毒蛇とは、毒牙から毒液を分泌する蛇の総称であり、ハブやマムシ、コブラなどがこれに当たる。
長蛇とは、長く大きな蛇を指す。また、蛇のように長く連なり続く様子を表し、特に行列などが際限なく続くさまを形容する際に用いられる。
蛇のようにうねるように曲がりくねりながら進む様子を指し、特に川や道路などがS字状に連続して続くことを表す。また、自動車などがそのような経路をたどって進む運転状態を指して用いられることもある。
蛇足とは、余計で無用なもの、あるいは無益な付け足しを指す。故事に基づき、蛇に足を描き加えてかえって台無しにしたという寓話から、必要のない行為や物事のたとえとして用いられる。
クロウメモドキ科のつる性落葉低木を指す。漢名「蛇藤」に由来し、山藤(くまやなぎ)とも呼ばれる。
蛇籠は、鉄線や竹などを円筒形に粗く編んだかごに砕石を詰めた土木資材で、河川の護岸や水流制御に用いられる。その形状が大蛇に似ていることからこの名があり、「ジャこ」とも読む。石籠とも呼ばれる。
水道管の先端に取り付けられ、水の流出を制御するための装置を指す。形状が蛇の頭に似ていることからこの名がついた。通常は金属製で、回転操作によって水量を調節する仕組みとなっている。
「委蛇」は、蛇がうねるように長く曲がりくねって続く様子を表す。また、ゆったりと落ち着いた態度や、身をかがめて従順に振る舞うさまをも意味する。読みは「イイ」のほか、「イダ」とも読まれる。
蛇と蠍を指す語であり、人々が非常に恐れ忌み嫌うものの喩えとして用いられる。
蛇菰はツチトリモチ科の多年草で、暖地の山中に自生し、ハイノキなどの根に寄生します。秋には茎の先に赤く卵形の花穂を立て、雌花を多数つけます。その黄褐色の根茎から鳥もちを作ることから、土鳥黐とも表記され、別名をヤマデラボウズといいます。
蛇牀はセリ科の二年草で、浜辺などに自生することから浜芹とも呼ばれる。漢名の「蛇牀」に由来する名称である。
バラ科の多年草で、道端などに自生する。茎は地面を這うように伸び、春には黄色い花を咲かせ、後に球形の赤い果実をつける。外観は食用の苺に似るが、味がなく食用には適さない。名前に「蛇」が含まれるが無毒であり、漢名に由来する呼称である。別名をドクイチゴという。
余計なことをしてかえって災いを招くことのたとえ。藪を突いて隠れている蛇を無用に出してしまうように、必要もないことをしたために自分に不利な結果を招くことをいう。
竹根蛇(ひばかり)は、ナミヘビ科に属する小型の蛇である。森林の水辺に生息し、全長は約50センチメートルほどで、体色は暗褐色をしている。無毒であるが、かつては噛まれるとその日ばかりで命が尽きると信じられていたことからこの名がついた。「日計」と表記されることもある。
蛇皮線は沖縄や奄美地方で用いられる三線の俗称である。その名の通り、胴には蛇の皮が張られており、三本の弦を持つ楽器を指す。中国の三弦が16世紀に琉球を経由して伝来したものが原型とされ、後の三味線の起源の一つと考えられている。
がらがらへびは、クサリヘビ科に属する毒蛇で、南北アメリカの乾燥した草原や砂地に生息する。尾の先端には脱皮の際に形成された角質の環が連なっており、外敵が近づくとこれを激しく振るわせ、威嚇音を発する習性を持つ。
蛇舅母はカナヘビ科に属するトカゲの一種で、日本の固有種である。主に草地に生息し、細長い尾と灰褐色の体色が特徴である。素早い動きで昆虫などを捕食する習性があり、別名をカナチョロともいう。漢字では「金蛇」と表記することもある。
「画蛇添足」は、蛇を描き終えた後で余計に足を描き加えることを指し、必要のない付け足しをしてかえって物事を台無しにしてしまう愚かさをたとえた故事成語である。『戦国策』に由来し、先に蛇を描き上げた者が余裕から足を描き足したために賞を逃した故事に基づく。
蜿蜿長蛇は、長大な蛇がうねりながら這う様子に喩えて、行列などが一列に長く連なり、くねくねと続いているさまを表す四字熟語である。「蜿蜿」は蛇の曲がりくねって進む姿を示し、「蜿蜒」や「蜒蜒」とも書き、現代では「延延」と表記されることもある。
「紆余委蛇」は、蛇がうねうねと曲がりくねって進む様子を表し、転じて物事が複雑に入り組んでいて、簡単には解決しない状況を指す。また、人の態度や行動が曲がりくねっていて、率直でないさまを意味することもある。
竜頭蛇尾は、物事の始めは竜の頭のように勢いが盛んで立派であるが、終わりに近づくにつれて蛇の尾のように次第に勢いが衰え、振るわなくなる様子を表す四字熟語である。初めは壮大な構想や意気込みを示すものの、結末が伴わずに尻すぼみになることを指す。
封豕長蛇は、大きな豚と長い蛇を意味する四字熟語で、貪欲で残忍な人物や国家を喩える表現である。『春秋左氏伝』に由来し、「封」は大きく、「豕」は豚や猪を指す。転じて、際限なく欲深く、冷酷非道な性質を表す。
北斗七星のように鋭く折れ曲がり、蛇が這うようにくねくねと曲がりながら進むさまをいう。主に川や道などが複雑に屈曲して続いている様子を表す。唐の柳宗元の文章に由来する四字熟語である。