竜神とは、竜の姿をした水の神であり、水中に棲み雨や水を司るとされる。また仏教では八部衆の一つとして仏法を守護する神とされる。
竜戴は能楽において竜神役が用いる装束の一種で、竜の形状を象った冠を指す。竜立とも呼ばれ、読みは「リュウダイ」のほか「リュウタイ」ともされる。
竜王は、仏法を守護する八部衆の一つであり、竜の姿をした水の神を指す。また、将棋において飛車が敵陣に入って成った駒の名称でもある。
竜脳とは、東南アジアに生育するフタバガキ科の常緑高木である竜脳樹を指す。また、その樹木から採れる樟脳に似た芳香を持つ無色の結晶を意味し、これは竜脳香とも呼ばれ、主に香料や医薬品の原料として用いられる。
竜胆はリンドウ科の多年草で、山野に自生する。葉は笹の葉に似ており、秋に青紫色の鐘形で先端が五裂した花を咲かせる。根は苦味が強く、健胃薬として用いられる。漢名「竜胆」は、その根の味が竜の胆のように苦いことに由来するとされる。
ムクロジ科の常緑高木で、中国が原産地です。日本では鹿児島や沖縄などで果樹として栽培されています。春に黄白色の五弁花を咲かせ、芳香があります。果実は球形で果皮は茶褐色をしており、食用となる果肉部分は特に「竜眼肉」と呼ばれ、薬用にも用いられます。その名は、球形の実を竜の目に見立てた漢名に由来します。
竜骨とは、船体の構造において船底の中心線に沿って船首から船尾まで通され、船体全体の強度を支える背骨のような役割を果たす鉄材または木材のことで、キールとも呼ばれる。
青竜は、玄武・白虎・朱雀と並ぶ天の四神の一つであり、東方を守護する神獣とされる。また、その名の通り、青色の竜そのものを指す場合もある。読み方は「セイリュウ」「ショウリュウ」ともされる。
イセエビ科の大型のエビで、関東以西の太平洋岸の岩礁地帯に生息する。体長は約30センチメートルに達し、赤褐色の殻と威厳ある姿が特徴である。その姿の美しさから慶事の席で用いられることが多く、また味も極めて美味である。「伊勢海老」とも表記する。
うみほおずきは、テングニシやナガニシといった海産の巻貝が産む卵嚢のことを指す。その形状が植物のホオズキに似ており、子供たちが口に入れて音を鳴らして遊ぶことからこの名がある。夏の季語としても用いられ、「海酸漿」と表記されることもある。
竜蝨はゲンゴロウ科の水生昆虫で、池や沼に生息する。体は長卵形で扁平、背面は光沢のある緑黒色を呈する。昆虫や小魚を捕食し、夏に活動が盛んになる。漢名に由来する表記で、「源五郎」とも書かれる。
竜駕とは天子の乗る車のことで、竜車とも呼ばれる。天子の威厳を象徴する乗り物であり、その読みは「リョウガ」ともされる。
冬ごもりをしている竜のことで、時機を待って隠れている英雄や傑出した人物を喩える表現である。
片目の英雄や豪傑を指す語。特に江戸時代初期の武将、伊達政宗の異名として知られる。その由来は中国唐代の片目の英傑、李克用の故事に基づく。
ハリモグラ科に属する哺乳類で、オーストラリアやニューギニアに生息する。全身が針状の剛毛で覆われており、細長い口と粘着性のある長い舌を用いて、主にアリやシロアリを捕食する。
竜田姫は秋を司る女神で、奈良の都の西に位置する竜田山にまつられる。五行説において西が秋に配されることからこの呼称が生じ、春を司る佐保姫と対をなす。表記は「立田姫」とも書かれる。
竜骨車は、水を汲み上げて田畑に注ぐための揚水機である。中国から伝来し、江戸時代前期に近畿地方を中心に普及した。その名は、装置の骨組みの形状が竜の背骨に似ていることに由来する。
竜吐水とは、江戸時代に用いられた消火用具の一種である。木製の水槽に設けられた押し上げポンプの操作により放水する仕組みで、その様子が竜が水を吐くように見えることからこの名が付いた。また、遊戯用の水鉄炮を指してこう呼ぶこともある。
登竜門とは、立身出世を果たすために乗り越えなければならない難しい関門を指す。中国の黄河上流にある竜門の急流を登り切った鯉が竜になるという伝説に由来し、また後漢の李膺に認められた者が将来を約束される故事にも基づく。
苔竜胆はリンドウ科の二年草で、草地に自生する。草丈は約五センチメートルと非常に小さく、春には淡紫色の鐘形の小花を上向きに咲かせる。
シャコ科に属する甲殻類の一種で、蝦蛄とも表記される。細長い体と鎌状に発達した捕脚が特徴であり、浅海の砂泥底に生息する。
中国に由来する茶の一種で、茶葉を半発酵させた後に釜炒りし、揉んで乾燥させて仕上げる。烏のように黒く、竜の爪のように曲がった形状が特徴である。
竜爪稗はイネ科の一年草で、アフリカまたはインドを原産とする。実は黄赤色を呈し、食用や飼料として用いられる。日本では主に飼料用としてわずかに栽培されている。別名をコウボウビエといい、「四国稗」と表記されることもある。この名称は漢名に由来する。
竜舌蘭はリュウゼツラン科の多年草で、メキシコ原産である。厚みのある葉は先端が鋭く尖り、硬い棘を備える。数年以上を経た夏期に淡黄色の花を咲かせ、結実後に株は枯死する。葉から搾った汁はテキーラの原料となる。
江戸時代の洒落本『聖遊郭・雪月花』に見られる四字熟語で、雲や竜といった雄大な自然の景物を連想させる表現である。
臥竜鳳雛とは、優れた才能を持ちながらも、まだ機会に恵まれず世に知られていない人物の喩えである。横たわって眠る竜や、成長前の鳳凰の雛に由来し、特に中国の故事において、諸葛亮や龐統のような傑出した人材が登用される前の状態を指して用いられる。
轡を並べて門前に控える二頭の竜のように、優れた二人の人物が並び立つことを喩えた四字熟語。『新唐書』に見える表現で、特に才能や力量が互角である二人の武将や人物が、同じ場所あるいは同じ主君に仕えて並び立つ様子を指す。
雲蒸竜変は、雲が湧き起こり竜が姿を変える様子から、英雄や豪傑が時機を得て勢いよく現れ、大活躍することを表す四字熟語である。『史記』の「彭越伝・賛」に由来し、非凡な人物が時代の変動に乗じて頭角を現すことを意味する。
同じ教育を受けても、才能や努力の差によって結果が大きく異なることを、竜のように優れた者と猪のように劣る者を対比して表す四字熟語。
竜章鳳姿とは、伝説上の霊獣である竜や鳳凰のように威厳と気高さを備えた、堂々とした立派な容姿を指す。内面の優れた資質が外面の風格として現れた、比類なき風采を表す四字熟語である。『晋書』に典拠を持つ。