巻物や書物、フィルムなどの一つを数える単位として用いられる。また、複数巻から成る書物の最初の巻を指す場合もある。
非常に多くの書物を指し、特に多くの巻物からなる書物の集まりを意味する。書物の膨大な量を強調する表現として用いられる。
圧巻とは、書物や演劇、映画などの作品の中で最も優れた部分を指す。中国の科挙において、最も優秀な答案用紙を最上部に載せた故事に由来し、全体の中でひときわ卓越した場面や箇所を賞賛する表現として用いられる。
巻紙とは、半切紙を横長に継ぎ合わせて巻き上げたものを指し、毛筆による書状の作成に用いられる。また、紙巻きたばこなど、物を包み巻くための紙一般を指すこともある。
書画や経典などを横長に表装し、軸を中心に巻き取って保存・鑑賞に供する形態のものを指す。また、同様に軸に巻きつけて保管する反物のこともいう。
巻軸とは、書画を巻いて収納するための軸付きの巻物そのものを指す。また、その巻物の終わりに近い部分、すなわち巻末を意味することもある。さらに、書物や詩文の中から特に優れた一節や詩歌を選び出したものを指す用法もある。
巻物や書物の最初の部分を指し、巻頭ともいう。巻末や巻尾に対応する語で、書物の冒頭を表す。
巻頭とは、書物や文書の冒頭部分を指す。また、転じて物事の始まりや最初の段階を意味する。
書物や巻物などの終わりの部分を指す。巻頭や巻首に対応する語であり、特に書籍においては付録や索引などが置かれる箇所をいう。
巻子とは、紡いだ糸を環状に巻き取ったものを指し、おだまきとも呼ばれる。漢字では「綜麻」と表記することもある。
弦巻とは、弓の張り替え用に用いる弦を巻きつけて保管するための輪状の道具を指す。主に籐などの材料で作られ、携帯に便利な形状をしており、弦袋とも呼ばれる。
荒巻とは、竹の皮や葦、藁などで巻いた魚のことで、特に鮭を塩漬けにして藁で巻いたものを指す。この保存法は冬の風物詩として知られ、「新巻」と表記されることもある。
風巻とは、激しく吹き荒れる風を指し、特に冬期に雪を伴って吹きすさぶものをいう。語中の「し」は風の意を表す。
絵巻とは、絵巻物の略称であり、物語や伝説、社寺の由来などを、連続した絵画と詞書(ことばがき)によって表現した巻物形式の作品を指します。
「葉巻」とは、刻まずにそのままのタバコの葉を巻いて作った高級なタバコのことで、「葉巻煙草」の略称である。シガーとも呼ばれる。
巻雲は上層に現れる雲の一種で、白く繊細な糸状や羽毛状の形態を特徴とする。通常は高度五千メートルから一万三千メートル付近に生成され、薄く透き通った外観を持つ。別表記として「絹雲」があり、また「まきぐも」とも読まれる。
巻繊とは、中国から禅僧によって伝えられた料理で、ゴボウやニンジン、シイタケなどの具材を味付けし、湯葉で巻いて油で揚げたものを指す。また、くずした豆腐と野菜を油で炒めたものを実とした澄まし汁である「巻繊汁」を略して呼ぶ場合もある。「チン」の部分は唐音に由来する。
席巻とは、むしろを巻き上げるようにして一気に領土を占領することを原義とし、転じて、激しい勢いで勢力範囲を広げ、広い地域を支配下に置くことを意味する。
巻帙とは書物の巻物と、それを収めて保護する帙(厚紙に布を張った覆い)を指す。転じて、書物そのものを意味する語である。
巻柏(いわひば)はイワヒバ科に属するシダ植物で、山地の岩場に自生する。茎の先から多数の枝を伸ばし、鱗状の葉が密生する特徴を持つ。乾燥時には葉が内側に巻き込み、湿気を得ると再び開く性質があり、漢名に由来する名称である。別表記として「岩檜葉」とも書かれる。
弓の両端に弦を掛ける部分に巻き付けた革や糸のことを指し、また矢の末端にある弦を受ける切れ込み部分を補強するために巻かれた糸のことも意味する。表記としては「筈巻」と書く場合もある。
蛭巻とは、槍や太刀などの柄に、鉄や金銅などの金属を螺旋状に巻き付けた装飾・補強部分を指す。その形状がヒルが体に巻きつく様子に似ていることからこの名が付けられた。
簀巻とは、簀で物を巻き包むことを指す。また、近世において行われた私刑の一種として、人の体を簀で巻き縛り、水中へ投げ込むことを意味する。
巻子本とは、紙に印刷または筆写したものを横長に継ぎ合わせ、軸を中心に巻き取る形式で保存した書物を指す。冊子本に比べて歴史の古い装丁法であり、巻物として扱われる。
雪が激しく降り、風が吹き荒れる冬の気象現象を指す。
科挙圧巻は、中国の官吏登用試験である科挙において、最優秀合格者の答案を他の合格者の答案の上に置いた故事に由来する四字熟語である。転じて、試験などで最も優れた成績を収めることを意味する。
書物を開いて読めば必ず何らかの得るところがあるという意味で、読書の効用を説く表現である。
旌旗巻舒は、『三国志』「魏志」に見られる四字熟語で、軍旗が翻り広がる様子を表します。転じて、戦いの勢いが盛んで、戦況が激しく展開するさまを指します。