竹が群生している場所を指し、竹林や竹藪と同じ意味で用いられる。漢字表記としては「竹叢」のほか、「篁」と書くこともある。
肉叢(ししむら)とは、肉の塊を指す語であり、特に人体や動物の肉体そのもの、あるいはその肉付きの様子をいう。
木が群がり茂って密集している場所を指し、木々の生い茂る様から、その下の暗がりをも含意する語である。
草が群れをなして生い茂っている場所を指す。特に、背の低い草が密集して一つのまとまりを形成している様子を表す。表記としては「叢」の字を単独で用いても同じ意味を表す。
淵叢とは、多くの物事が集まっている場所や、活動の中心となる拠点を指す言葉である。淵に魚が集まり、叢(藪)に鳥獣が集まるように、人や事物が自然と集積する様子を表している。
稲叢とは、秋の収穫期に刈り取った稲の束を、一定の場所に積み重ねてまとめたものを指す。田園風景を特徴づける光景の一つである。
多くの植物が群れをなして生えている様子を指す。特に同じ種類の草や木が密集して生えている状態を表し、「簇生」とも書く。
叢林とは、木々が密集して生い茂る林のことを指す。また、特に禅宗において修行僧が集まり修行を行う寺院を意味し、転じて寺院一般を指すこともある。
叢雲とは、空に群れをなして集まった雲の様子を指す。月や花などの景物と共に用いられることが多く、例えば「月に叢雲、花に嵐」といった表現で、自然の風情やはかなさを表す際にも使われる。表記としては「群雲」や「村雲」と書くこともあり、また「ソウウン」と読む場合もある。
叢雨(むらさめ)は、ひとしきり激しく降ったかと思うと、すぐに止んでしまう雨のことを指す。にわか雨や驟雨(しゅうう)と同義であり、その様子が群れをなして降るかのように見えることから、「群雨」や「村雨」とも表記される。
多くの物事が一度に群がり起こること。特に、様々な感情や考えが胸の中に同時に沸き起こる様子を表す。
叢時雨は、初冬の頃に降る通り雨のような小雨を指す。ひとしきり降ったかと思うとすぐに止み、また降り出すというように、降ったり止んだりを繰り返す様子が特徴である。漢字では「群時雨」や「村時雨」と書かれることもある。
天叢雲剣は、日本神話において素戔嗚尊が八岐大蛇の尾から発見し、天照大神に献上したとされる霊剣を指す。三種の神器の一つである草薙剣の別名としても知られ、しばしば「むらくものつるぎ」とも呼ばれる。
叢軽折軸とは、軽い草の束でも積み重なれば車軸を折るほどになるという意味で、些細なことでも積み重なれば重大な結果を招くことをたとえた故事成語である。