丁重とは、態度や扱いが礼儀正しく、心を込めて細やかな様子を指す。人をもてなす際の手厚さや、物を扱う時の慎重で丹念な姿勢を表し、特に「鄭重」の書き換え字としても用いられる。
「九重」は幾重にも重なる様子を表し、特に天の最も高い場所を指す。また、かつて宮殿が九つの門の奥にあったことに由来し、天子の居所である宮殿や宮中を意味する。読みは「キュウチョウ」のほか、「ここのえ」「クジュウ」とも。
二重とは、同じ種類の事柄や物が重なり合ったり、繰り返し生じたりする状態を指します。重複とほぼ同義で、「二重構造」や「二重登録」のように用いられます。また、「ふたえ」と読む場合もあります。
八重とは、八つあるいは数多く重なっている状態を指し、そのようなもの自体を表す。特に植物の花弁が幾重にも重なって咲く八重咲きの略称としても用いられ、例えば八重桜のように、複数の花弁が層をなす花を指す。
口重とは、言葉を軽々しく発しない様子を指し、普段から口数が少なく無口な性質を表す。また、流暢に話すことが苦手で、言葉が滑らかに出てこない状態を意味することもある。
比重とは、ある物質の重さと、それと同体積の摂氏四度の純水の重さとの比を指す。また、物事の全体における重要性や占める割合を表す意味でも用いられ、特定の要素に重点を置く場合などに使われる。
尻重とは、物事を始める際に腰が重く、なかなか行動に移そうとしない様子を指す。動作が緩慢で、着手が遅れる傾向があることを表す。
気重とは、気分が晴れず沈んだ状態を指し、心が重苦しく感じられる様子を表す。また、株式市場において相場が低迷し、取引が活発でない状況を意味することもある。
自重とは、自身の言動を慎み、軽率な行動を控えることを指す。また、自らの身体や健康を大切にすること、あるいは品位や立場を保ち、それを損なわないように心がけることも含まれる。
珍重とは、珍しいものや貴重なものを大切に扱い、重んじることを指す。長い年月を経て価値が認められ、丁寧に保存または扱われる様子を表す。
厳かで重々しいさまを表し、儀式や式典など格式ばった場面での態度や雰囲気、また話し方などに用いられる。
重手とは、負った傷が深刻で重い状態を指す語で、重傷と同義である。
重湯とは、粥を多めの水で炊き、その上澄み液を漉したものを指す。消化に良く、病人や離乳期の乳児の栄養補給に用いられる。
重囲とは、幾重にも厳しく取り囲むことを指し、包囲網が何層にも重なって張り巡らされている状態を表す。
重縁とは、親族関係にある者同士の間で新たに縁組や婚姻を結ぶことを指す。
重職とは、組織や集団において、その運営や方針決定に大きな影響力を持つ重要な役職を指す。責任が重く、権限も大きい立場であり、通常は経験豊かな人物が就任する。
重科とは、重大な過ちや罪を指し、特に刑罰においては重い処罰に値する罪を意味する。また、そのような罪を犯した者を「重科人」と称する。
重患とは、生命の危険が伴うほど深刻な病状を指す。また、そのような重篤な状態にある患者そのものを指して用いることもある。
重税とは、納税者にとって負担の大きい税金を指し、人々の生活や経済活動を圧迫するような過重な課税を意味する。
重合とは、同一の分子が複数個結合して、より大きな分子量を持つ化合物を生成する化学反応を指す。
重婚とは、既に配偶者のある者が、その婚姻関係が解消されないうちに、さらに他の者と婚姻を結ぶことを指す。日本の民法ではこのような行為を禁止しており、刑法においても処罰の対象となる。
病気や怪我の症状が非常に重く、生命の危険が差し迫っている状態を指す。
ある物事を特に大切なものとして扱い、それに重点を置いて考えること。また、その価値や重要性を認めて、軽んじたり無視したりしない態度を指す。
軽く扱うことができないほど重要な様子。また、普通の状態とは異なる深刻な事態を指す。
「重重」は、同じことが幾重にも重なる様子を表し、十分に、よくよく、念を入れてといった意味で用いられる。例えば、「重重承知しております」とは、重ね重ねよく理解している、あるいは十分に承知しているという丁寧で強調された意思表示となる。
祖先から子孫へと代々受け継がれてきたこと。また、そのように伝えられてきた品々を指す。
病気や怪我の症状が重く、生命の危険が伴う可能性がある状態を指す。軽症に対する概念であり、治療に長期間を要し、回復が困難な場合が多い。
重傷とは、身体に受けた傷や損傷の程度が甚だしく、生命の危険が生じたり、長期の治療を要したりするような重篤な状態を指す。交通事故や大きな事故などで負う深刻な怪我を表し、「重傷を負う」のように用いられる。対義語は「軽傷」である。なお、「おもで」と読む場合もある。
重用とは、人を重んじて重要な役職に登用することを指す。特に優れた能力を持つ者を高く評価し、その才能を活かすために要職に抜擢する意味合いを持つ。なお、「ジュウヨウ」と読む場合もある。
重陽とは、五節句の一つで、陰暦九月九日に行われる菊の節句を指します。易の考え方では「九」が陽の極みとされ、月と日の両方に九が重なることからこの名がつきました。別称として重九とも呼ばれます。
重箱とは、主に祝いの席などで料理を詰めて供するための容器で、通常は漆塗りの四角い箱がいくつか重ねられる構造をしている。
