漢字音の四声の一つで、音の高低が低く始まり、次第に最も高い音域まで上昇する声調を指します。
四声とは、中国語における声調の分類体系を指す。古代中国では、漢字音の高低と長短に基づき、平声・上声・去声・入声の四種に区分された。現代中国の標準語(普通話)においては、第一声から第四声までの四つの声調を意味する。なお、「シショウ」と読む場合もある。
声がかすれたり出なくなったりする状態を指し、特に喉の不調などによって通常の声が出せないことを意味する。「乾声」とも表記される。
甲声とは、高く鋭く響く声のことを指し、特に耳に強く響くようなかん高い声を表す。
機械などを介さず、直接人の口から発せられる声を指す。特に、録音や拡声装置を通した音声と対比して用いられる。
乱声とは、舞楽において舞人が登場する際などに演奏される曲を指す。笛や太鼓、鉦鼓などを用いて、にぎやかにはやし立てる演奏が特徴である。
声色とは、声の調子や音色を指す言葉である。また、役者や著名人の話し方や声を真似る行為、すなわち声帯模写を意味することもある。
声の調子が高く、音量も大きい様子を指す。特に興奮や怒りなどの感情が高ぶり、普段より甲高い声で話す状態を表す。
声明(ショウミョウ)は、仏の功徳を讃える声楽を指し、法要や仏事の際に唱えられるものである。梵唄(ボンバイ)とも呼ばれる。なお、「セイメイ」と読む場合は異なる意味となる。
声を出して応援したり励ましたりすること。特にスポーツの試合や競技などで、味方の選手やチームに対して大きな声で激励の言葉をかける行為を指す。
声涙とは、声と涙を意味する語で、激しい感情に動かされながら語る様子を表す。特に「声涙倶に下る」という成句において、悲しみや嘆きのあまり、声を詰まらせ涙を流しながら話す情景を指す。
声楽とは、人間の声を主要な表現手段とする音楽の分野を指す。特にオペラや合唱などにおいて、発声技術や表現法を体系化した芸術であり、これに携わる専門家は声楽家と呼ばれる。楽器を用いる器楽に対置される概念である。
喉の中央に位置する発声器官を指す。左右一対の弾力性のあるひだからなり、呼気によってこれが振動することで音声を発生させる。
声調とは、話し声や歌声における音の高低や抑揚のことで、言葉や歌の調子を指す。また、詩歌の韻律やリズムを表す場合にも用いられる。
声望とは、人や組織が社会において広く認められ、尊敬や信頼を集めている状態を指す。特に、その人の能力や行いによって築かれた高い評判と、周囲からの慕われる人望の両方を併せ持つことを意味する。
声明とは、ある事柄についての意見や立場を公に表明する行為、またはその内容を指す。特に外交や政治の分野において、政府や団体が公式の見解を発表する際に用いられる。読みは「セイメイ」であり、「ショウミョウ」と読む場合は異なる意味となる。
声門とは、喉頭内において左右の声帯の間に位置する隙間を指す。発声時にはこの部分が狭まり、呼気の流れによって声帯が振動する。また、無声子音を調音する際の気流の通路としても機能する。
声優とは、アニメーション作品や外国映画の吹き替え、テレビ番組やゲームのナレーションなどにおいて、声による演技を専門とする役者のことを指します。画面には登場せず、その声だけで役を演じ、作品に命を吹き込む職業です。
声量とは、その人が発声する際の音量の大きさや響きの豊かさを指す。特に歌唱や演説などにおいて、声の力強さや張りの程度を表す言葉として用いられる。
形声とは漢字の構成法である六書の一つで、意味を表す意符と音を表す音符とを組み合わせて新たな漢字を形成する方法を指す。例えば、「銅」は金属の意を持つ「金」と、音を示す「同」とから成る。この方法によって作られた漢字そのものも形声と呼び、諧声や象声とも称される。
普通とは異なり、奇妙に感じられる声。聞き慣れない調子や、通常の話し声や叫び声とは異質な響きを持つものを指す。
怒った時に発する声、特に激しい感情を込めて叫ぶような声を指す。怒りや憤りの感情が声に表れたもので、大声で怒鳴るような場合に用いられる。
音声とは、人の声を指す語で、大きな声で呼ばわるような場合に用いられる。また、雅楽においては管弦楽器の音を意味する。なお、「音声」は「オンセイ」と読む場合もある。
音声とは、人間が発声器官を通じて発する音、すなわち人の声を指す。また、スピーカーなどの装置から再生・伝達される音や声を意味することもあり、例えば多重放送における音声などがこれに当たる。なお、「おんじょう」と読む場合もある。
寂声とは、長年の経験を経て枯れ、深みと渋みを帯びた声を指す。特に老熟した人物の声に感じられる味わいや風格を表し、時に「錆声」とも表記される。
