ある地域の周辺を含む広い範囲を指し、また連続して続く地形や景色など、一続きのまとまりを表す語である。
付帯とは、主となる事柄に伴って生じる、あるいはそれに付随する事柄を指す。例えば「付帯決議」のように、主要な決議に追加される関連事項を表す際に用いられる。漢字表記としては「附帯」と書くこともある。
ある特徴や性質を共有する、一定の広がりをもった地域を指す。例えば、特定の産業が集中する区域や、気候や地形によって区分される区域などに用いられる。
喉の中央に位置する発声器官を指す。左右一対の弾力性のあるひだからなり、呼気によってこれが振動することで音声を発生させる。
束帯とは、平安時代以降、天皇や公家が朝廷の儀式や公の場において着用した正式な装束を指す。衣冠と組み合わせて着用されることが多く、最も格式高い装いとされた。
角帯は、二つ折りにして芯を入れ、堅く仕立てた幅の狭い帯で、主に男性が用いる。
独立して生計を営む一家の単位を指し、またその暮らしの状態や家計の様子をも意味する。世帯とも書く。
拐帯とは、他人から預かった金銭や物品を、持ち主に無断で持ち去り、自分のものとしてしまう行為を指す。特に、業務上や委託によって管理する立場にある者が、その金品を横領して逃げる場合に用いられる。
主たる事柄に伴って生じる、あるいはそれに付随する事柄を指す。特に法律や契約などにおいて、主要な事項に付随して定められる条件や事項を表す場合に用いられる。「付帯」と表記することもある。
兼帯とは、一つの物事が複数の機能や役割を併せ持つことを指す。例えば、朝食と昼食を兼ねた食事のように、異なる用途を同時に満たす場合に用いられる。また、本来の職務に加えて他の職務を併せ行う兼職の意味でも使われる。
ある人を伴って一緒に行くこと。特に、身分や立場が下の者を連れて行く場合に用いられる。
タチウオ科の海魚。漢名「帯魚」に由来し、その名の通り帯のように細長く平たい体形が特徴である。銀白色に輝く体表と、太刀を連想させる鋭い姿から「太刀魚」とも表記される。
「帯刀」は「たちはき」と読み、元来は「帯刀(たいとう)」と同じく腰に刀を携えることを指す。特に古代においては、春宮坊の舎人の中から武芸に優れた者が選ばれ、刀を帯びて皇太子の護衛を務めた役職を意味した。この語は「たてわき」と読む場合もある。
帯封とは、新聞や雑誌などを郵送する際に、その中央部分を細長い紙で巻いて包むことを指し、またその紙自体をも意味する。
帯剣とは、刀剣を腰に帯びることを指し、またそのように身につけた刀剣そのものを指す語である。帯刀や佩刀と同様に、武具を携行する行為およびその武具を表す。
書類や備品などを、本来あるべき場所や管理区域から外部へ持ち出すことを指す。特に図書館や事務所などにおいて、許可なく資料や物品を持ち出す行為を禁じる場合に用いられる表現である。
帯刀とは、刀を腰に差す行為、あるいはその刀そのものを指す。特に武士が身分を示すために刀を佩用することを意味し、「名字帯刀」のように家柄や格式に関連して用いられる。同義語に佩刀や帯佩があり、「たちはき」とも読まれる。
眼帯とは、眼病や怪我をした人が患部を保護するために、ガーゼなどの布で片方の目を覆い固定するもの。
寒帯とは、地球の気候帯の一つで、極圏に位置する最も寒冷な地域を指す。北半球では北緯66度33分以北、南半球では南緯66度33分以南の範囲に相当し、気温が低く、冬季には極夜が見られる。熱帯や温帯に対比される気候区分である。
携帯とは、身につけて持ち歩くことを指す。特に、持ち運びが容易な小型の電話機を指して用いられ、現代社会において広く普及している通信手段の一つである。
