小面は能面の一種で、あどけなさと可憐さを兼ね備えた若い女性の表情を表している。
工面とは、必要な金銭や物品を調達し、都合をつけることを指す。また、金銭のやりくりの状況や、金回りのことをも意味する。
内面とは、外からは見えない物の内部や内側の面を指す。また、人間の精神や心理の働きといった心の内側の領域を意味し、外面に対置される概念である。「うちづら」と読む場合は別の意味となる。
日面とは、太陽の光が直接当たる場所を指し、日陰に対して用いられる表現である。
出面とは、人前に顔を出すことを指す。また、日雇い労働者の一日分の賃金を意味する場合もあり、この用法では「でメン」と読まれることもある。
北に向いていること、あるいは北側の面を指す。また、君主が南を向いて座るのに対し、臣下が北を向いて仕えることから転じて、臣下として君主に仕えることを意味する。さらに、法皇や上皇の御所を警護した武士である「北面の武士」の略称としても用いられる。
物事の一つの側面を指し、顔の半分を表すこともあるが、多くは全体のうちの一面や、ある事柄の持つ一側面を意味する。特に、一つの事象が持つ相反する性質のうちの一方を指して用いられることが多い。
圧面は能面の一種で、下顎が大きく張り出し、上下の唇を強く噛みしめ、目を見開いた形相を特徴とする。天狗や鬼神、鬼畜などの役柄を演じる際に用いられる。
平らな表面を指す。また、数学においては、その面上の任意の二点を結ぶ直線が常にその面内に含まれるような、曲がりのない広がりを意味する。
正面(まとも)とは、まっすぐに向かい合う様子を指し、例えば陽光を真正面から浴びるような状況を表す。また、きちんとしていて正常な状態や、まじめな様子を意味し、真っ当な職業に就くといった使い方をする。表記としては「真面」と書くこともある。
生面とは、これまで経験したことのない分野や方向を指し、新たな領域を切り開くことを意味する。また、初めて対面する人や初めて会う状況を表すこともあり、未見の客などに用いられる。
酒を飲まずに普段の状態にあること。また、その際の顔つきや様子を指す。「素面」とも書く。なお、「ハクメン」と読む場合は別の意味となる。
顔に装着するために作られた、様々なものの顔を模した覆い。祭礼や演劇、仮装などに用いられ、時に本心を隠す比喩としても使われる。
多面とは、多くの平面から構成されている状態を指す。また、物事が様々な方面や角度を持っている様子を表し、活動や性質が単一ではなく多岐にわたることを意味する。
物事の状況や成り行きを指し、特に重要な転換点や特定の場面を捉える際に用いられる。また、囲碁や将棋などの盤上における対戦の状況や形勢を表す意味も持つ。
対面とは、互いに顔を向き合わせて相対することを指し、直接に面会する行為を意味する。また、物や方向が互いに向かい合っている状態を表す際にも用いられる。
恥ずかしさや緊張、あるいは怒りなどの感情が高ぶった結果、顔が赤くなることを指す。また、その状態にある顔そのものを表すこともある。なお、「あかつら」と読む場合は、赤い顔の意、あるいは歌舞伎などにおける悪役・敵役の意味となる。
直接に対すること。困難や課題など、避けがたい事態に真正面から向き合うことを指す。
南面とは、建物や場所が南の方角を向いている状態を指す。また、古代中国において天子が南に向かって座り政務を執った故事から、帝位に就き天下を治めることを意味する。
「背面」は山の日の当たらない北側を指し、南側の日当たりの良い面に対比される。また、物の後ろ側や後方という意味もあり、正面とは反対の方向を表す。語源は「背(そ)つ面(おも)」が転じたものとされる。
背面とは、物や人の後ろ側を指す語である。走り高跳びの背面跳びのように、進行方向に対して後方に向かう動作や位置を表す際にも用いられる。また、正面や側面に対比される、背後や後方の面全般を指すこともある。
面影とは、過去の情景や人物の姿が記憶の中に浮かび上がる様子を指し、往時を偲ばせる雰囲気や痕跡を意味する。また、ある人に別の人物の顔立ちや風貌が似通って見える場合にも用いられ、血縁や面影の継承を表現する際にも使われる。表記としては「俤」と書くこともある。
面と向かって直接相手を非難すること。特に、過失や責任について対面で厳しく問いただす様子を指す。
目の前、すぐ近くの場所を指す。特に、人々が直接目にすることができる状況や場所を表す。
面魂とは、顔つきや表情に表れる強い意志や不屈の精神を指す。困難に直面しても決して退かないような、内面の気概がそのまま顔ににじみ出ている様をいう。
面談とは、人と人が直接顔を合わせて話し合うことを指す。特に、仕事上の打ち合わせや相談、あるいは採用試験などの場面で用いられる。
面会とは、人と直接顔を合わせて話をするために訪問すること、あるいは来訪者と対面することを指す。特に、病院や施設などで制限された状況下での訪問や、公式な場での対面にも用いられる表現である。
