一点とは、一つの点や一つの事柄を指す。また、物品や得点を数える際の単位として、一つを表す。さらに、ごくわずかな量や程度を意味し、ほんの少しのことを示す場合にも用いられる。
力点とは、力を集中させるべき箇所や、物事において最も重視すべき部分を指す。また、物理学においては、てこを作用させる際に力を加える位置を意味する。
欠点とは、人や物事において不十分な部分や劣っているところを指し、改善や補完が必要な短所を意味する。また、試験や評価において合格に達しない点数、すなわち落第点を表す場合もある。
水が凍り始める温度、または氷が溶け始める温度を指す。通常は一気圧におけるセ氏零度を基準とし、気温がこれより低い状態を表す際にも用いられる。
訴訟や議論など、意見が対立する問題において、中心となる論点や焦点を指す。
地点とは、地上における特定の場所や位置を指す語である。例えば、マラソンのスタート地点のように、何らかの出来事や行動が行われる、あるいは対象となる空間上の一点を表す際に用いられる。
次点とは、最高得点に次ぐ点数、あるいはその点数を獲得した者を指す。また、入選者に次ぐ得票数や得点数、特に選挙において最下位当選者の直後に位置し、落選した候補者を意味する場合にも用いられる。
ある物事が持つ、他よりも優れている点や便利な面を指す。そのものの価値を高め、活用することで有益な結果をもたらす性質や特徴をいう。
批点とは、詩歌や文章において、特に優れた箇所や重要な部分の脇に付ける傍点を指します。また、作品を批評・添削する際に付ける評点の意味も持ちます。転じて、訂正や非難の対象となる欠点や問題点を表す場合もあります。
液体が沸騰する際の温度を指す。気圧によって変化し、例えば水の場合は標準大気圧下で摂氏100度となる。
点火とは、火をつけることを指す。例えば聖火台に火をともす場合などに用いられる。また、内燃機関や原子炉など、装置を始動させるために発火操作を行うことも意味する。読みが「とぼし」の場合は別の語義となる。
点額とは、額に文字や絵を書き入れることを指す。また、中国の故事に由来し、鯉が竜門を登って竜となる伝説で、登竜に失敗した鯉は額に傷を負って戻るとされることから、転じて試験に落第することを意味する。
点眼とは、目薬を目に滴下すること、あるいは薬液を用いて目を洗浄する処置を指す。眼科治療や目の衛生管理において行われる行為であり、「点眼水」や「点眼薬」などの関連語がある。
点景とは、風景画や写真において、画面に情趣や奥行きを添えるために、人物や動物などを配すること、またそのように描かれた対象を指す。単に風景を写すだけでなく、全体の雰囲気を引き立てる役割を果たす。同義語として「添景」の表記も用いられる。
液体が少しずつ落ちる様子を指し、特に雨垂れを表す。また、医療の分野では点滴注射の略称として用いられ、静脈内に薬液や栄養分をゆっくりと注入する治療法を意味する。
機械や設備などの状態を確認するため、細部にわたって一つ一つ調べ、異常や不具合がないかを確かめること。
名を一人ずつ呼び出し、出席の有無や人員の数を確認する行為を指す。例えば、集会や集団行動の際に出席者の確認を行うことをいう。
点灯とは、照明器具や灯火などに火や電気を通じて明かりを灯す行為を指す。特に夜間や暗所において視界を確保するために行われる動作であり、自動車のヘッドライトや室内灯などに対して用いられる。対義語は「消灯」である。
点訳とは、通常の文字で書かれた文章を、視覚障害者が触覚で読むための点字に翻訳することを指す。点字訳とも呼ばれ、情報アクセスの支援として奉仕活動の一環として行われることも多い。
点薬とは、目に薬液を滴下する行為を指す。また、その行為に用いる薬剤、すなわち目薬や点眼薬そのものを意味する語である。
「点火(とぼし)」とは、火を灯して暗闇を照らす道具を指し、松明などがこれに当たる。表記としては「灯」の字を用いることもある。なお、「テンカ」と読む場合は別の意味となる。
点心とは、禅宗において昼食を指す語であり、転じて軽い食事全般を意味する。また、茶と共に供される菓子や、中国料理における軽食や菓子類を指す場合もある。かつては「テンジン」と発音されることもあった。
点茶とは、抹茶を茶碗に入れ、湯を注いで茶筅で撹拌し泡立てる作法を指す。茶道における抹茶の点て方の基本であり、特に薄茶を点てる際の技法として用いられる。
原点とは、測量や数学において基準となる点を指し、座標軸の交点などに用いられる。また、物事の出発点や根本を意味し、議論や行動の基盤となる概念としても捉えられる。
訓点とは、漢文を日本語の語順で読むために付される符号の総称であり、返り点や送り仮名、句読点などがこれに含まれる。
起点とは、物事が始まる地点や出発点を指す。例えば、鉄道の路線において列車の運行が開始される駅を起点と呼び、これに対して終点が対置される概念である。
圏点とは、文章中の特に注意を払うべき語句や箇所を読者に示すために、その文字の脇(通常は右側)に付ける小さな記号のことを指します。傍点とも呼ばれ、強調や重要性を表す役割を果たします。
基点とは、距離の測定や図形の作図を行う際に基準とする点や位置を指す。
試験や競技において獲得した点数、またその点数を得ることを指す。対義語として「失点」が挙げられる。