重文とは、一つの文の中に主語と述語の関係が二組以上含まれ、それらが対等に並んでいる文を指す。また、「重要文化財」の略称としても用いられる。
地球上の物体が地球の中心に向かって引かれる力であり、万有引力と地球の自転による遠心力の合力として表される。物体の重さの原因となるこの力は、地球上の位置によってわずかに異なる値を示す。
重畳とは、幾重にも重なり合っている様子を指し、山々が連なるような風景に用いられる。また、良いことが次々と重なり、この上なく満足な状態を表す際にも使われる表現である。
同じ物事が二度以上繰り返されること。また、複数のものが同じ内容や形態で重なり合っている状態を指す。記事やデータなどが重複する場合に用いられる。
荷重とは、構造物や機械などに外部から作用する力のことであり、特にその物体が支える重量や圧力を指す。また、輸送においては貨物自体の重さを意味し、構造物の設計や強度計算においては耐え得る限界の負荷という意味でも用いられる。
偏重とは、物事のうち特定の部分や側面を特に重視し、他の要素との均衡を欠く状態を指す。例えば、学歴や特定の能力を過度に評価する傾向をいう。
尊重とは、対象の価値を認め、それを重んじて大切に扱う態度や行為を指します。例えば、人の生命や少数意見など、本来持つ尊さや重要性を踏まえ、軽んじることなく丁重に扱うことを意味します。
動作や反応が鈍く、重々しい様子を指す。特に身体の動きが緩慢で、敏捷さに欠ける状態を表す。
注意深く物事を考え、軽率な行動を取らない様子。用心深く、念入りに事を進める態度を指す。
細部まで注意を払い、手抜きや緩みを許さない厳しい様子を表す。警戒や取り締まりなど、徹底した管理や用心が必要な場面で用いられる。
数多くのものが幾重にも重なり合っている様子を表す。特に山々が連なり重なっている風景を形容する際に用いられる。
衝重(ついがさね)とは、神仏への供え物や食器を載せるための白木製の膳を指す。
重播(しきまき)とは、古代において他人の耕作地に故意に重ねて種を播き、作物の生育を妨げる不法行為を指す。表記は「頻播」とも書かれる。
重痾とは、病状が深刻で治癒が困難な状態を指し、生命の危険をもたらすほど重篤な病気を意味する。
重祚とは、一度退位した天皇が再び皇位に就くことを指す。読みは「ジュウソ」であり、「チョウソ」とも読む。歴史上の例としては、皇極天皇が斉明天皇として再即位した事例などが知られている。
軍隊の食糧や武器などの物資を指し、転じて旅行者の荷物やそれを運ぶ車を意味する。
鄭重とは、物事に対する態度や振る舞いが非常に丁寧で、礼儀正しく、細部まで心を配っている様子を指す。特に、言葉遣いや対応が厳かで、敬意が込められている場合に用いられる。
「二十重」は、物が幾重にも重なっている状態を表す語で、特に二十もの層が積み重なっている様子を指す。同様の構造を持つ「十重(とえ)」と並んで用いられることもあり、重なり合う層の多さを強調する表現である。
羽二重とは、滑らかで光沢のある薄手の絹織物を指し、主に礼服や着物の裏地などに用いられる。
雨や雪が降った後などに馬場の状態が悪化し、馬の脚が沈み込んで走りにくくなっている競馬場を指す。
紙一重とは、一枚の紙の厚さほどしかないごくわずかな隔たりや差異を表す。物事の優劣や成否、状態の違いなどが、極めて僅かな差で決まる様子を指す。
八重葎は、アカネ科に属する一年草または二年草で、四角形の茎にはとげがあり、夏に黄緑色の小さな花を咲かせる植物を指します。また、転じて、幾重にも生い茂った草むら、特に夏の茂みを表す言葉としても用いられます。
古くからある調子を再び弾じることを意味し、同じ話を繰り返したり、陳腐な意見や主張を蒸し返したりする様子をたとえた表現である。
貴貴重重とは、非常に貴重で大切な様子を表す四字熟語である。物事が極めて価値高く、軽々しく扱えないことを意味し、重々しいまでの尊重の念が込められている。
緩急軽重とは、物事の速度や緊急性、重要度の度合いを表す四字熟語である。事柄には、急ぐべきものとゆっくりでよいもの、軽視できるものと重んじるべきものがあるという、対応の仕方や扱い方の違いを指す。
安土重遷とは、人が故郷や慣れ親しんだ土地を離れることを好まず、そこに安住しようとする心情を表す四字熟語である。土地に安んじて移ることを重んじるという意味で、人間の自然な感情を言い表している。出典は『漢書』「元帝紀」に見られる。
「問鼎軽重」は、『春秋左氏伝』宣公三年の故事に由来する四字熟語で、周王室の権威の象徴である九鼎の重さを尋ねるという行為を通じて、権力者への挑戦や、覇権を狙う野心を露わにすることを意味します。転じて、権威や地位を軽んじ、それに取って代わろうとする企てを指します。
慢業重畳とは、怠惰な行いや仕事が重なり積もっている様子を表す四字熟語である。物事をなすのに手間取り、進捗が滞りがちな状態や、だらだらと仕事を引き延ばす態度が繰り返されることを意味する。
徳高望重とは、人徳が高く、人々からの信頼と尊敬を集めている様子を表す四字熟語である。優れた品性と人格を備え、周囲から厚い人望を得ている人物のあり方を指す。