赤紙とは、赤色の紙を指す。特に旧日本軍において召集令状に用いられた赤い紙のことを俗にこう呼び、転じて召集令状そのものを指すこともある。また、かつて差し押さえの際に使用された赤い紙の封印証書を指す俗称としても用いられた。
赤身とは、魚肉において赤みを帯びた部分を指し、特にマグロなどに代表される。また、赤い身を持つ魚そのものを指す場合もある。対義語は白身である。木材においては、中心部の赤色がかった部分を指す。なお、「セキシン」と読む場合は、まるはだかの意となる。
赤飯とは、もち米に小豆を加えて蒸した強飯(こわめし)のことで、小豆の煮汁によって米が赤く染まることからこの名がある。地域によっては小豆を混ぜて炊いたご飯を指すこともあり、祝い事や慶事の際に食されることが多い。
赤秀はクワ科の常緑高木で、暖かい地域の海岸近くに自生する。幹や枝から気根を垂らす特徴があり、春には一斉に落葉した後、速やかに新しい葉を展開する。果実はイチジクに似た形状をしており、「雀榕」とも表記される。
赤貧とは、極度に貧しい状態を指し、生活に必要な最低限のものすら欠くような困窮を意味する。
恥ずかしさや緊張、あるいは怒りなどの感情が高まったために、顔が赤くなること。また、その状態を指す。
赤銅とは、銅に少量の金や銀を加えて作られる合金を指す。その独特の色合いは、黄みを帯びた赤黒い色を呈し、この合金の色そのもの、あるいは類似した色調を表す際にも用いられる。
赤痢菌などの細菌感染によって引き起こされる急性の大腸炎で、激しい腹痛や下痢、血便を主な症状とする感染症である。主に夏季に発生しやすい。
赤口は暦注の一つで、万事に凶とされる日を指す。赤舌日や赤口日とも呼ばれ、しばしば「シャッコウ」とも読まれる。
「赤子」は「あかご」と同じく、生まれたばかりの幼い子供を指す。また、君主がその民を我が子に喩えて呼ぶ表現としても用いられ、国民を意味する。
赤縄とは、赤い縄そのものを指すほか、古く中国の故事に由来して、男女の足を結び夫婦となる縁を約束する赤い縄を意味し、転じて夫婦の契りや婚姻の縁そのものを表す語である。
赤心とは、主君や国家などに対して偽りのない真心を指す。誠実さと忠誠心を表し、赤誠や丹心とも呼ばれる。
赤誠とは、偽りのない真心を指す。誠実さと純粋な心情を表し、赤心や丹心と同義に用いられる。
地球の中心を通り、南北両極から等距離にある仮想の大円を指し、緯度の基準となる零度線として設定されている。また天文学においては、地球の赤道面を天球に延長した際に交わる仮想の線を意味する。
赤飯とはイヌタデの別称であり、特にその穂が赤く見えることから名付けられた。タデ科の一年草で、道端や畑などに自生する。
赤熊とは、ヤクの尾の毛を赤く染めたものを指し、またそれに似せた髪の毛をも意味する。縮れた毛を用いて作られた付け毛のこともいう。表記としては「赭熊」と書くこともある。
赤樫はブナ科に属する常緑高木で、温暖な地域の山地に自生する。材質は堅く、赤みを帯びた色調が特徴であり、建築材や船舶の部材など、多様な用途に用いられる。別名をオオガシともいう。
赤麻はイラクサ科の多年草で、山地に自生する。茎や葉柄が赤みを帯びる特徴があり、かつてはその茎から繊維を採取した。名称は漢名に由来する。
赤螺はアッキガイ科に属する巻貝で、北海道以南の浅海の砂泥地に生息する。殻口が赤色を呈し、殻は細工の材料となり、肉は食用とされる。また、その殻がふたを閉じた様子が物を強く握る手に似ていることから転じて、非常にけちな人をののしる比喩表現としても用いられる。
赤檮はイチイ科に属する常緑の高木で、一般に「いちい」とも呼ばれる。その名は樹皮や材の色合いに由来するとされ、堅く緻密な木材は建築や細工物に用いられる。
赤燐は黄燐を真空状態で加熱して得られる赤褐色の粉末状の燐である。空気中で自然発火せず、毒性もないため、マッチや花火の原料として用いられる。
「赤裸裸」とは、衣服を一切身につけていない全裸の状態を指す。また、隠し立てや飾り気がなく、ありのままの姿をさらけ出す様子を表し、過去の出来事などを包み隠さずに告白するような場合にも用いられる。
ボラ科の海魚で、北日本の沿岸に生息する。体形はボラに似ているが、口が赤いことが特徴である。夏季に美味とされ、「眼奈太」とも表記される。
赤朽葉は、襲の色目の一つで、表地を紅、中重を赤みがかった黄、裏地を青に配した組み合わせを指し、主に狩衣や下襲に用いられた。また、染色の名称として、茶色がかった赤みを帯びた色調を表す。
赤四手はカバノキ科の落葉高木で、山地に自生します。新芽が赤いことが名称の由来であり、材質は堅く、器具の柄やシイタケ栽培の原木として用いられます。「見風乾」と表記されることもあります。
赤蜻蛉は、体色が赤みを帯びた小型のトンボの総称で、特にアキアカネやナツアカネなどの種を指す。秋の季語としても用いられ、夕焼け空を背景に群れ飛ぶ姿が日本の秋の風物詩として親しまれている。
フサカサゴ科に属する深海魚で、その姿は鯛に似ている。体色は鮮やかな紅色を呈し、冬期に美味とされる。「阿候鯛」とも表記する。
ツバキ科の落葉高木で、暖地の山中に自生する。樹皮は赤黄色で滑らかである。夏にツバキに似た小さな白色の五弁花を咲かせる。別名をサルナメリといい、「姫沙羅」とも表記する。漢名に由来する語である。
白荼赤火は、中国の古典『国語』の「呉語」に由来する四字熟語で、白い茶の花と赤い炎を対比させた表現です。転じて、物事が極めて明白で、疑う余地のない様子を喩える言葉として用いられます。
赤貧如洗とは、極度に貧しく、洗い流されたように何も所有していない状態を表す四字熟語である。文字通りには「赤貧で洗い流されたよう」という意味で、財産や所有物が一切なく、困窮の極みにある様子を強調している。
赤心報国とは、偽りのない真心をもって国のために尽くすことを意味する四字熟語である。『資治通鑑』「陳紀」に由来し、私心を捨ててひたすらに国への忠誠を貫く姿勢を表す。
赤手空拳とは、手に何の武器も持たずに敵や困難に立ち向かうことを指す。また、外部からの助力を一切借りず、自らの力だけで事に当たる様子も表す。『西遊記』に典拠を持つ四字熟語で、「赤手」は何も持たない手、「空拳」は武器を持たない素手の拳を意味する。