白茅はイネ科に属する多年草で、茅萱とも呼ばれる。日当たりの良い野原や河原などに自生し、細長い葉と銀白色を帯びた穂が特徴である。
カヤツリグサ科の多年草で、湿地や水辺に生える。草丈は1メートルを超え、葉はススキに似た形状をしている。秋になると、独特の油のようなにおいを放つ茶褐色の穂を付けることが特徴である。
茅潜はイワヒバリ科の小鳥で、日本特産種である。高山のハイマツ帯で繁殖し、冬季には本州以南の低地に移動する。全身はほぼ褐色で地味な外見を持つが、鈴を思わせる美しい声で鳴く。夏場に低木の間や草むらをくぐり歩く習性からこの名が付けられた。
茅生とは、チガヤが群生している土地や草原を指す語である。茅原とも呼ばれ、イネ科の多年草であるチガヤが主に生育する場所を表す。
茅花はチガヤの花穂を指す語である。春に小さな花を咲かせた後、白く綿毛のような穂となる。この若い穂は食用とされることもある。「ちばな」と読む場合もある。
茅屋とは、茅葺きの屋根を持つ家屋を指す。転じて、粗末で簡素な住まいを意味し、謙遜の意を込めて自宅をへりくだって言う場合にも用いられる。
茅茨とは、茅や茨などの植物を指し、またそれらを用いて屋根を葺いた質素な家屋のことも意味する。
青茅はイネ科に属する多年草で、刈安とも呼ばれる植物である。
浅茅とは、丈が低くまばらに生えている茅のことで、特にチガヤの生育状態が疎らで背丈の低い様子を指す。
モウセンゴケ科に属する多年草の一種で、別名を石持草(いしもちそう)ともいう。湿地や貧栄養な土地に生育し、粘着性のある腺毛を持つ葉で小さな昆虫を捕らえる食虫植物として知られる。
茅堵蕭然とは、茅葺きの粗末な家がひっそりと静まり返っている様子を表す。転じて、人里離れた寂しい場所や、訪れる人もなく荒れ果てた情景を指す。
茅茨不翦とは、屋根を茅で葺き、その端を切り揃えないことを意味する。転じて、質素で飾り気のない住まいや生活を表し、古代中国の聖王である堯や舜の質朴な統治理念を象徴する表現として用いられる。
土階茅茨は、土を固めて作った階段と、茅で葺き整えていない屋根を指し、住居や生活が非常に質素である様子を表す。『史記』に典拠を持つ故事成語で、権勢や贅沢を排した簡素なあり方を示す際に用いられる。
民間に身を置きながら国政を厳しく論じることを指す。また、国政に対する民間からの厳しい批判の声そのものを意味することもある。「危言」は厳しい言葉を表し、李覯の「袁州学記」に由来する。
衆賢茅茹は『易経』の泰卦に由来する四字熟語で、賢者が茅の根が連なって生えるように次々と集まり、互いに引き合う様子を表す。優れた人材が自然と集まり、協力し合って物事を成し遂げる好ましい状況を指す。
黄茅白葦は、一面に茅や葦が生い茂る荒地の様子を表し、そこから学問や教養に乏しく、優れた人物のいない環境や、見るべきもののない単調な風景を喩える四字熟語である。蘇軾の書簡に由来する。