広壮とは、建物や敷地などが広々として立派な様子を表す語である。特に屋敷や邸宅などの規模が大きく、威厳や風格を備えているさまを指して用いられる。「宏壮」の書き換え字としても扱われる。
広大とは、空間や規模が広く大きい様子を表す。主に土地や地域などが広々と開けているさまを指し、雄大な自然景観や広範囲に及ぶ領域を形容する際に用いられる。
広漠とは、果てしなく広がり、限りなく広々としている様子を表す。主に大地や空など、見渡すかぎり広がる風景を形容する際に用いられ、「広漠とした原野」などのように使われる。また、「宏漠」と書くこともある。
広範とは、物事の及ぶ範囲が広く、多方面にわたっている様子を指す。学問や研究などの分野で、対象領域が広範囲に及ぶことを表す際に用いられる。
広報とは、組織や団体が自らの活動や情報を一般社会に向けて広く伝達する行為、またそのための活動全般を指す。特に官公庁や企業が行う情報発信や、それに関連する業務を意味する語として用いられる。
広軌とは、鉄道において二本のレールの内側の間隔(軌間)が、標準軌や狭軌よりも広く設定されているものを指す。
広野(こうや)は、広々と開けた野原を指す語である。漢字「広」の意味を反映し、見渡す限り平坦で広大な土地を表す。古くは「ひろの」とも読み、「曠野」の書き換え字としても用いられる。
広量とは、度量が広く、心が大きく細かいことにこだわらない様子を指す。広い心で物事を受け止め、些細な事柄に拘泥しない寛容さを表し、人物の器の大きさを形容する際に用いられる。「宏量」とも書く。
広言とは、遠慮なく大げさなことを言うこと、またその言葉を指す。周囲の反応を気にせずに大きなことを口にし、しばしば誇張や虚勢を含む表現である。
広敷とは、広い座敷や広間を指す語である。江戸時代には、大名屋敷において奥向きの区域を指すようになり、一般の町家では台所の入り口に設けられた板の間を意味した。また、江戸城の本丸や西の丸の大奥に隣接する局(つぼね)のことも広敷と呼んだ。
広蓋とは、衣服を収める箱の蓋を指す。かつて貴人が衣服を賜る際に、この上に衣服を載せて贈ったことに由来する。後に、その形状を模して縁付きの大きな盆も広蓋と呼ぶようになった。
広々と開けていて、見渡す限り続いている様子。特に平野や土地などが果てしなく広がっているさまを表す。
広袤とは、土地の広がりを指す言葉で、特に東西の幅を表す「広」と南北の長さを表す「袤」を合わせて、土地の面積や広さを意味します。
広葉樹とは、葉が平たく広い形状を特徴とする樹木の総称であり、針葉樹と対比される。かつては闊葉樹とも呼ばれた。
広小路とは、幅の広い街路を指す語である。江戸時代に火災の延焼を防ぐための防火地帯として設けられたことがその起源とされる。
長広舌とは、長々と喋り続けることや、そのような話しぶりを指す。仏教用語の「広長舌」に由来し、本来は仏の三十二相の一つである長く広い舌を意味していたが、転じて弁舌が巧みで多弁な様子を表すようになった。「長広舌をふるう」などの形で用いられる。
気宇広大とは、心が広く度量が大きく、小さなことにこだわらない様子を表す四字熟語である。広々とした心の持ち主が、細かい事柄に拘泥せず、物事を大きく捉えることができるさまを指す。
淵広魚大とは、川の淵が広く深ければ大きな魚が棲むという意味から転じて、君主が優れた人物であれば、それにふさわしい有能な人材が集まることの喩えである。『韓詩外伝』に典拠を持つ故事成語で、「淵広ければ魚大なり」と訓読される。
陳勝呉広は、秦の時代に最初に反乱を起こした陳勝と呉広の二人を指す四字熟語である。彼らの決起を契機として反乱が各地に広がり、秦の滅亡へとつながった故事に由来し、物事の先駆けとなる者や、ある行動や運動を最初に主導する者を意味するようになった。
心が広くゆったりとしているため、体つきも豊かで落ち着きがあるさまを表す。『大学』に由来し、徳を積んで心が満ち足りている人は、自然と外貌にも余裕が現れるという考えに基づく。
広宵大暮は、永久に明けることのない夜を意味する四字熟語であり、転じて墓の中や死者の帰らぬことを喩える表現である。『文選』所収の陸機「挽歌詩」に典拠を持つ。