口舌は、口論や言い争いを意味し、特に男女間の痴話喧嘩を指す場合もある。また、口先だけの巧みな弁舌や、中身の伴わない言葉を表すこともある。表記としては「口説」と書くこともあり、「クゼチ」や「コウゼツ」と読む場合もある。
口舌(こうぜつ)は、口と舌を用いて行う話し合いや議論を指し、特に無益な言い争いや口論を意味する。
百舌はモズ科の鳥で、低山に生息する。頭と背中は赤褐色をしており、腹部は白色である。カエルなどを捕食し、秋には「キイーキイー」という鋭い声で高く鳴く。漢字では「鶪」や「鴃」と書くこともある。また、獲物を木の枝などに刺しておく習性があり、これを「モズの速贄(はやにえ)」と呼ぶ。
舌の先端部分を指す。また、転じて口先だけの軽々しい言葉や、誠実さを欠いた弁舌の意味でも用いられる。
美味しいものを食べた時に、満足感から思わず舌を鳴らすしぐさを指す。
舌禍とは、不用意な発言や悪口・中傷など、言葉に関わる原因によって引き起こされる災いや不利益を指す。自らの言動が招く場合と、他者からの言葉によって被る場合の両方を含む。
舌代とは、口頭での挨拶に代えて用いる簡潔な書面による挨拶文を指す。また、「しただい」とも読まれる。
舌の先端を指す語で、転じて言葉の鋭さや激しさを表す。特に激しい口調で論じる様子を「舌端火を吐く」などと表現する。
舌の先端部分を指す語で、味覚を感じる部位としての機能や、発音に関わる器官としての働きを持つ。
弄舌とは、必要以上に喋り立てる様子を指し、口数が多く軽々しく言葉を発することを意味する。饒舌と同義であるが、特に軽薄な印象を含む場合がある。
猫舌とは、猫が熱い食べ物を苦手とする習性に由来し、熱い飲食物を口にすることが不得意な体質を指す。また、そのような体質を持つ人を指して用いられることもある。
喉舌とは、文字通りには喉と舌を指すが、そこから転じて物事の肝心な部分や核心を意味する。また、君主の言葉を伝える重要な役目を担う臣下、特に中国における宰相や日本の大納言のような官職を指して用いられることもある。
湿舌とは、水蒸気を多く含んだ暖かく湿った空気の塊が、天気図上で舌状に伸びて見える現象を指す。主に南西方向から日本列島に流入し、これが前線や地形の影響を受けることで集中豪雨を引き起こす要因となる。
筆と舌、すなわち文字による表現と言葉による表現の両方を指す。文章と話し言葉を総称し、特に複雑な心情や状況を表現する手段として用いられる。
舌疾とは、舌の動きが速く、流暢に言葉を発する様子を指す。早口で物を言うさまを表し、口速や舌速と同様の意味を持つ。
舌鮃はウシノシタ科の海魚で、南日本の海底の砂地に生息する。体は著しく平たく、その形状が牛の舌に似ていることに由来する名を持つ。両眼は体の左側に偏って位置する。食用として美味とされ、夏が旬である。「鞋底魚」と表記されることもある。
舌尖とは、舌の先端部分を指す。また、転じて言葉遣いや弁舌の様子を表し、鋭い物言いなどを形容する際にも用いられる。
舌鋒とは、言葉の鋭さや弁舌の切れ味を、刃物の切っ先に喩えた表現である。議論や弁論において相手を鋭く攻め立てる言葉の勢いや、鋭利な論理の進め方を指す。
鴃舌とは、モズの鳴き声のように聞き取りにくい外国語のことを指し、その内容が理解できないためにただ騒がしく感じられる言葉を意味する。
鶯舌とは、春に美しい鳴き声で知られるウグイスのさえずりを指し、転じて、そのような澄み渡り優美な声や話し方の喩えとして用いられる。
二枚舌とは、矛盾した内容を述べたり、事実に反する嘘を言ったりすることを指す。口先だけの偽りの言葉を用いて、人を欺くような言動を表す表現である。
長広舌とは、長々と喋ることを指し、特に弁舌を振るって多弁に語る様子を表す。仏教用語の「広長舌」に由来し、本来は仏の三十二相の一つである大きく長い舌を意味していたが、転じて長々とした説法や雄弁な話術を喩える表現として用いられるようになった。
キク科の多年草で、山野の湿地に自生する。葉はへら形をしており、初夏にキクに似た黄色い頭状花を咲かせる。「狗舌草」の表記は漢名からの誤用によるもので、「沢小車」とも書く。
竜舌蘭はリュウゼツラン科の多年草で、メキシコを原産とする。肉厚で先端が鋭く尖った葉には硬い棘があり、数年以上を経た夏期に淡黄色の花を咲かせる。開花結実後は株が枯死する特性を持ち、葉の搾り汁は蒸留酒テキーラの原料として用いられる。
鴨舌草はミズアオイ科の一年草で、小水葱(こなぎ)とも呼ばれる。漢名「鴨舌草」からの誤用に由来する名称である。
顔常山舌とは、中国唐代の忠臣顔杲卿が反乱軍に捕らえられても節を曲げず、舌を切られるまで敵を罵り続けた故事に由来する四字熟語である。不屈の精神と忠節を貫く強い意志の象徴として用いられ、文天祥の「正気歌」にも詠まれた。
箝口結舌とは、口を閉ざし舌を結ぶという意味から、恐怖や驚きのあまり言葉が出なくなる様子を表す。
「一口両舌」とは、前に述べたことと後に述べたことが食い違い、矛盾している様子を指す。一つの口に二枚の舌があるという字義から、同じ人物が場面によって異なる主張を平然と行う、誠実さに欠ける言動を意味する。二枚舌と同義である。
「揺脣鼓舌」は、巧みな弁舌で人を説得したり、あるいは事実を曲げて言いくるめたりする様子を表す四字熟語である。『荘子』の「盗跖」篇に由来し、口先だけを巧みに動かして議論を振りかざすことを意味する。
百舌勘定とは、互いに言い争ってなかなか決着がつかない金銭の計算や、収支の合わない勘定のことを指す。もともと、百舌鳥が鳴き声をまねる習性から、互いに言い合う様子をたとえた表現である。
驚きや呆然とした様子から、目を見開き、口がきけなくなるほど言葉を失うさまを表す。
舌端月旦とは、言葉の端々や細かな点に至るまで批評することを指す。人の言動や物事の些細な部分を捉えて、あれこれと批評する様子を表す。
饒舌多弁とは、口数が多く、よくしゃべる様子を表す四字熟語である。「饒舌」はおしゃべりなことを意味し、これに「多弁」が加わることで、話し過ぎる傾向や、必要以上に言葉を費やすさまを強調している。