三枝(さきくさ)は、茎が三つに分かれて生える草木の総称で、古くから吉祥のしるしとされてきた。その具体例としてはミツマタやフクジュソウ、ジンチョウゲなど諸説がある。語源は「幸草(さきくさ)」に由来し、さいぐさとも読まれる。
上枝とは、樹木の上部に伸びる枝を指す語で、「はつえ」とも読む。語源は「秀つ枝」にあり、勢いよく伸びて目立つ枝の意から転じたものと考えられる。下枝(しずえ)に対する対義語として用いられる。
枝折とは、山道などで道に迷わないように、目印として木の枝を折っておく行為、またその折られた枝そのものを指す。転じて、道しるべの意味でも用いられる。また、「枝折戸」を略した言い方としても使われる。
連枝とは、同じ根元から分かれて連なった木の枝を指す。そこから転じて、同じ家系に属する兄弟姉妹、特に身分の高い方の兄弟姉妹を敬っていう語として用いられる。また、本願寺の法主一門を指す称としても使われる。
細枝とは、若い木の枝が細長く伸びたものを指す。また、枝葉がよく茂った若木の群れを意味することもある。
茘枝は、中国原産のムクロジ科の常緑高木で、亜熱帯地域で果樹として栽培される。果実はうろこ状の皮に包まれ、多汁で甘く食用とされる。また、ウリ科のつる性一年草であるツルレイシ(ニガウリ)の略称としても用いられるほか、殻にいぼ状の突起があり、果実に似たレイシガイ科の巻貝の名としても使われる。
匐枝とは、植物の茎が地上または地中を水平方向に伸びて這うように成長するものを指し、匍匐茎とも呼ばれる。
楊枝は、食物を刺したり歯の間にはさまった物を取り除いたりするために用いる細い小さな棒を指し、一般につまようじと呼ばれる。また、かつては楊柳の材の先端をたたいて房状にし、歯の垢を取り清掃する道具として用いられた房楊枝も意味する。
瑞枝とは、水気をたっぷりと含み、生き生きとした生命力にあふれた若い木の枝を指す。
枝折戸とは、木や竹の枝を編み込んで作られた簡素な戸のことで、庭の出入口などに設けられることが多い。自然の素材をそのまま用いた粗末な造りが特徴で、「柴折戸」と表記されることもある。
連枝草はマメ科に属する二年草で、漢名に由来する。一般にウマゴヤシとも呼ばれ、牧草として利用されることが多い。
歯の間に挟まった食べかすなどを取り除くための細長い木製や竹製の小道具。また、小さな食べ物を刺して取るのにも用いられる。
枝尺蠖は、シャクガ科の蛾の幼虫の総称である。細長い円筒形の体を持ち、進む際に体を屈伸させる様子が、指で物の寸法を測る動作に似ていることからこの名がある。別名として、しゃくとりむしやおぎむしとも呼ばれる。
胡枝子(はぎ)は、マメ科に属する落葉低木の総称である。漢名の「胡枝子」または「胡枝花」に由来し、日本では一般に「萩」と呼ばれる植物を指す。
食後に長い楊枝をゆっくりと使う様子から転じて、満腹して満足げな態度を指す。また、実際には貧しい境遇にあっても気位を高く保ち、平然としているさまを表す。
蕃茘枝はバンレイシ科の常緑低木で、熱帯アメリカが原産地である。果実は球形で表面にいぼ状の突起があり、熟すと黄緑色となる。果肉はゼリー状で甘味があり、生食される。その形状が釈迦の頭に似ていることから、仏頭果や釈迦頭とも呼ばれる。
越鳥南枝とは、南方の越の地から来た鳥が故郷に近い南向きの枝に巣をかけるという故事に基づく四字熟語で、鳥でさえ故郷を懐かしむように、人はなおさら故郷を忘れがたいという心情をたとえたものです。『文選』所収の「古詩十九首」に出典があります。
『荘子』逍遥遊篇に由来する四字熟語で、一本の枝に巣を作る小鳥の林に棲むことを意味する。転じて、わずかなものに満足し、小さな世界に安住するたとえとして用いられる。
連理の枝とは、二本の木の枝がつながり合い、一本のように見える様子を指す。白居易の「長恨歌」に由来し、夫婦や恋人同士が深く結ばれ、離れがたい仲であることの喩えとして用いられる。
『荘子』の「駢拇」篇に由来する四字熟語で、本来は生まれつき親指が隣の指とくっついていることや、親指の横に余分な指が生えていることを指す。転じて、本来必要のない余分なもの、無用の長物のたとえとして用いられる。
「庇葉傷枝」は、葉をかばおうとして枝を傷つけるという意味から、小さなことや些末な事柄にこだわるあまり、かえって大事なものを損なってしまう愚かさを表す四字熟語です。『史記』「汲黯伝」に由来し、物事の本質や軽重を見誤るたとえとして用いられます。
「麁枝大葉」とは、粗い枝と大きな葉を意味する四字熟語で、文章表現において細かな規則にこだわらず、自由闊達に筆を揮う様子を喩えた表現である。朱子語類に由来し、形式よりも雄渾な筆力を重視する態度を示す。