新たに住居に入って居住すること。特に、新築や新たに借りた家・部屋などに移り住むことを指す。
外居(ほかい)とは、食物などを収めて戸外へ運ぶための容器を指す。円筒形の塗物製が多く、三本の脚が反り返った形状が特徴である。旅の際に必需品を収める道具として用いられ、「行器」とも表記する。
仲居とは、料理屋や旅館などで客の接待や給仕を務める女性を指す。また、かつては武家屋敷の奥向きに仕える女性が控えていた部屋、あるいはその部屋にいる女性を指すこともあり、この場合は「中居」と表記されることもある。
同居とは、同じ住居に複数の人が共に生活することを指す。特に家族関係にある者、例えば夫婦や親子が共に暮らす場合に用いられる。また、血縁関係のない者が一つの家屋で共に生活する状態、すなわち雑居を意味することもある。
動かずにじっとしている様子を表し、また、何もすることがなく手持ちぶさたな状態を指す。
居合とは、日本剣術における技法の一つで、座った姿勢から瞬時に刀を抜き、相手を斬りつける技を指す。抜刀の動作と斬撃を一連の流れとして行う点に特徴があり、居合抜きとも呼ばれる。
居職とは、自宅で作業を行う職業を指し、裁縫師や印判師などがその例として挙げられる。これに対し、外部の職場へ出向いて働く形態は出職と呼ばれる。
他人の家に住まわせてもらい、生活の面倒を見てもらうこと。また、そのような立場にある人を指す。
ある場所に定住し、生活の本拠を置くこと。また、その住まいや住所を指すこともある。
居所とは、人が身を置く場所を指す。また法律用語としては、本拠ではないが、ある程度の期間継続して居住する場所を意味する。なお「いどころ」と読む場合もある。
世間との交わりを避けて人里離れた場所に引きこもり、静かに暮らすこと。また、そのような暮らしをする住まいや隠れ家を指す。
独居とは、一人で生活する状態を指し、家族や他人と同居せずに単身で暮らすことを意味する。特に高齢者が一人で生活する場合に「独居老人」などの表現で用いられる。
家居とは、家の中に引きこもって外出しないことを指す。また、住まいや居住する場所という意味もあり、この場合「いえい」と読むこともある。
静かな住まいを指すほか、世俗の雑事から離れてのんびりと過ごすこと、またそのような暮らしぶりを表す。時に「間居」とも書かれる。
雲居とは、雲がかかるあたりを指し、そこから転じて空や遠く高い場所を意味する。また、雲そのものを表すこともある。さらに、禁中すなわち宮中を指す用法もあり、この場合の「井」は当て字として用いられる。
新しく住み始めた家、あるいはこれから住む予定の住居を指す。新しく建てられた家である場合も、既存の建物に新たに入居する場合も含む。
配偶者を失った者が、一人で生活を営む状態を指す。特に、配偶者と死別した後に独り身で暮らすことを意味する。
家屋の縁側など、建物の端近くに出て腰を下ろしている様子を指す。特に夏の情景を連想させる言葉である。
家の中に閉じこもり、外部との接触を避けて生活することを指す。特に、社会との交流を絶ち、自宅に引きこもる状態を表す。
安居とは、主に仏教において夏の一定期間、僧侶が一つの場所に留まり、外出を控えて修行に専念することを指します。夏安居とも呼ばれ、雨期の修行慣行に由来します。一方、「安居」を「あんきょ」と読む場合は、平穏に暮らすという意味を表します。
起居(たちい)とは、日常における立ち居振る舞い、すなわち立ったり座ったりする動作やふだんの身のこなしを指す語である。「起居振る舞い」という成句で用いられることが多く、表記としては「立居」と書くこともある。なお、「キキョ」と読む場合もある。
燕居とは、公務や仕事から離れ、自宅などで気ままに過ごすことを指す。日常の雑事から解放され、静かにくつろぐ時間を意味する。
