基本情報
意味
くち、言う、出入りする所
読み方
音読み
訓読み
書き方
画数ごとの書き順
意味
1
人や動物の飲食や発声を行う器官。
2
言葉を発すること、またはその言葉自体。
3
人や物が出入りする場所。
4
物事の始まりや端。
5
人や家の数を数える単位。
6
刀剣などを数える助数詞。
7
種類や分類を表す。
8
勤め先や嫁入り先などを指す。
熟語
口舌とは、口論や言い争いを指し、特に男女間の痴話喧嘩を意味する場合がある。また、口先だけの巧みな弁舌や、内容の伴わない言葉を表すこともある。「口説」と表記されることもあり、「クゼチ」や「コウゼツ」と読まれる場合もある。
口裏とは、言葉の表面に現れない真意や本心を指す。特に、複数の者が事前に相談して話を合わせることを「口裏を合わせる」と表現する。語源は「口占」にあり、発言から吉凶を占ったことに由来する。
口数とは、発する言葉の量を指し、寡黙な人を「口数が少ない」と表現する。また、家族や集団における人数を表す場合もあり、子どもの誕生で「口数が増えた」などと用いられる。さらに、申し込みや取引の件数・単位を示す用法もある。
銀行などの金融機関において、預金や貸付などの取引を記録・管理するための個別の勘定区分を指す。会計帳簿上で資産や負債などを項目別に整理する単位としての意味もあり、預金口座や振替口座など、特定の取引形態を略して口座と呼ぶこともある。
口腹とは、文字通りには口と腹を指すが、転じて飲食や食欲を意味し、口腹を満たすといった表現で用いられる。また、表面の言葉と内心の考えが一致しないことを表し、口腹の違う人などと言う場合にも使われる。
口琴(びやぼん)は、江戸時代に玩具として流行した楽器である。細長い鋼鉄を簪のように二股にし、その間に針状の鉄を挟んだ構造で、根元を口にくわえ、鉄の先端を指ではじいて音を鳴らす。口びわやきやこんとも呼ばれ、「琵琶笛」と表記されることもある。
大口とは、文字通り大きな口や口を大きく開ける様子を指す。また、大げさに威張った言葉を発することを意味し、さらに取引や注文などにおいて金額や数量が多い場合にも用いられる。対義語として小口がある。
「戸口」は「ここう」と読み、家の戸数と人口を指す語である。特に「戸口調査」のように、家の単位とそこに住む人々の数を数える場合に用いられる。なお、「とぐち」と読む場合は、家の入り口を意味する別の語となる。
木口とは、木材の横断面を指す言葉である。建築においては、その断面から見える年輪や木目によって材質の良し悪しを判断するため、木材の品質や等級を表す意味でも用いられる。また、手提げ袋などの口部分に取り付ける木製の取っ手を指す場合もある。
火山の噴火に伴い、溶岩や火山灰、火山ガスなどが地下から噴出する地表の開口部を指す。火山活動の主要な経路として、山頂や山腹に形成されることが多く、その形状は噴火様式によって円形、楕円形、割れ目状など多様である。
甘口とは、甘みの強い味付けを指し、料理において砂糖やみりんなどを多用した味わいを表す。また、そのような甘い味を好む嗜好や、そうした味を好む人を指すこともある。さらに転じて、相手を喜ばせるために巧みに言い繕った言葉、すなわち甘言の意味でも用いられる。
「合口」とは、まず刀剣の一種を指し、鞘と柄の口が直接合わさる構造から名付けられた、鍔のない短刀を意味する。転じて、物と物の接合部分や継ぎ目を表すこともある。さらに、会話や意思がぴたりと合う様子、またそのような相手を指して用いられ、「合口のいい人」などの表現で使われる。
地口とは、既存のことわざや成句などと発音が似ているが、意味の異なる文句を作り出して用いる言葉遊びの一種である。例えば「下戸に御飯」は「猫に小判」と音が通じるように仕組まれた洒落であり、口合とも呼ばれる。
死口とは、口寄せの一種であり、巫女などの霊媒に死者の霊が憑依して言葉を発する現象、またはその際に語られる言葉そのものを指す。生口が生きている者の言葉を伝えるのに対し、こちらは死者の言葉を伝えるものとされる。
糸巻きに巻かれた糸の端の部分を指す。転じて、物事を始めるきっかけや、問題を解決するための手がかりを意味する。例えば、話の糸口を見つけるなどと用いられる。表記としては「緒」の字を用いて書くこともある。
