基本情報
意味
つち、ところ、その土地の、よって立つところ、本来もっている性質
読み方
音読み
訓読み
書き方
画数ごとの書き順
意味
1
土や大地、陸地を指す基本的な意味です。天に対する地、人が生活する基盤となる場所です。
2
特定の場所や区域を指します。地理的な位置や、国家・個人が権利を持つ領地などの概念を含みます。
3
特定の地域に由来する、またはその土地特有のものであることを表します。
4
社会的、職業的、または抽象的な立場、身分、位置を指します。
5
物事の基礎、土台、または支えとなる部分を意味します。
6
人や物が本来持っている性質、本性、本質を表します。
7
文章において、会話部分以外の説明や描写を行う部分を指します。
熟語
木地とは、木材そのものの質や木目のことを指す。また、塗装を施していない木材の素地や、木彫りなどの素材として荒削りにされた状態もいう。さらに、漆を薄く塗って木目を生かした「木地塗り」の技法、あるいはそのように仕上げられた器物を略して呼ぶ場合もある。
布地とは、織物や反物の生地そのものを指す言葉で、衣服や小物などを作るための材料として用いられます。また、織物から切り取られた端切れや小片を意味することもあります。「切れ地」と表記されることもあり、「ぬのじ」と読む場合もあります。
生地とは、生まれつきの性質や素質を指し、また加工前の布地や木地、陶磁器において釉薬を施していない状態、あるいは小麦粉を練ったパンや麺の材料となるものを意味する。表記として「素地」とも書く。なお、「セイチ」と読む場合は別の意味となる。
生地(せいち)とは、人が生まれた土地、すなわち出生地を指す語である。故郷や本籍地といった概念に近く、往々にしてその地に墓を建てるなど、人生の根源として捉えられる。なお、「きじ」と読む場合は、布地や素地など、全く異なる意味となる。
辺地とは、都会から遠く離れ、交通や生活の便が悪い土地を指す。教育や行政などの職務で赴任するような、いわゆる僻地を意味する。また「へんじ」と読む場合は、仏教において極楽浄土の辺境の地を表す。
地所とは、建物を建てるための敷地や、所有権の対象となる土地を指す語である。地面そのものを意味することもあり、財産としての土地を表す場合にも用いられる。なお、「チショ」と読む場合もある。
「じかた」と読む場合、舞踊の伴奏音楽やそれを担当する人を指す。能楽においては地謡およびその役割を担う人を意味する。また、立方(たちかた)の対義語として用いられることもある。江戸時代の文脈では、農村を指して村方(むらかた)や町方(まちかた)と同様に用いられた。なお、「ちほう」と読む場合は別の意味となる。
地金とは、製品に加工する前の金属素材を指す。また、めっきを施す際の下地となる金属のこともいう。転じて、普段は隠されているその人本来の性質や本性を意味し、「とうとう地金が出た」などのように用いられる。「じきん」と読むこともある。
地口とは、ことわざや成句などと発音が似ているが意味の異なる文句を作り、言葉遊びとして用いるしゃれの一種である。例えば「下戸に御飯」を「猫に小判」と聞き間違えるような類で、口合とも呼ばれる。
地頭とは、平安時代に荘園の管理を担った荘官を指す。また、鎌倉幕府においては、荘園や公領の管理、租税の徴収などを職務とした役職名でもある。「泣く子と地頭には勝てぬ」という慣用句は、道理の通じない相手や権力者には逆らえないことを意味する。
布地や紙面などの背景となる部分に施された模様のことを指し、織り出したり染め出したり、あるいは印刷によって表される。工芸品や書籍の装丁などにおいて、地の部分を飾る文様として用いられる。
地場とは、その土地や地域を指す言葉であり、特にその土地に根ざした産業や経済活動を表す際に用いられる。また、株式取引の分野では、特定の土地の取引所や、そこに所属する取引員、会員、常連の関係者を総称する意味でも使われる。
