他のものと比べて際立って優れていること。特に技量や成果が群を抜いてすぐれている様子を指す。
長い年月を経たものに特有の、落ち着いた色合いや趣を指す。古びた美術品や建物などに感じられる、深みのある風合いや風格をいう。
生色とは、生き生きとした顔色や元気のよい様子を指す。主に「生色を失う」という形で用いられ、驚きや衝撃などによって、それまでの活き活きとした血色や活気が急に失われる状態を表す。
白以外の色が付いている状態を指す。特に、肌の色が白色でない人種を「有色人種」と総称する際に用いられる。無色透明な状態の対義としても捉えられる。
気色とは、心の内面が顔色や表情に現れた様子を指し、人の機嫌や感情の動きをうかがい知る手がかりとなる。また、転じて、その時々の気分や心地の状態を表すこともある。「けしき」と読む場合もある。
「気色(けしき)」は、物事の兆候や前触れを指し、また人の態度や表情に現れる様子を表す。例えば、雨が止みそうもない状況や、反省する素振りが見られない場合などに用いられる。なお、「きしょく」と読む場合もある。
容貌に優れ、女性から好まれる男性を指す。また、情夫という意味合いでも用いられる。
色と香りを指す原義から転じて、特に女性の容姿や雰囲気から醸し出される艶やかな魅力、またそれによって男性の心を惹きつけるような美しさを表す。
同じ相手を恋する者同士の間柄を指し、互いに恋の相手を争う競争相手という意味を持つ語。
色調とは、色彩の濃淡や強弱、あるいは色合いの調子を指す言葉で、主に衣服や絵画などにおいて、全体の色彩がどのような傾向やバランスで構成されているかを表現する際に用いられます。
色恋とは、男女間の恋愛感情や情愛を指す言葉である。特に互いに惹かれ合い、恋い慕う関係を表し、時に「色恋沙汰」のように、恋愛にまつわる出来事やもつれを暗示する文脈で用いられる。
色事とは、男女間の恋愛や情事を指す言葉である。また、歌舞伎や演劇において、男女間の艶やかで情愛に満ちた仕草や場面を表現する際にも用いられる。
芸妓や遊女のいる置屋や遊郭が集まっている地域を指す言葉で、いわゆる歓楽街や花街を意味する。
北海道根室半島の東方沖に位置する島。第二次世界大戦後、ソビエト連邦(現ロシア連邦)の占領下に置かれている。
色目は、衣服の色合いや配色の具合を指す。また、異性に対して関心や好意をほのめかすような、色っぽい目つきや態度を表すこともある。
血色とは、血のような赤みを帯びた色を指す。また、顔の肌に現れる赤みや健康そうな色艶を表す際にも用いられる。
声色とは、声の調子や音色を指し、特に感情や状態の変化に伴って変わる声の様子を表す。また、役者や有名人の話し方や声を真似る行為、すなわち声帯模写、あるいはその模倣された声そのものを意味することもある。
夜の闇に包まれた景色、あるいは夜ならではの情趣や雰囲気を指す。時間の経過とともに深まる暗がりや、街灯や星明かりが織りなす静かな光景を含意する。
多くのものの中から適当な人や品物を探し求めることを指す。また、物の色や形を表す古い用法もある。
采色とは、美しい色合いや鮮やかな色彩を指す言葉である。また、人の容貌や顔色を表す意味も持つ。漢字表記としては「彩色」と書くこともある。
金色とは、黄金のように輝く光沢のある黄色を指す。山吹色に近い鮮やかな色合いであり、「きんいろ」や「こがねいろ」とも呼ばれる。
春の景色や雰囲気を指す。草木が芽吹き花が咲き、穏やかで明るい季節の風物や、そこに感じられる生命の息吹を表す。
布や糸などの繊維製品に、染料や色素を用いて色を付ける操作、またはそのようにして付けられた色そのものを指す。
