岩座とは、神道において神霊が降臨し鎮座する場所として信仰の対象となる岩石を指す。山野に聳える巨岩や奇岩を神聖視し、神が宿る磐座(いわくら)として祀るもので、自然崇拝に根ざした古い信仰形態を表す語である。
岩壁とは、壁のように切り立った険しい岩のことを指す。特に、垂直に近い急峻な岩肌を形容する際に用いられ、登山や攀岩の対象となるような地形を表す。表記としては「巌壁」と書くこともある。
岩をくり抜いたり積み上げたりして造られた住居や空間を指す語で、自然の洞窟を利用したものや、加工を施して居住空間としたものをいう。石室とも表記される。
岩が川の流れに沿って屈曲し、そのために水の流れが緩やかになり、よどみを生じている場所を指す。
岩塩とは、岩石の層中に天然に産する塩化ナトリウムの結晶であり、粒状や立方体の形状を呈する。山塩や石塩とも呼ばれる。
岩窟とは、岩盤に自然に形成された横穴や空洞を指す語で、岩屋や岩穴と同義である。特に大きな岩山や崖に穿たれた洞穴状の地形を表し、時に「巌窟」とも表記される。
海中に隠れている大きな岩のことで、船舶の航行にとって危険となる暗礁を指す。
岩乗とは、岩のように頑強で丈夫な馬を指す言葉である。転じて、人や物が非常に強健でしっかりしている様子を表すこともあり、その場合は「頑丈」と表記されることもある。
火山の噴火によって地表に噴出した高温の溶融状態の岩石を指し、またそれが冷却固化したものをもいう。マグマが地表に現れた状態であり、流動性を示すこともある。
風雨や波などの自然の作用によって、通常とは異なる珍しい形に侵食された大きな岩石を指す。特に海岸や渓谷などにみられる、見る者の想像をかき立てるような特異な景観を形成する岩をいう。
岩菲はナデシコ科の多年草で、中国を原産とする。葉はやや硬質の長卵形を呈し、夏期に黄赤色の五弁花を開く。花色には白や絞りの変異も見られ、主に観賞用として栽培される。
頁岩は堆積岩の一種であり、泥や粘土が長い年月をかけて固結して形成される。薄い板状に割れやすい性質を持ち、主に黒色や灰色を呈する。かつては硯や砥石の材料として用いられたこともあり、泥板岩とも呼ばれる。
火山の噴火によって地表に流出した高温の溶融岩石が、冷却固化したものを指す。マグマが地表に現れた後の状態を表し、玄武岩質や安山岩質など様々な種類がある。
礫岩は、小石や砂、粘土などの堆積物が水中で堆積し、長い年月をかけて固結して形成される堆積岩の一種である。主に河川や湖沼、浅海などの水底で生成され、礫の大きさや種類によってその特徴が異なる。
岩の間から湧き出る清冽な水を指し、特に夏の季語として用いられる。
岩田帯とは、妊婦が腹部に巻く白い布のことで、安産を願う風習として知られる。特に妊娠五か月目に入った戌の日に巻き始める慣わしがあり、腹帯としての役割を果たす。
イワタバコ科の多年草で、山地の湿り気のある岩壁に自生する。葉はタバコの葉に似た楕円形をしており、若葉は食用や胃腸薬として用いられる。別表記として「苦苔」とも書く。
ツツジ科の常緑小低木で、山地に自生する。茎は地面を這うように伸び、早春には淡紅色の鐘形の花を咲かせる。直径約一センチメートルほどの実は甘味があり、ナシに似た風味を持つ。漢名に由来する「岩棠子」の名で呼ばれる。
鉱山や土木工事において、岩盤に深い穴を穿つために用いる機械。回転式や打撃式などの方式があり、圧縮空気や電気を動力源として作動する。