利口とは、頭の働きが良く賢い様子を指す。また、口先が巧みで要領よく立ち回る、時に悪賢い性質を表すこともある。特に子供に対しては、素直で物分かりが良いことを意味し、「お利口さん」などの表現で用いられる。
辛口とは、味覚において塩気や辛みが強く感じられる状態を指す。また、そのような味を好む傾向や、そうした嗜好を持つ人を表すこともある。さらに転じて、批評や評価が厳しく手加減のない様子を意味し、対義語として甘口が用いられる。
他人や物事を貶したり罵ったりするために用いられる言葉、あるいはそのような言葉を発する行為を指す。悪態や誹謗中傷に類する表現であり、「わるぐち」や「アッコウ」と読まれる場合もある。
閉口とは、口を閉じて黙り込む様子を指す。転じて、言い負かされて返答に詰まることや、手に負えない状況に直面し途方に暮れることを意味する。騒音や絶え間ない小言など、対処し難い事柄に直面した際の困惑や辟易した心情を表す際に用いられる。
軽口とは、滑稽な冗談やおどけた話を指す。また、機知に富んだ洒落や地口などの巧みな言葉遊びを意味することもある。さらに、軽率に口を滑らせてしまうことや、そのような言動をする人を指す場合もある。
水口(みなくち)とは、河川や水路から田畑へと水を引き入れるための取り入れ口を指す。農業用水の取水地点としての機能を持ち、水の管理や配分において重要な役割を果たす。また、「みずぐち」と読まれる場合もある。
糊口とは、かろうじて生計を立てることを意味する。粥などの粗末な食物で飢えをしのぎ、暮らしを営む様子に由来し、転じて、わずかな収入でどうにか生活を維持することを指す。「餬口」とも書く。
鯉口とは、日本刀の鞘と鍔が接する部分の名称で、その形状が鯉の口に似ていることからこう呼ばれる。また、水仕事の際に着物の汚れを防ぐために着用する、袖口を絞った筒袖の作業着のことも指す。
キク科の多年草で、山地に自生する。葉の裏面には綿毛が密生しており、この綿毛を火口(ほくち)として利用したことに名称の由来がある。秋になると、アザミに似た紫色の頭状花を咲かせる。
平安時代以降、束帯を着用する際に表袴の下に用いられた裾口の広い袴を指す。また、武家社会においては直垂や水干の下に着る袴下として用いられ、能装束では腰の部分を左右に大きく張った形状の袴をいう。
カタクチイワシ科に属する海魚で、近海に分布する。全長は約15センチメートルほどで、背中は青黒色をしている。生食されるほか、幼魚や稚魚は煮干し・しらす干し・ごまめなどの加工品に用いられる。秋に由来するとされ、上あごが長く突き出ており、片方の口のように見えることが名称の由来である。
「埴猪口」は、未熟で取るに足らない者を嘲る言葉である。元来は酒を注ぐと泡立つ粗末な楽焼の杯を指し、そのような雑な器に喩えて、出来の悪い者や未熟な人物を蔑んで言う表現となった。
特定の事柄についての発言を禁止する命令、あるいはそのような措置を指す。報道や言論を統制する際に用いられる表現で、「箝口令が敷かれる」などの形で使われる。漢字では「鉗口令」と書くこともある。
餓狼の口とは、極めて危険な状況や、身を滅ぼす恐れのある危険な立場に置かれることを喩えた四字熟語である。その由来は『晋書』にあり、飢えた狼の口の中に飛び込むような、逃れ難い危難に直面する様子を表している。
「一口両舌」とは、前に述べたことと後に述べたことが食い違い、矛盾することを指す。一つの口に二枚の舌があるという意味から、同じ人物が異なる場面で相反する発言を平然と行う様を表し、「二枚舌」と同義である。
多くの人が同じ言葉を口にすること、また意見が一致して同じことを言うことを意味する。異なる口から発せられる同じ言葉という原義から、意見の一致を表す表現として用いられる。
悪口雑言とは、思いつくままにありとあらゆる悪口を並べ立てて罵ることを指す。特に「雑言」は、とりとめもなく様々な悪口を言い散らす様を表しており、口に出るままに激しく非難する言動や、その言葉そのものを意味する。
人口稠密とは、ある地域に多くの人々が密集して居住している状態を指す。単位面積あたりの人口密度が高く、住宅や施設が集中している様子を表す四字熟語である。主に都市部や平野部など、人の集まりやすい地域の状況を描写する際に用いられる。