石蚕はトビケラの幼虫を指し、淡水中に小石や砂粒などを糸でつづり合わせて筒状の巣を作る習性を持つ。その様子から「沙虫」と表記されることもある。
ゴカイ科に属する環形動物で、主に河口付近の泥底に生息する。体節が多く、ムカデに似た外見を持つ。釣りの餌として広く用いられる。
蚕が蛹となる際に吐き出す糸によって形成される繭のこと。絹糸の原料となる。
蚕の繭から引き出した繊維を指し、絹糸や生糸とも呼ばれる。また、養蚕と製糸を総称する産業分野を意味し、これに関連する事業や施設の名称にも用いられる。
蚕が桑の葉を少しずつ食べていくように、他国の領土や他者の権益などを徐々に侵し、奪っていくことを指す。
蚕簿(まぶし)とは、蚕が繭を作る際に用いる道具のことで、わらや竹、紙などを材料として作られる。蚕が繭を作りやすいように工夫された構造をしており、「蔟」とも表記する。
野蚕とはカイコガ科に属する昆虫の一種で、主に桑の葉を食草とする蚕のことを指します。
毛蚕とは、卵から孵化したばかりの蚕の幼虫を指す。体には黒く長い毛が密生しており、春の養蚕期に見られる初期の形態である。
春蚕とは、春の季節に飼育される蚕のことを指す。夏蚕や秋蚕と対比される語であり、春に孵化して育てられる蚕を特にこう呼ぶ。また、「シュンサン」と音読みされることもある。
夏季に孵化し飼育される蚕のことで、夏の時期に育てられる蚕を指す。
桑蚕はカイコガ科の昆虫で、家蚕の原種とされる。成虫は暗褐色を呈し、幼虫は黄褐色でクワの葉を食害する。家蚕に似るが、野生の蚕として「野蚕」とも表記される。
ヤママユガ科に属する大型の蛾で、褐色の体色をしている。その繭から絹糸を採取するために飼育される。
樟蚕はヤママユガ科の蛾の一種である。翅は黄褐色を呈し、眼状の紋様を持つ。成虫は秋に灯火に飛来する習性がある。幼虫はシラガタロウとも呼ばれ、体に長い毛を備え、その絹糸腺から採取される糸は天蚕糸(てぐす)として、特に釣り糸の材料に用いられる。
ヤママユガ科に属する大型の蛾で、褐色の体色を持つ。幼虫はシンジュやニガキなどの葉を食草とする。「神樹蚕」とも表記される。
天蚕糸は、テグスサン(天蚕)の幼虫が分泌する透明な糸を指し、主に釣り糸として用いられる。その強靭さと透明性が特徴である。
草石蚕はシソ科の多年草で、中国を原産とする。秋に紅紫色の花を咲かせ、地下には巻貝状の白い塊茎が形成され、食用とされる。正月の料理では赤く染めて黒豆の上に飾り物として用いられる。漢名に由来する名称であり、玉環菜や甘露子とも表記する。