面と向かって直接相手を厳しく問いただすこと。特に、非難すべき行為や過失について対面で追及する様子を指す。
手間がかかり煩わしい様子を指す。また、他人の世話をすることや、そのような状態を表すこともある。
厚紙を円形や方形に切り抜き、絵を描いた玩具。地面に打ちつけて遊び、相手の札を裏返すことを競う。なお、「メンツ」と読む場合は体面や面目を意味する。
面皮とは、顔の皮膚を指す語であり、転じて、世間に対する体面や面目の意味でも用いられる。特に「鉄面皮」のように用いて、厚かましいさまを表すこともある。
互いに顔を知っていること。また、そのような関係にある人どうしの間柄を指す。
壁に向かって座禅を組み、精神を集中させる修行のことを指す。禅宗において、悟りを開くための一つの方法として行われる。
顔の様子や形を指す語で、表情や容貌を含む。人の顔つきや外見を表す際に用いられ、特に感情や状態の変化が顔に現れる様子をいうこともある。「めんみょう」とも読む。
面目とは、世間における評判や評価、あるいは人としての体面を指す。時間内に仕事を完成させることで面目を保つことができる一方、不本意な負け方をすれば面目を失うことになる。「メンボク」とも読む。
面妖とは、物事の様子が不可解で怪しく、理解しがたいさまを表す。何か奇妙な出来事や状況に対して、理由がわからず不審に思う気持ちを込めて用いられる表現である。
書面とは、手紙や文書など、文字によって記されたものを指す。また、その文書に書かれている内容そのものを意味することもある。
真面とは、まっすぐに対面する様子を指し、風や視線などが直接向かい合うことを表す。また、態度や考え方がきちんとしていて真面目であること、あるいは物事が正当で整っている状態を意味する。表記としては「正面」と書くこともある。
素面とは、酒を飲んでおらず、酔っていない平常の状態を指す。また、その時の顔つきや様子も表す。酒を交えずに真剣な話し合いをする際などに用いられる。表記としては「白面」と書くこともある。
素面とは、剣道や能などにおいて面を着用していない状態を指す。また、酒に酔っていない状態、すなわち「しらふ」と同じ意味でも用いられる。
鬼の顔をかたどった仮面を指す。また、そのような恐ろしい表情や、見かけだけを飾り立てた様子の比喩としても用いられる。
側面とは、物体の前後や上下に対して左右に位置する面を指す。また、物事の中心から外れた横方向の部分や、複雑な対象の特定の一面を表す際にも用いられる。
断面とは、物体を切断した際に現れる切り口の面を指す。また、物事を特定の観点から捉えたときの様相や状態を表すこともあり、例えば社会の一断面といったように用いられる。
渋面とは、不快感や不満、苦痛などの感情によって眉間にしわを寄せ、口元を歪めたような表情を指す。いわゆる「しかめっつら」の状態であり、「渋面を作る」などの形で用いられる。表記としては「しぶつら」や「しぶっつら」と読むこともある。
野面とは、切り出したまま加工を施さない自然石、あるいはその表面を指す。また、広く野原を意味する場合もある。「のもせ」とも読む。
野面(のもせ)とは、野原の広がる様子を表す語で、一面に広がる野原の景観を指す。野のおもてとも解され、広々とした野原の情景を連想させる。なお、「のづら」と読む場合もある。
顔全体を覆うさまを表し、表情や感情が顔の全面に現れている状態を指す。
裏面とは、物の表側に対して反対側にある面を指す。また、表面からは見えない隠れた側面や内情を意味し、特に社会や組織などにおいて公には知られていない実態を表す際に用いられる。
臆面とは、気後れしたり恥ずかしがったりする様子を指す。通常は「臆面もなく」という否定表現で用いられ、遠慮や恥じらいを感じることなく、厚かましい態度で振る舞うことを表す。
顔を布などで覆って隠すことを指し、またその布そのものを指すこともある。さらに転じて、身元や正体を明かさない状態や、そのような方法で行われることを意味する。
川の水面を指す語で、特に川の流れによって形成される平らな水面の部分を表す。
「両面」は「ふたおもて」と読み、物の表面と裏面の両方を指す。また、表向きの態度と内面の本心が大きく異なる二心のある状態を意味し、そのような様子を「二面」とも表記する。なお、「リョウメン」と読む場合もある。
能楽の演技において、仮面を着用せずに素顔のまま舞台に立つことを指す。通常は「ひたおもて」とも読まれるが、「チョクメン」と読む場合は別の意味となる。
強面(こわもて)とは、相手を威圧するような険しい顔つきや態度を指す。また、交渉や議論の場で強硬な姿勢を示す様子も意味する。「怖面」と表記されることもあり、「こわおもて」が転じた語である。
垢面とは、顔に付着した垢や汚れによって汚れた様子を指す。特に長期間洗顔せずにいるため、顔の皮膚が不潔な状態にあることを表す。
