基本情報
意味
くさ、そまつな、はじまり、下書き、草書
読み方
音読み
訓読み
書き方
画数ごとの書き順
意味
1
植物の一種で、地面に生える草本植物を指す。雑草や草原など。
2
粗末で簡素な様子、または丁寧でないことを表す。粗い、大ざっぱなという意味を含む。
3
物事の始まりや創始を意味する。草創や草昧など。
4
詩や文章の草案や下書きを指す。起草や草稿など。
5
漢字の書体の一つで、流麗で速記性に優れた草書を指す。
熟語
刺草はイラクサ科の多年草で、山野に自生する。茎や葉には蟻酸を含む微細な刺毛があり、触れると痛みを感じる。若芽は食用とされ、茎からは繊維を採取できる。別名をイタイタグサといい、「蕁麻」と表記することもある。
草書とは漢字の書体の一つであり、行書をさらに簡略化し、筆勢を連続させて流麗に書いたものである。速記や表現の自由度を重視するため、字形が大きくくずれる特徴があり、一般にくずし字とも呼ばれる。
「草草」は、物事を簡略に扱う様子や、粗末なさまを表します。また、慌ただしく忙しい状況や、手紙の末尾に記す挨拶語としても用いられます。後者の用法では、「匆匆」や「怱怱」と書くこともあります。
キク科の一年草で、北アメリカ原産の帰化植物である。荒地などに群生し、夏から秋にかけて淡緑色の小花を穂状につける。大量の花粉を風に乗せて飛散させるため、アレルギー性鼻炎をはじめとする花粉症の主要な原因植物として知られる。
タバコはナス科の植物で、南米が原産地である。その大きな卵形で先の尖った葉にはニコチンが含まれており、これを乾燥させ刻んだものに火をつけ、煙を吸う嗜好品として用いられる。漢字では「煙草」あるいは「莨」と表記する。
七草とは、七種類の植物を指す言葉で、特に春と秋の季節を代表する七種の草花を意味する。春の七草はセリやナズナなどで、これらを用いた七草粥を正月七日に食べる風習があり、無病息災を願う行事として親しまれている。一方、秋の七草はハギやキキョウなど観賞用の草花を指し、季節の移ろいを楽しむものである。また、転じて様々な種類や物事を漠然と表す場合にも用いられる。
翁草はキンポウゲ科の多年草で、低山の草地に自生する。春に暗赤紫色の花を咲かせた後、白色の花柱が羽毛状に長く伸びる様子を、老人の白髪に見立ててこの名が付けられた。別表記として「白頭翁」とも書く。
茎が強靭で風にも折れない草を指し、転じて困難や逆境に屈しない強い意志や節操を持つ人物の喩えとして用いられる。「疾風に勁草を知る」という成句で、厳しい試練によって初めてその人物の真価がわかることを表す。
萱草はユリ科に属する多年草の総称で、カンゾウやヤブカンゾウ、ニッコウキスゲなどを含む。川原や野原に自生し、細長く剣形の葉を持つ。夏にはユリに似たオレンジ色の花を咲かせる。別名としてケンゾウやわすれぐさとも呼ばれる。
榎草はトウダイグサ科に属する一年草で、路傍などに自生する。草丈は約四十センチメートルほどになり、葉の形状がエノキの葉に似ていることが名称の由来である。夏から秋にかけて、淡い褐色の小さな花を咲かせる。
サトイモ科の多年草で、林の下などに自生する。晩春には淡緑色や淡紫色の仏炎苞に包まれた花穂をつける。根茎は薬用とされ、春に伸びる茎状の葉柄にあるまだら模様がマムシの体表に似ていることからこの名がある。「斑杖」とも書く。
縹草はツユクサの別称であり、鴨跖草とも呼ばれる植物を指す。その名は花弁の青みがかった色合い、すなわち「縹(はなだ)色」に由来し、古くから観賞用や染色の材料として親しまれてきた。
かにくさは、カニクサ科に属するつる性のシダ植物である。山地に自生し、茎は地中を這い、地上に見えるつる状の部分は葉柄であり、全体が葉からなる。別名をツルシノブといい、「海金砂」と表記することもある。
セリ科の多年草で、伊豆諸島などの温暖な海岸地域に自生する。羽状に大きく広がる柔らかい葉は食用とされ、成長が非常に速いことから「明日には葉が出る」という意味でその名が付けられた。別名をハチジョウソウともいう。漢名に由来する「鹹草」の表記のほか、「明日葉」と書くこともある。
クガイソウはゴマノハグサ科の多年草で、山地に自生する。葉は四枚から八枚ずつ輪生し、それが九段ほど重なるように付くことが名称の由来である。夏には淡紫色の花が、虎の尾に似た花穂を円錐状につける。別表記として「威霊仙」とも書く。
キョウチクトウ科の多年草で、河原などに自生する。初夏に茎の上部に青紫色の花をつけ、その花を横から見ると丁字形をしている。漢名からの誤用で「水甘草」と表記されるが、「丁子草」と書くこともある。
