基本情報
意味
大きい、多い、非常に
読み方
音読み
訓読み
書き方
画数ごとの書き順
意味
1
形や規模が大きいことを表す。物理的なサイズやスケールが大きい。
2
数や量が多いことを表す。多くの対象や数量が集まっている。
3
程度が非常に大きいことを表す。おおいに、たいへん、はなはだ。
4
重要な、またはすぐれた、立派なことを表す。
5
順序や等級が最も高いことを表す。
6
おおよそ、だいたい、大まかなことを表す。
7
おごる、いばる、尊大な態度を表す。
8
尊敬や敬称を表す接頭語として用いられる。
熟語
「うし」と読む「大人」は、主に江戸時代において学者や師匠を敬って呼ぶ語として用いられ、先生を意味する。また、古くは貴人などに対する敬称としても使われた。この読み方に対して、「おとな」と読めば全く異なる意味となり、また「たいじん」と読む場合もある。
大形とは、実際以上に誇張された振る舞いや表現を指し、わざとらしく大げさな様子を表す。また、規模が大きくて立派なことや、手の込んだ仕掛けを意味することもある。漢字では「大仰」や「大業」と書くこともある。
大穴とは、文字通り大きな穴を指すほか、事業や興行などで生じる多額の欠損を意味する。また、競馬や競輪などの公営競技において、事前の予想を大きく覆す結果、特に人気のない対象が勝利すること、およびそれによって支払われる高額の配当金を指して用いられる。
「大手」は、主に相場取引において多額の売買を行う投資家や企業を指し、転じて特定の業界内で特に規模の大きい一流企業を意味します。また、城郭建築においては正面の門や主要な防御区域を表し、戦術用語としては敵陣を正面から攻撃する主力部隊を指します。読みが「おおで」の場合は別の語義となります。
「大方」は、物事の大部分や大半を指す場合に用いられ、ほぼ全体に近い分量や数量を表します。また、世間一般の人々やその予想などを指す用法もあります。さらに、推量を表す副詞として、確実ではないがおそらくそうだろうという意味で使われることもあります。
大勢とは、多くの人々が集まっている様子や、その人数の多さを指す語である。通常「おおぜい」と読み、集団の規模が大きいことを示す際に用いられる。例えば「大勢集まる」のように使う。なお、「たいぜい」と読む場合もあるが、「たいせい」と読めば別の意味となる。
大関は相撲における力士の地位の一つで、横綱に次ぐ最高位として位置づけられる。三役の最上位にあり、本来は力士の最高位であったが、その中でも特に優れた者を横綱と称するようになった経緯を持つ。
大鼓(おおかわ)は、能楽や長唄などの囃子に用いられる大型の鼓を指す。演奏時には左膝の上に据え、右手で打ち鳴らす。兄鼓(えつづみ)とも呼ばれ、同じ漢字で「おおつづみ」と読む場合もある。
「大家」は「おおや」と読み、貸家やアパートなどの所有者、すなわち家主を指す。また、家人が住居とする建物そのものを意味することもあり、この場合は「おもや」や「表屋」と同義となる。表記としては「大屋」と書く場合もある。なお、「タイカ」と読む場合は別の意味を持つ語となる。
ガガンボ科に属する昆虫の総称で、外見は蚊に似ているがより大型であり、人を刺したり吸血したりすることはない。脚が非常に長くて脆弱で、容易に脱落しやすい特徴を持つ。カトンボとも呼ばれ、主に夏の季節に見られる。
大様とは、性格や振る舞いがゆったりとして落ち着きがあり、細かい事柄にこだわらないおおらかさを指す。また、寛大な心持ちで物事を大きく捉える態度も表し、「大様に構える」などの形で用いられる。表記としては「鷹揚」と書くこともある。
大黄はタデ科の多年草で、中国を原産とする。大きな葉は手のひら状に裂け、初夏には淡黄色の小さな花を多数咲かせる。その根茎は薬用に供され、また乾燥させて砕いた根を煎じた汁は黄色の染料として用いられる。
「大家」は「タイカ」と読み、ある分野で特に優れた技量や業績を持ち、広く名声が認められている人物を指します。また、「タイカ」または「タイケ」と読む場合には、規模の大きな家屋や富裕な家、あるいは由緒ある家柄の家を意味することもあります。なお、「おおや」と読むと、家屋の所有者や家主という別の意味になります。
大殿(おとど)は、身分の高い方の住まいを敬っていう呼称である。また、大臣や公卿といった高官その人を指す敬称としても用いられ、さらに、貴婦人や女房に対しても同様に敬意を込めて呼ぶ場合がある。