終点とは、物事の終わりとなる地点を指す。特に交通機関においては、路線の最終到達地点である終着駅を意味し、起点や始点と対をなす概念である。
視点とは、物事を見たり考えたりする際の立場や観点を指す。また、視線が向けられている場所や、絵画における遠近法で視線が集まる仮定の一点を意味することもある。
頂点とは、最も高い位置や地点を指し、山の頂上や物の最上部を意味する。また、物事が最高潮に達した状態や、勢いが最も盛んな時期を表すこともある。幾何学においては、多角形において隣り合う二辺が交わる点、あるいは多面体において三つ以上の面が交わる点を指す。
表面に散らばる小さな点状の模様や染みを指し、特に皮膚や物体の面に現れる不規則な色や質感の違いを表す。
極点とは、これ以上進むことのできない最終地点を指す。また、地球の地軸が地表と交わる地点、すなわち北緯90度の北極点と南緯90度の南極点を意味する。
疑わしい点や不確かな部分を指し、特に議論や調査において問題となる箇所を意味する。
議論において中心となる事柄や、問題の焦点となる部分を指す。
濁点とは、日本語の仮名文字において清音を濁音に変化させることを示す記号で、仮名の右上に付される二つの点「゛」を指す。例えば「か」に濁点を付すと「が」となり、これによって音声上の濁りを表記上で区別する役割を果たす。
物事を捉えたり考えたりする際の、特定の立場や視座を指す。問題をどの角度から見るかという、思考や判断のよりどころとなる見方を意味する。
物事の欠陥や非難されるべき部分を指すとともに、処理や解決が困難な問題点や厄介な箇所を意味する。
点前とは、茶道において茶を点てる際の一連の作法や様式を指す。客をもてなす亭主の手つきや動作、道具の扱い方など、茶の湯の基本となる型が含まれる。また、その様子を賞賛する際に「結構なお点前」などと用いられる。表記は「手前」とも書く。
野点とは、屋外の自然の中で茶を点てる茶道の形式を指す。通常の茶室を離れ、野山や庭園などで行われる茶の湯を意味し、野駆けとも呼ばれる。
灸点とは、灸を施す際に皮膚に墨で印を付ける点のことを指す。また、転じて灸を据える行為そのものを意味することもある。この場合の「点」は、火を点けるという意味合いを持つ。
点綴とは、物が適度に散りばめられている様を指す。また、散らばったものを巧みに取り合わせてまとめることも意味する。
点竄とは、文章の字句を直したり書き直したりすることを指す。特に、誤りや不適切な部分を修正し、より良い表現に改める作業を意味する。
句読点とは、文章の切れ目や区切りを示すための符号であり、主に句点「。」と読点「、」を指す。これらを適切に用いることで、文の構造を明確にし、読み手の理解を助ける役割を果たす。
早合点とは、相手の話を十分に理解しないうちに、自分勝手に理解したと思い込むことを指す。早のみこみとも言い、誤解や勘違いを招く原因となる。
死者の名を記した帳面を指す。かつては寺院などで故人の法名や俗名を書き留めた過去帳のことを意味した。
多くの男性の中にただ一人の女性がいる状況、あるいはその女性自身を指す。王安石の詩「万緑叢中紅一点」に由来し、緑の草むらの中に一輪だけ咲く紅色の花の様子を、男性集団の中の唯一の女性に喩えた表現である。
茶道において、茶を点てる一連の作法や手順を指す。また、その技術の巧拙や、点てられた茶の出来栄えそのものを表すこともある。
二本以上の道路や線路が互いに交差し、平面状に接している場所を指す。
塵点劫とは、仏教の世界観において、塵の数ほどの劫(きわめて長い時間の単位)が経過するほどの、想像を絶するほど膨大で悠久な時間のことを指す。
頑石点頭とは、『蓮社高賢伝』に記される道生法師の故事に由来する四字熟語で、道理に適った説得力のある言葉には、無情な石さえも感応してうなずくという意味である。転じて、優れた教えや説得は、頑なな者をも心動かし納得させることの喩えとして用いられる。
一点素心とは、『菜根譚』に由来する四字熟語で、わずか一点の純粋な心、つまり私欲を交えず物事に真摯に向き合う清らかな心持ちを指します。
一点一画とは、漢字の一つの点や一つの画を指す四字熟語であり、文字を書く際に細部まで注意を払い、丁寧に筆を運ぶ様子を表す。『顔氏家訓』「書証」に由来する。
落筆点蠅とは、誤って筆を落としてできた墨の汚れを巧みに蠅の絵に仕立て上げたという故事に由来する四字熟語で、過ちや失敗を逆に生かし、見事に取り繕って仕上げることを意味する。
点鉄成金とは、平凡な文章や表現にわずかな手を加えることで、見事な作品に仕上げることを意味する。宋代の詩人黄庭堅が「答洪駒父書」の中で用いた故事に由来し、文章修飾の妙を表す喩えとして用いられる。
「点滴穿石」は、わずかな水滴でも長い時間をかければ硬い石に穴をあけることができるという意味から、小さな努力でも継続することで大きな成果を上げられることを表す四字熟語です。『漢書』枚乗伝に由来し、「雨垂石を穿つ」と同義です。
点睛開眼とは、絵画において最後に瞳を描き入れることで作品に生命が吹き込まれ、完成することを意味する四字熟語です。中国唐代の『歴代名画記』に由来し、物事の最も重要な部分を仕上げる喩えとしても用いられます。