母を親しみと敬意を込めて呼ぶ語で、「おかあさま」と同義である。主に古風な表現や、格式ある場面で用いられる。対義語は「父様(ととさま)」である。
母音とは、声帯の振動によって生じた音声が口腔内で妨げられることなく響き、音節の中心を成す音を指します。日本語においては、通常「あ」「い」「う」「え」「お」の五つがこれに該当し、子音と対をなす概念です。「ぼおん」と読まれることもあります。
航空機や潜水艦などの艦載機に対して、整備や補給、指揮などの支援機能を提供する軍艦を指す。航空母艦や潜水母艦などがこれに該当し、艦隊における作戦の基盤としての役割を担う。
活字を鋳造する際に用いる金属製の鋳型を指し、文字の原形となる型として機能する。
母語とは、人が生まれ育った環境において自然に習得した最初の言語を指し、通常は家庭や地域社会で使用される言葉である。また、歴史言語学においては、同一の言語系統に属する諸言語が分化する前の共通の祖語を意味することもある。
母衣とは、かつて甲冑の背部に取り付けられた袋状の防具で、飛来する矢を防ぐ役割を果たした。また、戦場における装飾や識別のための標識としても用いられた。
船舶が所属し、主に停泊・補給・整備などの拠点とする港を指す。特に軍艦や商船隊において、作戦や航海の基地となる重要な港湾を意味する。
母親とその子供を指す語で、特に母子の関係や結びつきを表す際に用いられる。母子家庭や母子手帳などの複合語においても、この関係性を基盤とした概念を示す。対義語として「父子」が挙げられる。
母体とは、母親の身体を指し、特に妊娠や出産の時期に関連して用いられる。また、より広く、何かがそこから派生したり分岐したりする根源となるもの、あるいは組織や集団そのものを意味する場合もある。
母堂とは、他人の母親を敬って言う語で、主に書簡や改まった場面で用いられる。
生母とは、自分を直接出産した女性を指し、血縁上の母親を意味する。継母や養母など、法律や養育関係によって母親とされる者とは区別される概念である。
字母とは、言語を綴る際の基本となる文字のことを指し、仮名やアルファベットなどの表音文字の各単位を意味します。また、印刷において活字の元となる字型、すなわち活字母型を表す場合もあります。
父母の姉、あるいは父母の兄の妻を指す親族名称である。
知母はユリ科の多年草で、漢名に由来する。別名を花菅(はなすげ)ともいう。
保母とは、保育所や児童養護施設などにおいて幼児の保育に従事する女性職員を指す通称である。男性の場合は保父と呼ぶが、男女ともに正式な資格名称は「保育士」と定められている。この語は「保姆」の書き換えとして用いられてきた経緯を持つ。
雲母(うんも)と同じ鉱物を指す。その名は、きらきらと輝く外観に由来する。
慈母とは、深い愛情をもって子を慈しみ育てる母親を指す。また、他者の母親を敬っていう呼称としても用いられる。対義語は「慈父」である。
漂母とは、かつて韓信が困窮していた際に洗濯をしながら彼に食事を施した老婆の故事に由来し、転じて洗濯を生業とする年老いた女性、あるいは困っている者に情けをかける女性を指す語である。
酵母は、糖分をアルコールと二酸化炭素に分解する発酵作用を持つ微生物の総称であり、パンや酒類、醬油などの食品製造に広く利用される。酵母菌やイーストとも呼ばれる。
寮や寄宿舎において、入寮している学生や職員などの日常生活の世話や管理を主な職務とする女性を指す。
母屋とは、建築構造において中心となる空間を指す。寝殿造りでは庇に囲まれた中央の部屋を意味し、住居の核となる建物そのものを表す場合もある。「身屋」や「身舎」とも表記され、「おもや」と読まれることもある。
バイモはユリ科の多年草で、中国を原産とする。春に釣り鐘状の花を咲かせ、観賞用として栽培される。鱗茎はせき止めの薬用として用いられ、アミガサユリの別名をもつ。
雲母は花崗岩などに含まれる六角板状の結晶で、薄くはがれやすい性質を持つ。電気絶縁体として用いられるほか、「きらら」とも読まれる。
継母とは、血のつながりがない母親を指し、特に父親が再婚した相手をいう。継父(ままちち)に対応する語で、「けいぼ」とも読む。
阿母とは、母を敬愛の情を込めて呼ぶ語で、おかあさんを指す。また、乳母に対しても親しみを込めて用いられる表現である。