写真や染色において、色が現れること。また、その色の鮮やかさや具合を指す。
秋の季節が感じられる様子、あるいは秋ならではの風景を指す。草木の色づきや空気の冴え渡る趣など、秋の訪れを象徴する自然の有り様をいう。
風色とは、風の様子や空模様を指すとともに、景色や眺めの趣を表す言葉である。天候の状態や風の向き・強さを意味する一方で、自然の風景そのものや、その土地の風光明媚な様子をも示す。
香色とは、赤みを帯びた茶褐色がかった黄色を指し、丁子で染めた香染めの色として知られる。
顔立ちや姿形の美しさ、特に女性の容貌の美しさを指す。年齢を重ねるにつれて衰えていくものとして捉えられることもある。
他と区別される独自の性質や、特に優れた点を指す。その事物が持つ際立った個性や長所を表す。
酒と女色を意味し、特に飲酒と色事にふけることを指す。これらの享楽に溺れて身を持ち崩す様子を表す際に用いられる。
敗色とは、勝負事や競争において、負ける可能性が高まっている状況や様子を指す。特に、試合や戦いの展開から、劣勢が明らかになりつつある雰囲気や兆候を表す際に用いられる。
脚色とは、小説や実事などの素材を、演劇や映画などの上演形式に合わせて脚本として書き改めることを指す。また、転じて、実際の出来事に誇張を加えたり虚構を交えたりして、話をより面白く仕立てることも意味する。
景色とは、山や川、草木などの自然の眺め、あるいはそれらを含む広がりのある眺望を指す。特に目に映る美しい自然の様子を表し、風光明媚な場所や季節ごとの趣を表現する際に用いられる。
補色とは、二つの色を混合した際に光の場合は白色に、絵の具の場合は灰色になる関係にある色の組み合わせを指す。例えば赤と青緑、青と黄褐色、紫と黄緑などがこれに当たり、互いに他方を引き立て合う効果を持つことから余色とも呼ばれる。
鈍色は濃い灰色を指し、時に濁った青や赤みを帯びた色合いを表す。また、法衣の一種として、袍と袴が一体となった単衣状の衣服を指す場合もあり、こちらは主に白色である。読み方としては「にびいろ」とも発音される。
間色とは、二つ以上の原色を混合して得られる色を指し、原色と原色の中間に位置する色調を表します。例えば、赤と青を混ぜて紫が生まれるように、異なる原色の組み合わせによって多様な中間色が作り出されます。
愁色とは、悲しみや心配を帯びた表情や顔色のことを指す。不幸な出来事や深刻な悩みを抱えた際に、顔に浮かぶ陰りのある様子を表す表現である。
禁色とは、かつての身分制度において、特定の階層や位階に属する者だけが着用を許され、それ以外の者が身につけることを禁じられていた衣服の色を指す。特に紫や赤など、高貴とされた色がその対象となった。
褐色とは、黒みを帯びた茶色を指す。日焼けした肌の色などに用いられる表現である。なお、「かちいろ」と読む場合は、異なる色を表す語となる。
暮色とは、日が沈みかけた頃の薄暗がりを指し、夕暮れ時に空や景色を覆う仄暗い色合いや雰囲気を表す。
旗色とは、勝負事や争いにおける形勢や優劣の状況を指す。戦場で自軍の旗の立てられ方やなびき方によって戦況を判断したことに由来し、形勢が不利な場合を「旗色が悪い」などと表現する。
漁色とは、主に男性が次々と女性を追い求め、情事を貪ることを指す。好色にふける様を表し、「漁色家」のように用いられる。また、「猟色」と書いて「リョウショク」と読む場合もある。
他と比較して劣っていること、あるいは見劣りする様子を指す。特に「遜色がない」という表現で、他に引けを取らないことを示す際に用いられる。