物事の主要な部分や全体の様子を指す。また、大部分やほとんどを意味し、推量の気持ちを込めて「たぶん」という意味でも用いられる。さらに、程度が適当であること、ほどほどであることを表す場合もある。
大儀とは、物事を行うのが骨が折れる様子や、面倒で疲れることを指す。また、病気や疲労のため何事も億劫に感じられる状態も表す。目下の者の労苦を労わる際の挨拶語として用いられるほか、重要な儀式や式典を意味する場合もある。
大吉とは、運勢が極めて良好な状態を指す。特に神社や寺院で引くおみくじにおいて、最上の吉とされる結果を表す。また、暦の上で万事に良いとされる日を大吉日と呼び、この語は吉事を祝う際にも用いられる。
大圏とは、地球の中心を通る平面が地表と交わってできる円のことを指し、球面上の二点間の最短距離を示す航路として用いられる。航海や航空において世界一周などの長距離移動に利用される経路である。
大挙とは、多くの人々が一斉に行動する様子を指し、集団で押し寄せるような状況を表す。また、転じて壮大な計画や意気込みを胸に抱くことを意味し、大規模な事業や決意の大きさを示す表現として用いられる。
大器とは、本来は大きな容れ物を指すが、転じて優れた才能や度量を持つ人物を意味する。小さな器では収まりきらない大きな器量や、将来大きな仕事を成し遂げる素質を備えた人を表す際に用いられる表現である。
「大兄」は、主に男性同士の間で用いられる敬称であり、同輩または年長の相手に対して敬意を込めて呼びかける際に使われる。書簡文において特に用いられる表現である。また、自分の実兄を敬って言う場合にも用いられる。読みは「たいけい」であり、「おおえ」と読む場合は別の語義となる。
大黒とは、元来は仏教の守護神である大黒天の略称であり、特に中国や日本では食物を司る神として寺院の台所に祀られた。後に民間信仰に取り入れられ、頭巾を被り袋と小槌を持つ福徳の神として七福神の一柱とされるようになった。また、転じて僧侶の妻を指す俗称としても用いられる。
大暑とは、二十四節気の一つで、夏の最も暑さが厳しくなる時期を指す。暦の上では七月二十三日頃にあたり、実際の気候も一年を通じて最も暑い酷暑の候とされる。転じて、厳しい暑さそのものを意味することもある。
大志とは、遠大な目標や高い理想を指す言葉であり、個人が抱く壮大な志望や将来への大きな望みを表します。例えば、広い世界で活躍しようとする決意や、社会に貢献したいという強い願いなどを含み、単なる希望よりも確固たる意志と規模の大きさが感じられる表現です。
軍隊において全軍を指揮・統率する最高位の者を指す。また、軍隊の階級の一つで将官の最上位を表す。転じて、集団や仲間内の中心人物やリーダーを親しみやからかいの気持ちを込めて呼ぶ場合にも用いられる。さらに、柔道や剣道などの団体戦において、主将として最後に登場する選手を指すこともある。
大乗とは、多くの人々を救済する大きな乗り物に喩えられる仏教の一派で、自らの悟りだけでなく、一切衆生の救済を目指す教えを指す。小乗(上座部仏教)と対比され、利他行と菩薩道を重んじる点に特徴がある。
大食とは、通常よりも多量に食物を摂取する行為や、そのような性質を指す。小食や少食の対義語として用いられ、時に「無芸大食」のように、これといった特技がない代わりに食べる量が多いことを揶揄する表現にも使われる。
「大人」は「タイジン」と読み、主に体躯の大きな人や巨人を指す。また、成人を意味する「おとな」の意や、徳が高く人格の優れた人を表す場合もある。対義語は「小人(ショウジン)」である。その他、官位の高い人や、師・学者・父などに対する敬称として用いられることもある。なお、「ダイニン」や「おとな」、「うし」と読む場合もある。
大徳とは、仏教において仏そのものを指す語である。また、優れた徳行を備えた高僧、あるいは広く僧侶一般を敬っていう呼称としても用いられる。転じて、財産を豊かに有する裕福な人、金持ちの意でも使われる。「だいとく」のほか、「だいとこ」と読む場合もある。
脊椎動物の脳において最も高度な部分を指し、複雑な精神活動や知覚、運動機能などを司る。高等動物ほどその発達が顕著であり、人間においては脳容積の大部分を占め、思考や記憶、感情などの中枢として重要な役割を果たす。
「大体」は、物事の大部分やおおよその様子を指す言葉で、準備がほぼ整った状態や、内容のあらましを述べる際に用いられます。また、物事の根本や原因に遡って論じる場合にも使われ、そもそもの発端や根源を説明する文脈で「大体が悪い」などの形で用いられます。