マメ科の多年草で、ヨーロッパを原産とする。三枚の小葉からなる複葉を持ち、夏季に白い小花が球状に集まって咲く。牧草や緑肥として利用され、クローバーの一種である。日本には江戸時代にオランダから輸入されたガラス器の緩衝材として詰められていたことからこの名が付いた。
モウセンゴケ科の多年草で、関東以西の湿地に自生する。三日月形の葉には密生した腺毛があり、粘液を分泌して昆虫を捕らえる食虫植物である。葉の粘液が小石を付着させる様子からこの名がついた。別表記として「茅膏菜」がある。
多年草とは、同一の個体が三年以上にわたって生育を続ける草本植物を指す。地上部は季節によって枯れることがあっても、地下茎や根などが生き残り、毎年新しい芽を出す。ハナショウブやユリ、キクなどがその例である。
ユキノシタ科の多年草で、北海道から中部地方以北の高山の岩場などに自生する。米粒大のさじ形をした葉が密に付き、夏には黄色の五弁花を咲かせるが、花弁には紅色の斑点が散る。名は、最初に色丹島で発見されたことに由来する。
マメ科の一年草または多年草で、ブラジル原産である。葉は夜間や外部からの接触に反応して閉じ、垂れ下がる性質を持つ。その様子が恥じらっているように見えることから、漢名「含羞草」に由来する名で呼ばれ、「御辞儀草」とも表記される。別名をネムリグサという。
ユキノシタ科の多年草で、湿地に自生する。葉は厚く腎臓形で、全体に細毛を備える。初夏に白色の五弁花を咲かせる。葉は腫れ物や火傷などの民間療法に用いられる。漢名に由来する「虎耳草」の表記のほか、「雪の下」とも書く。
海人草は紅藻類フジマツモ科に属する海藻で、珊瑚礁などに生育する。扇状に広がりよく枝分かれした形状をしており、かつては回虫駆除の薬用として用いられた。別名をカイニンソウともいう。
草連玉はサクラソウ科の多年草で、山野の湿地に自生する。夏に黄色い花を多数咲かせることから、別名をイオウソウともいう。マメ科のレダマに似ていることが名称の由来とされ、「黄連花」とも表記される。
草石蚕はシソ科の多年草で、中国が原産地である。秋に紅紫色の花を咲かせる。地中に形成される巻貝状の白い塊茎は食用とされ、特に正月の祝い料理では赤く染めて黒豆の上に飾られる。漢名に由来する名称であり、玉環菜や甘露子とも表記する。
真行草とは、漢字書体の三つの基本様式を指す用語であり、楷書体を「真」、行書体を「行」、草書体を「草」とそれぞれ称する。これらは筆画の省略や連続の度合いに応じて体系化されたもので、書道における表現の幅を形作る重要な概念である。
連銭草はシソ科のつる性多年草を指す語で、その読みは「かきどおし」である。漢名からの誤用によって生じた名称であり、同種の植物を指す「馬蹄草(かきどおし)」と同一のものを指す。
陰行草はゴマノハグサ科に属する半寄生性の一年草で、山野に自生します。茎は高さ約50センチメートルほどに伸び、葉はヨモギに似た羽状の形をしています。夏になると、茎の上部の葉の付け根に黄色い唇形の花を咲かせます。漢名に由来する名称であり、「引艾」と表記されることもあります。
キンポウゲ科の多年草で、早春に黄金色の花を咲かせる。花の形がキンセンカに似ており、山野に自生する。その縁起の良い名前にちなみ、正月の飾りや盆栽としても親しまれるが、根や茎には毒がある。別名をガンジツソウ、または漢字で「側金盞花」と表記することもある。
ラン科の多年草で、林内などに自生する。扇形の葉を持ち、春に淡紅色の花を咲かせる。その花の唇弁が袋状に膨らんだ独特の形状を、鎌倉時代の武将・熊谷直実が背負った母衣(ほろ)に例えたことが名の由来である。別名をホテイソウともいう。
山漆草はキク科の多年草で、中国を原産地とする。観賞用の庭木や薬用として栽培され、大きく羽状に深く裂けた葉を持つ特徴がある。秋には黄色い頭状花を咲かせる。表記は「三七草」とも書く。
オトギリソウ科の多年草で、山野に自生する。夏から秋にかけて黄色い五弁の花を咲かせ、花や葉には黒い斑点が見られる。葉をもみつぶして傷薬として用いられる。その名は、平安時代の鷹匠が鷹の傷を治す秘薬を漏らした弟を斬り殺した際、飛び散った血が花や葉の斑点になったという伝説に由来する。「小連翹」とも書く。
ミクリ科に属する多年草で、沼や池などに自生する。葉は細長い線形をしており、夏には球状の頭花を付ける。果実は球状に集まり、その形状が栗の実に似ていることからこの名がある。表記としては「実栗」や「黒三稜」とも書かれる。
小鮒草はイネ科の一年草で、道端などに自生する。秋にはススキに似た淡緑色または赤紫色の花穂をつける。その葉が小さな鮒の形に似ていることが名の由来とされる。かつては黄八丈の染色に用いられ、別名をカリヤスという。
