売買の仲介を行った際に、その対価として受け取る手数料のこと。特に商品の売買において、仲介者が売買金額の一定割合を報酬として得る場合に用いられる。
日銭とは、毎日の収入として得られる金銭を指し、日々の生計を立てるための稼ぎを意味する。また、毎日少しずつ返済することを条件に貸し借りする金銭のこともいう。
半銭(きなか)は、一文銭の半分の価値を表す語であり、半文ともいう。転じて、ごくわずかな数量や価値の低いことを指す。語源は直径一寸の一文銭を半分にしたことに由来し、「寸半」とも表記される。
地銭(ぜにごけ)はゼニゴケ科に属する苔類で、日本各地の日陰や湿った場所、特に人家周辺に群生する。濃緑色の葉状体が銭貨のように見えることからこの名があり、「銭苔」とも表記される。
寺銭とは、賭博を行う際に、場所を提供した親元に対して、賭け金の総額や勝負の結果に応じて支払われる手数料のことを指す。
身銭とは、自分自身が所有する金銭のことを指し、特に個人の懐から出る費用を意味する。自分の財布を痛めることから、「身銭を切る」などの慣用表現で用いられる。
悪銭とは、本来は品質の劣る貨幣を指すが、転じて不正な手段によって得た金銭、すなわち不労所得や不当な利益を意味する。
湯銭とは、銭湯の入浴施設を利用する際に支払う料金のことを指す。入浴料金や風呂銭とも呼ばれる。
無銭とは、金銭を所持していない状態、あるいは商品やサービスの対価を支払わないことを指す。特に、代金を払わずに旅行や飲食をする行為を指して用いられることが多い。
賃銭とは、労働の対価として支払われる金銭、すなわち賃金を指す。また、物品や場所などを借り受ける際に、その使用料として貸主に支払う金銭の意味も持つ。
銭占とは、三枚の銭貨を投げ、その表裏の出方によって吉凶を判断する占いの方法である。八卦の原理に基づき、通常は表を吉と見なして解釈を行う。
「泡銭」とは、正当な努力や労苦を伴わず、あるいは不正な手段によって得られた金銭を指す。泡のようにたやすく手に入るが、はかなく消えやすい性質を暗示し、悪銭や不労所得といった含意を持つ。
段銭とは、中世の日本において、朝廷や幕府が特定の行事や臨時の出費に充てるため、必要に応じて課した税の一種である。
散銭とは、まとまった金額ではなく、細かく分かれた小額の金銭を指す。特に、手持ちの小銭やわずかな端金を意味し、日常の細かい支払いに用いられる。
撰銭とは、室町時代後期に商取引において悪銭を排除し良銭のみを選別する行為を指す。流通の円滑を妨げるとして幕府などから再三禁止され、良銭と悪銭の交換比率が公定された。
賽銭とは、神社や寺院に参拝する際に神仏へ捧げる金銭のことを指す。通常は賽銭箱に投げ入れる形で奉納され、祈願の際の真心を示すとともに、願いが成就した際の感謝の印としての意味合いも含む。
鐚銭とは、室町時代中期から明治初期にかけて流通した粗悪な銭貨を指す。材質や鋳造が劣り、価値の低い貨幣として「びた」とも呼ばれた。転じて、磨り減ったり傷んだりして価値の落ちた古銭全般を指す場合もある。
木戸銭とは、芝居小屋などの入口で支払う入場料のことを指す。特に、木戸と呼ばれる入口で徴収されたことからこの名がついた。
金銭を異常なまでに愛し、それを蓄えること自体に強い執着を見せる人を指す。金銭の獲得や貯蔵に心を奪われ、その使用を極端に惜しむ性質を表す。
有徳銭とは、室町時代に武家や社寺が、富裕な商人などから臨時に徴収した税の一種である。
連銭草はシソ科のつる性多年草で、馬蹄草(かきどおし)の別名として用いられる。漢名からの誤用に由来する名称である。
「飲馬投銭」は、清廉潔白で私利私欲のない高潔な人柄を表す故事成語である。後漢の安陵人・項仲山が渭水で馬に水を飲ませた際、水の神に感謝の意を込めて三文の銭を投げ入れたという『三輔決録』の故事に由来する。わずかな恩恵であっても、それに報いようとする誠実で私心のない態度を意味する。
ごくわずかな金額や物事のたとえ。銭と厘はともに貨幣の最小単位であり、一銭は一円の百分の一、一厘はその十分の一に当たることから、極めて些細な数量を意味する。
一枚の紙とわずかな銭を指し、ごく僅かな物事の喩えとして用いられる。元来は寺院や僧侶への寄進が少ないことを表した表現であり、転じて取るに足りない些細なものや、価値の乏しいものを示す。
「一文半銭」は、ごくわずかな金額を表す四字熟語である。「文」と「銭」はいずれも江戸時代以前に用いられた貨幣単位であり、そのわずかな単位を組み合わせることで、取るに足らないほどの少額であることを強調している。
多銭善賈とは、元来は多額の資金を持つ者が商売を上手く行えるという意味である。そこから転じて、十分な準備や条件が整っていることが物事を円滑に進める上で有利に働くというたとえとして用いられる。『韓非子』五蠹篇に由来する四字熟語である。
青銭万選は、何度試験を受けても必ず合格するほどの優れた文章を指す四字熟語である。その由来は、質の良い青銅銭は一万回選んでも粗悪な銭と間違えられないという故事に基づいており、『新唐書』「張薦伝」に見える。