口裏とは、言葉の表面に現れない真意や本心を指す。特に、前もって話し合ってお互いの言動を一致させることを「口裏を合わせる」と表現する。語源は「口占」にあり、言葉から吉凶を占う意味に由来する。
内裏とは、天皇の住まいである御殿や御所、すなわち皇居を指す語である。そこから転じて、天皇その人を指す場合もある。また、雛祭りに飾られる天皇と皇后の姿を模した一対の雛人形、「内裏雛」の略称としても用いられる。
足の裏側のうち、地面に接する部分を指す。足の裏のうち、特に足底にあたる部位をいう。
表裏とは、物事の表面と内側、あるいは外面と内面を指す。転じて、言動と内心が一致せず、裏表のある様子を表す。また、そのような二面性を持つ人物を「表裏者」と称することもある。
同一の耕地で一年の間に時期を分けて複数の作物を栽培する場合、主となる作物を収穫した後に続けて作付けされる作物、あるいはそのような栽培の方法を指す。例えば麦の収穫後に野菜を植えるような場合に用いられる。
裏話とは、表立っては語られない物事の背景や、当事者にしか知り得ない内輪の事情を指す。公にはされていないエピソードや、表面からは窺い知れない真相を含む話を意味する。
物事の状態や結果が、予想や期待とは正反対であることを表す。表面や表向きの状況と実際の中身が食い違っている様子を指し、特に努力や意図とは逆の結果が生じた場合などに用いられる。
裏書とは、文書の裏面に証明や保証となる事柄を記す行為、またはその記述自体を指す。特に手形や小切手において、所持人が権利を譲渡する際に裏面に署名・捺印する手続きを意味する。転じて、ある事柄の確実性を他の事実によって証明することをも表す。
裏目とは、期待や意図とは反対の結果が生じることを指す。また、さいころにおいて表面の目に対して裏側に現れる目のことも意味する。
裏面とは、物の表から見て反対側にあたる側面を指す。また、表面からは窺い知ることのできない隠れた内情や実態を意味し、表立って現れない事柄の背景や真相を表す際にも用いられる。
芸人が本業とする芸事以外に習得している技芸を指す。普段は表立って披露することなく、特別な機会に限って行う隠し芸としての性格を持つ。
声帯の一部を振動させず、通常の地声よりも高い音域を出す発声法。特に男性歌手が地声の音域を超えて高音を発する際に用いられる。
裏店とは、表通りから離れた裏通りや路地の奥に建てられた、簡素で粗末な貸家のことを指す。特に、江戸時代以降の都市部において、長屋形式で建てられた庶民向けの住居を指して用いられることが多い。
心の奥底にある、他人には容易に窺い知ることのできない感情や考えを指す。
腹の中を指す語で、転じて心の奥底や内面の思いを表す。
庫裏とは寺院において台所の機能を果たす場所を指し、精進料理の調理などが行われる。また、転じて寺院の住職やその家族が居住する建物や区域を意味することもある。
胸裏とは、人の心の奥深くに秘められた思いや感情、考えを指す言葉である。胸の内側、すなわち心の中を意味し、表面には現れない内面の状態や、深く抱いている心情を表す際に用いられる。
このうち。このなか。ある範囲や集団の内部を指し、特に話題にしている状況や事情の内側を表す。
禁裏とは、天皇の住まわれる宮中や皇居を指す語である。「裏」は「中」を意味し、立ち入りを禁じられた領域であることに由来する。天皇を「禁裏様」と称することもある。
人に知られることなく、ひそかに物事を行うさまを表す。
鞭辟近裏とは、物事の本質を深く掘り下げて核心に迫り、道理をきわめて明快に説き明かすことを意味する。学問や議論において、表面をなぞるのではなく、内奥にある真実を鋭く追求する姿勢を表す四字熟語である。
表と裏が一つのものを形作るように、二つの事柄が密接に結びついて切り離せない関係にあることを表す。互いに相反するように見えながらも、実は一体をなしている状態を指す。
雪裏清香は梅の異称で、雪が降り積もる中、他の花々が姿を隠す季節に、ただ梅だけが清らかな香りを漂わせる様子を表す。雪に覆われた情景を「雪裏」とし、その中にただよう清冽な香りを「清香」と称したものである。
黒甜郷裏とは、深い眠りの世界を指す四字熟語である。黒甜は熟睡を意味し、郷裏はその境地を表す。転じて、夢の中の安らかな世界や、現実を離れた夢想の境地を喩える表現として用いられる。