消磨とは、物が擦れて次第に減っていく様子を指し、気力や体力などが徐々に消耗する状態にも用いられる。また、時間や労力を特定の事柄に費やす意味もあり、趣味や仕事に長い歳月をかける場合などに使われる。表記としては「銷磨」と書くこともある。
刃物などが使用によってすり減り、切れ味が悪くなることを指す。
練磨とは、心身や技芸を鍛え上げ、磨きをかけることを指す。数々の実戦や経験を重ねることによって鍛えられる様子を表し、「百戦練磨」などの成句で用いられる。漢字表記としては「錬磨」と書くこともある。
物が他の物とすれ合ったりこすれたりすることによって、次第に減ったりすり減ったりすることを指す。特に機械の部品や道具などが使用によって消耗する状態を表す場合が多い。「摩損」とも表記される。
物が擦れ合うことによって次第にすり減り、形がなくなること。また、長い時間の経過や繰り返しの作用によって、印象や記憶などが薄れていく様子を指す。
錬磨とは、心身や技芸を鍛え上げることを指す。特に、修練を重ねることによって精神や技術を磨き、より高い境地に至る過程を表す。剣道などの武道における鍛錬の意味合いが強く、「練磨」と表記されることもある。
磨臼は、穀物の籾殻を取り除くために用いられる臼で、製粉にも使用される。平たい円筒形の臼を上下に重ね、上の臼を回転させることで、二つの臼の間で穀物をすりつぶす仕組みである。ひき臼や唐臼とも呼ばれる。
玉を磨いて形を整えることを原義とする。転じて、学問や技芸、また人格などを、丹念に練り上げ、より優れたものへと高めていく努力や過程を指す。
羯磨は、元来は仏教用語で、行為や働きを意味する。特に僧侶の集団において、戒律に基づく重要な儀式や作法を指し、受戒や懺悔などがこれに当たる。また、密教においては、三鈷を十字形に組み合わせた法具である羯磨金剛の略称としても用いられる。
すり減らすこと。また、すり減ってなくなること。長い時間をかけて消耗し、次第に失われる様子を表す。例えば、長年の苦労によって寿命を縮めたり、気力を消耗したりする場合に用いる。「消磨」と書くこともある。
雪を固めて大小二つの玉を作り、下を大きく上を小さく重ねて、達磨座禅のような姿に形作った雪像を指す。主に冬の風物として親しまれる。
表面を金剛砂などで研磨して微細な凹凸を付け、光を拡散させることで不透明に加工したガラスのこと。曇りガラスやつや消しガラスとも呼ばれ、主に光を通しながらも内部の見えにくさを必要とする場所に用いられる。
磨斧作針は、たとえ困難なことでも忍耐強く努力を続ければ、必ず成し遂げられるという教えを表す四字熟語である。唐代の詩人李白が若い頃、学問に行き詰まり帰郷を考えていた折に、川辺で鉄の斧を磨いて針を作ろうとする老女の姿を見て感銘を受け、自らも学問に専心するようになったという故事に由来する。
磨穿鉄硯は、鉄製の硯が磨り減って穴が開くほどに、学問や目標達成のためにたゆまず努力し続けることを意味する四字熟語である。中国五代の桑維翰が鉄の硯を磨り減らすほど勉学に励み、科挙に合格した故事に由来し、強い意志を持ち続けて物事を成し遂げる姿勢を表す。
磨杵作針は、鉄の杵を長い時間をかけて磨き続ければ、やがて針になるという故事に由来する四字熟語で、どんなに困難なことでも根気強く努力を続ければ必ず成し遂げられるという教えを表します。
磨揉遷革は、人を教え導き善へと導くことを意味する四字熟語である。磨は善を磨くこと、揉は欠点を正すことを指し、遷は善へと移り本来の良い状態に戻ることを、革は良い状態へと改めることを表す。
百古不磨は、非常に長い年月を経てもすり減ることなく、後世まで永久に残り続けることを意味する四字熟語である。「百古」は遠い未来や悠久の年月を指し、「不磨」は磨り減らない、すなわち消滅しないことを表す。この語は『後漢書』南匈奴伝に由来する。
数多くの戦いや経験を積み重ねることによって、技量や能力が鍛え上げられ、優れたものとなっている様子を表す。
百世不磨は、長い年月を経ても消えずに残り続けることを意味する四字熟語である。「百世」は百代、すなわち非常に長い期間を指し、「不磨」はすり減らない、消滅しないことを表す。後漢書に由来し、不朽の名声や功績などが永遠に失われることなく伝えられる様子を言い表す。
鉄硯磨穿とは、鉄製の硯を磨り減らすほどに長期間にわたり学問に励むことを意味し、学問や修養に対する並々ならぬ努力と忍耐を表す四字熟語である。
凋零磨滅は、文物や典籍などが時の流れとともに朽ち果て、消え去ってしまう様子を表す四字熟語である。草木が枯れ落ちる意の「凋零」と、磨り減ってなくなる意の「磨滅」とが結びつき、有形無形の文化遺産が失われていく過程を喩えた表現となっている。
千古不磨とは、優れた伝統や作品、功績などが長い時を経ても価値を失わず、永久に後世に伝わり続けることを意味する。千古は遠い昔あるいは永遠を、不磨は磨り減ることなく輝きを保つことを表し、合わせて不朽の価値を示す四字熟語である。