体内の組織や皮膚の下に水分が異常に溜まる状態を指し、むくみとも呼ばれる。主に血液やリンパ液の循環が滞ることで生じ、顔や手足などに現れることが多い。
浮上とは、水中や水面下から水面に浮かび上がることを指す。また、順位や価値などが下位や低調な状態から上位や注目される状態へと上昇し、表面化する様子にも用いられる。
浮子は、釣り糸や漁網に取り付けて水面に浮かせる道具を指す。釣りにおいては、糸に結びつけ、その沈み具合や動きによって魚が餌に食いついたことを知らせる役割を果たす。また、漁網では、その位置を示す目印として木片やプラスチック製の球などが用いられ、これも浮子と呼ばれる。表記としては「泛子」と書くこともある。
浮動とは、一定の位置に定着せずに漂い動く状態を指し、また固定されていないことを意味する。特に選挙において特定の支持基盤を持たない票を指して用いられることもある。
浮薄とは、考え方や態度が深みを欠き、軽々しく浅はかな様子を指す。物事に対する真剣さが足りず、軽佻で落ち着きのない言動を特徴とする。
浮名とは、主に男女間の情事に関する噂や、根拠のない悪評を指す言葉である。特に浮いた噂として流布される評判を意味し、「浮名を流す」などの表現で用いられる。また、本来は「憂き名」と表記されることもあり、不当に付けられた不本意な評判という含みを持つ。
浮世とは、この世の無常さや苦しみを表す言葉で、もともとは「憂き世」と書いた。人生の儚さや辛さに満ちた現実世界を指し、時には単に世の中や俗世間を意味することもある。
浮気とは、心が一つの対象に留まらず、次々と興味が移り変わる様を指す。特に男女間においては、既に配偶者や恋人がいるにもかかわらず、一時の感情に流されて他の異性と関係を持つことを意味する。
表面は華やかで美しく見えるものの、内実が伴わず、中身が空虚であるさまを指す。
水中に浮かびながら流れること。特に、機雷などが水面や水中を漂いながら移動する状態を指す。
流体中にある物体が、流体から受ける圧力の差によって生じる上向きの力。物体が流体中で浮く原因となる力であり、その大きさは物体が押しのけた流体の重量に等しい。
定まった住居や職業を持たず、各地を放浪することを指す。また、そのような生活を送る人や、その状態を表す。
浮草とは、水面に浮かんで生育する植物の総称であり、特にウキクサ科の多年草を指す。池沼などに群生し、平たい葉状体からひげ根を伸ばす。また、定着せずに漂う様子から、不安定で落ち着かない生活や職業の喩えとしても用いられる。「萍」の字を当てることもあり、「浮萍」は「フヘイ」とも読む。
ハゼ科に属する淡水魚で、河川や湖沼に生息する。体には雲状の斑紋が見られ、食用とされる。
浮萍は、水面に浮かんで生育する小さな水草の総称で、特にウキクサ科の植物を指す。根は水中に垂れ、葉状体は水面に浮かび、流れに従って漂う様子から、転じて定着せずに漂う状態や不安定な境遇の喩えとしても用いられる。
ミズアオイ科の一年草で、水辺や湿地に生育する。漢名「浮薔」に由来し、日本では雨久花とも呼ばれる。水面に浮くように咲く青紫色の花が特徴である。
浮矢幹はカヤツリグサ科の多年草で、沼地に自生する。夏から秋にかけて褐色の穂を数個つけ、根は薬用とされる。水に浮く枯れた茎が矢の柄に似ていることからこの名がついた。別名をミクリという。
青浮草はウキクサ科の多年草で、水田や池などに自生する。葉はなく、葉のように見えるごく小さな緑色の茎が水面に浮かんでいる。夏から秋にかけて、白い小花を咲かせる。
閻浮提とは、仏教の世界観において須弥山の南方に位置するとされる大陸の名称である。本来はインドを指す語であったが、転じて現世や人間の住む世界全般を意味するようになった。諸仏が出現する地とされ、この世を表す語としても用いられる。
閻浮檀金とは、仏典に登場する黄金の一種で、閻浮樹の川底から採れるとされる極めて優れた金色を指します。その色は鮮やかで光沢に富み、この世のあらゆる黄金の中でも最上とされ、しばしば仏の荘厳や浄土の描写に用いられる表現です。
内容が空虚で、ただ表面上の美しさだけを飾り立てた言葉を指します。実際の意味や誠実さに欠けており、人を欺いたり、ごまかしたりするために用いられる表現です。
暗香浮動とは、闇の中に花の香りがほのかに漂い動くさまを表す四字熟語である。特に梅の花の馥郁たる香りが、夜気や薄暗がりの中に静かに立ち込め、訪れつつある春の気配を感じさせる情景を指す。詩歌においては、林逋の「山園小梅」に詠まれたように、視覚に捉えがたい幽かな香りによって、奥深い風情や情趣を表現する際に用いられる。
盲亀浮木とは、仏典『雑阿含経』に由来する四字熟語で、盲目の亀が大海で浮き木の穴に出会うほど稀なことを意味し、人との出会いや物事の実現が極めて困難であることの喩えとして用いられる。
浮声切響とは、軽やかに浮き上がるような声と、重く鋭く響く声とを対比させた表現で、音声の高低や強弱によるリズムの変化を指す。また、漢詩の韻律における平声と仄声の区別をも意味し、『宋書』謝霊運伝論に典拠をもつ四字熟語である。
富貴や地位に執着せず、空に浮かぶ雲のように自由で気ままな心境を指す。『論語』述而篇に由来し、世俗のしがらみを超越した清らかな志を表す。
浮雲朝露は、空に漂う雲と朝の露を指す四字熟語で、儚く頼りないものの喩えとして用いられる。また、確かでなく当てにならないものや、時間の差し迫っている様子を形容する際にも使われる。この語は『周書』蕭大圜伝に由来し、浮雲は定まらずに漂う雲から、朝露はすぐに消えてしまう露から、それぞれその意味が生じている。