蟄居とは、本来は虫が冬の間地中に潜って隠れることを指すが、転じて人が家に閉じこもり外出しない状態を表す。特に江戸時代には、武士階級に対する刑罰の一種として、自宅に謹慎させ外出を禁じる処分を意味した。
罪を得て官職を退き、自宅に閉じこもることを指す。また、流刑に処せられて遠隔の地に住むことも意味する。
鶉居とは、定まった巣を持たない鶉のように、一定の住居を持たずに各地を転々とすることを指す。
鷹居とは、鷹狩りにおいて鷹の飼育や訓練を専門に行う職人、すなわち鷹匠を指す古い呼称である。
居待月とは陰暦十八日の月を指し、特に八月十八日の月をいう。月の出が遅くなるため座って待つことからこの名があり、立待月や寝待月とともに月齢による月の呼称の一つである。
ヤドカリ科やホンヤドカリ科などに分類される甲殻類の総称で、主に浅い海に生息する。成長に合わせて巻貝の空殻を住処とし、体が大きくなるとより大きな殻に取り替える習性を持つ。「宿借り」とも表記される。
子に家督を譲った後、世間の煩わしさから離れて気ままに暮らすことを指す。また、そのような境遇にある人を指すこともある。
冬安居とは、僧侶が冬期に行う修行のことで、陰暦十月十六日から翌年一月十五日までの間、一室にこもって専心に修業に励むことを指す。夏に行われる夏安居(げあんご)に対応する語であり、「ふゆあんご」と読むこともある。
居士衣は、隠者や僧侶が着用する羽織状の道服の一種であり、こじごろもとも呼ばれる。
夏安居とは、陰暦四月十六日から七月十五日までの三か月間、僧侶が一カ所に定住して修行に専念する仏教の行事を指す。雨期に行われることから雨安居とも呼ばれ、外出を控え学問や坐禅に励む期間である。
鳩居鵲巣は、鳩が自ら巧みに巣を作らず、鵲(かささぎ)の築いた巣を居処として占める故事に由来する。本来は女性が嫁いで夫の家を我が家とする喩えとして用いられるが、転じて、自らの努力なくして他人の成果や地位を奪うこと、あるいは仮に他人の家に住むことを指す。『詩経』を典拠とし、「鵲巣鳩居」ともいう。
「奇貨可居」とは、珍しい品物を手に入れて大切に保管しておけば、将来大きな利益を得られるという意味から、得がたい機会をうまく捉えて利用すべきだというたとえである。故事は、秦の子楚を見出した呂不韋が「これは掘り出し物だ」と将来を見込んで支援し、後に大きな成功を収めたという『史記』の記述に由来する。
閑居養志とは、世俗の雑事から離れて静かに暮らしながら、自らの志を養い高めることを意味する。『後漢書』「梁竦伝」に由来する四字熟語で、官職を退くなどして世間の喧騒を避け、心静かに自己の精神を修養する境地を表す。
隠居放言とは、世間から身を引いて隠遁生活を送りながら、世俗のしがらみにとらわれずに自由に意見を述べることを指す。『論語』「微子」篇に由来する四字熟語で、官職を退いた隠者が、遠慮なく自らの考えを語る様を表している。
何にでも一言意見を言わずにはいられない人を指す四字熟語。他人が既に言い尽くしている場合でも、特に新たな内容がなくとも、とにかく自分の意見を口にしたがる性向を表す。「居士」は男性を意味し、読み方は「いちげんこじ」のほか「いちごんこじ」ともされる。
「安居危思」は、平穏な時にも危険に備える心構えを忘れないという意味の四字熟語である。『春秋左氏伝』襄公十一年に由来し、安らかに居ながらにして、将来の危難を考え、それに対する備えを怠らないという戒めの精神を表す。
累世同居とは、複数の世代にわたる家族が同じ家屋に住み続けることを指す四字熟語である。「累世」は代々続くことを意味し、親子や孫などが一つの屋根の下で共同生活を営む家族形態を表す。