大勢(おおぜい)とは、多くの人々が集まっている様子や、その人数の多さを指す語である。多人数の集団を表す際に用いられ、「大勢の人が見守る中」などのように使われる。対義語としては「小勢(こぜい)」があり、また「多勢に無勢」といった慣用句にも見られる。なお、「たいぜい」と読む場合もあるが、「たいせい」と読めば別の意味となる。
手勢とは、自らが直接率いる軍勢や配下の勢力を指す。特に指揮官が自らの直属の部隊を指して用いられ、自らの手元にある兵力という意味合いを持つ。
加勢とは、他人の活動や事業に対して力を貸すことを指す。特に、困難な状況にある者を助けたり、戦いや競争において味方に付いて支援したりする行為を意味する。また、そのような支援を行う人自体を指す場合もある。
勢力や状況が相手よりも劣っている状態を指す。戦いや競争において不利な立場にあることを表し、優勢の対義語として用いられる。
同じ行動をとる人々の集まりを指し、またその人数を表す。特に、集団で行動する際の人数を示す際に用いられる。
何かを成し遂げた後に残っている勢いや気力のことを指し、その勢いを利用してさらに次の行動に移る様子を表す。
助勢とは、ある行為や活動に対して力を添え、その勢いを増すことを指す。また、そのような支援を行う人を意味することもある。
物事の推移におけるその時点での状態や成り行きを指し、特に勝敗や優劣の局面、情勢の変化などを表す。
威勢とは、人を圧倒し従わせるような力強さを指す。また、物事に取り組む際の活気に満ちた勢いや、元気の良さを表すこともある。
軍の規模や兵力から見た戦闘力の程度を指す。また、そのような戦闘力を有する軍隊そのものをも意味する。
退勢とは、物事の勢いが弱まり衰えていく様子を指す。かつての力や活気が失われ、下降の傾向にある状態を表す語である。「頽勢」の書き換えとして用いられる。
衰勢とは、物事の勢いが衰えていく様子、あるいは既に勢いを失った状態を指す。かつての力強さが徐々に弱まり、下降線をたどっている状況を表す語である。
虚勢とは、実際の力や自信がないにもかかわらず、外見上だけ強そうに見せかけたり、威張ったりする様子を指します。内実の伴わない見せかけの勢いであり、強がりや空元気といった意味合いを含みます。
無勢とは、人数が少ない状態を指す。多勢に対する語であり、集団や勢力の規模が小さいことを表す。
運勢とは、個人の将来における幸不幸の巡り合わせを指し、運命の流れや趨勢を表す概念である。占いなどによってその吉凶を判断する対象となる。
他者を圧倒する影響力や支配力、また物事の勢いや盛り上がりを指す。組織や個人が持つ権威や実力、あるいは情勢の流れや動向を表す際に用いられる。
勢車(はずみぐるま)とは、機械の回転軸に取り付けられた重い車のことで、回転運動の慣性を利用して速度の変動を抑え、回転を滑らかに保つ役割を果たします。フライホイールとも呼ばれ、表記は「弾み車」と書くこともあります。
物事に対応するための準備や構え、またその状態を指す。事前に整えておくべき姿勢や体制を意味し、状況に応じて適切な行動が取れるよう備えることを含意する。
ある集団や組織に所属する人員の全数を指し、特に軍隊や団体などの構成員全体を数える際に用いられる。
豪勢とは、金銭や物資を惜しみなく使って贅沢な様子を表し、また勢いが盛んで堂々としたさまを指す。例えば、豪華な料理や華やかな振る舞いなどに用いられる。
他よりも力や形勢が勝っている状態を指す。競争や対立において優位に立っていることを表し、その状況が続くことを「優勢を保つ」、逆転することを「優勢が崩れる」などと表現する。
勢子とは、狩猟において獲物となる鳥獣を追い立てたり、囲いの中に誘い込んだりする役割を担う者のことである。狩子(かりこ)とも呼ばれ、古くは「列卒」と表記されることもあった。
物事の勢いが衰え、下降していく状態を指す。特に、組織や集団、あるいは情勢などが以前の活気や力を失い、衰退に向かっている様子を表す。
相手に対して謙虚な態度をとり、自分を低く見せるような振る舞いを指す。要求や謝罪などの場面で、相手の機嫌を損ねないよう慎重に接する姿勢を表す。
虎に乗って走り出した者が途中で降りられないように、一度始めた物事を途中で止めることができず、その成り行きに従って最後まで進まざるを得ない状況や勢いを指す。『隋書』独孤皇后伝に由来する四字熟語で、後戻りできない決意や、やむを得ず続行する状況を表す。
破竹之勢とは、竹が最初の一節を割ると次々に裂けていくように、とどまることを知らずに激しく進む勢いのことを指す。物事が猛烈な勢いで進行し、抵抗できないほど盛んな様子を表す四字熟語である。
「顛委勢峻」は、山の頂上から麓までが険しくそびえ立つ様子を表す四字熟語です。中国唐代の文人、柳宗元の作品に由来し、山容の雄大で厳しい姿を描写する際に用いられます。転じて、物事の勢いが盛んで、その様相が厳然としているさまを指すこともあります。
脱兎之勢とは、網から逃れた兎が一目散に走り去るような、非常に素早く激しい勢いを指す。『孫子』に由来する四字熟語で、物事の動きや進行が極めて迅速で手に負えない様子を喩える表現である。
勢力伯仲とは、二者の力や勢いが互角で、優劣を付け難い状態を指す四字熟語である。ここでいう「勢力」は影響力や威力を、「伯仲」は二者の優劣がほとんどないことを意味し、両者の実力が拮抗している様子を表す。
常山蛇勢とは、常山に棲む率然という両頭の蛇の故事に由来する四字熟語で、首を打てば尾が応じ、尾を打てば首が応じるように、陣形や部署が前後左右に緊密に連携し、隙のない様子を指す。転じて、文章の構成が首尾一貫し、各部分が見事に呼応している状態にも用いられる。
決河之勢とは、堤防が決壊して濁流が激しく奔り出るような、猛烈で押しとどめがたい勢いを表す四字熟語である。主に軍勢の進攻や物事の進行が極めて激しく、阻むことができない様子を形容する。出典は『淮南子』の「兵略」篇にある。