下乗とは、神社や寺院の境内において車馬の乗り入れを禁ずることを指す。また、貴人に対する礼儀として、馬から降りる行為をも意味し、一般に下馬と同義に用いられる。
上乗とは、出来栄えや品質が非常に優れていることを指す。また、仏教においては最高の教えである大乗を意味する。
万乗とは、中国の周代において戦時に一万台の兵車を動員したことに由来し、天子を指す語である。転じて、天子の地位そのものをも意味する。
大乗とは、他者救済を重んじ、衆生すべてを悟りへと導こうとする仏教の一派を指す。大きな乗り物に多くの人を乗せて運ぶように、広く人々を済度する教えであることからこの名がある。小乗に対する概念として用いられる。
分乗とは、一つの集団が複数の乗り物に分かれて乗ることを指す。例えば、大人数のグループが複数のバスに分散して移動する場合などに用いられる表現である。
同じ乗り物に一緒に乗ること。特に、他人の運転する車などに相乗りする場合を指す。
名乗とは、自らの姓名や身分を他者に告げる行為を指す。特に中世の戦場において、武士が敵味方の前に自らの家名や功績を声高らかに宣言する慣習をいう。また、公家や武家の男子が元服の際に正式に称する実名(諱)を指す用法もある。
自乗とは、同じ数や式を二度掛け合わせる数学上の演算を指し、平方とも呼ばれる。表記としては「二乗」と書くこともある。
岩乗とは、頑丈で力強い馬を指す言葉である。また、人や物が非常に丈夫でしっかりしている様子を表す際にも用いられる。後者の意味では、「頑丈」と表記されることもある。
乗り物に乗ることと降りることを併せていう語。特に、鉄道やバスなどの公共交通機関を利用する際の、乗車と下車の両方の行為を指す。
添乗とは、団体旅行に際して旅行会社の従業員などが同行し、旅程の管理や旅行者の世話を行うことを指す。
累乗とは、同一の数または文字を複数回掛け合わせる演算を指し、その結果得られる積のこともいう。例えば、ある数aをn回掛けたものをaのn乗と表現し、このときのnを指数と呼ぶ。数学における冪(べき)の概念に相当する。
飛行機や船舶などの交通機関に乗り込むことを指す。特に航空機においては、搭乗手続きや搭乗口などの関連用語としても用いられる。
馬などの動物にまたがって乗ること。特に乗馬を指すことが多く、先頭に立って騎乗するなどの表現で用いられる。
警乗とは、警察官や公安職員が鉄道や船舶などの公共交通機関に乗り込み、車内や航路上の警戒・警備活動を行うことを指す。
乗羃とは、同一の数あるいは式を複数回掛け合わせる演算を指し、またその演算によって得られる結果をも意味する。累乗と同義である。
乗輿とは、天皇がお乗りになる乗り物を指す。また、行幸中の天皇陛下を敬って呼ぶ際にも用いられる語で、「輿」は駕籠(かご)を意味する。
乗務員とは、列車やバス、航空機などの交通機関において、運転や操縦、また乗客へのサービスや保安業務など、運行に直接関わる職務に従事する者の総称である。
一天万乗とは、天子あるいは天皇を指す四字熟語である。中国周代の制度において、天子の領地は兵車一万台を動員できる規模とされており、この「万乗」が転じて天子の地位を表すようになった。「一天」は天下全体を意味し、合わせて天下を治める君主を表現する語となっている。
妙法一乗とは、法華経に説かれる唯一絶対の教えを指す仏教用語である。「妙法」は仏法、特に妙法蓮華経を意味し、「一乗」はすべての人々を仏に至らしめる真実の教えを表す。
飛竜乗雲は、空を飛ぶ竜が雲に乗って天高く昇る様子を表し、優れた才能を持つ英雄や傑出した人物が、時流に乗じて勢いを伸ばし、大いに活躍する機会を得ることを意味する。『韓非子』難勢篇に典拠を持つ故事成語である。
万乗之君とは、古代中国において一万台もの戦車を所有する強大な軍備を有する君主を指し、転じて天子や強大な勢力を持つ諸侯を意味する。『孟子』に典拠を持つ四字熟語である。
千乗の国とは、古代中国において兵車千台を動員できる軍事力を備えた大国を指す四字熟語である。『論語』「学而篇」に由来し、当時の国力の尺度として用いられた表現で、広大な領土と強大な軍事力を有する国家を意味する。
千乗万騎とは、非常に大規模で威厳に満ちた行列、特に天子の行幸の行列を指す四字熟語である。「千乗」は兵車千台、「万騎」は騎馬一万騎を意味し、車馬の数が非常に多く連なる様子から、権力者の盛大な行列を表す。『史記』「梁孝王世家」に典拠を持つ。
乗輿播越とは、天子が戦乱や政変を避けて都を離れ、各地を転々とすることを指す。特に、皇帝の車駕が流浪する様子を表し、国家の混乱や君主の苦難を象徴する表現として用いられる。
「乗輿車駕」は、天子が乗る車を指す四字熟語である。後漢の蔡邕による『独断』に「上」の項目で用いられており、皇帝の御車を意味する尊称としての用法が確認できる。