渓声とは、谷川の流れが岩や石に触れて立てる音を指す。山あいの静寂の中で聞こえるせせらぎの響きであり、自然の清涼感を感じさせる表現として用いられる。「谿声」とも表記する。
混声とは、男性と女性の声を組み合わせて歌う合唱の形態を指す。特に合唱音楽において、ソプラノ、アルト、テノール、バスなどの声部を男女で分担し、豊かな音色のハーモニーを創り出すことを意味する。混声合唱団はこの編成に基づいて活動する。
喚声とは、感情が高ぶった際に発せられる大声を指し、特に興奮や驚き、あるいは応援などの際に自然と湧き上がる叫び声をいう。
嘆声とは、深い感慨や強い感情の高まりによって自然と漏れる声を指す。悲しみや憂いを込めた嘆きの声であることもあれば、感銘や賞賛の気持ちから発せられることもある。漢字では「歎声」と表記する場合もある。
声帯を通常よりも引き締めて発声する技術により、地声の音域を超える高音を出す声を指す。主に歌唱において用いられ、ファルセットと同義とされることが多く、ヨーデルなどの特殊な歌唱法でもこの発声が行われる。
罵声とは、相手をののしったり非難したりする際に発せられる声を指す。怒りや憎しみなどの強い感情を伴い、しばしば複数の人間が互いに罵声を浴びせ合う状況を「罵声が飛び交う」と表現する。
乾声とは、声がかすれて出なくなる状態を指す。喉の不調や過度の使用により発声が困難になることで、「失声」とも表記される。
仄声とは、漢字の声調を平声・上声・去声・入声の四種に分類した際に、平声に属さない上声・去声・入声の三種の総称を指す。平声と対をなす概念であり、仄韻を構成する声調である。
叫び声や鬨の声など、人々が一斉に発する大きな声を指す。特に戦場や集団行動において、勢いを鼓舞したり威嚇したりするために発せられる。
蛙の鳴く声を指す。また、転じて淫らで下品な音楽の喩えとしても用いられる。
鳳声とは、他人からの伝言や便りを敬っていう語で、主に手紙文において用いられる。例えば、相手からの消息を受けたことを丁寧に伝える際、「御鳳声確かに承りました」などの形で使用される。
鄭声とは、古代中国において鄭の国の音楽を指し、その内容が低俗で淫らであるとされたことに由来する語である。転じて、一般に品性を欠きみだらな音楽や歌謡を意味する。
錆声とは、長年の使用や経年変化によって枯れ、渋みを帯びた声質を指す。金属の錆びに喩えられるように、かすれやざらつきを含みながらも独特の風合いを持つ声を表し、「寂声」とも表記される。
濤声とは、海や大河などで大きな波がうねりながら打ち寄せる際に発する、力強い響きのことを指します。
谿声とは、谷間を流れる川のせせらぎや水音を指す語である。山あいの清らかな流れが岩や石に触れて立てる音を表現し、自然の静寂の中に響く情緒豊かな響きを連想させる。表記としては「渓声」とも書かれる。
眠っているときに鼻や喉から発せられる大きな呼吸音を指す。特に、深い眠りに入った際に生じる、うなり声のような低く荒々しい音をいう。
思春期に声帯の変化によって声質が変わる時期を指し、主に男子に顕著であるが女子にも見られる現象である。
「姦声乱色」とは、『礼記』「楽記」に由来する四字熟語で、淫らでみだらな音楽や美しいが心を惑わすような色事を指す。人の心を乱し、道徳を損なうような、好ましくない音声や色彩のたとえとして用いられる。
鶴唳風声とは、わずかな物音や些細な兆候にも過剰に警戒し、必要以上に恐れおののく心理状態を表す。鶴の鳴き声や風の音といった自然のささいな響きを、敵の気配や危険の前触れと誤認してしまう様子から、疑心暗鬼に陥っているたとえとして用いられる。
「鴉雀無声」は、カラスや雀などの鳥の鳴き声さえ聞こえないほど、あたりがひっそりと静まり返っている様子を表す四字熟語である。転じて、人が集まる場所などが非常に静かで物音一つしない状態を指す。中国の詩人蘇軾の詩にも見られる表現で、「鴉雀声無し」と訓読される。
励声叱咤とは、厳しい口調で大声をあげて叱りつけ、相手を奮い立たせることを意味する四字熟語である。
励声疾呼とは、厳しい口調で声を張り上げて強く主張したり、人々に呼びかけたりする様子を表す四字熟語である。
励声一番とは、厳しい口調で相手を叱りつけることを意味する四字熟語である。特に、目上の者が目下の者に対して強い調子で諭す場面で用いられる表現である。
名声過実とは、世間での評判が実際の才能や実力よりも過大であることを指す四字熟語で、『史記』に見られる表現である。
無声之詩とは、言葉を用いずに深い情感や美しさを表現する芸術作品や自然の情景を指す四字熟語である。特に絵画や音楽、あるいは静寂の中に感じられる情緒など、言語を超えた表現によって詩情が伝えられるものを喩える。