「大夫」を「ダイブ」と読む場合、律令制において職や坊の長官を指す。一方、「タイフ」と読めば、位階における一位から五位までの総称、特に五位を指すことがある。また、「たゆう」と読む場合は別の意味となる。
大厄とは、人生において遭遇する重大な災難や不幸を指す。また、古くからの風習では、厄年の中でも特に気を付けなければならない年齢を意味し、男性は数え年で四十二歳、女性は三十三歳がそれに当たるとされる。
大漁とは、漁業において魚介類が大量に獲れることを指す。特に、漁獲高が通常よりも著しく多い状態を表し、漁港や市場が活気に満ちる様子を連想させる。豊漁とほぼ同義であるが、より収穫の規模の大きさを強調する表現として用いられる。
大刀(たち)は、奈良時代以前に用いられた反りのない刀剣の総称である。なお、「太刀」と表記した場合は、平安時代以降に使用された反りのある長い刀を指し、読みは同じ「たち」である。また、「ダイトウ」と読む場合もある。
「大夫(たゆう)」は、能や狂言における芸人の長を指すほか、浄瑠璃の語り手や歌舞伎の女形、また最上位の遊女を表す語である。表記は「太夫」ともされる。なお、「だいぶ」や「たいふ」と読む場合は別の意味となる。
貧しい書生や読書人を指す語で、特に学問に励みながらも生活に困窮している者をいう。時に優れた書生を指すこともあるが、多くは貧しさや世間知らずを揶揄する含みを持って用いられる。「醋大」とも表記する。
「粗大」とは、物事が粗雑で大まかな様子を指す。特に、粗末でかさばる物を形容する際に用いられ、例えば「粗大ごみ」のように、処分に困るような大型で雑な物品を表す。また、手法や行為が大雑把で細部に注意が行き届かないさまを意味し、「粗大な手口」などの表現で用いられる。
「大兄」は「おおえ」と読み、最も年上の兄、すなわち長兄を指す語である。また、古代においては皇子、特に皇太子を指して用いられる尊称でもあった。なお、「たいけい」と読む場合は別の意味となる。
大童とは、非常に忙しく立ち働く様子や、必死になって物事に取り組むさまを表す。その語源は、合戦の際に兜を脱ぎ捨て髪を振り乱して戦う姿が、髪を結わない子供のようであったことに由来する。
カレイ科に属する大型の海魚で、北太平洋の東北地方以北に分布する。カレイに似ているがはるかに大きく、雌は全長6メートルに達する。両眼は体の右側に位置し、肝臓からは良質の肝油が採取される。肉質は美味である。
大逵とは、四方に通じる広く大きな道、あるいは主要な通りを指す語である。「逵」は多方向へ通じる道を意味し、そこに「大」を冠することで、交通の要所となる広々とした大路や大通りの様子を表している。
大旆とは、太陽や月、昇り竜や降り竜などの図柄を描いた大きな旗のことで、古代中国において天子や将軍が用いた威儀を正した旗印を指す。転じて、堂々と掲げられる大きな旗全般を意味するようになった。
大簇は、古代中国の音楽理論における十二律の一つで、その音階の中で下から三番目に位置する音を指す。また、陰暦においては一月の異称として用いられ、この場合は「太簇」と表記されることもある。
大牢とは、古代中国において天子が祭祀を行う際に供えられた牛・羊・豚の三種の犠牲を指す。転じて、豪華な料理の喩えとしても用いられる。また、江戸時代には戸籍を有する庶民の犯罪者を収監した牢屋を意味し、「太牢」と表記されることもある。
大戟はトウダイグサ科の多年草で、山野に自生する。トウダイグサに似ているが草丈がより高く、茎や葉には毒性がある。漢名からの誤用で「大戟」と表記されるが、その形状から「高灯台」と書かれることもある。
ユリ科の多年草で、西アジア原産とされる。全体に特有の強い臭気を放ち、地下に形成される鱗茎は食用や薬用に広く用いられる。別称としてガーリックとも呼ばれる。なお、「おおびる」と読む場合はニンニクの古称を指す。
大葉藻はヒルムシロ科の多年草で、浅い海底に群生する。葉はひも状で長さ一メートルに達することもあり、かつて製塩に用いられたことから藻塩草とも呼ばれる。別名にウミヤナギやアジモがあり、漢名に由来する「大葉藻」の表記のほか、「甘藻」と書くこともある。
大炊寮は律令制における宮内省に属する役所の一つであり、諸国から納められた米穀の収納と保管、ならびにそれを各官庁へ配分する事務をつかさどった。「大炊」は「大飯(おおいい)」の転であり、「おおいのつかさ」とも呼ばれる。
