小鉤(こはぜ)とは、足袋や脚絆、書物の帙など、合わせ目を留めるために用いる爪形の金具を指す。留め具の一種であり、「鞐」の字を当てて表記することもある。
鳥の羽毛を釣り針に巻きつけて、昆虫などの餌に見立てた釣り具。主に川魚を釣るために用いられる。
帯鉤とは、古代中国において革帯の両端を連結して留めるために用いられた金属製の留め具である。
鉤形とは、鉤のように曲がった形状を指す。特に、物が折れ曲がって鉤状になった様子を表し、例えば布や紙などが「鉤形に破れる」といった表現で用いられる。
鉤鼻とは、鼻の先端が下方に向かって曲がり、鷹の嘴のような形状をしている鼻を指す。特に鼻柱がかぎ状に湾曲している特徴があり、鷲鼻とも呼ばれる。
鉤樟はクスノキ科の落葉低木を指す語であるが、これは漢名からの誤用に由来し、本来は「黒文字」と表記すべきものである。
釣り針に付ける餌のこと。魚を釣る際に、針に取り付けて魚をおびき寄せるためのものである。
鉤欄とは、宮殿や寺院などの建築物において、廊下や階段の縁に設けられる手すりの一種である。その特徴は、端の部分が優雅に曲線を描いて折れ曲がっている点にあり、装飾性と安全性を兼ね備えている。漢字表記としては、「勾欄」と書くこともある。
鉤素とは、釣り糸のうち、おもりと釣り針との間に結ぶ部分の糸を指す。水中で魚の目につきにくくするため、通常は透明で強度のあるナイロンや天蚕糸(てぐす)などの細く丈夫な素材が用いられる。
懸鉤子はバラ科に属する落葉性の低木を総称する語で、一般に木苺(きいちご)とも呼ばれる。漢名に由来する名称であり、果実が熟すと垂れ下がる様子を鉤に懸けたものに見立てたものとされる。
鉤章棘句とは、鉤(かぎ)のように曲がりくねり、棘(とげ)のように鋭く読みにくい章句を指し、非常に理解しがたい文章のたとえとして用いられる。唐代の文人・韓愈の「貞曜先生墓誌銘」に典拠を持つ四字熟語である。
鉤縄規矩とは、物事の規範や基準となるものを指す四字熟語である。鉤は曲線を描く道具、縄は直線を引く墨縄、規は円を描くコンパス、矩は方形を描く差し金を意味し、これら四つの工具が転じて、行動や判断のよりどころとなる手本や規則を表す。『荘子』の「駢拇」篇に由来する。