難色とは、ある提案や意見に対して同意できないという態度や表情を表す言葉である。相手の申し出や考えに賛同できず、それを表情や様子に表して示す様を指す。
顔色とは、顔面の肌の色合いや血色を指す。また、感情の変化によって現れる顔の表情や様子も意味し、心の動きが外見に表れた状態をいう。
文色(あいろ)とは、物事の様子や区別を指す語である。暗闇の中で物の輪郭さえ判然としない状況を「物の文色も見えない」と表現するように、はっきりとした形や差異を捉えられない状態を表す。語源は「文目(あやめ)」に由来し、「あやいろ」が転じたものとされる。
秘色とは、中国浙江省の越州窯で焼かれたと伝えられる青磁を指す。また、瑠璃色を意味する「秘色色」の略称としても用いられ、さらに襲の色目の名称として、表が瑠璃色で裏が薄色、あるいは縦糸が紫色で横糸が青色、裏が薄色の組み合わせを表す。
鈍色とは濃い鼠色を指し、薄墨のような色合いを呈する。かつては喪服や僧侶の衣に用いられた色であり、「にぶいろ」や「ドンジキ」とも読まれる。
褐色(かちいろ)とは、藍染めの極めて濃い色合いを指し、黒ずんで見えるほど深い藍色を表す。この呼称は「勝ち色」に通じることから、縁起を担いで武具などの染色に用いられた。読み方は呉音に由来し、「かっしょく」と読む場合は別の意味となる。
端色とは、襲の色目の一つで、表裏ともに薄紫色、あるいは表が薄紫で裏が白を指す。また、染色において薄く染めた色を意味し、この場合は「半色」と表記することもある。
濃色(こきいろ)とは、染織における色名の一つで、濃く深みのある紫色、あるいは濃い紅色を指す。
茜色とは、茜の根で染め出されるような深みのある赤色を指す。夕焼け空がこの色に染まる様子から、黄昏時の美しい景観を形容する際にも用いられる。
墨で染めたような濃い黒色を指し、時に褐色がかった深みのある黒を表す。
覗き色とは、藍瓶を覗き込んだ際に見えるような、ほんのりと青みがかった極めて淡い青色を指す。かめのぞきとも呼ばれる。
樺色とは、赤みを帯びた黄色を指す色名である。ガマの穂のような色合いを表し、植物の蒲に由来するため「蒲色」と表記されることもある。「樺色」の表記は当て字として用いられる。
緋色は、鮮やかな赤色を指す言葉であり、特に緋(あか)と呼ばれる鮮明な赤色と同じ色合いを表します。
夕暮れ時に空を覆うような薄暗い色合いを指す。また「冥色」とも表記される。
赤と黄の中間に位置する色で、柑橘類のダイダイの果実の色に由来する。オレンジ色とも呼ばれ、暖かみと鮮やかさを併せ持つ色合いを特徴とする。
錆色とは、鉄が酸化して生じる赤みを帯びた褐色を指す色名で、くすんだ赤茶色を呈する。
黛色とは、眉墨の色を指す。また、山々が遠く霞んで見えるような青黒い色合いを表すこともあり、これは黛青と同義である。
曙色とは、夜明けの空に広がる淡い赤みがかった黄色を帯びた色合いを指す。東雲色とも呼ばれ、朝日の昇る前のほの明るい空の様子を表す。
薄い藍色を指し、空の色に喩えられることもある。また、鎧の威毛に用いられる縹色の緒を略して呼ぶ場合もある。
ヒワの羽に見られるような黄緑色を指す。黄色みが強く、若草が萌え出るような鮮やかさを持つ色合いである。
土のような色合いを指す。特に、顔色が青ざめて生気を失い、土に似た鈍い色調を帯びている様子を表す。
玉虫色とは、玉虫の羽根が光の加減で様々に輝いて見えるように、見る角度や光線によって色合いが変化して見える織物やその色調を指す。転じて、解釈の仕方によって多様な受け取り方が可能な、あいまいでどちらにも取れる表現や物事のたとえとしても用いられる。