熱帯とは、地球の気候帯の一つで、赤道を中心に南北の回帰線に挟まれた地域を指す。この地域は年間を通じて気温が高く、季節による気温差が小さいことが特徴である。
襟帯とは、衣服の襟と帯を指す。また、山を襟に、川を帯に見立てて、山や川に囲まれた要害の地を形容する語でもある。「山河襟帯」などの形で用いられる。表記は「衿帯」とも書く。
刀剣などを腰に帯びて携行すること。特に武士が腰に刀を差す行為を指す。
衿帯とは、衣服の襟と帯を指す語である。また、山や川が要害の地を囲む様子を、山を襟に、川を帯に見立てて表現した地形の比喩としても用いられる。表記は「襟帯」と書くこともある。
帯佩とは、太刀などを腰に帯びて身につけることを指し、そのような姿そのものも意味する。また、能や舞楽、武術などにおける型や作法、身構えや身のこなし方を表すこともある。
帯鉤とは、古代中国において革帯の両端を連結して留めるために用いられた金属製の留め具のことである。
裳(も)に用いる帯のことで、裳の装飾として取り付けられた紐を指すこともある。また、「クタイ」と読む場合もある。
靱帯とは、骨と骨を結びつける強靭な繊維性の組織であり、関節の安定性を保ちつつ、その可動域を制限する役割を果たす。
家族や構成員の数が多い家庭や組織を指す。家計や運営の負担が大きいという含意を持つ場合が多い。
熱帯と温帯の中間に位置する気候帯を指し、おおよそ緯度20度から30度の地域に分布する。高温多湿な気候が特徴で、中国南部やブラジル南部などがこれに該当する。
岩田帯とは、妊婦が腹部に巻く白い布のことを指す。古くから安産を願う風習として、妊娠五か月目の戌の日に巻き始める慣わしがある。
スイカズラ科の落葉低木で、主に海岸近くに自生する。初夏にラッパ形の花を咲かせ、花色は初め白く、次第に紅色へと変化する特徴を持つ。漢名に由来する「錦帯花」のほか、「箱根空木」とも表記される。
兵児帯は、男子や子供が着物に締める帯の一種で、しごき帯とも呼ばれる。鹿児島地方で十五歳から二十五歳の青年を指す「兵児」が用いたことに由来する名称である。
河山帯礪は、黄河が帯のように細くなり、泰山が砥石のように平らになることがあっても決して変わらないという意から、永久に変わらない堅固な誓いや、国家が永遠に安泰であることのたとえとして用いられる四字熟語である。
「衣帯不解」は、衣服も帯も解かずに物事に専念する様子を表す四字熟語で、転じて一つのことに熱中し、寝食を忘れて没頭することを意味する。『漢書』「王莽伝」に由来し、「衣帯解かず」と訓読される。
「衣帯中賛」は、南宋の忠臣・文天祥の故事に由来する四字熟語で、『宋史』「文天祥伝」に典拠を持つ。衣の帯の中に賛(称賛の言葉)を隠し持ち、忠義の志を絶やさぬことを意味し、転じて、忠節を貫く堅固な決意や、内に秘めた崇高な精神を象徴する表現として用いられる。
衣冠束帯とは、朝廷に出仕する際の公家の正装を指す四字熟語である。本来は「束帯」が天皇以下文武百官の公事における正服であり、「衣冠」はその略装であったが、江戸時代後期には両者の区別が薄れ、広く公卿の礼装を総称する語として用いられるようになった。
「縫衣浅帯」は、袖の下から両脇を縫い合わせた衣服と広い帯を指す四字熟語で、儒者の服装を表します。転じて、儒者や学者、文人そのものを指す言葉としても用いられます。「縫衣」は「縫腋」とも書き、袖下を縫った衣服を、「浅帯」は幅広の帯を意味し、帯が広いため身体に食い込まないことに由来するとされます。『荘子』の「盗跖」篇に見える語です。