「大殿」は身分の高い人物の住居を敬って指す語であり、転じて大臣や公卿といった高官その人への敬称としても用いられる。また、貴婦人や女房に対しても同様に敬意を込めて呼ぶ場合がある。
主殿(とのもり)は、律令制において主殿寮に所属した下級役人を指す。宮内省に属し、宮中の灯火管理や掃除などの雑務を担当した。また、同様の雑役に従事した女官を指す場合もある。表記は「殿守」と書くこともあり、「とのも」と読まれることもある。
液体中に混ざっている物質が底に降り積もること。また、化学反応によって溶液から不溶性の固体が分離して現れる現象を指す。後者の意味では「沈澱」の書き換えとして用いられる。
拝殿とは、神社において本殿の前方に位置し、参拝者が神前に礼拝を行うための建物を指す。本殿と拝殿の間に幣殿を設ける場合もある。
昇殿とは、かつて五位以上の者や六位の蔵人が宮中の清涼殿の殿上の間に上がることを許されたことを指す。また、神社において拝殿の中へ入ることも意味し、参拝の際に用いられる。
天皇や国王など、君主の住居として用いられる建物を指す。また、神霊を祀る社殿を意味することもある。
釜殿とは、宮中や将軍家の大奥において、湯沸かしや食事の準備を担った建物を指す。また、その建物に勤務し、調理や給仕に従事した人々をも意味する。「鼎殿」とも表記され、「かないど」とも読まれる。
貴人や身分の高い人の住まいを指す言葉であり、転じて、非常に豪華で立派な邸宅を形容する際にも用いられる。
湯殿とは、入浴のために設えられた部屋を指し、浴槽や洗い場を備えた浴室や風呂場を意味する。浴場としての機能を持つ空間を表す語である。
寝殿とは、平安時代の貴族住宅である寝殿造において中心となる建物を指す。また、かつて天皇が日常の生活を営んだ御殿、特に南側に位置する南殿を意味する場合もある。
殿宇とは、神仏を祀る社殿や、皇室・貴族の住居として用いられる御殿、宮殿など、特に荘厳で立派な建物を指す語である。
殿軍とは、軍隊が退却する際に最後尾を守り、敵の追撃を防ぐ役割を担う部隊を指す。しんがりとも呼ばれ、本隊の安全な撤退を確保するために重要な任務を負っている。
大きくて立派な建物を指し、特に神仏を祀る建物や、ある分野で優れた業績を残した人物やその事績を顕彰・展示する施設を意味する。
殿御は、かつて女性が夫や恋人を敬って呼ぶのに用いた古風な呼称である。主に近世までの口語や文語において、親愛の情を込めながらも敬意を表す言い方として使われた。
幣殿とは、神社において参拝者が幣帛を奉納するための建物を指し、通常は本殿と拝殿の中間に位置しています。
殿司とは、禅宗寺院において仏殿の清掃や灯燭の管理、供物の準備など、仏殿に関する一切の事務を担当する役職の僧を指す。
神社において、祓いの儀式を行うために設けられた建物を指す。
宮殿などで灯火をともすために用いられる油を指し、転じてその灯火そのものを意味する語である。
妃殿下とは、皇族や王族の妃(配偶者)に対して用いられる敬称である。特に、皇后・皇太后・太皇太后を除く、親王妃や王族の妻などに対して敬意を込めて呼びかける際の称号として定着している。
平安時代において、清涼殿の殿上の間に昇ることを許された官人を指す。四位・五位のうち特定の者および六位の蔵人に限られ、昇殿を許されない地下の官人と区別された。雲上人とも呼ばれる。
紫宸殿は平安京の大内裏にあった正殿であり、新年の朝賀や即位礼、節会などの重要な宮中儀式が執り行われた場所です。南殿とも呼ばれ、「シシイデン」と読まれることもあります。
桂殿蘭宮とは、桂の木や蘭の草花が香り立つような、華やかで優美な宮殿の様子を表す四字熟語である。香木の桂と香草の蘭を引き合いに出し、建築物の壮麗さと高雅な趣を併せて称える表現となっている。
黄金や宝石で飾り立てられた、きらびやかで豪華な宮殿や楼閣を指す。転じて、非常に贅沢で華麗な建築物の喩えとして用いられる。