地銭はゼニゴケ科に属する苔類の一種で、日本各地の日陰の湿った場所、特に人家の周辺に群生する。濃い緑色の葉状体をもち、その形状が銭に似ていることからこの名がある。表記としては「銭苔」とも書かれる。
地味とは、華やかさや派手さがなく、控えめで目立たない様子を指す。また、質素で飾り気のない状態や、生活態度などについても用いられる。読みが「チミ」の場合は、土地の肥沃さを表す別の意味となる。
地球の表層部を構成する岩石圏の最外層を指す。大陸地域では厚さが30~40キロメートル、海洋底では約6キロメートル程度であり、その下のマントルとはモホロビチッチ不連続面で境される。地震や火山活動、造山運動などの地質現象は主にこの層内で生じる。
二つの大陸を結ぶ、あるいは大きな陸地の一部が細長くくびれて海に突き出た地形を指す。両側を海に囲まれ、その狭まった陸地によって二つの海域が隔てられている場合が多い。スエズ地峡やパナマ地峡が代表例である。
地胆はツチハンミョウ科に属する甲虫の総称で、体長は一センチメートルから三センチメートルほどである。体色は青黒く光沢があり、体内には有毒なカンタリジンを含むため、皮膚に触れると炎症を引き起こすことがある。漢名に由来し、「土斑猫」と表記されることもある。
実地とは、物事が実際に行われている場所や現場を指すとともに、知識や理論を実際の場面で応用したり経験したりすることを意味する。例えば現場での検証や、実践を通じた教育などの文脈で用いられる。
厚地とは、織物の生地が厚みを有している状態を指す。衣服や布製品において、素材の密度が高く、重みや丈夫さを感じさせる質感を特徴とする。例えば、冬用のコートなどに用いられるような、保温性に優れたしっかりとした生地を形容する際に使われる表現である。
「素地」は、物事の基礎となる状態や性質を指す。生まれつきの資質や本性を表すほか、化粧を施していない肌や、釉薬をかけていない陶磁器の状態を意味する。また、織物の地質やパンなどの材料としての小麦粉の練り生地も含まれ、広く「下地」や「素材そのものの状態」を表す語である。表記は「生地」とも書く。
湿地はシメジ科のキノコの一種で、コナラなどの広葉樹林に群生する。傘は灰色を帯び、柄は白色をしており、食用として賞される。その味の良さから「香り松茸、味湿地」との評がある。秋に発生し、「占地」や「玉」とも表記される。なお、「シッチ」と読む場合は別の意味となる。
飛行機などが空中から地面に降り立つことを指す。また、体操やスキー、跳躍競技などで、演技やジャンプの後に床や地面に降り立つ動作を表し、その安定性や美しさが評価の対象となる。さらに、送り届けられた品物の到着先を意味する場合もある。
意地とは、自分の考えや意志を貫こうとする強い心の働きを指す。また、人の性質や気立てを表す場合もあり、特に「意地が悪い」などと用いられる。さらに、物欲や食欲といった欲求、特にそれが強く現れる様子についてもいうことがある。
露地とは、屋根などで覆われていない地面を指し、野菜などの栽培に用いられることがある。また、茶道においては茶室に付随する庭園を意味し、茶事の際に客人が通る道として設けられる。さらに、家屋や庭園内の狭い通路を指す場合もあり、これらの意味では「路地」と表記されることもある。
地緯とは、織物において地組織を構成する緯糸のことを指します。経糸に対して横方向に通される糸であり、織物の基本構造を形作る重要な要素です。「じぬき」のほか、「じよこ」と読む場合もあります。
谷地(やち)は、主に関東以北で用いられる語で、低湿地や沼沢地を指す。地形が窪んで水が溜まりやすく、湿潤な土地を表し、「野地」と表記されることもある。なお、「谷」を「たに」と読む場合は、山間の窪地を意味する別語となる。
