文章における一つの連続した列を指す。また、文章や話の内容において、あるまとまりを持った一部分を表すこともある。
力の限りを尽くして努力し、物事を成し遂げようとすること。特に困難な状況に直面しながらも、自らの力を振り絞って行動する様を指す。
本番の行事や儀式が円滑に進むよう、事前に実際の手順や流れに沿って実施する練習のこと。
牙行とは、中国において商取引の仲介を業とする者、あるいはその組合を指す。商業の発展に伴い、宋の時代から明・清代にかけて発達した組織である。
他行とは、自分の居場所から離れて他の場所へ赴くことを指す。外出や旅立つ行為を表し、時に「たこう」とも読まれる。
代行とは、本来その役割を担うべき本人に代わって、特定の業務や役割を遂行することを指す。例えば、引っ越しの作業を専門に請け負う業者などがその典型である。
平行とは、同一平面上にある二つの直線、あるいは平面とその外にある直線や平面が、いかなるに延長しても交わることのない状態を指す。また、複数の物事が同時に進行する様子を表す際にも用いられ、この場合は「並行」と表記されることもある。
犯罪を実行する行為を指し、特に法律に違反する行為そのものを意味する。犯行に及ぶといった表現で用いられ、犯罪行為が現実に行われた事実を表す。
同行(ドウギョウ)とは、同じ信仰や修行を共にする仲間を指し、特に巡礼や参詣の旅を共にする人々を意味する。また、文章や五十音図において同じ行に属する文字のこともいう。禅宗では「ドウアン」と読む場合があり、「ドウコウ」と読むと別の意味となる点に注意を要する。
壮行とは、旅立つ人や新たな出発をする人に対して、その前途を祝い励ますことを指す。特に送別会や激励のための試合など、盛大な行事を通じて行われることが多い。
体内を血液が循環することを指し、特に動脈や静脈を通じて全身に血液が巡る状態を表す。この循環が良好であることは健康維持に重要であり、運動や入浴などによって促進されることがある。
行火とは、手足を温めるために用いる小型の暖房器具で、持ち運びが可能である。電気式のものもあり、主に冬季に使用される。
行水とは、湯や水を張ったたらいなどに入って体を洗うことを指す。特に夏の季語として用いられ、短時間の入浴を烏の行水などと喩える。また、清らかな水で身を清める禊の行為を意味することもある。
行政とは、国家や地方公共団体が法律や政令に基づき、社会の秩序を維持し、公共の利益を実現するために行う諸活動の総称であり、立法や司法と並ぶ統治作用の一領域を指す。
行啓とは、皇太后・皇后・皇太子など、天皇に準ずる身分の方々が外出されることを敬って言う語である。また、その外出先からお戻りになることは還啓という。
多くの人や物が整然と列をなして並ぶことを指し、特に人気のある店舗や催し物の前などで自然に形成される長い列を意味する。
天皇が外出されることを敬って言う語。特に、天皇が地方を巡られる場合に用いられる。
行狭とは、文章の行と行の間隔が狭く詰まっている状態を指す。
行者とは、仏道の修行に専心する者を指し、特に山野に分け入って厳しい修行を行う修験者や山伏のことをいう。
行書とは、漢字の書体の一つであり、楷書と草書の中間の性質を備えています。楷書の端正な骨格を基盤としながら、筆画をやや簡略化し、連綿とした流麗な線で書かれるため、実用性と芸術性を兼ね備えた書体として知られています。
商品を携えて各地を移動しながら販売する商売の形態、またそれに従事する人を指す。
行文とは、文章における言葉の選び方や表現の仕方、またそれらによって形作られる全体の書きぶりや様態を指す。
行器(ほかい)とは、古代において食物を運搬するために用いられた容器を指す。木製で丸い形状をしており、蓋と三本の脚が付属しているのが特徴である。「外居」と表記されることもある。
行幸(みゆき)は、天皇が外出されることを指す語である。特に上皇・法皇・女院などの外出については「御幸」の字を当てて区別し、後世には「ごこう」と音読するようになった。
乱行とは、酒に酔うなどして理性を失い、人としてあるまじき乱暴な振る舞いをすること、あるいは道徳に反するみだらな行いを指す。表記としては「濫行」と書くこともあり、また「ランコウ」と読む場合もある。
励行とは、決められた事柄や規則を必ず実行することを指す。また、努力して物事を行うという意味も含む。例えば、早朝マラソンを励行する、あるいは一列励行を呼びかけるなどの用法がある。表記としては「厲行」と書くこともある。
後方へ下がること。特に、前方を向いたまま、あるいは警戒しながら徐々に後退する様子を指す。
