刀豆はマメ科のつる性一年草で、漢名に由来する。さやが大きく刀のような形をしていることからこの名がついた。別名を鉈豆ともいう。
マメ科の一年生植物で、夏に白や淡紫色の花を咲かせる。秋に実る種子は食用として広く用いられ、また搾って油を採るほか、味噌や醤油、豆腐など各種加工食品の主要な原料となる。
大豆を加工した食品で、水に浸した大豆をすりつぶして煮出した汁を絞り、かすを取り除いた豆乳に凝固剤を加えて固めたものを指す。
豆娘はイトトンボ科に属する昆虫の総称で、その細く華奢な体つきから「糸蜻蛉」とも呼ばれる。
豆汁(ごじる)は、水に浸して柔らかくした大豆をすりつぶし、味噌汁に加えた料理を指す。大豆の風味が豊かで、とろりとした食感が特徴である。表記としては「呉汁」や「醐汁」とも書かれる。
煮た大豆を納豆菌で発酵させた食品で、粘り気のある糸を引くのが特徴であり、糸引き納豆とも呼ばれる。また、発酵させた大豆を塩水に漬け香料を加えて乾燥させた浜納豆なども含まれる。
マメ科のつる性一年草で、隠元豆とも呼ばれる。若い莢を食用とする野菜として広く栽培されている。
蜜豆は、角切りにした寒天に、塩茹でした青えんどう豆や果物などを加え、砂糖蜜をかけて作る冷菓である。主に夏季に供される。
豆幹とは、豆の種子を取り除いた後の莢や茎の部分を指す。秋の季語として用いられ、漢字では「萁」とも表記される。
豆を栽培するための畑を指す語で、豆畑とも呼ばれる。
トウダイグサ科の常緑小高木で、熱帯アジアが原産地である。春に黄白色の花を総状花序につけ、楕円形の果実には三つの白い種子が入っている。この種子から抽出される巴豆油は下剤などの薬用に利用される。
豆粥とは、米と共に豆を加えて炊いた粥のことで、「まめがゆ」と読む。主に小豆や大豆などの豆類を用い、時には「とうしゅく」とも読まれる。
俎豆とは、古代中国の祭祀に用いられた祭器のことで、肉を載せる台である俎と、穀物などを盛る高坏の豆を指す。転じて、祭祀そのものや儀式、また人を尊んで祭り上げることを意味する。
大豆の一品種で、種皮が黒色を呈するものを指す。主に正月の祝い料理などに用いられ、煮豆や甘納豆として食される。漢字では「黒豆」と表記することもある。
マメ科のつる性一年草で、熱帯アジアが原産地とされる。そのさやは長さ約30センチメートル、幅約5センチメートルの平たい弓形をしており、形状が鉈に似ていることからこの名がある。種子は食用とされ、若いさやは福神漬けの材料などに用いられる。秋に収穫期を迎え、「刀豆」と表記することもある。
マメ科の二年生草本植物で、羽状複葉の先端が巻きひげとなる特徴を持つ。若い莢および成熟した種子を食用とし、広く栽培される。エンドウマメとも呼ばれる。
マメ科のつる性一年草で、熱帯地方が原産とされる。夏から秋にかけてフジに似た紫色や白色の花を咲かせ、若いさやと成熟した種子は食用となる。関西地方ではインゲンマメの名で呼ばれることもあり、「藤豆」と表記する場合もある。
鶉豆はマメ科の一年草で、インゲンマメの一種である。豆の表面は薄茶色をしており、ウズラの羽に見られるような茶褐色の斑点が散らばっているのが特徴である。主に煮豆や甘納豆として加工され、食用に供される。秋に収穫期を迎える。
水豆児はタヌキモ科の多年生食虫植物で、池沼や水田に浮遊する。糸状に細かく分かれた葉には多数の捕虫袋があり、全体としてタヌキの尾に似た形状を呈する。夏季には黄色い唇形の花を咲かせる。別表記として「狸藻」がある。
豆腐皮(ゆば)は、豆乳を加熱した際に表面に形成される薄い膜をすくい取って作られる食品である。湯葉や湯波、油皮などの表記も用いられる。
マメ科のつる性一年草で、若いさやを食用とする野菜として広く栽培される。漢名「眉児豆」に由来する名称であり、隠元豆とも呼ばれる。
ミズスマシ科の甲虫で、川や沼などの水面に生息する。体は楕円形で黒色の光沢があり、水面をくるくると旋回しながら泳ぐ習性を持つ。漢名「鼓虫」に由来し、「水澄」と表記されることもある。
マメ科のつる性一年草で、夏に白や黄色の花を咲かせる。未熟なさやと成熟した種子を食用とする。中国から日本へは、江戸時代初期に明の僧である隠元が伝えたとされ、その名に由来する。
奴豆腐とは、豆腐を四角く切り分け、薬味を添えて醤油をつけて食べる料理を指す。その形状がかつての武家の従者「奴」の衣装に似ていることからこの名がついた。
大豆から油を搾り取った後に残る搾りかすを指す。主に肥料や家畜の飼料として利用される。表記は「豆粕」とも書く。
小豆粥は小豆を入れて炊いた粥のことで、餅を加える場合が多い。正月十五日の朝に食し、一年の邪気を払うとされる行事食である。
浜豌豆はマメ科の多年草で、主に海岸の砂地に自生する。エンドウに似ているが、全体にやや小柄であり、夏に紅紫色の花を咲かせる。
さやごと食用にするエンドウマメのことで、種子が未成熟なうちに収穫する。絹さやとも呼ばれ、主に初夏に旬を迎える。
瓜剖豆分とは、瓜を割るように、また豆を分けるように、国土や勢力がいくつにも分割されることを喩えた表現である。主に国家が分裂したり、領土が細かく分断されたりする状況を指して用いられる。
寸馬豆人とは、遠くにいる人や馬が小さく見える様子を表す四字熟語です。また、絵画において遠景の人物や馬を小さく描く技法を指すこともあります。「寸」や「豆」はいずれも小ささを意味し、中国の画家・荊浩の「画山水賦」に由来する表現です。