築地は、板を芯にして土を塗り固め、瓦で屋根を葺いた塀のことで、築地塀や築垣とも呼ばれる。語源は「築泥(つきひじ)」の転訛とされる。なお、「築地」を「つきじ」と読む場合は、全く別の意味となるので注意を要する。
地祇は「くにつかみ」と読み、大地や国土を司る神々を指す。天つ神に対して地上の神を意味し、特に日本の国土を守護し治める神とされる。古くからその地に根ざし、地域の自然や生産を司ると考えられており、記紀神話では天孫降臨以前から国土を治めていた神々を指す場合もある。「国つ神」とも表記され、「チギ」と読まれることもある。
地祇とは、大地や国土を司る神々の総称であり、天神に対置される概念である。特に日本の神道においては、国津神(くにつかみ)と同義で用いられ、特定の土地や自然物に宿るとされる神格を指す。天神地祇という表現では、高天原系の天神と対をなして、地上の神々の代表として捉えられる。
大地震とは、揺れの規模が特に大きい地震を指す。マグニチュード7以上のものを基準とすることが多く、広い範囲にわたって甚大な被害をもたらすような地震を総称する語である。「だいじしん」とも読まれる。
白地図とは、地形の輪郭のみを描き、地名やその他の情報を記入していない地図を指す。地理学習や各種分布図の作成など、利用者が自由に情報を書き込むことを前提とした基礎図として用いられる。白図とも呼ばれ、「しろチズ」と読む場合もある。
沃懸地とは、蒔絵の技法の一つであり、漆地の表面に金粉や銀粉を均一に蒔き付け、研ぎ出して仕上げたものを指します。金溜地とも呼ばれ、金銀の粉が一面に広がることで、華やかで均質な輝きを特徴としています。
梨子地とは、漆工芸における蒔絵の技法の一つで、梨の果実の表面のような細かな斑点状の文様を特徴とする。これは、塗り上げた漆面に金銀の粉を均一に蒔き付け、透明な漆で覆うことで表現される。また、同様に梨の肌理を模した、表面に微細な凹凸を持つ織物の呼称としても用いられる。
陰地蕨は、ハナヤスリ科の多年草であるフユノハナワラビの別称として用いられる。冬期に花のように見える新芽を展開する特徴を持つ。漢名に由来する表記であり、「花蕨」と書くこともある。
蟻地獄とは、ウスバカゲロウの幼虫を指す。この虫は乾いた砂地にすり鉢状の穴を掘って潜み、落ちてきたアリなどの小昆虫の体液を吸って生きる。また、その幼虫が作った独特のすり鉢状の穴そのものを指して用いられることもある。
肝脳塗地は、肝臓と脳髄が地面にまみれるほどの凄惨な死に様を表す四字熟語である。転じて、主君や国家への忠誠を尽くすために、いかなる犠牲もいとわない覚悟の喩えとしても用いられる。『史記』を典拠とし、「肝脳地に塗る」と訓読する。
撼天動地とは、天地を揺るがすほどの強大な力や勢いを表す四字熟語である。転じて、世間を震撼させるような大規模な事業や活動、あるいは極めて大きな音響を形容する際にも用いられる。
天を仰いで歓び、地にうつむいて喜ぶという意味から転じて、非常に大きな喜びに心が満たされ、有頂天になっている様子を表す。『水滸伝』などに見られる表現で、喜びが天地にまであふれんばかりであることを強調した四字熟語である。
「含笑入地」とは、心に何のわだかまりもなく、安らかな心境でこの世を去ることを意味する四字熟語である。死に臨んでも笑みを浮かべ、悠々と大地に還っていく様子を表し、『後漢書』「韓韶伝」に由来する。
汗顔無地とは、恥ずかしさのあまり顔から汗が流れ、その場に立っていられないほど居たたまれない様子を表す。自分の行いや失敗を深く恥じ、穴があったら入りたいと思うほどの強い羞恥心を意味する。
開天闢地とは、天地が初めて開かれたという中国の神話に由来する四字熟語で、世界の始まりを意味する。転じて、史上初めての物事や、全く新しい事柄が起こることを喩える表現としても用いられる。「天を開き地を闢く」と訓読し、「開天辟地」とも表記する。