九年母はミカン科の常緑低木で、インドシナ半島が原産地とされる。温暖な地域で栽培され、夏には芳香のある白い花を咲かせ、後に香り高く甘味のある黄色い果実を実らせる。この果実は食用とされ、「香橘」とも表記される。
母倉日は暦注の一つで、この日は何事を行うにも大変縁起が良いとされる吉日である。
祖父母とは、父方または母方の祖父と祖母を指す総称であり、すなわち父母それぞれの両親にあたる世代を表す語である。
従祖母は、祖父母の姉妹を指す語であり、すなわち父または母のおばにあたる。漢字表記としては、祖父母より年長の場合は「大伯母」、年少の場合は「大叔母」を用いることがある。
益母草はシソ科の二年草で、漢名に由来する。別名として目弾とも呼ばれ、読みは「めはじき」のほか「ヤクモソウ」ともされる。
蚊母樹はマンサク科に属する常緑高木で、温暖な地域の山地に自生する。樹高は約二十メートルに達し、厚みのある長楕円形の葉を持つ。春には深紅色の小さな花を咲かせ、材質は堅牢であるため家具材などに用いられる。名称は漢名に由来する。
蚊母鳥はヨタカ科に属する夜行性の鳥を指し、その名は「夜鷹」とも表記される。主に夕暮れから夜間にかけて活動し、飛翔しながら昆虫を捕食する習性を持つ。
曽祖母は、祖父母の母を指す語で、ひいおばあさんとも呼ばれる。曽祖父に対応する女性の尊属を表す。読みとしては「ひいばば」のほか、「ソウソボ」や「ひおおば」などもある。
母を敬って呼ぶ語で、主に宮中や公家社会において用いられた。寝殿造における母の居所「対屋(たいのや)」に由来する呼称であり、「おたたさま」とも言う。対となる「御父様(おもうさま)」と併せて用いられることもある。
狗母魚はエソ科の海魚の総称で、一般には単にエソを指す。南日本の浅海に分布し、体は細長く鋭い歯を持つ。背面は黄褐色を呈し、上質なかまぼこの原料として用いられる。夏の季語であり、「狗母魚」の表記は漢名に由来し、「鱛」とも書く。
蛇舅母はカナヘビ科に属するトカゲの一種で、日本固有の生物である。主に草地に生息し、体色は灰褐色を帯び、特に尾が長いのが特徴である。動作が非常に素早く、昆虫などを捕食する。別名としてカナチョロとも呼ばれ、漢字では「金蛇」と表記することもある。
乳母日傘とは、乳母が幼児を抱き、外出時には日傘をさしかけて守るように、非常に大切に、恵まれた環境で子供を育てることを意味する四字熟語である。過保護ともいえるほど手厚く庇護された養育のあり方を表す。
「哀哀父母」は、子を生み育てるために苦労を重ねた父母、あるいはそのような父母を失い、その恩に報いることができなかったことを深く悲しみ慕う心情を表す四字熟語である。「哀哀」は嘆き悲しむ様子を指し、『詩経』「小雅・蓼莪」に由来する。
孟子が学業を途中でやめようとしたとき、母が織りかけの機(はた)の糸を断ち切って戒めた故事に基づく四字熟語。物事を中途で放棄すれば、それまでの努力が無駄になることを示し、学問や修業を継続することの大切さを説くたとえとして用いられる。
孟子の母が息子の教育に良い環境を求めて三度住居を移したという故事に基づく四字熟語。子供の成長にとって周囲の環境が重要であることを示し、最適な教育環境を整えることの喩えとして用いられる。
母猿断腸は、『世説新語』「黜免」篇に見える故事に由来する四字熟語である。子を失った母猿の悲しみが深く、その腸が千切れるほどであるという喩えから、我が子を思う親の深い悲しみ、あるいは極度の悲嘆や哀惜の情を表す。
「曾母投杼」は、『戦国策』秦策に見える故事に基づく四字熟語である。曾参の母が、三人の者が次々と「曾参が人を殺した」と告げるに及んで、ついに機織りの杼を投げ捨てて逃げ出したという故事から、真実でない噂でも繰り返し聞かされると、ついには信じてしまう心理を指す。
慈母敗子とは、母親が過度に甘やかすことで、かえって子供を堕落させてしまうことを指す四字熟語である。慈愛に満ちた母が度を越して甘やかすと、放蕩な子が育つという『韓非子』に由来する表現で、子育てには時として厳しさが必要であるという戒めの意を含む。
賢母良妻とは、聡明で子育てに優れた母親であり、かつ夫を支える良き妻であることを指す四字熟語である。家庭の円満と子女の教育において重要な役割を果たす女性の理想像を表す。