即行とは、時間を置かずに直ちに実行に移すことを指す。特に、緊急を要する事態や重要な決定に対して、迅速に対応する際に用いられる表現である。
孝行とは、子が親に対して心を尽くして大切にし、よく仕えることを指す。また、転じて広く人を大切に扱う様子を表すこともある。
尾行とは、特定の人物の後方から密かに付き従い、その行動を観察・記録する行為を指す。特に捜査機関が容疑者などの動向を把握するために行う監視活動を意味する場合が多い。
決行とは、困難や不利な状況があっても、思い切って物事を実行することを指す。例えば、雨天決行のように、条件が整わない場合でも断固として行う場合に用いられる。
車両などが進むこと。特に自動車や列車などが道路上や線路上を移動することを指し、走った距離や走る行為そのものを表す。
並行とは、二つ以上の物事が並んで進むことを指す。例えば、高速道路と鉄道が同じ方向に走っているような状況に用いられる。また、複数の事柄が同じ時期に行われること、例えば決算報告と予算報告が同時に進められる場合にもいう。表記としては「平行」や「併行」と書くこともある。
普通の人とは異なる風変わりな行動や行いを指し、常識や社会通念から外れた特異な振る舞いを意味する。
奉行とは、主君の命令を承ってその職務を執行することを指し、転じてその任に当たる者を指す。また、鎌倉時代から江戸時代にかけて、幕府の政務を担当した武家の長官職の名称でもある。江戸幕府においては、寺社奉行・勘定奉行・町奉行など、多様な職務領域に応じた奉行が全国に配置され、行政を担った。
思ったことをそのまま、ためらうことなく実行すること。特に、感情や衝動に従って率直に行動する様子を指す。
知行とは、物事の道理を理解する知識と、その道理に基づいて実際に行動することを併せた概念である。知識と実践が一体となることを理想とする。
悟りを開くために欲望を抑え、断食などの厳しい修行に耐えることを指す。また、転じて、一般に耐え難いほどつらい仕事や行為のたとえとしても用いられる。
非行とは、社会の規範や道徳に反する行為を指し、特に青少年が逸脱した行動に及ぶことをいう。
他人の意見を聞かず、自分一人の考えや判断に基づいて物事を行うこと。
僧侶や貧しい人々に物を施すことで、善行や功徳を積む行為を指す。また、法令や規則などを実際に適用し、効力を発生させる意味でも用いられる。
柄行とは、衣服や布地などの模様や柄のことを指し、特にその模様の並び方や配置の様子を表す言葉である。自分に似合う柄行を選ぶなど、身につけるもののデザインや模様の選択について用いられる。
洋行とは、主に欧米諸国へ渡航して学問を修めたり見聞を広めたりすることを指す。また、かつて中国において外国人が経営する商社を指す用法もあった。
独行とは、他者を伴わずに単独で行動することを指す。また、他者の力を借りずに自らの判断と力のみで物事を行うという意味もあり、独立独行という表現で用いられることもある。
発行とは、図書や新聞、雑誌などの出版物を印刷・製本して世に送り出す行為を指す。また、紙幣や債券、証明書などの公式な書類を新たに作成し、流通や使用に供する場合にも用いられる。
旅行中の出来事や感想を記録した文章を指し、旅の道中で体験したことを綴った記録を意味する。旅日記や道中記とも呼ばれる。
退行とは、進行方向とは逆に後方へ移動することを指す。また、生物の進化や発達の過程において、より単純な形態や初期の段階へと戻る現象を意味する。天文学においては、惑星が天球上で通常とは反対の西から東へと運行する逆行の状態を表す。
飛行とは、空中を飛びながら移動することを指す。特に航空機や鳥などが大気中を進む行為を表し、宇宙空間を移動する場合にも用いられる。
修行とは、仏道において教えを実践し悟りを目指す営みを指す。また、広く精神や技芸を鍛え高めるための不断の努力をも意味する。
兼行とは、夜を徹して休まずに進むことを指し、通常二日分の行程を一日で行うような急ぎの旅や仕事に用いられる。また、転じて、二つ以上の事柄を同時に行うことも意味する。
他の物事を基準としてそれに従って行うことを指す。表記としては「準行」と書くこともある。
車両などが通常より速度を落とし、ゆっくりと走行すること。特に安全確認や危険回避のため、あるいは道路状況に応じて速度を抑制して進む様子を指す。
船や航空機などが、あらかじめ定められた経路や方向に沿って進むことを指す。特に、海上や空中における移動の過程を表す際に用いられる。
通行とは、ある場所を通り過ぎたり行き来したりすることを指す。また、世間一般に広く用いられたり認められたりしている状態を表す際にも使われる。
強行とは、困難や反対意見がある状況を押し切って、無理に物事を実行することを指す。例えば、悪天候の中での行事実施や、議論が収束しないままの採決などに用いられる。
