大尽とは、非常に裕福な者、富豪を指す。また、特に遊郭などで多額の金銭を惜しみなく使い、豪勢に遊興にふける客のこともいう。
「不尽」は、物事が尽きることがない様子を表す。また、手紙の結びに用いられる挨拶語として、言葉や気持ちが尽きないことを示し、相手への敬意と親しみを込めて書簡を締めくくる際に使われる。
尽日とは、一日の始めから終わりまでを指し、終日と同じ意味で用いられる。また、月の最終日、特に一年の最後の日、すなわち大晦日を意味することもある。
ある物事に対して、持てる力をすべて出し切って努力すること。特に公共の利益や他者のために力を尽くす場合に用いられる。
細部に至るまで漏らすことなく、ありとあらゆることを詳しく述べ尽くすことを意味する。
自らの意思によって生命を絶つ行為を指し、自殺や自害と同義である。
食尽とは、日食や月食において太陽や月が最も大きく欠けた状態、あるいはその瞬間を指す語である。本来「蝕甚」と表記される現象の書きかえ字として用いられる。
竭尽とは、持てる力をすべて出し尽くすこと、あるいは物事が完全に尽きてなくなることを指す。
財産や身代をすべて使い果たしてしまうことを指す。特に、無駄遣いや放蕩によって所有物を失う状態をいう。
道理に合わず、筋道が通らないさま。また、そのようなことを無理に押し通そうとする態度や行為を指す。
いくら取っても尽きることがなく、際限なく豊富であるさまを指す。蔵の中の物がいくら取り出してもなくならないという原義から転じて、資源や物事の豊富さを表す。
窮形尽相とは、物事の姿や様子をありのままに、細部に至るまで克明に描写することを指す。特に文学や芸術において、対象の本質を余すところなく表現する技法や態度を表す。
鉄梃大尽とは、鉄の梃のように頑丈で丈夫な大尽、すなわち財力が厚くて堅実な資産家や富豪を指す四字熟語である。その財産が鉄のように堅固で容易には揺るがない様子を表している。
一網打尽とは、一つの網で魚をすっかり捕らえ尽くすことを原義とし、そこから転じて、悪事を働く者や一味の者どもを残らず一度に捕らえることを喩えた表現である。『宗史』の「范純仁伝」に典拠を持つ四字熟語である。
「淋漓尽致」は、話し言葉や文章表現が非常に流暢で、意図や感情を余すところなく表現し尽くしている様子を表す四字熟語である。「淋漓」は水が滴り落ちるように滞りなく流れることを、「尽致」は十分に意を尽くして表現することを意味し、全体として表現の巧みさと充実度が極めて高い状態を指す。
精疲力尽とは、心身の力を使い果たし、極度に疲れ果てている様子を表す四字熟語である。精神も体力も尽きてしまい、これ以上動くことも、考えることもできないほど疲労が溜まった状態を指す。
尽忠報国とは、忠誠を尽くして国家の恩に報いることを意味する四字熟語である。君主や国家に対して忠義を励み、その恩恵に応える行為を指し、『北史』の「顔之儀伝」に由来する。
薪尽火滅は、人が亡くなることを意味する四字熟語である。もとは仏教において釈迦の入滅を、薪が燃え尽きて火が消える様子に喩えて表現したもので、そこから転じて一般に人の死を指すようになった。『法華経』の「序品」に由来し、「薪尽きて火滅ぶ」と訓読される。