小網とは、三角形に組んだ竹の枠に袋状の網を取り付けた漁具を指す。水中ですくうようにして魚を捕らえるもので、「さであみ」とも呼ばれる。表記には「叉手」の漢字が当てられることもある。
投網は魚を捕らえるための漁具の一種で、円錐形に広がるように設計されている。使用時にはこれを投げ出すと網が開き、水中の魚を上から覆いかぶせるようにして捕獲する。「投網を打つ」などのように用いられ、「なげあみ」とも読まれる。
海中に垣根のように張り巡らせ、魚が網目に刺さったり絡まったりすることで捕獲する漁具を指す。浮き刺網や底刺網などの種類がある。
法網とは、法律を網にたとえた表現で、犯罪者を捕らえる仕組みを指します。悪事を働く者がこの網をくぐり抜けようとすることもあり、法の支配と正義の実現を象徴する語です。
旋網とは、魚群を網で取り囲み捕獲する漁法、またはその網を指す。巻網とも表記される。
網羅とは、魚を捕る網と鳥を捕る羅(あみ)に由来し、対象となるものを一つ残らず集め、収めることを意味する。例えば、新語をすべて集めた辞書を「網羅した辞書」と表現するように、広く行き渡り、余すところなく及ぶ様子を指す。
眼球の最内層を構成する膜状の組織であり、光を感受する視細胞が密集し、視神経が分布している。外界からの光刺激を神経信号に変換する役割を担う。
網代とは、冬期に河川に竹や木を網状に組んで魚を捕獲する漁具を指す。また、竹や檜などを薄く削り、筵状に編んだ加工品のこともいう。
大謀網とは、垣網と袋網を組み合わせた大型の定置網の一種であり、複数の漁船を用いて魚群を網の中へと追い込み、捕獲する漁法に用いられる。
魚をすくうための網の一種で、二本の竹などを交差させて三角形の枠を作り、そこに袋状の網を張り、柄を取り付けた道具を指す。また、竹などの輪に網を張って柄をつけた形状のものも含まれる。
一網打尽とは、一つの網で魚をすっかり捕らえ尽くすことを原義とする四字熟語で、そこから転じて、悪事を働く者や集団を逃さず一度に全て捕らえることの喩えとして用いられる。『宋史』范純仁伝に典拠を持つ。
網目不疎とは、法令や規則が非常に厳密で、抜け穴や手落ちのない様子を表す四字熟語である。網の目が粗くないように、規制が細部まで行き届いていることを意味し、『世説新語』に由来する表現である。
網目不失とは、物事の細部に至るまで注意深く観察し、見落としがない様子を表す四字熟語である。網の目が何一つ破れていないように、些細な点も見逃さず、全体を厳密に把握することを意味する。
天網之漏とは、天が張り巡らせた網の目から漏れることから、法や正義の網が完璧ではなく、悪人が罰を逃れる隙があることを意味する。『晋書』劉頌伝に由来する四字熟語で、世の中の法制度には必ず不備があり、完全に悪を裁ききれない現実を喩えた表現である。
天網恢恢とは、天が張り巡らせた網は一見粗いように見えても、悪事を働く者を決して取り逃がすことがないという意味を表す四字熟語である。悪を行えば必ず天罰を受けるという道理を説き、『老子』に由来する「天網恢恢疎にして漏らさず」の略称として用いられる。
鉄網珊瑚とは、鉄の網で珊瑚を引き上げることを意味し、貴重なものを手に入れるための巧妙な手段や方法を指す。また、優れた詩文を選び出すことの喩えとしても用いられる。
綱挙網疏とは、物事の大綱をしっかりと押さえれば、細部は多少粗くても全体としてまとまりがとれるというたとえである。『晋書』劉頌伝に由来する四字熟語で、網の大綱(おおづな)を挙げれば、網目は自然に開いて整うという原義から転じ、主要な点を確実に掌握すれば、細かな点にはこだわらずとも事が成り立つことを意味する。
魚網鴻離は、魚を捕らえるために仕掛けた網に、意図せず大きな鳥がかかってしまう様子を表す四字熟語である。本来求めるものとは異なる、予期しないものが得られる状況の喩えとして用いられる。この語は『詩経』に由来し、「鴻」は大きな鳥や雁を指し、「離」は網にかかることを意味する。