「赤血球沈降速度」の略称で、抗凝固剤を加えた血液を垂直に立てた試験管で静置した際、赤血球が沈降する速度を指す。炎症性疾患や貧血などのスクリーニング検査として健康診断に用いられ、「赤沈」とも呼ばれる。
物事に動じず落ち着いている様子を指し、冷静な判断や態度を表す。また、液体中の物質が底に堆積したり、組織内に色素などが留まって付着する現象をも意味する。
「沈沈(チンチン)」は「沈沈(シンシン)」と同じく、静まり返ってひっそりとしている様子を表す。特に夜が更けてあたりが深く静かな状態や、物音一つしない静寂な情景を指して用いられる。
気分が重く塞ぎ込んで晴れやかさがなく、心が暗く沈んだ状態を指す。また、そのような様子や雰囲気を形容する際にも用いられる。
深い悲しみや憂いによって心が重く沈み、痛みを感じる様子を表す。特に、深刻な出来事や喪失に直面した際の心情や表情を形容する際に用いられる。
水に溺れることを原義とし、転じてある物事に深く心を奪われ、その状態から抜け出せなくなる様を指す。
沈吟とは、声を低くして詩歌などを口ずさむことを指す。また、物事を深く考え込んで、なかなか決断がつかない様子も表す。
液体中に混ざっている固体の粒子が重力によって底に降り積もること。また、化学反応によって溶液から不溶性の物質が分離して固形物となる現象を指し、「沈澱」と同義として用いられる。
沈降とは、物体が液体や気体の中で下方へと移動し、底に堆積する現象を指す。また、地盤や地層が徐々に下がる地盤沈下の意味でも用いられる。
沈潜とは、水の底深く沈んで姿を隠すことを原義とし、転じて心を静めて思索に深く入り込むこと、あるいは一つの物事に専心して没頭する状態を指す。学問や研究などに深く沈み込む様子を表す際にも用いられる。
沈子とは、漁網を水中に沈めるために用いる重りのことで、石や金属などで作られる。また、石製の碇を指す場合もあり、漢字では「錘」と表記することもある。
沈滞とは、物事の動きが鈍り、活発さを失って停滞している状態を指す。経済活動や社会情勢などが伸び悩み、発展や進展が見られない状況に用いられる。また、雰囲気や気分が重く淀み、生気や活気が感じられない様子も表す。
沈勇とは、心が落ち着き、物事に動じない中に、しっかりとした勇気を備えている様子を指す。平静さと胆力を併せ持ち、困難な状況でも冷静に行動できる人物の性質を表す語である。
深沈とは、心が落ち着き、物事に動揺しない様子を表す。また、夜が静かに更けていくさまを指すこともある。
液体中に溶けていた物質が固体となって底に積もること。また、そのようにしてできた固体の堆積物を指す。化学や地質学の分野で用いられることが多い。
沈湎とは、酒に溺れて節度を失い、自堕落な生活に陥ることを指す。特に、度を越した飲酒によって心身を損ない、健全な日常を送れなくなる状態をいう。
物事の勢いが衰え、活気を失うこと。特に、人の意気や気力が落ち込んで、元気がなくなる様子を指す。
轟沈とは、艦船が爆撃や砲撃を受ける、あるいは自爆することによって、瞬時に海没することを指す。
沈水香とは沈香の別称であり、香木の一種を指す。水に沈む良質な沈香を特に指すこともある。
ジンチョウゲ科の常緑低木で、中国が原産地とされる。早春に紅紫色または白色の強い芳香を放つ小花を球状に咲かせる。その香りは香木の沈香と、丁字の花の香料に似ていることからこの名がついた。別表記として「瑞香」があり、「チンチョウゲ」とも読まれる。
寡言沈黙とは、口数が少なく、物静かで、必要以上に言葉を発しない様子を表す四字熟語である。
穏やかで落ち着いた様子であり、また口数が少なく静かなさまを表す四字熟語。落ち着きがあり物静かな性格や態度を指す。
萎靡沈滞とは、人心や社会の状況に活気が乏しく、停滞して発展の兆しが見られない状態を指す四字熟語である。「萎靡」は気力が衰えてしおれること、「沈滞」は沈み込んで動きが止まることを意味し、両語とも活気のない様相を表す。
意気銷沈とは、それまで張りつめていた気力や意気込みが失われ、しょんぼりと沈み込んでしまう様子を表す四字熟語である。
暗黒沈静とは、周囲が深い闇に包まれ、あらゆる物音が途絶えてひっそりと静まり返っている様子を表す四字熟語である。暗黒が暗闇を意味し、沈静は音もなく静かな状態を指す。
「破釜沈船」は、出陣の際に炊事用の釜を壊し、軍船を沈めて退路を断ち、決死の覚悟で戦いに臨むことを意味する四字熟語である。『史記』項羽本紀に由来し、生還を期さない強い決意を示す表現として用いられる。
「沈魚落雁」は、魚が水中に沈み、雁が空から落ちるほどに美しいという意で、女性の容姿が非常に美しいことを形容する四字熟語である。その由来は中国古典『荘子』の「斉物論」にあり、絶世の美女の美貌に感嘆した魚や鳥までもが恥じて姿を隠すという故事に基づいている。
沈鬱頓挫とは、詩文の風格が深く重厚で、その表現に変化と起伏に富む様を指す。杜甫が自らの詩風を評した言葉に由来し、情感の深みと修辞の巧みさを併せ持つ優れた文学作品の特質を表す。