悪行とは、道徳や法律に反する良くない行為を指す。悪事や不正な行いを意味し、「悪行無道」のように用いられる。対義語は「善行」である。なお、「あっこう」とも読む場合がある。
反対や障害があっても押し切って、思い切って物事を実行すること。熟慮の上で決断を下し、敢然と行う様子を表す。
移行とは、ある状態から別の状態へと移り変わっていくことを指す。特に制度や方式、段階などが順次変更され、新しい状態へと切り替わっていく過程を表す。
蛇がうねるように、川や道などがS字状に曲がりくねって続くさまを指す。また、そのような経路をたどって進むことや、車両などが左右に揺れながら進む運転の状態を表す際にも用いられる。
前に向かって進んで行くこと。また、物事が順調にはかどることを指す。特に会議や作業などが滞りなく前進する状況に用いられる。一方、病気などが悪化する方向へ進む経過を表す場合もある。
「循行」とは、定められた順路に沿って巡り歩くことを指す。また、上からの命令に従って行動するという意味もあり、後者の意味では「巡行」と表記されることもある。
困難や危険を承知の上で、ためらわずに実行すること。特に、反対や障害がある状況において、強い決意をもって物事を推し進める様子を指す。
蛮行とは、人間としての理性や道徳を欠いた野蛮な振る舞いを指し、社会の規範や礼儀に著しく反する乱暴な行為を意味する。
運行とは、列車やバスなどの交通機関が定められた経路に沿って走ることである。また、天体がそれぞれ固有の軌道を巡ることも指す。
遊行(ユギョウ)は、僧侶が仏教の教えを説いたり修行を積んだりするために、各地を巡り歩くことを指す。この語は特に「遊行聖」のような表現で用いられ、遍歴する僧の姿を表す。なお、「ユウコウ」と読む場合は、遊び歩くという別の意味になる。
鈍行とは、各駅に停車する普通列車を指す俗称であり、特に急行列車などと対比して速度が遅いことを含意する。鈍行列車とも呼ばれる。
順行とは、順序に従って進んでいくことを指す。また天文学においては、惑星が天球上を西から東へ移動する見かけの運動を意味し、これは地球からの観測において通常の運行方向とされる。
携行とは、必要なものを身につけて持ち歩くことを指す。特に外出時に手元に置いて移動する場合に用いられ、例えば雨具や書類などを常に備えておくような状況を表す。
他人に代わって職務や任務を遂行すること、あるいは本来の職務に加えて他の職務を兼ねて行うことを指す。
続行とは、途中でやめずにそのまま続けて行うことを指す。例えば、天候の悪化など何らかの事情が生じても、予定されていた事柄をそのまま継続する場合に用いられる。
法令や書籍などを広く世間に行き渡らせることを指す。
川の流れに逆らって上流へと進むことを指す。特に、川をさかのぼる行為を意味し、源流を探求する際などに用いられる表現である。
履行とは、定められた事柄や約束を実際に行うことを指す。特に契約や約束を確実に実行する場合に用いられ、また法律用語としては、債務者がその債務の内容を実現する行為を意味する。
横行とは、悪事や好ましくない事柄が世間で幅を利かせてはびこることを指す。また、遠慮なく自由に振る舞い、あちこちを歩き回る様子も表す。
水中を進むことを指すほか、人目を避けて密かに活動することを意味する。特に、社会の表舞台から姿を隠し、非合法な行動や秘密裏の任務に従事する場合に用いられる。
緩行とは、速度を抑えてゆっくりと進むことを指し、特に列車が各駅に停車しながら進む鈍行の運行形態を表す。
興行とは、映画や演劇、スポーツ試合などの催しを企画し、観客から入場料を徴収して実施する事業、またはその催しそのものを指す。また、そのような事業に携わる者を興行師と呼ぶ。
行灯は、木や竹で作った枠に紙を張り、内部に油皿を置いて灯火をともす携帯用の照明具である。主に江戸時代に広く用いられ、「あんどん」とも読まれる。
経行は禅宗における修行の一環で、座禅中に生じる眠気を払い、心身を整えるために一定の区域を静かに歩行することを指す。唐音で「キンヒン」と読み、「キョウギョウ」とも読まれる。
神仏や貴人に対して敬意を表す際に、ひざまずいた姿勢のまま、前進したり後退したりする動作を指す。
行李とは、柳の枝や竹などを編んで作られた、旅行用の荷物や衣類を収納するための四角い蓋付きの箱を指す。
行纏(はばき)とは、かつて旅や作業の際に脛に巻きつけて用いた布のことで、脚絆(キャハン)とも呼ばれる。表記は「脛巾」と書くこともある。
地面を腹ばいになるなどして、手足や体を地面に接しながら進むことを指す。特に四足動物や幼児などが、直立歩行ではなく這うように移動する様を表す。
