凶漢とは、人に危害を加えるような残忍な性質を持った男を指す。悪漢や暴漢、凶徒などと同様の意味で用いられ、「漢」は男性を示す語である。なお、「兇漢」と表記されることもある。
人並み外れて体の大きくたくましい男性を指す語。特にその体格を強みとして活躍する人物などについて用いられる。
好漢とは、勇気と気概に満ち、頼りがいのある男性を指す。義侠心に富み、困難に立ち向かう胆力を持ち、人々から賞賛されるような立派な男の姿を表す語である。
悪事を働く者を指し、特に道徳に反する行為を繰り返す男性をいう。
酒に酔った状態にある男性を指す語で、特に酔ったために普段とは異なる言動を見せる者をいう。同様の意味を持つ「酔客」や「よっぱらい」とほぼ同義である。
古代において中国から日本へ渡来した人々、およびその子孫を指す。特に漢氏(あやうじ)と呼ばれる氏族の祖先をいう。
漢音とは、漢字の音読みの一つで、中国唐代の長安を中心とした標準音が、遣唐使などを通じて日本に伝えられたものである。例えば「日」を「ジツ」、「兄」を「ケイ」と読む類いであり、呉音や唐音などと並ぶ漢字音の体系をなしている。
漢織とは、雄略天皇の治世に中国から渡来したと伝えられる、高度な機織り技術を持つ工人を指す。
痴漢とは、愚かな者や道理をわきまえない者を指す。また、特に公共の場などで女性に対して卑猥な行為を行う男性を意味し、この場合の「漢」は男性を示す。
銀漢とは、夜空に帯状に広がる無数の星の集まりを指し、天の川とも呼ばれる。特に秋の夜空に明るく見えることから、秋の季語としても用いられる。
暴漢とは、乱暴な振る舞いで他人に危害を加える者、特にそのような行為に及ぶ男性を指す。街中で突然襲いかかるなど、無差別に暴力を振るう者をいうことが多い。
羅漢とは、阿羅漢の略称であり、小乗仏教において修行者が到達し得る最高位の称号を指す。一切の煩悩を断ち切り、完全なる悟りを開いた聖者のことを意味する。
漢学に関する才能や素養を指す語で、漢籍の学問に通じていることを意味する。
兇漢とは、乱暴で人を傷つけることを厭わない悪人のことを指す。特に、凶悪な事件を起こすような残忍な振る舞いをする男性をいう。
霄漢とは、はるか高く広がる大空を指す語で、とりわけ果てしなく遠く見える青空や、雲の上に広がる虚空を意味する。蒼穹や蒼空と同様に、天上の広大な空間を表現する雅語として用いられる。
大食漢とは、並外れた量の食物を摂取する人を指す。特に男性に対して用いられ、旺盛な食欲と大量に食べることを特徴とする。
無頼漢とは、道徳や規範を顧みず、乱暴な振る舞いに及ぶ者を指す。社会の秩序を乱すような素行の悪い人物であり、しばしばならず者やごろつきとも呼ばれる。
硬骨漢とは、強い正義感と不屈の意志を持ち、権力や金銭に屈することなく、信念を貫く男を指す。
頓珍漢とは、物事の筋道が通らず、前後のつじつまが合わない様子、あるいはそのような言動や人を指す。鍛冶屋が交互に槌を打つ際の不揃いな音に漢字を当てたことに由来し、話の内容が食い違ったり、道理に合わない対応をしたりする場合に用いられる。
熱い血潮がたぎるような情熱と強い意志を持ち、正義感に燃えて行動する男性を指す。物事に真剣に取り組み、困難にもひるまず立ち向かう気概のある人物像を表す語である。
羅漢松はマキ科の常緑高木で、暖地に自生する。葉は線形で先端が鋭く尖り、秋には球形の白緑色の果実をつける。果実の基部にある花床は赤紫色に熟し、食用となる。漢名に由来する名称であり、「犬槙」とも表記する。
阿羅漢とは、仏教において一切の煩悩を断じ尽くし、完全なる悟りを開いた聖者を指す。特に小乗仏教では修行の最高位とされ、もはや輪廻の苦しみから解脱した境地にある者をいう。
羅漢柏はヒノキ科の常緑高木を指す名称である。この名は漢名からの転用であり、本来は「翌檜(あすなろ)」と表記される。
河漢之言とは、天の川がはるか遠く果てしなく広がる様子に喩えて、途方もなく誇大で現実離れした言葉を指す。『荘子』逍遥遊に由来し、常識を超えた荒唐無稽な発言や、実現不可能な空論を意味する。