総称で、体は菱形に近い扁平な形状をしており、尾部が細長い特徴を持つ。漢名の「海鷂魚」は、その姿が鳥の鷂(はしたか)に似ていることに由来する。また「鱏」の字を用いて表記されることもある。
マダコ科に属するタコの一種で、沿岸の岩礁地帯に生息する。八本の腕はほぼ同じ長さに発達し、体色は通常紫褐色を呈するが、周囲の環境に応じて変化する性質を持つ。食用として広く利用される。
サバ科の海魚で、体は細長く側扁し、鋭い歯を持つ。春に産卵のために沿岸に寄ることから「鰆」の字が当てられる。漢名の「馬鮫魚」に由来する呼称であり、関西地方では「さわら」の名で呼ばれ、高級魚として扱われる。
黍魚子はニシン科の海魚で、中部以南の海域に分布する。体長は約十センチメートルと小さく、細長い体形をしている。背面は青緑色を帯び、体側には銀白色の縦縞が走るのが特徴である。食用として利用され、「吉備奈仔」と表記されることもある。
アイナメ科に属する海魚で、沿岸の岩礁域に生息する。体色は黄褐色から緑褐色を呈し、食用として美味とされる。アブラメとも呼ばれる。名称の由来は、春にアユのように縄張りを持つ習性から「あゆなみ(鮎並)」が転じたとされる。
獺祭魚とは、カワウソが捕らえた魚を岸辺に並べる習性を指し、これが祖先を祭る際に供物を並べる様子に似ていることから、詩文を作る際に多くの参考書を周囲に広げて参照する様子の比喩としても用いられる。
鱠残魚はシラウオ科の海魚で、体長約10センチメートル、鱗がなく半透明の体をもつ。春になると河口を遡上して産卵し、加熱すると白くなることから食用とされる。漢名に由来するこの名称は、「銀魚」や「白魚」とも表記される。
河魚腹疾は、川魚が腹を病むことを指す四字熟語で、そこから転じて国家や組織が内部から腐敗し崩壊していく様子を喩える表現である。出典は『春秋左氏伝』宣公十二年にある。
淵広魚大とは、川の淵が広く深ければ大きな魚が棲むという意味から転じて、君主や指導者に徳や器量があれば、それにふさわしい優れた人材が自然と集まってくることを喩えた四字熟語である。出典は中国の古典『韓詩外伝』にあり、「淵広ければ魚大なり」と訓読される。
「魯」と「魚」の字形が似ていることから生じる誤りを指し、文字を書き写す際に生じやすい誤記や、それに類する凡ミスを意味する。転じて、物事の細部に注意を払わずに生じる些細な誤りや、見間違い、聞き違いなどを広く喩える表現として用いられる。
魯魚章草とは、文字の誤写や誤読が生じやすいことを指す四字熟語である。魚と魯、章と草の字形が似ていることから、書き間違いや読み間違いが起こりやすいことを喩えたもので、転じて書写や解釈において誤りが生じやすい状況を表す。