躬行とは、自ら進んで実際に行動に移すことを指す。単に知識や理論を学ぶだけでなく、それを自らの手で実行し、体現する行為を意味する。
梓行とは、書物を出版することを指す。木版印刷の時代に版木として梓の木が多く用いられたことに由来し、上梓と同義である。恩師の著作集を梓行する、などのように用いられる。
雁行とは、雁が空を飛ぶ際に整然と斜めに連なって進む行列のことを指す。また、そのような隊列を模して、人や物が斜めに並んで進む様子を表す際にも用いられる。
蟹のように横方向へ進む歩き方を指す。また、転じて、欧米の文字のように左から右へ横書きする表記法、すなわち横文字のことを「蟹行文字」と称し、その略称としても用いられる。
江戸時代に夫が妻に離縁を通告するために渡した書状を指す。その内容が簡潔に三行半ほどで記されていたことに由来する語で、転じて離縁そのものや絶縁の意味でも用いられる。
不行跡とは、道徳や規範に反する良くない行いを指し、特に品行や身持ちが正しくない様子を表す。
歩行虫はオサムシ科に属する甲虫の総称で、漢名に由来する。後翅が退化しているため飛ぶことができないが、その代わりに地上を敏速に歩行することからこの名が付けられた。別名を筬虫(おさむし)ともいう。
歩行虫はゴミムシ科に属する甲虫の総称で、一般に塵芥虫とも呼ばれる。体は細長く、主に地表や落ち葉の下などに生息し、有機物を餌とする。
単行本とは、叢書や全集の一冊としてではなく、独立した一つの著作として刊行される書籍の形態を指します。
真行草とは、漢字書体の三つの基本様式を指す用語であり、楷書体を「真」、行書体を「行」、草書体を「草」と称したものである。これらは筆画の省略や連綿の度合いによって区別され、書写の速さや表現の様式に応じて使い分けられる。
犯罪が行われている現場、あるいは犯行直後に犯人を発見した場合を指す。また、そのようにして発見された犯人そのものも意味する。このような状況では、逮捕状がなくても現行犯逮捕が認められている。
ゴマノハグサ科の半寄生性の一年草で、山野に自生する。草丈は約五十センチメートルに達し、葉はヨモギに似て羽状に深く裂ける。夏期には茎の上部の葉腋に黄色い唇形の花を咲かせる。漢名に由来する名称であり、「引艾」の表記も用いられる。
鎌倉幕府および室町幕府に置かれた職制の一つで、主に訴訟手続きにおいて提出された訴状に日付や関係者の氏名などを記入し、その案件を担当する番(担当部署)に振り分ける役割を担った。
江戸時代の諸藩において、郡の行政を担当した役職を指す。郡代を統轄し、租税の徴収や訴訟の処理など、管内の政務全般を執行した。
行者葫はユリ科の多年草で、山奥に自生する。全体にニンニクに似た特有の強い香りがあり、食用とされる。その名は、山野を修行する行者が食したことに由来すると伝えられる。
躬行実践とは、自ら実際に行動し、知識や理論を実地に適用して経験を積むことを指す。単に学問として知るだけでなく、自らの身体をもって行い、その過程を通じて真の理解や技能を体得する姿勢を表す。
規行矩歩とは、定められた規則や規範に厳格に従って行動する様を指す。転じて、古いしきたりや形式に固執し、状況に応じた柔軟な対応ができない融通のきかない態度を喩える表現としても用いられる。
跂行喙息とは、足で歩き口で呼吸する生き物全般を指す四字熟語である。特に鳥や虫などの小動物を表す際に用いられる。「跂行」は爪先立って歩く、あるいは這って進む様を、「喙息」は口を用いて息をする様をそれぞれ意味し、『漢書』公孫弘伝に典拠を持つ。
危言危行は、言行を厳しく慎み、世俗に流されず清く正しく保つことを意味する四字熟語である。「危」を「厳しい」と解すれば言語や行いを厳正にすること、「高い」と解すれば言行を気高く正すことを表し、『論語』憲問篇に由来する。
蟹行鳥跡とは、蟹が横に歩くような不自然な筆運びや、鳥の足跡のように散らばった文字のことを指し、書道において稚拙で整っていない筆跡を形容する表現である。
恩威並行とは、恩賞と刑罰の両方を適切に用いて人を導き治めることを指す四字熟語である。為政者や指導者が、慈愛に満ちた恵みと厳格な威厳とを併せ持ち、それらを状況に応じて並行して行使する統治の姿勢を表す。『三国志』の故事に由来し、組織や集団を円滑に運営するための重要な方策とされる。
横行闊歩とは、威張り散らしながら歩き回る様子を指す。また、思いのままに振る舞い、他を顧みない態度で行動することを意味する。「横行」は勝手気ままに歩き回ること、「闊歩」は大股でゆったりと歩くことを表し、合わせて気ままに振る舞う様を強調する表現である。