ムラサキ科の多年草で、ヨーロッパを原産とする。園芸上では春に観賞する一年草として扱われることが多く、茎や葉には柔らかな毛が密生している。春先に青紫色の小さな花を穂状に多数咲かせる特徴を持つ。
矢筈草はマメ科の一年草で、道端などに自生する。夏に紫紅色の小さな花を咲かせる。葉は長楕円形をしており、その先端をつまんで引っ張ると、矢筈(矢の末端の弦を受ける切り込み)のような形に裂けることに由来する名である。別表記として「鶏眼草」とも書く。
杜鵑草はユリ科の多年草で、山野に自生する。全体に粗い毛があり、秋に白色で紫斑のある花を咲かせる。その花の紫斑を鳥のホトトギスの胸の斑点に見立ててこの名がついた。別表記として「油点草」や「郭公花」とも書く。
素戔嗚尊が八岐大蛇を退治した際、その尾から得たとされる霊剣。三種の神器の一つであり、天叢雲剣とも呼ばれる。日本武尊が草を薙ぎ払って難を逃れた故事に由来する名を持つ。『古事記』に記される。
草雲雀はクサヒバリ科の昆虫で、本州以南に分布する。体長は約七ミリメートルと小さく、黄褐色の体に黒斑があり、コオロギに似た外見を持つ。雄は秋に「チリリリ」と美しい鳴き声を響かせる。
草木瓜はバラ科の落葉低木で、山野に自生する。枝には鋭いとげがあり、春先に葉に先立って朱紅色の五弁花を咲かせる。秋には球形の果実が黄色く熟すが、強い酸味を持つ。別名をシドミともいう。
ケシ科の多年草で、中国を原産とする。春に花茎の片側から淡紅色のうちわ形の花を数個垂れ下げて咲く。その花姿が仏殿の装飾に用いられる華鬘に似ていることからこの名がある。別名をタイツリソウといい、「荷包牡丹」とも表記される。
ゴマノハグサ科の多年草で、アラスカやオホーツク海沿岸、本州中部の高山などに自生する。夏に紫色の唇形の小花を穂状につける。別名をハマレンゲといい、その名は千島列島のウルップ島で発見されたことに由来する。
ウツボカズラ科のつる性多年草で、食虫植物として知られる。南アジア原産であり、葉の先端が筒状の捕虫袋に変化し、その中で虫を捕らえる。漢名「猪籠草」は、その袋の形状が豚を運ぶ籠(猪籠)に似ていることに由来する。また、「靫蔓」や「靫葛」と表記されることもある。
敦盛草はラン科の多年草で、山地に自生する。初夏に紅紫色の大きな袋状の花を一つ咲かせる。その花の形状を、平敦盛の鎧の背にあった母衣(ほろ)に見立てたことに由来する名である。
ザクロソウ科の一年草で、道端などに自生する。葉の形状がザクロの葉に似ていることからこの名がある。夏には黄褐色の小さな花を咲かせる。漢名に由来する「粟米草」の表記のほか、「石榴草」と書くこともある。
道灌草はナデシコ科の一年草で、ヨーロッパ原産の観賞植物である。晩春に淡紅色の小さな花を咲かせ、その種子は薬用に供される。江戸時代、東京の道灌山で初めて栽培されたことに由来する名で、「王不留行」とも表記する。
カタバミ科に属する多年草で、道端などに自生する。葉は三つのハート形の小葉からなる複葉であり、春から秋にかけて黄色い花を咲かせる。茎や葉を噛むと酸味があることから「酢漿草」の漢字が当てられ、「酸漿草」と表記されることもある。
蓮華草はマメ科の二年草で、中国を原産とする。主に肥料や牧草として栽培され、茎は地面を這うように広がり、春に紅紫色の花を輪状につける。その花の様子がハスの花(蓮華)に似ていることからこの名がついた。別名レンゲ、ゲンゲとも呼ばれ、「紫雲英」と表記することもある。
鴨跖草はツユクサ科の一年草で、道端などに自生する。夏に青色の小さな花を一日だけ咲かせることから、別名でボウシバナやカマツカとも呼ばれる。漢名に由来する「鴨跖草」の表記は、その花の色が鴨の頭部に似ていることに因む。また「露草」と書くこともある。
縷紅草はヒルガオ科のつる性一年草で、熱帯アメリカが原産地である。葉は羽状に深く切れ込み、夏に鮮やかな紅色をしたラッパ形の花を咲かせる。花の先端は五つに裂けており、観賞用として栽培される。別名をカボチャアサガオともいう。
藪煙草はキク科の二年草で、山野に自生する。全体に細かい毛が生え、独特の臭気を持つ。葉の形状がタバコの葉に似ていることからこの名がある。夏から秋にかけて黄色い頭状花を下向きに咲かせ、その果実は駆虫剤として用いられる。別表記として「天名精」とも書く。
横草之功とは、『漢書』終軍伝に由来する四字熟語で、道端の草を踏み倒すほどのわずかな労力や、取るに足りない些細な功績を意味する。転じて、他人の助力に対して謙遜して言う表現としても用いられる。