大飛出は能面の一種で、口を大きく開け、丸く見開いた目が飛び出しているような力強い表情が特徴である。金泥で彩色され、荒々しくも神々しい威厳を表しており、同種の「小飛出」と対をなす面とされる。
大八車は、木製の大型の二輪荷車を指す。その名は、八人分の仕事を一人でこなせるほどの能力を持つことに由来するとされ、「代八車」と表記されることもある。主に荷物の運搬に用いられた。
大風子はイイギリ科の落葉高木で、東南アジアを原産地とする。果実は直径約十センチメートルの球形を呈し、外皮は褐色である。内部には数十個の種子が含まれており、これから採取される油は大風子油と呼ばれる。
「大明神」は、神仏の尊称として用いられ、特に「明神」をさらに尊んでいう語である。神名の下に付けて崇敬の意を表し、稲荷大明神や春日大明神などの例がある。また転じて、人名や事物名の下に付けて、それを神に見立てて親しみや戯れの気持ちを込めて呼ぶ用法もあり、「かかあ大明神」などの表現がこれに当たる。
大理石は、石灰岩が熱変成作用を受けて生成された結晶質の岩石である。白色を基調とし、美しい模様を持つことが特徴で、建築材料や彫刻、装飾品などに広く用いられる。中国雲南省の大理で多く産出されたことに由来する名称であり、英語のマーブルに相当する。
大内裏とは、古代日本の宮都において、天皇の居所である内裏を中心に、朝廷の諸官庁が配置された区域の総称である。平安京などにおいて、宮城の中枢を成す区域を指し、「だいだいり」とも読まれる。
大原女とは、京都郊外の大原の里から、薪や花、野菜などの物資を頭に載せて都の市へ売り歩いた女性のことを指す。その姿は近世の京都の風物詩として知られ、「おおはらめ」とも読まれる。
大口袴は平安時代頃から用いられ、束帯を着用する際に表袴の下に履く、裾口の広い袴を指す。また、武家においては直垂や水干の下に着用する袴下としても用いられた。さらに、能装束の一部として、腰の部分を左右に大きく張らせた形状の袴もこの名で呼ばれる。
大鋸屑とは、木材をのこぎりで切断する際に発生する細かな木屑のことを指す。語源は大きなのこぎりを意味する「大鋸(おが)」に由来し、その作業の副産物として生じる粉状のくずを表す。
ダイシャクシギはシギ科の鳥で、春と秋の渡りの時期に日本を通過する。シギ類の中では最大の大きさを誇り、長く下方に湾曲した嘴を持つ。干潟に生息し、カニやシャコなどを捕食する。背面は黒褐色のまだら模様が特徴である。
大嘗祭は、天皇が即位後初めて行う新嘗祭を指し、新穀を神々に供えて感謝を捧げる一代一度の重要な宮中祭祀である。通常、即位年の秋から冬にかけて執り行われ、「おおなめまつり」や「おおにえまつり」とも呼ばれる。
大芥菜はアブラナ科の二年草で、カラシナの一品種である。主に暖地で栽培され、楕円形で大きな葉を持つ。辛味があり、主に漬物として利用される。夏の表記では「高菜」と書かれることもある。
気宇壮大とは、心の広さや構想の規模が普通をはるかに超えて大きく、雄大であるさまを表す。気宇は人の器量や心構えを指し、それが壮大であることから、並外れた度量やスケールの大きな考え方を形容する際に用いられる。
寛仁大度とは、心が広く慈悲深く、些細なことにこだわらない大きな度量を備えている様子を表す四字熟語である。寛仁は寛大で思いやりのある心を、大度は小さなことを気にしない寛容さを意味し、『漢書』の「高帝紀」に由来する。
豁然大悟とは、長く抱いていた迷いや疑念が突然解け、物事の真実や道理を深く悟ることを指す。仏教においては、修行の過程で生じるあらゆる疑問が消え去り、真理を体得する心境に至ることを意味する。「豁然」は心の曇りが晴れる様子を、「大悟」は迷妄を打ち破って完全に悟りを開くことを表す。
廓然大悟とは、迷いや疑念が完全に晴れ渡り、円満な悟りの境地に至ることを指す四字熟語である。仏教の経典『感無量寿経』に由来し、真理を深く理解して心が澄み切った状態を表す。
廓然大公とは、心に何のわだかまりもなく広々としており、私心を交えず公平であることを指す四字熟語である。もとは儒学において、君子が学ぶべき聖人の心境、あるいはそのような心境を目指す心構えを表す語で、『定性書』に由来する。「廓然」は心がからりと広がっているさま、「大公」は大きく公平で偏りのないことを意味する。