斎垣とは、神社や神聖な場所の周囲に巡らされた垣のことを指す。神域を俗界から隔て、清浄を保つための境界として設けられるものである。
斎串は神事において用いられる串の一種で、主に榊や竹の枝に紙垂(しで)などの幣帛(へいはく)を付けて神前に供えるもので、玉串と同様の役割を果たします。また、広義には物を刺すための竹製の串そのものを指すこともあります。
斎種とは、豊作を祈願する神事において清められた稲の種子を指し、神聖な稲作儀礼に用いられる清浄な種籾を意味する。
斎子とは、神事に奉仕する未婚の女性を指す語である。特に大嘗祭や賀茂の斎院などにおいて神に仕える役割を担い、清浄を旨とする。表記としては「忌子」とも書き、読みは「いみこ」ともされる。
斎食(とき)と同じく、神事に際して慎みを込めて調えられた食事を指す。特に神に供える清浄な食物、またはそのような食事をとることを意味する。
斎日とは、神仏を祀る前に心身を清めるために物忌みや精進を行う日のことを指す。特に神事や仏事に際して一定期間の潔斎を行う期間中の一日を意味し、「さいにち」とも読まれる。
斎場とは、神事を行うために清められた場所を指す。また、葬儀を執り行う施設、すなわち葬儀場の意味でも用いられる。古くは「ゆにわ」とも読まれた。
神仏に仕える儀式や祭事の前に、心身を清浄な状態に整えることを指す。飲食や行動を慎み、穢れを避けることで精神を集中させ、神聖な行事に臨むための準備行為を意味する。
斎宮とは、古代において伊勢神宮や賀茂神社に奉仕する斎王(いつきのみこ)の住居を指す。転じて、そこに住まう斎王そのものを指す場合もある。また、広義には神を祀る清浄な場所、特に伊勢神宮を意味する語として用いられる。
斎食(とき)とは、仏教寺院において僧侶が戒律に従って摂る食事を指す。特に午前中に摂る食事を意味し、午後は非時(ひじ)として食事を禁じられている慣習に基づく。また、寺院で提供される食事全般や、精進料理そのものを指す場合もある。
斎瓮は、神事において神酒を盛るために特に清められた容器を指す。神前に供えるための酒を入れる清浄な器として用いられ、「忌瓮」とも表記される。
邏斎とは、僧侶が托鉢を行い、斎食を請う行為を指す。また、転じて乞食そのものを意味する別称としても用いられる。
定斎屋とは、夏の間、天秤棒で薬箱を担ぎ、煎じ薬を売り歩いた行商人を指す。その由来は、桃山時代に村田定斎が初めてこのような薬売りを始めたと伝えられることによる。
斎非時とは、僧侶の食事を指す語である。特に、午前中に摂る正式な食事を「斎」、午後に摂る軽い食事を「非時」と呼んだことに由来し、法要の際などに僧侶に供される食事全般を意味する。
沐浴斎戒とは、身を清めるために沐浴し、心を清めるために斎戒することを指す。古代中国において祭祀などの重要な儀式に臨む前に、身体と精神の両面から穢れを祓い、清浄な状態を整えるための作法である。『孟子』離婁篇にその記述が見られる。
精進潔斎とは、一定の期間、飲食や行動を慎み、心身を清浄な状態に保つことを指す。特に神事や仏事に臨む前に、穢れを避け精神を整えるための行いをいう。