灰色を帯びた白色を指す。白色に近いがわずかに灰色が混ざった、明るく淡い色合いを表す。
色丹草はユキノシタ科の多年草で、北海道や本州中部以北の高山の岩場などに自生する。米粒大でさじ形の葉が密に付き、夏には紅色の斑点のある黄色い五弁花を咲かせる。名は、最初に色丹島で発見されたことに由来する。
退紅色とは、薄く淡い紅色を指す。わずかに褪せたような、柔らかな桃色に近い色合いを表し、「褪紅色」と表記されることもある。
極彩色とは、鮮やかな色彩を多様に用いた様子を指し、時にけばけばしいほどに華やかな彩りを形容する言葉である。絵画や装飾などにおいて、豊かな色調が際立って用いられている状態を表す。
象牙の牙のような、明るく淡い黄白色を指す。アイボリーとも呼ばれる。
紫がかった鮮やかな青色を指し、鉱物の瑠璃が放つ深みのある色合いを表す。
銀色の光沢を帯びた灰色を指す。金属の銀がわずかにくすんだような、落ち着いた中間色を表す。
黒みを帯びた深い緑色を指す。柚子の葉のような濃く沈んだ緑色を表す色名である。
常磐色とは、常緑樹の葉のような濃く黄みを帯びた緑色を指し、くすんだ落ち着いた色合いが特徴である。
すすけた竹のような、赤みを帯びた暗い茶色を指す色名である。
褪紅色とは、薄く淡い桃色を指す色名であり、淡紅色とも呼ばれる。退紅色とも表記される。
檜皮色は、檜の樹皮のような黒みを帯びた赤紫色を指す染色の色名である。また、織物においては経糸に浅葱色、緯糸に赤色を用いて織り出される色合いも示す。
喜色満面とは、内心の喜びが抑えきれずに顔全体に溢れ出ている様子を表す四字熟語である。ここでの「色」は顔色や表情を指し、満面すなわち顔中にその喜びの色が満ちていることを意味する。嬉しい感情が自然と表情に表れ、隠しようもなく輝いている状態を描写する表現である。
「姦声乱色」とは、『礼記』「楽記」に由来する四字熟語で、淫らでみだらな音楽と、人の心を惑わすような美しい女性の容姿を指します。これらは人の心を乱し、道徳を損なうものとして戒められています。
他のものと比べて見劣りし、輝きや価値を失う様子を表す。本来の光沢や魅力が薄れ、際立たなくなることを意味する。
暮色蒼然とは、夕暮れ時、空の色が次第に濃く暗くなっていく様子を表す四字熟語である。特に、黄昏の刻に周囲が静寂に包まれ、物の輪郭がぼんやりと溶けていくような、深く物寂しい趣を帯びた情景を指す。唐代の文人、柳宗元の「始得西山宴遊記」にその用例が見られる。
洞庭春色は、中国の洞庭湖の春の景色を詠んだ詩句に由来する四字熟語で、春の訪れとともに広がる穏やかで美しい自然の情景を表す。転じて、春の風物や季節の移ろいを優雅に表現する際にも用いられる。
天姿国色とは、生まれながらに備わった比類なき美貌を形容する四字熟語である。「天姿」は天から授かった麗しい容姿を指し、「国色」は国中で第一と称される美しさを意味する。すなわち、この世に並ぶ者のない絶世の美人を表現する言葉である。
天香国色とは、牡丹の美称として用いられる四字熟語である。天から授かったような芳香と、国中に並ぶもののない艶やかな色合いを備えた、この花の絶世の美しさを讃えた表現で、『松窓雑録』にもその記述が見られる。
虎の話を聞いただけで顔色が変わるという意味から、実際に危険な目に遭った経験を持つ者が、その話題に触れるだけで恐怖に顔色を変える様を表す。転じて、過去の恐ろしい体験を思い出して非常に恐れることを指す。
非常に驚き恐れたために顔色が青ざめることを意味する四字熟語である。驚愕のあまり表情から血の気が失せ、平常時の顔色を保てなくなる様子を表す。