面舵とは、船舶を右方向へ転回させる際の操舵方法を指す。また、転じて船体の右舷そのものを表す場合もある。対義語は左転回を意味する取り舵である。
顔に生じるできものの総称で、にきびや吹き出物、あるいはそばかすなどを指す。また、それらが治った後に残る痕跡についてもいう。
顔面の皮膚に生じる化膿性の炎症で、毛包に細菌が感染して生じる悪性の腫れ物を指す。
面皰は、主に思春期に発生しやすい皮膚の吹き出物を指す。毛穴に皮脂が詰まることによって生じ、顔などに赤みや膿を伴う小さな隆起として現れる。
面晤とは、直接対面して会うこと、またその場で話し合うことを指す。
縵面とは、古銭の裏面において文字や模様が刻印されておらず、滑らかな平坦な部分を指す。
効果や結果がすぐに現れる様子を表す。特に、報いや罰、薬の効き目などが間を置かずに表れることを指す。
これまでにない新しい分野や方向性を切り開くことを指し、特に学問や技術、芸術などの領域で新たな方法や視点を生み出す局面を意味する。
九面芋はサトイモの一品種で、親芋を中心に多数の小芋が集まって大きな塊状となる特徴を持つ。芋と茎は食用とされ、秋の季語としても用いられる。漢字では「八頭」と表記することもある。
人面竹はイネ科の竹の一種で、マダケの変種である。中国原産で、観賞用として栽培される。茎の下部は節間が短く、独特のふくらみを持つ奇形を示す。この特性を活かして杖や釣り竿に加工され、また筍は食用とされる。別名として布袋竹、ゴサンチク、ジンメンチクとも呼ばれる。
仏頂面とは、不機嫌そうに膨れた無愛想な表情を指す。釈迦の頭上に現れるとされる仏頂尊の厳かな面相に由来し、不満や不服を顔に表している様子を表す。
百面相とは、次々と様々な表情を見せること、またそのような顔つきを指す。また、寄席演芸の一つとして、簡素な衣装や小道具を用いて素早く扮装を変え、多様な表情や仕草を披露する芸能を意味する。
「真面目」は「しんめんもく」と読み、物事の本来の姿やありのままの様子を指す。真価や本質を表す語であり、漢字の「面」を含む。なお「しんめんぼく」とも読まれ、「まじめ」と読む場合は別の意味となる。
真面目とは、物事に対して誠実で真剣な態度をとる様子を指します。また、人柄が偽りなく実直であることを表す場合もあります。
御面相とは、人の顔つきや容貌を指す語であるが、通常は相手の顔をからかったり、軽蔑の意を込めて揶揄したりする場合に用いられる表現である。
これまでにない新しい分野や方面を指し、特に芸術や学問、研究などの領域で、従来とは異なる独自の方向性や可能性が切り開かれる様子を表す。
鉄面皮とは、恥知らずで厚かましいさま、あるいはそのような人物を指す。鉄のように硬い顔の皮に喩え、羞恥心に乏しく図々しい性質を表す。
冬の寒さによって鏡のように滑らかで光沢のある氷の表面を指す。特に湖や池などが凍結した際に、その平らで反射する様子を鏡に喩えた表現である。
仮面梟はメンフクロウ科の鳥類で、ヨーロッパやアフリカに生息する。顔が白くハート形をしていることが特徴であり、「面梟」と表記されることもある。
酒面雁はカモ科の鳥類で、中国産のガチョウの原種とされる。シベリアから冬鳥として日本に渡来し、体は白色を基調とするが、顔の色は他の雁類に比べて赤みが強いのが特徴である。秋の渡りの時期に観察される。
鳩形鵠面とは、鳩のように痩せ細った体つきと、鵠(白鳥)のように青白くやつれた顔つきを意味し、極度に衰弱してやつれた様子を表す四字熟語である。
鬼面仏心とは、外見は鬼のように恐ろしい風貌をしているが、内面は仏のように慈悲深く優しい心を持っていることを指す。また、そのような性質を持つ人を形容する際にも用いられる。
鬼の面をかぶって人を脅かすという意味から、見かけだけを飾り立てて相手を威圧したり、実際よりも強そうに見せかけたりすることを指す。
喜色満面とは、内心の喜びが抑えきれず、顔全体に満ち溢れて表れている様子を指す。顔色や表情に明らかな歓びの色が漲り、それがまさに「面」すなわち顔全体に満ちている状態をいう。
顔面蒼白とは、恐怖や驚き、あるいは重い病気などによって顔色が青ざめ、血の気が失せた状態を指す四字熟語である。
応報覿面とは、悪事に対する報いがすぐに目の前で現れることを意味する。仏教の因果応報の思想に基づき、自らが行った行為の結果が速やかに自分に返ってくる様を表す。
因果覿面とは、悪い行いをした報いとして、その結果がすぐに目の前に現れることを意味する四字熟語である。「覿面」は、効果や結果、報いなどが即座に表れることを表しており、悪因がただちに悪果をもたらす様を言い表している。
裏面工作とは、表立った活動の背後で密かに行われる計画や工作を指す。特に政治や外交の分野において、表面には見えない形で情報収集や交渉、策略を進めることを意味する。