中元とは、陰暦七月十五日のことで、一年の前半が無事に過ぎたことを祝い、祖先を祀る日を指す。また、この時期に日頃世話になっている人々に贈り物をする習慣もあり、その贈り物自体を中元と呼ぶこともある。陰暦では、正月十五日を上元、十月十五日を下元と称し、これらと対をなす語である。
元金とは、金銭の貸し借りにおいて利息を計算する基礎となる元々の金額を指す。また、事業を営むための基本となる資金、すなわち資本金の意味でも用いられる。「もときん」と読むこともある。
元旦とは、一年の最初の日である一月一日を指し、特にその日の朝を意味することもある。元日と同義で用いられる。
元本とは、利子や配当を含まない元金そのものを指す。また、事業において利益や収入を生み出す源泉となる財産のことも意味する。
元帥とは、旧日本軍において最高位の階級であり、陸海軍の総大将として軍の最高権力者を指す称号である。
元利とは、元金とそれから生じる利息とを合わせた金額を指す。金融や会計の分野で用いられ、元本とその運用によって得られる利子の総額を示す際に使われる表現である。
元肥とは、作物の植え付けや種まきの前に、土壌に施しておく肥料のことを指す。これは作物の生育初期に必要な養分を供給する役割を担い、追肥に対して基盤となる施肥である。
「総勘定元帳」の略称であり、複式簿記において全ての取引を勘定科目ごとに分類・記録する基本となる帳簿を指す。各勘定口座の元となる記録が集約された原簿としての性格を持つ。
商品を仕入れる際に支払った本来の価格を指し、販売価格の基準となる。特に商売において、利益や損失を計算する際の基礎となる金額を意味する。
天元とは、万物を生み育む根源としての天を指す。囲碁においては盤面の中心に位置する星の呼称であり、また中国宋代末から元代初頭に発達した代数学である天元術の略称としても用いられる。
次元とは、図形や空間の広がりを示す概念であり、線は一次元、平面は二次元、立体は三次元などと表現される。また、物事を考察する際の視点や立場、あるいはその思考の深さや水準を指すこともある。
板元とは、書籍や雑誌などの出版物を印刷・発行する事業者のことを指す。版元とも表記され、出版活動の中心となる組織や会社を意味する語である。
書籍や雑誌などの出版物を発行する機関を指し、出版元や出版社と同義である。漢字表記としては「板元」と書く場合もある。
単元とは、教育や学習において特定の主題に沿って構成された、教材や学習活動の一つのまとまりを指す単位である。
胴元とは、賭博の場を提供し、参加者から一定の割合で手数料を徴収する主催者のことを指します。また、転じて、物事を取り仕切る中心人物や統括者を意味することもあります。表記としては「筒元」と書く場合もあります。
元の状態や位置に戻すこと。また、破損や変更を受けたものを元の形や状態に修復・再現することを指す。例えば、損傷した文化財を修復して元の姿に戻す場合や、過去の建造物の様子を図面などで再現する場合などに用いられる。
蔵元とは、江戸時代に諸藩の蔵屋敷において年貢米の販売や金融業務を取り扱った商人を指す。また、現代では主に酒や醤油などを醸造する製造元を意味する。
還元とは、元の状態に戻すこと、あるいは戻ることを指す。例えば、利益を消費者に還元するといった形で用いられる。また、化学の分野では、酸化された物質から酸素が取り除かれて元の状態に戻る過程、あるいは物質が水素と化合する反応を意味し、酸化と対をなす概念である。
織物を製造する業者や工場を指す言葉で、特に機織りを生業とする家や事業所を意味します。
耳のすぐ近くの部分を指し、特に誰かの耳の傍らで声を掛けたり囁いたりする状況を表す際に用いられる。
その人の生まれや育ち、職業、住所、経歴など、個人を特定するための背景や情報を指す。また、一身上に関わる事柄や責任を意味することもある。
国元とは、生まれ育った土地や故郷を指す言葉であり、また武士や領主にとっては自らの支配する領国や本国を意味する。
筒元とは、賭博においてさいころを筒に入れて振る役割を担い、賭博の運営を取り仕切る者のことを指す。転じて、物事をまとめ上げる中心人物や統括者の意味でも用いられる。表記は「胴元」とも書く。
親が居住している場所、あるいは親が生活の拠点としている所を指す。子供が独立して生活する際に離れる対象となる場所という含意を持つ。
元禄は江戸時代中期の年号で、五代将軍徳川綱吉の治世を中心とする時代を指す。幕府政治が安定し、経済が発展したことで、学問や芸術、文化が特に栄えた時期として知られている。
元寇とは、鎌倉時代の文永十一年(1274年)と弘安四年(1281年)の二度にわたり、モンゴル帝国(元)およびその属国軍が日本に侵攻した事件を指す。文永の役・弘安の役とも呼ばれる。
「黎元」は「黎民」と同じく、一般の民衆を指す語である。「黎」は黒髪を、「元」は頭を意味し、転じて冠を被らない庶民を表す。
二元論とは、ある問題を考察する際に、互いに独立した二つの根本原理を認める立場を指す。哲学においては、世界が相互に独立する二つの原理や要素から成り立つとする世界観を意味し、一元論や多元論と対比される概念である。
二次元とは、二つの次元から構成される空間を指し、主に長さと幅によって形成される平面の広がりを意味する。数学や物理学においては、立体を表す三次元や時間を含む四次元と対比される概念である。
シソ科に属する二年草で、春に淡紅色の唇形花を咲かせる。葉が仏像の蓮華座のように見えることからこの名がついた。
空元気とは、内面の気持ちとは裏腹に、外見だけ元気そうに振る舞う様子を指す。実際には落ち込んでいたり弱っていたりするにもかかわらず、周囲に悟られないよう無理に明るく見せることをいう。
隠元豆はマメ科のつる性一年草で、夏に白や黄色の花を咲かせる。未熟なさやや熟した種子を食用とし、中国から明の僧である隠元によって日本にもたらされたことに由来する名称である。
本家本元とは、物事の起源や根源を指す語で、特に家系や流派において正統とされる元の家を強調していう。また、ある事柄を最初に創始した人物や、その事柄が初めて生まれた場所を意味する。
八元八凱は、古代中国の伝説上の賢臣たちを指す四字熟語である。八元は高辛氏(帝嚳)に仕えた八人の有能な人物を、八凱は高陽氏(顓頊)に仕えた八人の優れた人物をそれぞれ意味し、合わせて優れた補佐役や有能な臣下の集団を喩える表現として用いられる。この語は『史記』「五帝本紀」などに由来する。
「体元居正」とは、善徳を心に留め、正しい立場に身を置くことを意味する四字熟語である。「体元」は善徳を身につけることを指し、「体」は自ら行う、また従う意、「元」は善徳の意を表す。「居正」は正しい立場に身を置くことを意味する。『春秋左氏伝』の注釈に由来する。
元気溌剌は、気力がみなぎり、生き生きと活力に満ちた様子を表す四字熟語である。「溌剌」は、魚が勢いよく跳ねるさまを原義とし、その躍動感が転じて、人の精神や行動の活発さを鮮やかに描写する。